◎ 小沢裁判と「オザワ現象」!
日本一新の会 達増拓也(岩手県知事)
小沢一郎氏の裁判で無罪判決が出た4月26日、ツイッターで「小沢」と検索した。すると、一分間に100も200も、というようなものすごい勢いで大勢の人々が書き込んだツイートのラインが立ち現れた。そのほとんどが小沢支持、検察批判、マスコミ批判であり、反小沢はざっと1割程度だった。このツイッター上の大反響で思い出すのが、一年半前の民主党代表選挙での「オザワ現象」だ。私はその頃次のような文章を書いた。
「今回の民主党代表選で、多くの国民が、小沢一郎氏の演説や討論の姿を直接あるいはテレビやインターネットで見聞きし、少なからず驚き、考えさせられた。その結果、小沢支持がかつてないほど拡大・深化すると共に、マスコミ情報を鵜呑みにしないで、自分で見聞きし自分で考え自分で判断する態度が、国民に広がった。これを私は『オザワ現象』と呼んでいる。」
ちなみに脳科学者の茂木健一郎氏は、当時次のようにツイートした。「今回、お互いに連絡しあったわけでも、誰かが指示したわけでもなく、心ある人たちの間に小沢一郎さんを支援する動きが自然発生的に生まれたことは、近年の憲政史上、実は画期的なことだったと思う。明らかに質的に違う何かが現れた。その名前はまだない。」
「その名前」を私は「オザワ現象」と呼んだのだが、その後、「オザワ現象」は着実に発展して、今日に至る。小沢裁判を巡るネット論調は成熟を遂げ、大きく広がった。リアルでのデモや集会も重ねられ、多くの参加者を集めた。その結果として今回の無罪判決があった、と総括してもいいと思われるほどに、「オザワ現象」は力を得てきている。判決が出た時の裁判所前で、熱心な小沢支持者の皆さんが感動し、喜ぶ姿は、遂にテレビに映し出された。多くの国民の目に留まり、これだけ熱心な小沢支持者が大勢いるのか、と全国に衝撃が走った。
去年、ツイッターやフェイスブックが「アラブの春」や「ウォール街占拠運動」を巻き起こした。日本における同種のムーブメントが、小沢裁判を巡って展開された心ある人たちの発言と行動であったと思う。「オザワ現象」は日本の政治史上画期的な展開であると同時に、ネットを活用した世界的な民主主義運動の一環でもある。
判決が出た後のマスコミの報道振りは、やはり1年半前の民主党代表選を思い出させるひどいもので、マスコミの側には進歩も発展もない。未だに検察の暴走に加担しており、むしろマスコミの劣化を感じさせる。世論調査の数字で小沢氏を悪く言うのも、民主党代表選の頃と同じやり方である。
思い出すといえば、今の野田内閣の体たらくは、民主党の代表が前原誠司氏で国対委員長が野田氏だった2006年のガセネタメール事件の頃を思い出させる。2002年に鳩山代表が辞任を迫られ(自由党との合併を進めようとしたから、という今では考えられないような理由で)、その後代表になった菅直人氏が失脚し、続いて岡田氏、前原氏と若い世代が代表になるがますますダメで、結局小沢一郎氏が代表になるしかない、となる決め手がガセネタメール事件だった。
当時の民主党が、代表は小沢一郎という結論に至るのに3年ほどかかった。民主党はそのプロセスを、2009年の政権交代後、より壮大なスケールで繰り返しているように見える。政権与党になっているし、東日本大震災があったので、民主党の試行錯誤や迷走によって国民にかける迷惑は、野党時代と比べて桁違いに大きい。
2006年にせっかく実現した小沢民主党の体制を、政権交代直前に、検察の暴走が破壊した。党を挙げて検察の暴走と戦うべきだったのに、民主党議員の多くが萎縮してしまい、検察の暴走の尻馬に乗って自己の権力欲を満たそうとする者も出てきて、民主党は以前のカオス状態に戻ってしまった。
検察の暴走は2006年頃には明確に存在しなかった難敵だが、やはりその頃は存在しなかった強い味方が「オザワ現象」である。
日本の民主主義を破壊しようとする暴挙に対し、日本の民主主義を守ろうとする心ある人たちの発言と行動がネットを活用して大きな力になってきた。日本政治の希望は、ここにこそある。
追記
☆本臨時号は無限拡散希望につき、転載許諾を必要としませんので、お取り扱いをよろしくお願い申し上げます。
2012年05月07日 | 臨時
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日本一新の会。
西松事件・大久保秘書逮捕の真相を究明すべし!
元参議院議員 平野貞夫
(平成22年)5月13日(木)、3人の経済人から夕食に招かれた。話題は政治の劣化や経済再生などで、民主党政権への提言を聴く機会でもあった。
その中で、驚くべき情報を教えられた。A氏の発言で要点は次のとおり。
「私は森英介元法務大臣と昵懇で、時々会食していた。昨年3月西松事件で小沢事務所の大久保秘書が逮捕された問題について、〝あれは私が指示した事件だ〟と、現職の法務大臣からの直接の話を聞いた。こんなことが許されてよいのか、と驚いた」
A氏は私にこの情報を伝えるにあたって、悩んだ末のことだと思う。経済人としての立場もあり、私は実名を明らかにするつもりはない。私があえてこの情報を世の中に明らかにするのは、A氏の説明を聞いて私が「なるほど、さもありなん」と、私自身が森法相(当時)から直接に、それに関連する指摘を受けていたからである。
平成21年3月1日(日)、大久保秘書逮捕(3月3日)の前々日、私は千葉市で森法相と会う機会があった。千葉知事選挙の吉田平候補者の出陣式の行事の席だった。堂本知事(当時)に、私に関して聞くに堪えない中傷・誹謗の発言をしたことを、明確に記憶している。「堂本知事さん、この平野という人物は平成になって日本の政治を混乱させた人で、小沢一郎も問題があり悪人だが、この人が小沢さんよりもっと悪人なんですよ」
この森法相の発言は、私にとって心に刺した棘のようになっていた。3日の大久保秘書逮捕の後、それとの関連について考えてみたが、直接につながる材料がなかった。私も強制捜査の対象になっていたことは、元特捜部長などの言動から後になって知ったものだ。
A氏の発言は、私にとって想定外のものだった。森法相の私への発言とつながり、西松事件大久保逮捕に政治が関与していた傍証となる。当時の麻生政権が民主党への政権交代阻止のためあらゆる方策を行使していた状況をみても、指揮権の発動も含め、政治の関わりを徹底した調査が必要である。
法律専門家によれば、大久保秘書逮捕の「政治資金虚偽記載容疑」は、常識論として検察の独自判断で行う法論理ではない。特別な政治力が動かなければ、やれることではないという見方もある。
西松事件、水谷建設問題、小沢陸山会の虚偽報告問題など、昨年からの小沢民主党幹事長をめぐる「政治と金」の問題は、詳細な法理論も大事である。それと同樣に事件背景や権力の動きについて総合的に調査が必要である。
本年2月4日、小沢幹事長が「不起訴」と決まったとき、安倍元首相は「鳩山政権が不起訴にした(指揮権発動の意か)」と、麻生前首相は「灰色幹事長だ」と、それぞれコメントした。内閣総理大臣をやった政治家が、この問題でこんなコメントを出したことに、私は奇妙さとともに両首相の心理的幼児性、すなはち、自己の行動の辻つま合わせを感じざるを得ない。
昭和9年の検察ファッショ・「帝人事件」は、起訴当時の警視総監・藤沼庄平が、
「起訴は司法省行刑局長の塩野季彦らが内閣崩壊の目的をもって仕組んだ陰謀だった」と証言したことから、犯罪のデッチアゲであったことがあきらかになった。
時代の変わり目で、政治権力のかもし出す形相について、私たちは厳しい監視の眼が必要である。昨年からの「政治と金の問題」の本質は、検察とマスコミの無作為の共謀であったことを検証する必要がある。
(The JOURNAL、平成22年5月22日・掲載論説)
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文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記』
2012-05-08
今日、小沢側近の平野貞夫氏と対談。「月刊日本」の企画で、本日、平野貞夫氏と、政治家・小沢一郎や小沢裁判などを巡って、対談することになりました。僕は、政治家・小沢一郎が、潰れそうで、なかなか潰れないのは、「小沢側近」の元参議院議員、政治評論家、政治理論家・・・・の平野貞夫氏の存在が大きいのではないかと思っていました。小沢一郎は「物言わぬ人」であり、平野氏は「物言う人」です。おそらく、平野氏の存在がなければ小沢一郎は遅かれ早かれ、陰謀謀略に巻き込まれ、政治的に抹殺さた上に、人間的にも潰れていたでしょう。「物言わぬ人」と「物言う人」のコンビ。この微妙なバランスの上に、小沢一郎の持続する政治力の秘密があるように思われます。日露戦争の旅順攻撃隊の「物言わぬ参謀長・伊地知幸介」の例でも分かるように、「物言わぬ人」は、軍人であれ政治家であれ、 謀略的な「汚名情報」とともに、簡単に政治的に抹殺されます。そして、歴史には「汚名」だけが残されます。歴史とは、しばしば「物言う人」たちの歴史です。通俗時代小説作家・司馬遼太郎の「坂の上の雲」は、「物言う人」たちの残した資料に依拠しています。井口省吾満州軍参謀等の残した謀略的資料を鵜呑みにし、「 物言わぬ参謀長・伊地知幸介」に対する悪罵・罵倒を繰り返す司馬遼太郎の「坂の上の雲」というインチキ小説は、日露戦争で犠牲になった多くの戦死者たちの名誉のためにも、即刻、絶版にすべき本です。逆に「物言わぬ人」たちに注目し、「物言わぬ人」たちの再評価を試みたのが、「夏目漱石研究」で知られる、文芸評論家にして政治評論家でもあった江藤淳でした。異才・江藤淳が、小沢一郎という政治家を高く評価した理由の一つは、ここにあります。ちなみに、小沢一郎と江藤淳を結びつけたのは、平野氏だそうです。今日の対談では、江藤淳のことも話したいと思っています。「平野貞夫/山崎行太郎対談」の雑誌掲載は「月刊日本」6月号の予定です。
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2012-05-07
「小沢裁判」の歴史と現在。政治資金規正違反事件としての「小沢裁判」は「無罪判決」で終わったと言っていいが、「小沢裁判」そのものは終わったわけではない。今は、一段落しているだけである。つまり「小沢裁判」とは、小沢一郎が生きている限り続くのだと見て間違いない。何故、そういうことになるのか。それは、政治家・小沢一郎の才能と資質を恐れ、警戒し、隙があれば小沢一郎を政治的に抹殺したいと考えている人間が、あるいは政治勢力がいるからである。たとえば、政権交代を実質的に潰すためには「小沢一郎」をつぶしさえすればいいからだ。言い換えれば、「小沢裁判」は単なる裁判ではなく、明確に政治裁判であり、政治闘争の一環としての裁判なのである。したがって、「小沢裁判」を、裁判の技術論や罪刑法定主義の「原理原則」を持ち出してきて、その不当性を告発し、批判してみても限界がある。「小沢裁判」は、法の原理原則を無視して、強引にはじめられた裁判である。国家権力とは、自らの権力を保持し続けるためには、何でもやるのである。
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◆「小沢無罪で、『新しい排除』が始まった」 日本一新の会・代表 平野貞夫 2012-05-07 | 政治/検察/裁判/小沢一郎/メディア
「日本一新運動」の原点―107
日本一新の会・代表 平野貞夫妙観
◯「小沢無罪」でも排除を続ける日本支配層の愚劣さ!
4月26日(木)、定刻の午前10時すぎ、東京地裁は「小沢無罪」を判決した。食事以外では一緒にテレビを見る機会のない妻と2人して、珍しく画面に食い入り安堵した。いろんな人がいろんな立場でコメントした。 その中でこれでは駄目だ、こんな人物が内閣総理大臣をやっていては国が滅びると確信したのは、野田首相のコメントだ。「司法の判断を受けとめます」とは何ということか。人間の心を持っていない。このコメントは「有罪を想定していた」、もしくは「期待していた」ことをにじませる心理状態がよく出ている。判決理由は有罪にも使える内容だ。そう受けとめるという意味のコメントと私は理解する。
その理由は2週間ぐらい前に、「小沢は有罪だ。小沢グループの貴女は来年の参議院選挙で公認するわけにはいかない」と、最高裁長官と昵懇な政治家弁護士から引導を渡された、気の毒な政治家がいたという話があるからだ。見当違いのコメントを出した政治家は野田首相だけではない。自民党の谷垣総裁に石原幹事長、公明党の山口代表らは、口を揃えて小沢氏の政治的道義的責任を国会で明らかにすべきと発言した。そして証人喚問を要求する方針を表明した。何を考えているのか、頭の中がどうなっているのか、覗いてみたい衝動に駆られた。
陸山会問題が、政治捜査すなわち政権交代のため麻生自公政権で仕掛けられたこと、さらに菅民主党政権で、小沢排除のため「検察審査会」で非合法に強制起訴に持ち込んだ状況証拠などがある。証人喚問を云々する前に、国会としてこの問題を究明するのが先ではないか。これは議会民主政治の根幹に関わることである。政治資金収支報告の「虚偽記載」をこの重大問題に利用したのが小沢問題の本質である。
私はそれを証明できると、このメルマガでも再三採りあげ、テレビでの「爆弾発言」も含めて、読者諸兄はご承知のはずであろう。
◯森英介法相「大久保逮捕は私が指示した」との話を聞いていた財界人の懺悔
4月26日(木)小沢無罪判決の夕刻、参議院議員会館で「真の民主主義を確立する議員と市民の会」が開かれた。集会は興奮の内に終わった。私が廊下で市民の人たちと懇談していると旧知の財界人が話しかけてきた。私は久しぶりの遭遇に驚いて「どうしてここに?」と問うと、「実は小沢さんのことが気になって、ずっと心が痛んでいたのです。無罪となって、やっと心の刺がとれました」とのこと。この人物こそ、平成21年3月3日の大久保秘書逮捕について、麻生内閣の森英介法法務大臣から「大久保秘書逮捕は私が指示した」と直接に聞いた人である。この件の詳報は「メルマガ・日本一新」を創刊する直前、The JOURNALの平成22年5月22日に掲載されたが、以下要点を採録する。
私は大久保秘書逮捕の2日前、「堂本知事さん、この平野という人物は平成になって日本の政治を混乱させた人で、小沢一郎も問題があり悪人だが、この人が小沢さんよりもっと悪人なんですよ」などと、陸山会事件を予告するかのような警告を受けていた。その後、この財界人は「こんなことがあって、真っ当な政治ができるはずはない」と、激しく森法務大臣を批判していた。私は、日本の民主政治のためにも、2人で森法務大臣の言動を公表するよう協力を要請した。がしかし、財界人の立場もあり実現しなかった。この人物の「心に刺さった刺」とはこのことであった。私はしかたなく、朝日ニューススターで森法相へ抗議したことがあり、この映像は、有志の手により「爆弾発言」として今でもネットに流されている。
陸山会事件で、小沢氏の政治的道義的責任を問うなら、まずは私とこの財界人を国会に招致し、証言をさせることが喫緊の国会の責務ではないか。さらに、森元法務大臣をはじめ、当時の検事総長や特捜部の責任者など、すべての関係者の証人喚問を行い、真相の究明を行うべきである。政権交代という国民主権の行使を担保した憲法の基本権を、検察権力を悪用して犯罪を捏造し、阻止しようとしたことは許されることではない。
私や財界人の証言だけではなく、東京地検特捜部で捜査に当たった前田元検事も、小沢氏の裁判で検察の不条理な捜査を証言している。その背後に政治権力の指示があったことは容易に推定できる。
わが国の議会民主政治を崩壊させたのは麻生自公政権であり、そのための責任をとるのは自公両党である。それを解明し国民の目に晒すことが国会の権能である。さらに検察が二度も不起訴にした小沢氏を、強制起訴にもっていった菅民主党政権の「法曹マフィア」たちの疑惑も議会民主政治の問題として究明すべきことである。
◯どこまで狂うのか日本の巨大メディア。そのねらいは「亡国の消費税増税」か!
「小沢無罪」の判決に対する巨大メディアの反応が、異常を通りすぎて狂っている。まず、「小沢問題」の本質は政権交代を阻止するための「政治捜査」であったことを意図的に無視していることだ。このことが国民主権を冒涜した「権力の犯罪」であることは、国民のほとんどが承知していることである。「虚偽記載問題」は、特捜検察が従来の法運用をねじ曲げて犯罪とした、いわば「つくりだされた」事件である。あの記載方法は適法だというのが、会計専門家のほとんどの意見であった。
巨大メディアの「小沢無罪」報道は、これが近代国家?と慄然とするものだ。テレビでいえば、読売テレビのウェークアップ!ぷらす(4月28日(土))で、森ゆうこ参議院議員が「小沢問題は議会民主政治の根本に関わること」と発言すると、司会の辛坊治郎氏は強引に発言を妨害した。大多数の巨大メディアが談合したように「権力の暴走・議会民主政治の危機」という基本問題をまな板に挙げようとしない。
唯一の例外は、テレビ朝日のワイドスクランブル(4月27日(金))だった。私に生出演の機会があり「陸山会事件の始まりが、麻生政権の政治捜査で、国民主権・議会民主政治を冒涜するもので国会で究明すべきことだ」との発言をすることができたくらいだ。各紙の社説も、おそらくは申し合わせをしたとしか思えない、相も変わらずの「小沢灰色」の大合唱であった。そして小沢氏の無罪で政局の混迷が深まり、政治の決定が行えなくなるとする「小沢排除」の第二幕が開いた感じだ。
民主政治の原点は、政党が国民と契約したマニフェストの基本を尊重することである。しかし、国際問題を含む状況の変化もあり、個々の契約の修正があることも至極当然だ。しかし、民主党政権がやってきたことの根本は、時間を経るに従って「国民の生活が第一」という政権交代の原点を崩壊させてきた。その最大の問題が「消費税増税法案」だ。国民の生活を苦しめ、国家財政を悪化させることが確実といえる野田政治に反省を求めることは、民主党所属国会議員なら当然のことである。
この活動の頂点に立つのが小沢一郎という政治家である。小沢氏を陸山会事件という政治捜査と政治裁判で排除しようとする勢力は、政権交代の原点である「国民の生活が第一」という政治を排除しようとする勢力と同根である。自民党など野党側ならまだしも、同じ民主党内の内閣総理大臣となる人物とその仲間たちが、「小沢排除」の中心勢力なのだから、議会民主政治が機能しないのも道理である。さらに巨大メディアが、裁判中にも増して口を揃えて小沢排除を強化している実態は、完全に「情報ファシズム」の時代に入ったといえる。
事象の本質を考察しようとせず、「虚偽記載」という捏造した抹消部分で小沢氏を攻撃し、反論を許さない巨大メディアの姿勢は、狂った巨大コンピューターだ。何故こんなことになるのか。「情報ファシズム」の使命は、「消費税増税」の実現にある。彼らは財政当局に身を売り、政府広報費という税金で自分たちの経営を少しでも楽にしようと、自分だけ良ければそれでよいという、人間社会にあるまじき集団に堕落したことが、「小沢無罪」判決後の巨大メディアだ。社会の木鐸は死滅した。
野田首相が、その軽い生命をかけるという「消費税増税」が実現すれば何が起きるか。生活保護者・年収200万円以下の人、そして倒産・廃業する零細中小企業を合わせて約4千万人(総人口の3分の1)の日本人が、命と身を削る暗黒の時代となることが、私の心眼には見える。それを支えるのが巨大メディアがつくりだす「情報ファシズム」だ。恐ろしい時代になったことを国民はよく知るべきだ。彼らには、この流れを食い止めようとする小沢一郎が邪魔になるので、「新しい排除」が始まったといえる。
2012年05月06日
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◆小沢排除は三権協調して行われた/森英介元法相「小沢事務所の大久保秘書逮捕=あれは私が指示した事件だ」2010-10-11 | 政治/検察/裁判/小沢一郎/メディア
西松事件・大久保秘書逮捕の真相を究明すべし!