産経ニュース 2017.10.19 05:04更新
【産経抄】日本を貶める日本人をあぶりだせ 10月19日
日本の新聞記者でよかった、と思わずにはいられない。地中海の島国マルタで、地元の女性記者が殺害された。車に爆弾を仕掛けるという残虐な犯行である。彼女は「タックスヘイブン」(租税回避地)をめぐる「パナマ文書」の報道に携わり、政治家の不正資金疑惑を追及していた。マルタとはどれほど恐ろしい国か。
▼今年4月に発表された「報道の自由度ランキング」では47位、なんと72位の日本よりはるかに上位だった。ランキングを作ったのは、パリに本部を置く国際ジャーナリスト組織である。日本に対する強い偏見がうかがえる。一部の日本人による日本の評判を落とすための活動が、さらにそれを助長する。
▼米紙ニューヨーク・タイムズに先日、「日本でリベラリズムは死んだ」と題する記事が載っていた。日本の大学教授の寄稿である。安倍晋三首相の衆院解散から現在の選挙状況までを解説していた。といっても、随所に左派文化人らしい偏った主張がみられる。
▼憲法をないがしろにして軍事力の強化を図る首相の姿勢は、有権者の支持を得ていない。最大野党の分裂のおかげで自民党が勝利するものの、政治はますます民意から離れていく、というのだ。米国人の読者が抱く日本のイメージは、民主主義が後退する国であろう。
▼特定の政治的主張だけを取り上げる、国連教育科学文化機関(ユネスコ)には、困ったものだ。いよいよ問題だらけの慰安婦関連資料の登録の可能性が強まっている。田北真樹子記者は昨日、登録されたら脱退して組織の抜本改革を突きつけろ、と書いていた。
▼そもそも国連を舞台に、実態からかけ離れた慰安婦像を世界にばらまいたのは、日本人活動家だった。何ということをしてくれたのか。
産経ニュース 2017.10.19 01:27更新
【歴史戦】ユネスコが「世界の記憶」制度改善へ 2019年審査から関係国に意見聴取 慰安婦問題資料には間に合わず
国連教育科学文化機関(ユネスコ)は18日、パリで開いた執行委員会で、「世界の記憶」(記憶遺産)の登録制度の改善方針を決定した。日本政府の主張を踏まえ、歴史的、政治的な問題をはらむ案件の登録審査では関係国の意見を聴取する手続きを新たに導入する。今後、詳細な作業指針などを定めるが、新制度の適用は2019年の審査からになる。外務省が明らかにした。
記憶遺産をめぐっては、事実関係に疑いのある中国の「南京大虐殺文書」が15年に遺産登録された。このため、日本政府はユネスコの政治利用と強く反発。制度の乱用阻止に向け、ユネスコに審査の公正性や透明性担保などの制度改革を求めてきた。
新制度が19年の審査から適用されることになり、今期に中韓の民間団体などが登録申請した慰安婦問題の資料は遺産登録される可能性が高い。
執行委は今回の決定に当たって「加盟国の相互理解の原則に従い、さらなる政治的緊張を避けるよう求める」とするユネスコ事務局長らに向けた決議も採択したが、日中韓の新たな対立を招かないよう配慮を求めたとみられる。
◎上記事は[産経新聞]からの転載・引用です
* 慰安婦などのユネスコ記憶遺産登録の審査延期を要求 2017/10/18 アルライシ国際諮問委議長
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◇ 【歴史戦 第4部 利用される国連】慰安婦問題世界拡散は、左派系市民団体による国連働きかけが原因
◇ 「慰安婦=性奴隷(sex slave)」という国際謀略の発案者 戸塚悦朗弁護士の国連ロビー活動
◇ [ 慰安婦問題] 一方的な国連拷問禁止委員会勧告 ~ クマラスワミ報告「性奴隷」も、虚偽の多い内容だった
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◇ ユネスコの政治利用 ボコバ氏…抗日行事参加…国連事務総長ポスト狙う 世界記憶遺産「南京大虐殺」登録 2015-10-12
◇ 南京大虐殺の「世界記憶遺産」登録を認めたユネスコ イリナ・ボコバ事務局長の野望
◇ 世界記憶遺産に「南京大虐殺」の登録を決めたユネスコ事務局長イリナ・ボコバ氏、反日軍事パレードにも参加
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