中津川一家5人殺害事件 原平被告 名古屋高検が上告 無期判決に不服2010/2/9

2010-02-09 | 死刑/重刑/生命犯

一家5人殺害事件、名古屋高検が上告 無期判決に不服
 asahi.com2010年2月9日20時22分
 岐阜県中津川市で2005年、一家5人が殺害された事件で、殺人などの罪に問われた元同市職員、原平被告(62)について、名古屋高検は上告期限の9日、一審に続き無期懲役(求刑死刑)とした名古屋高裁判決を不服として最高裁に上告した。上告審で検察側は「5人殺害で無期懲役は軽すぎる。死刑適用の判断基準を示した最高裁の判例に違反する」と主張するとみられる。
 一審、二審とも、事件について「一家心中」としたが、検察側は「妻が不在で一家心中にあたらない。別世帯の長女と孫2人は、被告が抱えていた問題とは無関係」と指摘していた。控訴審では長女の夫が検察側の証人として「死刑が相当」と述べていた。
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中津川殺傷事件、検察が上告「5人死亡、無期は軽すぎ」
 2010年2月9日 13時53分
 岐阜県中津川市で2005年に家族5人を殺したとして、殺人罪などに問われた元同市職員、原平被告(62)に無期懲役を言い渡した名古屋高裁判決に対し、名古屋高検は9日、最高裁に上告した。
 検察側は控訴審で「5人が亡くなった結果の大きさや手口のひどさを考えれば、無期懲役は軽すぎる」と死刑の適用を求めていた。上告審では、「一、二審判決は、死刑適用基準を示した最高裁の判例に違反する」と主張するとみられる。
 一方、原被告の弁護人は「被告と相談した結果、上告はしないと決めた」と話した。
 1月26日の高裁判決は「5人の命を奪った責任は重大だが、一家心中を考えた経緯は同情できる。再犯の恐れは考えにくく、死刑にするにはためらいが残る」として、一審の岐阜地裁の無期懲役を支持。死刑を求めた検察、有期懲役刑を求めた弁護側の控訴をいずれも退けた。
 事件で妻と二児を奪われた藤井孝之さん(44)の父智昭さん(74)は上告を受け「一家心中の判断にも納得できないし、あれだけ殺して死刑にならなければ殺人が軽くみられる。上告審で判断が変わってほしい」と話した。
(中日新聞) 
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◇ 岐阜 中津川 家族5人殺害事件 原平被告 無期懲役確定へ 最高裁2012/12/3付け 
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◇ 岐阜 中津川の家族5人殺害〈原平被告〉 一審判決を支持し、二審も無期懲役 名古屋高裁2010/1/26  
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◇ 岐阜 中津川の家族5人殺害〈原平被告〉謝罪の手紙 事件から5年 
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