古賀茂明著『官僚の責任』/霞が関は人材の墓場/優秀なはずの人間たちがなぜ堕落するのか

2011-07-21 | 本/演劇…など

官僚の責任古賀茂明(著)PHP新書745 2011年7月29日第1版第1刷
 辞職を迫られた改革派官僚“覚悟の証言”
「霞が関は人材の墓場」――優秀なはずの人間たちがなぜ堕落するのか 
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<来栖の独白>
 本日、少し早めに出て、サロンコンサートのまえに三省堂書店へ。いろいろ物色して、古賀茂明氏の本を購入。内容については、著作権のことがあるので、今、多くは書けない。ただ購入については、古賀さんも「はじめに」に書いておられるように“新書という、一般の方々がより手に取りやすいかたちで世に出ることになった”のと、やはり内容が面白そうだから、である。
 たとえば、次のように古賀さんは書く。
“「これは、大チャンスだ----」
 震災が起きたとき、少なくない数の幹部官僚がそう考えたはずだ。少なくとも頭の片隅にそのような考えがよぎる、それは官僚の本能といってもよい。悲しい性なのだ。復旧・復興のためには国民負担が避けられず、非常事態であるだけに増税を口にしても反対は起きにくい。したがって、長年の懸案だった増税に堂々と踏み切れるだけでなく、今後「復興のため」という名目でさまざまな組織や機構が立ち上げられると予想される。一部の官僚は、ほくそ笑んだことだろう。
「これで新たな利権と天下りポストを確保できるぞ・・・」”
“しかし、これだけの国難にあたってもなお、無意識のうちに省益のことを考え、みずからの利権確保に奔走する(略)”  
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