祝祭と予感

　恩田陸著　ピアノ演奏に秀でた3人の物語。それぞれの物語がありピアノの天才が織りなす数々の話。あまり印象に残らない小説です。

カケラ

　秦かなえ著　一人語りの構成で太っていることに対する整形を行うクリニックに受診することを語っています。面白くない物語です。背景の描写や会話も一人語りで長い文書になっています。最後まで多分読めないでしょう。

告解

　薬丸岳著　飲酒運転で人を轢き逃げした主人公が罪の意識を遺族に謝罪する物語。被害者の配偶者は、戦争で虐殺の加害者でもあり同じ罪の意識を抱えて生きてきて死に際に主人公にその罪に対する謝罪の意識を告白する。主人公の被害者に謝罪するまでの過程を飲酒運転を誘引したメールを送信した恋人との関わりや犯罪者組織に誘う者たちを交えて描いています。