仙太の「雑杷ひとからげ」

「工房仙太」の新作紹介及び日々の雑想を連ねています。(ショップ http://k-senta.com/)

桧2枚重ねテーブル #1接ぎ(はぎ)

2021年02月27日 21時52分57秒 | オーダーもの
桧の1,500✖900の座卓の注文をいただきました!それもただの1,500✖900ではありません。分厚い天板がご希望なので、いつもの33mmの板を2枚重ねにすることにしました。



100mm~120mm幅の板を貼り合わせて(この作業を接ぎ(はぎ)といいます。)1枚の天板に仕上げる訳ですが、今回は2枚重ねなので一つ一つの部材が大きい。そして当然ながら重い。



接いでしまったら最後おいそれと動かせる代物ではないので、家の中の使っていない部屋で固定作業をします。



固定完了。ちゃんと平らな天板になりそうでひと安心です。

余談ですが、このように板を木目に平行に貼り合わせて幅を広くすることを「接ぐ」と言いますが、木目方向に結合して長くすることは「継ぐ」(つぐ)と言います。で、継いだり接いだりすることを「継ぎ接ぎ」(つぎはぎ)と言うようになったとのことです。

ブログが10にやってきた!

2021年02月14日 22時10分55秒 | 日記


「Windows7のサポートが終了しました。」と言われてから数か月後に新しいPCを購入。届きはしたもののデータ移行作業の煩わしさを思うとなかなか手を付ける気にならず、そのまま梱包を開けることなく何カ月か経ってやっと始めたのが昨年の7月。それからぼちぼちぼちぼちと牛歩の如く進めてきてようやく最近いろんな文書データも編集できるようになりました。

それにしてもWindows10というやつは便利なのか不便なのかわからん!
まず7で使っていたソフトが使えないものが多い。メールソフトも画像編集ソフトも。そして、本体にデータを入れたらすぐに「One Driveがいっぱいになりました。」とか言ってくる。One Drive?なにそれ!? 文書データをいくつか入れただけでいっぱいって、どーゆーこと?おまけに「年間12,000円払ったらいくらでも保存できますよ♪」だと。なんでお金要るの!? 誰に払うの?わからんことばかりです。

以下、PC音痴のジジイのたわ言なので、ちょっと教えてやろうと思われた方は是非コメントをお願いします!

どうもこのPCは本体にデータを保存することを良しとしていないフシがある。ウィルス対策ということか?だから大切なデータはクラウドに保存しなさいということなのか?それは果たして信用できるのか?そもそも盗まれて困るような大層なデータなどひとつも無いんですけど。
しょうがないのでジジイの思いついた方法はデータを全てUSBメモリに入れて保存する、ということでした。文書も画像も音楽もライブ動画も。膨大な量だと思っていたけど64GBと32GBと8GBのUSBメモリに全部入りました。One Driveだかクラウドだか知らないが、そんな得体のしれないものの世話になんかなるものか!

さて、それやこれやで何とかやってきた中で最後までできなかったのがこのブログ。編集ページに入ろうとするとIDとパスワードを聞いてくるようになってしまって、それがどうしてもわからない。仕方なくブログの更新だけはいちいちモニターとネットのジャックを繋ぎ換えて7のPCを使っていました。それが面倒くさいこと甚だしい。ただでさえおっくうになっていたところへ面倒くさいのが加わってますます更新が滞っていたわけです。
そうこうしているうちに7のPCの動きがだんだん悪くなってきました。反応にえらく時間がかかる。機械モノは使わないと調子が悪くなるというのは農業機械でもPCでも同じのようです。これは早く何とかしないとブログが閉鎖になってしまう・・・。

そこへ降って湧いたのが昨日、「パスワードはあそこに書いてあったかも・・・。」と思いついたところに書いてありました!これでやっとめでたくジャックを繋ぎ換えなくてもブログが更新できるようになりました。
かといってマメに更新するようになるとは限りませんが。

Windows10はデスクトップ画面の世界の絶景写真もきれいだし、画像の取り込みもソフト無しでできるし、大変便利です!

そんなわけでこれからもよろしくお願いします。



古代琴

2021年02月12日 21時02分30秒 | オーダーもの
古代琴できました!というか、先月末にできています!

写真上が欅(ケヤキ)、下が栃(トチ)です。全長60cm。膝の上に置いてちょうどいい具合に演奏できるサイズでしょう。右側の出っ張り部分に弦を固定して張る仕組みです。なので欅が5弦で栃が6弦ということです。





裏側は「槽(ふね)」と呼ばれる共鳴箱になっています。



試しにうちにあったタコ糸を張ってみました。ちなみに縄文、弥生時代には絹糸の弦を使っていたらしい。
鳴らしてみるとまあまあそれなりの音は出ました。音を出すには弦はかなりしっかりと張る必要がありますが、張った弦の固定方法が問題。



頼まれていたわけではないですがついでに琴柱も作りました。栃の板の木端で。けっこうそれっぽくできたような気がします。

縄文、弥生時代の遺跡から出土しているとのことですが、この時代から音楽があったというのはすごいことです。しかも打楽器ならともかく弦楽器!中には超絶技巧の凄腕ミュージシャンもいたことでしょう。ちょっと覗いてみたいものです。

ありがとうございました!