やっぱり幸せ♪

日常の色んなこと、特に発達障害を持つ息子との素晴らしき日々を綴っていきたいと思います。

良い方向へ、大きく変われ

2020年12月31日 | 日記

新型コロナウィルスの影響で、世界中が大変だった2020年。

大きな不安の中、当たり前だった日常が大きく変わる年となりました。

 

良い方向へ、2021年は、きっと良い方向へ・・・。

 

息子も然り。

 

3月、コロナ禍による突然の休校。

大阪府は5月半ばまで休校が続き、その期間、息子は、中学を卒業されたばかりのサッカー部の先輩と一緒に自主練習をすることになりました。

公園で週に4日~5日、一日2時間程度。

サッカー部の練習さえ、週に1回ぐらい、しかも1時間程度しか参加出来なかった息子にとっては、ものすごいことでした。

 

コロナ禍で先輩の高校が休校になっていなければ、この自主練習はありません。

不安で調子を崩しながらも、息子は、先輩との自主練習を最後までやり通し、その結果、中学最後の公式戦に出場を果たして、そこでゴールを決めました。

 

やった! やれた!!

 

きっと、息子はそう思ったと思います。

 

「自分の出来ることを頑張る!」

と、息子なりの前進が始まりました。

 

もちろん息子は今でも不安が強く、すぐに調子が悪くなってしまいますが、一歩一歩、ときには立ち止まりながら、それでも息子は前へと進んでいます。

 

2学期の通知表。

出席日数は、85日中、なんと59日!

通級や少人数の基礎クラス教室に1時間~3時間出席するという日がほとんどでしたが、2019年の2学期は部活だけ出席した日が9日あるだけでした。

 

朝、起きられない。

すぐに調子が悪くなる。

不安が強くて、私から離れられない。

学校に送っていっても、すぐ帰ってくる。

 

もどかしく思う日々がずっと続いている気がしたけれど、息子が頑張った結果がこんなにも積み重なっていました。

 

もうすぐ2020年が終わります。

 

この一年、拙いブログをご覧くださり、息子を、私達家族を応援してくださったみな様、本当にありがとうございました。

 

2021年が明るく希望に満ちた一年となりますように!

 


本人次第

2020年12月24日 | 息子の広汎性発達障害と強迫性障害、適応障害

21日は、息子のメンタルクリニックの日でした。

 

この日のカウンセリングは、息子1時間で、私が10分弱。

 

「最近の調子はいかがでしょうか?」

 

「不安が強いです。

頑張ろうとしているのは分かるのですが、ちょっとのことで調子が悪くなって、何も出来なくなってしまいます。

体育で長距離の授業があったらしく、走ることにトラウマがあるのか、『走る』って考えただけで調子が悪くなるみたいです。

結局、その授業には出なかったのですが、その期間中、そわそわと何も手に付かない感じでした。」

 

「トラウマになるようなことがあったのですか?」

 

「小学生のときにサッカークラブに入って、そこの練習に付いていけなかったのか、そのときにうつ状態になってしまいました。

それがトラウマになっている気がします。

他にも、宿題をしていているときに、答や解説を見ても分からないと不安になるようで、そんなことで一日二日は調子が悪くなってしまいます。

こんなんで高校に通えるのか?とか、その前に受験勉強が出来るのか?って、不安になります。

受験して、全日制の普通校に行くって決めたので・・・。」

 

「『今まで、成績や出席日数のことが心配だったけど、懇談で気にしなくていいって言われた。』って言ってました。

それで、不安が少なくなったようですが・・・。」

 

「私立を専願で受けるので、事前の教育相談で受け入れてもらえるようなら、当日の試験で点数さえ採れればだいじょうぶなようです。

それが出来るのか・・・。

2年近く勉強していない期間があって、一日に1~2時間勉強するのがやっとな上、全く出来ない日も多いので。」

 

「不安ですね。」

 

「頑張らせてあげたい気持ちと、病気のせいもあるので、無理させてはいけないとの気持ちで揺れ動いています。

たとえ失敗しても、通信制ならいつでも入学出来るみたいですし、行きたい高校が出来たっていうこと自体が、〇〇にとってはすごいなと思うので、応援するしかないです。」

 

「そうですね。

私も応援しています。」

 

続く診察では、

「調子は良くないときが多いけど、最低限、自分に出来ることはやっています。」

と、息子は答えていました。

 

「そう。

カウンセリングでは話せた?」

「はい。」

「ご飯は食べれてる?」

「はい。」

「眠れてる?」

「はい。よく寝れてます。」

 

「お母さんから見て、どうでしょう?」

 

「よく寝れてるっていうか寝すぎで、夜は10時から11時ぐらいには寝ているのに、なかなか朝が起きられません。

高校に行ったら…との思いがありますし、起こしてあげた方がいいのでしょうか?」

 

「本人はどう思っています?」

 

学校に行くつもりで、『6時40分に起こして。』って言うのですが、起こしても起きられなくて、結局、9時、10時ぐらいまで寝ています。」

 

本人次第だと思いますよ。」

 

「そのことについては、サッカー観るときは朝5時にでも起きられるのにって、俺も思ってる。」

と、息子。

 

「これから冬休みですしね。

しばらくはゆっくりでもいいんじゃないでしょうか。」

と、先生。

 

サッカーを観るために朝早く起きたときは、見終われば寝ています。

学校で過ごせるのは1~2時間だし、せいぜい3時間が限度で、それ以上頑張ったときは、しばらく調子が悪くなります。

 

まだまだ回復途上。

本人が起きられるようになったら、起きられるってことなのでしょう。

高校受験に合わせて、適応障害が治るわけではありません。

 

今回も「リスパダールOD錠1mg(2錠)と、レクサプロ錠10mg(1錠)、ツムラ抑肝散加陳皮半夏エキス顆粒5g(2包)、ビオフェルミン錠3錠」を処方され、年末年始をはさむので、次の診察は33日後となりました。

 


15歳の決断

2020年12月18日 | 日記(息子・中学生)

7日、息子が15歳になりました。

 

体はとうに私の背を超え、どんどん大きくなっていくのですが、内面は逆に幼くなっていくようで、一人で留守番することも難しく、一人で眠ることも出来ません。

 

それでも、15歳。

あと3ヶ月もすれば、中学校を卒業し、その先に進まなくてはなりません。

 

昨日、進路懇談会がありました。

そこで、私立高校の受験校を決めなくてはならないのですが、息子は、近くの全日制の普通校を専願で受験することを決めました。

 

私の意見も聞かれましたが、

「専修学校の方が、単位数も少ないし、不登校経験者が半分くらいいて、そういう対応を普通にしてもらえるので、無理せず通えるのではないかと思ったのですが、結局は、〇〇が行きたいという学校を受験するのが一番なのかなと思いました。」

と、答えました。

 

私立の高校は、3年間の評定より、当日のテストの結果を重視する学校が多いそうです。

もちろん、これから担任の先生が受験校と行う教育相談で、評定が付いてなかったり低い理由、学校へ通えなくなった経緯、本人の通いたいという意思、息子に必要なサポートなどを伝え、その上で「受け入れ出来ない」と言われた場合は、受験校を変更しなければなりません。

その場合、フットサル部のある高等専修学校を第二希望として決めています。

 

これから受験に向けて息子がやらなければならないことは、気負わず、出来ることをやっていくこと。

「出られる授業や補習に出ながら勉強し、過去問を解いたりして試験の対策もしていこう。」

と、冬休みにサッカー部仲間と担任の先生とで行う補習も提案してくださいました。

 

この2学期、息子は体育大会や修学旅行に参加したり、国数英の基礎クラスの授業に出られる回数も増え、幾つかの課題も提出することが出来たので、1学期は9科の評定で「4」しかなかったのが、「11」と増えていました。

 

担任の先生は、

「頑張ってきたことが、こうして結果になって表れてきている。」

と、息子をほめてくださいました。

 

不登校前を考えると「32」あった評定ですが、そんなことを考えても意味がありません。

息子がこつこつと、今、積み上げている結果こそが大切です。

 

担任の先生は、

「通いたい学校が見つかったことは、素晴らしいこと。

〇〇が◇◇高校に楽しく通っているのが、先生には想像できる。」

と、言ってくださいました。

 

私も、そんな風に声をかけてあげられたら素敵だなぁと思いました。

 

でも、その日も、息子は全く勉強が出来ませんでした。

勉強をしようとすると、分からないことだらけで不安が強くなって、余計に調子が悪くなってしまうのです。

そして、今日も調子が悪いまま登校出来ず、基礎クラスの授業も受けられませんでした。

 

あ~、なるようにしかならない!

息子の決断を応援するまでです!!


リュープリン治療終了と耳鳴り騒動

2020年12月09日 | 日記

子宮筋腫を小さくするため、リュープリン注射で女性ホルモンを抑制して卵巣機能を低下させ、偽閉経状態にするという6ヶ月の治療が終了しました

 

治療後のエコー検査では、一番大きい筋腫は7.4cmでした。

他に5cm、4cm、3cmぐらいの筋腫がごろごろあるそうです。

重なっている筋腫もあるとか・・・。

 

「あまり小さくならなかったですね。」

という先生の反応を見ると、元々の筋腫の最大値15.5cmというのは、きっと重なり合って出来た筋腫の大きさだったのでしょう。

 

私はホットフラッシュぐらいしか副作用は出ませんでしたが、骨が弱くなったり等の副作用もあるそうで、この注射は6回までしか打てません。

 

一旦終了。

三度目の治療で、このまま閉経に追い込めればいいのですが、生理が始まるとまた筋腫が育ち、出血過多により貧血、また体調を崩して治療、と、繰り返すことになるかもしれません。

 

それでも、この半年間の治療ですっかり貧血症状がなくなり、苦しい生理痛からも解放されていたので、穏やかに日常生活を送り、不安の強い息子と向き合うことが出来ました。

 

ただ、治療終了後に、耳鳴りに悩まされるようになりました。

 

カチカチカチカチという時計の秒針よりずっと速くて、例えるならストップウォッチが時を刻むような耳鳴りがするのです。

昼間は気にならないのですが、夜、布団に入る頃、シーンと静かになると聞こえてきます。

もちろん、主人や息子には全く聞こえません。

 

リュープリン注射が終了し、また急激にホルモンのバランスが崩れたせいかもしれないと思いましたが、念のため耳鼻科を受診しました。

 

鼓膜も異常なし、聴力検査もしましたが、全く問題ありませんでした。

 

耳鳴りは難聴を伴うことが多いそうですが、耳鳴りのある左耳は、通常よりむしろ聞こえがいいそうです。

私の右耳は子どもの頃から難聴なので、その分、左耳で音を拾っているせいかもしれません。

 

難聴の右耳ではなく、左耳がどうして?

 

耳鳴りは、元々ある音が気になるようになって起きる場合があるそうです。

また、耳鳴りにはキーンというようなものが多くて、あとは脈の流れる音や心臓の鼓動のようなものが一般的で、ストップウォッチのような音はあまり聞かないとも言われました。

 

「リュープリンの治療が終了して、ホルモンバランスの乱れが関係しているように思われるので、それが落ち着くまで待ちましょう。」

と言われ、加味帰脾湯という漢方薬を処方されました。

 

「元々ある音が気になるようになった」という先生の言葉が気になります。

 

私が秒針の音が気になるため、我が家の時計は掛け時計も含め、秒針の音がしないものを使っています。

ただ、耳鳴りの始まった頃ぐらいから、寝室代わりに使っている和室の掛け時計が止まってしまいました。

 

元々秒針が鳴らない掛け時計が、電池がなくなって完全に止まっているのに音を出すなんて思えないけど・・・。

 

主人に掛け時計の電池を交換してもらうと、なんとその夜から耳鳴りがぱったり止みました

 

電池切れの掛け時計は、針を動かす力まではないけれど、動かそうとして何かの部品が頑張り続けていたのでしょうか?

私の良く聞こえる左耳だけがその音をとらえていて、掛け時計の電池を交換したことで耳鳴り騒動は終息したようです。

 

いやまだ・・・。

主人が電池を交換してから二日目の朝方、その掛け時計が落ちてきて、寝ていた私のおでこに直撃したのです。

 

死ぬかと思いましたよ!!

 

横に寝ていた息子もびっくりして飛び起きました。

息子に当たらなくて良かった~!!

 

フックにしっかりと時計が掛けられていなかったのでしょうか?

幸い大事には至らず、痛みも徐々に治まり、おでこに1.5cmぐらいの擦過傷が出来たぐらいで済みました。

 

思いもよらないことが続くことってあるのですね。。。

 


太陽の光を浴びるように

2020年12月02日 | 息子の広汎性発達障害と強迫性障害、適応障害

11月30日は、息子のメンタルクリニックの日でした。

 

この日のカウンセリングは、息子1時間で、私が5分くらい。

 

「最近の調子はいかがでしょうか?」

 

「あまり良くないです。

高校のオープンスクールに参加しているせいもあると思うのですが、登校出来なかったり、療育を休む日も多いです。

それに、不安が強くて、私から離れられないというか、『どこも行かんといて。』『傍におって。』と、私が家にいるだけではダメで、本当に横にいないと落ち着かないようです。」

 

「そうなんですね。

『試験で頑張った』と、おっしゃってましたが・・・。」

 

「頑張ってるなぁとは思うんです。

国数英だけ試験を受けたのですが、国語のテストが66点だったので、喜んでいました。

でも、頑張れば、疲れて、しばらく調子が悪くなってしまって、こんなんで高校に通えるのかなぁと心配になります。

全日制の普通高校を受験したいらしく、まず、受験勉強が出来るのかなぁって・・・。」

 

「決められたのですか?」

 

「悩んでいるみたいですけど、第一希望はそこのようです。」

 

「メリット、デメリットがあると言ってましたね。」

 

「メリット、デメリットは、本人もしっかり分かっていると思います。

その上で決めたことなら、本人の言うとおりにするしかないですよね・・・。」

 

続く診察では、息子は、

「調子が悪いときが多いけど、『これは』って、決めたことは出来ています。」

と、言っていました。

 

「カウンセリングで話せた。」

「はい。」

「ご飯食べれてる?」

「はい。」

「眠れてる?」

「寝過ぎぐらい寝てます。」

 

「お母さんから見てどうでしょう。」

 

「不安が強いです。

本当に私が横にいないと不安な感じで、ぎゅーっと手を握っていたり、『どこも行かんといて。』って言われます。」

 

「そうですか。

うつのお薬も飲んでいるのですけどね。

外に出て、太陽の光を浴びるようにしてくださいね。

 

「クラブを引退してからは、あまり外に出て運動してません。」

 

「冬季うつといって、冬場はうつっぽくなる人が多くなります。

日照時間が関係しているようです。

太陽の光を浴びて運動するとセロトニンの分泌量が増えるので、心掛けてみてください。」

 

「食べ物とかも関係ありますか?」

 

「う~ん、バナナとか大豆とか卵を食べた方がいいとは言われています。

トリプトファンなどセロトニンを生み出す成分が含まれているせいですが、バランスよく、おいしく食べてくださいね。」

 

次の診察は三週間後で、今回も「リスパダールOD錠0.5mg(2錠)と、レクサプロ錠10mg(1錠)、ツムラ抑肝散加陳皮半夏エキス顆粒5g(2包)、ビオフェルミン錠3錠」を処方されました。

 

バナナも大豆製品も卵も、毎日食べているのになぁ・・・。

 

特に、朝食は、調子良く過ごしてほしいとの願いもこめて、バナナやヨーグルト(もしくはヤクルト)、ゆで卵やサラダは必ず出します。

お陰で、体自体はすくすく育って、確かに健康です。

 

セロトニンの量を調節するという薬を服用していても劇的には回復しないのだから、微量にしかそういう成分が含まれていない食べ物では、「(体にいいので)食べないより食べた方がいい」ぐらいの効果なのかもしれません。

 

毎日、ゆで卵を1~2個食べるせいなのか、実は私と主人のコレステロール値が上がってきていることも気になります。