やっぱり幸せ♪

日常の色んなこと、特に発達障害を持つ息子との素晴らしき日々を綴っていきたいと思います。

先輩と自主練習

2020年04月28日 | 日記(息子・中学生)

ここ数日、息子は、一学年上の先輩達と一緒にサッカーの自主練習を行っています。

 

4月から高校生になった先輩達ですが、新型コロナの影響で学校が休校となり、入学式も延期となっているそうです。

高校でサッカーを続けるかどうかは決めていないそうですが、トレーニングのため3時から公園で自主練習をしていて、息子もそこに加わることになりました。

 

毎日2時50分になると、息子は、サッカーボール、ラダー、マーカー、水筒を持って出かけて行きます。

先輩は一人だけのときと二人のときがあるそうで、密集、密閉、密接を避け、近くの公園で1時間から2時間ぐらいトレーニングをして帰ってきます。

 

だいたい、週に4日~5日練習をしているのですが、これは、週に1回、1時間ぐらいしかサッカー部の練習に参加出来なかった息子にとっては、とんでもなくすごいことです。

 

「学校が始まったら、部活頑張りたいねん!」

と、やる気でいっぱいの息子でしたが、4日練習を続けた日は、頭がフリーズしたみたいに何も考えられなくなって、思うように動けなかったみたいです。

 

そんな日は、家に帰って来てからも調子が悪く、寝付くまで、

「ママ、そばにおって。」

「怖い、怖い。」

と、不安な様子でした。

 

「頑張り過ぎて、疲れたんやで~。

明日は、ゆっくりしたら?

3日練習して、1日休むぐらいでいいんちゃう?」

 

と、私が言うと、

 

「明日、決める。

なるべく休みたくないねん。

こんなんやったら、部活だいじょうぶかなぁ・・・。」

 

その次の日も、2時50分になると公園へと出かけて行きました。

 

今度こそ、部活で頑張りたい。

卒部まであと少ししかないから、後がないねん。。。

 

息子の思いが伝わってきます。

 

「だいじょうぶかなぁ。

ちゃんと(クラブで)やれるかなぁ。」

 

思いつめた顔で息子が言います。

 

「こんなに頑張ってるのに、誰にも分かれへん。。。」

 

「分かってるよ。

〇〇が頑張ってるとこ、ママはちゃんと見てる。」

 

「クラブに行ったら、いっつもうまくいかんくて、

『何やってるんや!』って、みんなに思われて、

『もっと頑張れ!』って、言われる。

どうしたら、頑張れるんやろ?」

 

「頑張ってるやん。

うまくいかんでもいいんやで。

自分の出来ることを、一つ一つ増やしていけばいいやん。」

 

「もっと頑張りたいねん!

みんなみたいに走れるようになりたいねん。」

 

「今、〇〇がやってるトレーニングを、ずっと続けられたら、きっと走れるようになると思うよ。

〇〇は、今、病院に通って、薬も飲んでるやろ。

みんなと違うのは、リハビリ中やってことや。

運動しながら、不安とも戦わなあかんから、どうしたって集中力に差が出るし、すぐ疲れてしまうのもしゃーない。

でも、〇〇が頑張った分は、結果が見えへんかっても、〇〇の中では確実に積み重なってるで。

 

〇〇が頑張ってることを、分かってくれる人はきっといる!

と、私は信じています。

 

すぐに調子が悪くなったり、指示がよく分からなかったり、誰もが簡単に出来そうなことが出来なかったり・・・。

「何やってるんや?」

と、思われるそうな場面はいくつも想像出来るけれど、それでもなお、応援してくれる人はいるはずです。

 

事実、こうして、新型コロナウイルスのために休校中という非日常の中ではあるけれど、息子と一緒に練習してくれる先輩がいます。

 

感謝、感謝です!

 


待ち時間なし

2020年04月19日 | 息子の広汎性発達障害と強迫性障害、適応障害

14日は、息子のメンタルクリニックの日でした。

 

新型コロナウイルスの感染対策のためか、待合室の5列ある長椅子には誰もいませんでした。

いつもはほぼ満席で座れない時すらあるのですが、この日は、前の方の診察が終わって呼ばれるまでに3分もかかりませんでした。

息子のカウンセリングの先生が病院を辞められたので、診察のみです。

 

「調子はどうでしょうか?」

と先生に聞かれ、

「調子はあんまり良くなくて、家から一歩も出たくないっていう日もあるけど、やろうと思っていることはぶれてないです。」

というようなことを、息子は言っていました。

 

「無理に外出することないからね。

特に今は・・・。

もし、外出するときは感染しないよう気を付けてください。」

 

「お母さんから見て、どうでしょう?」

と、聞かれ、

「とても不安が強いです。

そのせいか、

『そばにおって!』

と、私から全く離れられない感じです。

と、答えました。

 

「そうですか。

色々心配なことがあると思うけど、焦らずにね。

次回は1か月後、緊急事態宣言が明けたぐらいはどうですか?

その間にもし調子が悪くなることがあれば、電話して来てください。」

 

薬は変わらず、「リスパダールOD錠1mg(0.5mgを2錠)と、レクサプロ錠10mg(1錠)、ツムラ抑肝散加陳皮半夏エキス顆粒5g(2包)、ビオフェルミン錠3錠」を4週間分処方されました。

 

診察室から出ると、待合室には一人だけ座っている人がいました。

人との接触を避けて、ここまで予約を減らしているようです。

 

いつもはカウンセリングと診察で2時間はかかるのに、15分程で終了。

往復に2時間かけているので、ちょっと物足りない気もしながら、待たなくていいのは嬉しいですね。

 

新しいカウンセリングの先生も決まり、早速次回の診察と合わせて予約を取りました。

今度の先生も女性のようです。

声のトーンや喋り方、雰囲気等、どうか息子と相性がいい先生でありますように・・・。


もし・・・

2020年04月16日 | 日記

12日の日曜日、朝6時頃に主人のお母さんから電話がかかってきました。

 

「体がおかしい。

寝汗をびっしょりかいていて、なんとか服を着替えたけど、体に力が入らない。

救急車を呼んだ方がいいかな?」

と、言うのです。

 

言葉はしっかりしているし、熱もなく、腕の痺れとかもないみたいなので、とりあえず、私が義母宅に向かうことにしました。

 

実は、その前日、どうしても買いたいものがあるからと義母に頼まれ、3ヶ月ぶりぐらいに買い物に連れて行きました。

息子が、突然、全く体を動かせなくなることがあるし、そんなときは汗もびっしょりかいているので、義母にも買い物の疲れからそういうことが起こり得るかもしれないと思いました。

ただ、もし義母がコロナウイルスに感染してしまったら、リウマチの持病があるため重症化するかもしれません。

 

そう考えると心配でたまりませんでしたが、幸い、義母は翌日からだんだんと体調が回復していきました。

 

一方、息子が起きる前に私が義母宅へ行ってしまったために、それから息子の不安が強くなってしまいました。

日曜日なので、父親が休みで家にいたのですが、

「ママがおらんとあかんねん。」

「そばにおって。」

と、中三の息子が、今まで以上に私にまとわりつき、後追いもするようになりました

 

コロナウイルスで世の中が不安な中、息子の不安もさらに大きくなっているのでしょう。

そんな中、目覚めたら、家にいるはずの母親がいなかったので、ほぼパニック状態だったようです。

(父親に息子のことを頼んでいたのですが、その頃、まだ寝ていたらしい

 

そういうこともあったせいなのかは分かりませんが、今日、友達がサッカーしようと9人ぐらいで誘いに来ましたが、息子は断っていました。

 

「緊急事態宣言が出てるんやで。

絶対あかん。

集まるのは3人までや。」

 

私も、今回のことで、もし義母がコロナウイルスに感染したら・・・と、考えさせられました。

そうならないように、私自身も絶対に感染してはなりません。

 

それに、もし私が入院することになったら、息子はどうなるのでしょう。

いや、もし入院したり、救急車を使うようなことにでもなったら、その代わりに他のご家族の大切な命が救えなくなる可能性だってあるのです。

 

私に出来ることは、自分や家族の健康を守ること

 

同時に、医療関係者をはじめ、感染のリスクと闘いながら社会のために働いてくださっている方々には、感謝しかありません。


中学3年生

2020年04月10日 | 日記(息子・中学生)

もう4月10日。

世界がコロナウイルスで大変な中、(待機中ですが)息子は中学3年生になりました

 

大阪は、緊急事態宣言対象地域なので、学校は5月6日まで休校となり、クラス発表は5月7日に行うとの連絡がありました。

 

春休みの宿題はどっさりいただいているのですが、息子は、ほんの少ししか手を付けていません。

せっかく再開した進研ゼミも、今は不安が強くて、勉強する気持ちになれないようです。

 

現状では、週に一回の療育で20分ぐらい時間をとっていただいて、中学校入学前に習うような英語の勉強をさせてもらっています。

 

療育の先生が言うには、息子は目から入ってくる刺激に敏感で、ぎっしり詰まっている文字を見ると、それだけで疲れてしまうのかもしれない、ということでした。

最初は、息子が登校出来なくなってしまった中学1年生の英語のワークから勉強しようとしたのですが、すぐに息子の調子が悪くなってしまうため、小学生用の大きめの文字でスペースも多いワークに切り替えました。

すると、余裕を持てるようになったせいか、先生と楽しそうに勉強しています。

 

もしかすると、息子の希望で買ったはずの漫画が未だに読めずにいるのは、息子が目から入ってくる刺激に敏感なせいかもしれません。

 

「FANTASISTA」というサッカー漫画なのですが、全巻揃えると結構な冊数になるので、場所を取らないようにと文庫版を買ってしまったのです。

ページを開くと、絵や文字など情報がぎっしり詰まっていて、全体的に黒っぽい感じ。

もしも、普通のコミック版を買っていたなら、もう少し読みやすかったのではないかと後悔しています

 

息子が敏感なのは、視覚だけでなく、聴覚も触覚もそうだと思います。

 

今朝も、私が血圧を測っていると、ぶぉ~という音が苦手で、「やめて~!」と、息子に止められました。

また、お店に行って試着出来ないくせに、通販で買った服の着心地に耐えられなくて、着る服がありません。

 

私達には何でもないあれもこれもが気に障るようなら、想像以上に生き辛いのだと思います。

 

さてさて、今はまだ20分程の勉強時間ですが、息子にとっては、毎週、療育に通えるようになっただけでも前進です。

自信が付いてくれば、「もっと勉強したい!」という意欲が出てくるかもしれません。

そうなれば、フリースクールなり、放課後デイサービスなり、次のステップに繋がればいいなと願っています。

 

中学3年生なので、秋ぐらいには、息子の次の進路を決めなければなりません。

親としては、息子が充実した生活を送れるならどこでも、と思うのですが、それはどこなのでしょう?

何より、息子自身が望むところでなければならないと思っています。

 

そのためにも、この一年の過ごし方は大事です。

 

まずは、一日も早くコロナウイルスが終息し、平常な日々が戻ってきますように・・・。