風立ちぬ
'13:日本
'13:日本
◆監督:宮崎駿「崖の上のポニョ」
◆主演:庵野秀明、瀧本美織、西島秀俊、西村雅彦、スティーブン・アルパート、風間杜夫、竹下景子、志田未来、國村隼、大竹しのぶ、野村萬斎
◆STORY◆大正から昭和にかけての日本。戦争や大震災、世界恐慌による不景気により、世間は閉塞感に覆われていた。航空機の設計者である堀越二郎はイタリア人飛行機製作者カプローニを尊敬し、いつか美しい飛行機を作り上げたいという野心を抱いていた。関東大震災のさなか汽車で出会った菜穂子とある日再会。二人は恋に落ちるが、菜穂子が結核にかかってしまう
宮崎駿監督がゼロ戦の設計者・堀越二郎と作家の堀辰雄をモデルに、1930年代の日本で飛行機作りに情熱を傾けた青年の姿を描くアニメです。
とりあえず宮崎アニメ!!見に行かなくては!!って思い行ってきました。
見に行く前にいろんな番組で特集されていたり、ジブリの作成風景が描かれていたりと、
まあ子供向けではないなってわかっていたけど、私が見たかいはやっぱり年齢層が以外に高かった。
ゼロ戦設計者として知られる堀越二郎と、同時代に生きた文学者・堀辰雄の人生をモデルに生み出された主人公の青年技師・二郎が、関東大震災や経済不況に見舞われ、やがて戦争へと突入していく1920年代という時代にいかに生きたか、その半生を描いています。
ジブリ映画ってやっぱり私は好きだわ~って改めて思いました。
とくかく映像がきれい。今回は大正から昭和の社会の様子や、
日本の風景が描かれていたけど、本当に美しくて感動しちゃいました。
そして関東大震災の絵なんてやっぱりすごいな~って思いました。
今回、宮崎監督は音にこだわったというか、音をデジタル音にしなかったというのが、
この時代の話だったからか、物語中よかったように思いました。
戦後のものがない時代に力強く夢にむかって生きた主人公。
そんな彼に震災の時に救われて、そして軽井沢で再開した菜穂子に泣けました。
ゼロ戦を作った人を美化しているとかいって韓国では非難って書いてあったけど、
本当に戦争ものは物をみてから言ってほしいって思いました。
だってこの時代、「僕は美しい飛行機をつくりたい」っていう少年が夢をおったら、
戦闘機を作るしかないんだよな~これが現実だったんだろうな~って思いました。
でもNakajiはそんなことより、菜穂子さんに涙涙だったよ。。
病に引き裂かれるとわかって二郎に「美しいところだけ」見せようとした菜穂子が、
健気でせつなくて、またきれいでね~
結婚のところなんて本当に号泣してしまいました。
今回の声優の瀧本美織ちゃんとか西島秀俊さんが素晴らしかった。
そして主人公は『エヴァンゲリオン』シリーズなどの庵野秀明監督だったんだけど、
私は気にならなくなっていました。
彼の不器用でぶっきらぼうな感じのしゃべりとか、
この時代の人ってこんな感じだったんだろうな~って思って聞いてました。
この作品は宮崎監督の遺書って言われてましたけど、
本当に書きたかったことなんだろうな~って思いました。
「風立ちぬ」のコピーは『生きねば』でしたね。
どんな苦境の中でも前に進み力を尽くしていきなさいってことなんだろうな~
主人公が夢の中で「力を尽くしているかね」って言われるんだけど、
人間なんとなくいきているって思う今日この頃。。
生きることに、そして自分がやりたいことに、
自分は全力でしているのかって問われいてる感じしました。
あー見てから結構たってしまったからまた見に行こうかな~って思っちゃいました。
Nakajiの満足度 ★★★★(4.5) 8/2 劇場鑑賞 57 作目
風立ちぬ | |
堀 辰雄 | |
メーカー情報なし |
風立ちぬ サウンドトラック | |
読売日本交響楽団 | |
徳間ジャパンコミュニケーションズ |
風立ちぬ スタジオジブリ絵コンテ全集19 | |
宮崎駿 | |
徳間書店 |
なんか庵野の声ってはじめ違和感あったんですけど、
途中からどうでもよくなったというか、
それだけのめり込んでしまったんでしょうね。
なんだか、Nakajiさんのお人柄が出てる。
そうなんすよねぇ~。
そうやって素直に見ればいいのに、斜めにいている自分がおります。ははは。
やっぱ庵野はダメでした、はい。
ですよね~
ここが引き際というか、これ以上の題材もこれ以上の作品もないんでしょうね~
だから悔いはないと。
その気持ちもわかります。
私はもう、今度こそ引退だと思いました。続けていただきたいですけどね。これ以上のものは作れないと判断されたからこその決断だと思いました。
奥サマの安野モヨコ様
知らなかった。。。アニメもろくにしらないNakajiは初耳!!
へーーー庵野作品も見たことない(笑)
この映画の世界は私はぜんぜん知らない世界だったよ。。。本当になんか時代背景だよね。
そうそう、平凡なのが幸せなんだろうな~
この映画みてたら、自分はちゃんと前に進んでいるのか?ちゃんと生きているのかって問われた気分になった。
お子ちゃまの映画ではないよね。
私はジブリ好きなんだよね~
ジブリというか宮崎作品!!
奥サマの安野モヨコ様
さてさーて。これを子供に、理解できないよね
私の祖父は古文・漢文の大家だったので
この話も勿論詳しく知ってたけど
こうやって時代の「夢と現実の狭間」って
なかなか描けないと思うから
この切り口は良いよね
夢が世界一奇麗で高性能を生み出す
反面
数々の悲劇を生み出した
平々凡々の私の人生
しあわせだと思うな~
実は・・・三鷹アニメ(じぶり)と、ひじょーに相性の悪い私 とほほほ