早稲田建築AO入試 空間造形力エキスパートコーチ 高橋順一の日記:合格最短の秘密


国内外美大デザイン受験指導32年約1000名累計合格率89.9%
/早稲田建築AO他10年指導コーチング

 なぜ著名大学の建築科はドローイングや立体造形作品の公開をしないのか?

2018-02-04 10:41:48 | 早稲田建築AO受験マスタ−コーチの秘密

なぜ著名大学の建築科はドローイングや立体造形作品の公開をしないのか? それと反対に多摩美術大学や武蔵野美術大学などは、合格者の造形表現作品や学科の問題や解答をなぜ公開しているのか?

 最近は京都大学の試験問題に解答が不可能な問題が公開され、さまざまな問題を引き起こしていますね。

  この問題について、私の見解を話してみます。これは完全に閉鎖的な大学側の問題と自己保全でのブランドの維持という戦術で戦略です。

 国際的な視点で見ると日本の大学のブランデイング戦略は非常に低いと云えると云えます。それは国内が少子化なのに留学生がいるのか?ということでもあると云えます。やはり、本当に世界で通用する人材を輩出しているのか?やはり受験生に対して公正でオープンな大学が指示されるではないでしょうか?公開はおろか、閉鎖的でシラバスも整備されていない旧態以前の国立大学もあります。世界先端のアメリカの大学のようなその大学の教育で何を学べるか?つまりマーケテイングの視点が必要だからです。大学側が堂思うかではなく、市場側つまり受験生側がどう思うかです。海外大学が国内大学と同じように選択側にあるという事です。

 メリットを外部世界に明確に分からせる留学生や受験生に見せるシステムがない大学がまだ日本には存在します。昔のイメージだけに頼るのでは現代の世界における学生獲得競争には乗り遅れているからです。

 世界の大学の教育ランキングが標準になっています。現在ではシンガポールや中国の著名大学も上位にいます。学生による教授への採点の反映や年次契約などの仕組みも標準です。単位の交換や交流なども当たり前です。

 建築で言えばどこで学んだか?ZAHAが学んだ英国のAAスクール、フランクゲイリーはハーバード大学や南カリフォルニア大学、坂茂はNYのクーパーユニオンですが、安藤忠雄さんのように極めて独自な戦略である独学で学ぶという手段もあるから、一概にどの大学が良いかとも言えません。それは法則ではないからです、その作家が本当に努力して人の何倍も努力して時間の全てを費やして仕事をした結果だからだと言えます、近道はないのです。

 自分が好きで選んだ分野で人より一生懸命努力した結果、さまざまな運や交友関係や売り込みや後援してくれる友人など、複雑な要因や運命で世界が認めたからその結果と云えます。しかし、その原因は最初の10代の頃に建築を志した事は共通と云えます。

  自分のアーテイストの心を信じ、自分が選んだ分野で一心不乱に努力する事は、成功した世界的に名を知られたアーテイストである建築家や美術家、あるいは音楽家・ミュージシャンに共通することです。評価されるのはそのアーテイストではなく他の人であり市場であるのです。それはどうなるかは分かりません考えても分からないからです。

 自分の才能を信じて自分が選んだ分野で好きな人と仕事をすることで、自分が精神的に成長し人々の生活に役に立ち世界に貢献しながら、歳を重ねて心から幸せな愉快な日々を過ごせたらそれはとても素晴らしい、なりたい理想的としている自分のセルフイメージになるという、自己実現への日々の歩みと云えるのではないでしょうか?

 多摩美や武蔵美のような美大系では、3年分の実技と学科の過去問題の解答と参考作品の公開をして過去問題集も販売してHPでも公開してます。早稲田や横浜国大、京都工芸繊維大、筑波大学、東京理科大、明治建築、東京芸大など全く公開はしていませんのでブラックボックス戦略ではないかと云えます。予備校対策と大学側は言うかも知れませんが、予備校がなければ何もしないで過去の栄光のイメージだけにすがるだけでは、この先受験生の数が少なくなる一方で、生徒募集や集客はどうするのでしょうか?アメリカはマーケテイングが盛んですので、活発な在校生や卒業生などの絆やブランド戦略が匠であり昔からの寄付や独自ブランドの構築と戦略と戦術商品や販促戦術が行われてインサイダークラブも活動的と言えます。

 長い時系列で見ると倍率の低下という数字に現れてくると予想されます。税金でやってる国公立大学は良いのかも知れませんが…..世界を標準に見た場合は少し先未来にどうなるか?ブランデイング戦略の不在が影響される事は明白だと感じます。

 ▶早稲田建築AO・一般 (ドローイング参考作品例)

 

 ここで、早稲田建築一般入試の受験生や、今年予定されているAO入試受験生が気になる

ドローイングについて許可を得てここに掲載しますので、やはりデッサンの勉強が必要な事を自覚してください。何も描いたことがない人は実際にデッサンをすることは、とても難しいと思います。美大では客観的な描写力が基本で、それを発展した想定描写という想像で描くデッサンが出る科も多くあります。美大の建築関連系や絵画、版画、情報、デザイン系、工芸、テキスタイル系など多岐にわたります。

 

                      参考作品提供協力 磯野君 

 

 

 

 


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