ゲートボール(GB)日記

まちなかの公園でGBを楽しんでいます。GBは老若男女一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つです。まちびと

スウェーデンの緩やかな新型コロナウイルス対策は老人には厳しかった

2020年12月18日 | 社会

スウェーデンはウイルス対策として厳しい規制を行わなかったのですが、結果は地獄だったようです。人口1000万人ぐらいの国ですが、すでに7800人以上が感染して亡くなり、しかも亡くなった人の90%弱が高齢者だったそうです。スウェーデンは、高齢者にやさしい福祉の国と思っていましたが、専門家がウイルスを甘く見たため、不幸な結果になりました。

日本は、第2波、第3波では、国民各自自粛どころか、政府が補助金まで出して、With corona, go toキャンペーンをやっています。感染拡大を助長する政策であり、狂っていると思います。歳末と正月上旬Go toトラベルを中止したり、群集が生じやすいサービス業の企業に営業時間短縮を要請したりしていますが、いずれの指示も中途半端で、ウイルス撲滅の方針ではなく、With coronaの方針です。老人や免疫の弱い人は地獄を見る恐れが大きくなりました。

私の町はこれまで感染者ゼロでしたが、近くの中学校で感染者が出てしまいました。現在感染者周辺の人々の感染検査が行われているようです。集団感染の大きさによっては感染検査範囲の拡大が必要になります。インフルエンザではまず子供が感染し、家族間感染で老人が感染して老人が重症になったり、運が悪ければ死んだりします。日本ではワクチンがないだけにこわい状態になりました。

スウェーデンは専門家が甘く、政治家が専門家に従って失敗しています。日本では専門家が危険だと悲鳴を上げているのに政治家が甘く失敗しています。中国は初期では政治家が甘く失敗したが、感染拡大を見てすぐ政治家も危険と判断し、ウイルス撲滅の方針で感染検査体制と隔離治療体制を短期で構築し、感染拡大をとめたようです。感染の不安が消えると経済活動は活発になるようで中国が世界経済を支えると言われています。

残念ながら日本は恥ずかしい状態で、政治家は問題を大きくしています。困ったことに喜んで政府の消費刺激策に乗って喜んで補助金をもらい、旅行したり、会食したり、イベントに行ったりしてウイルスを広げている人が大勢います。政府に助けてと泣きつく産業団体が増え、これらの団体から政治献金を受けている自民党担当の政府は助けることにお金を使い、ウイルス対策が甘くなり、結果、経済回復もできず、事態をさらに悪化させています。来年度は税収半分、借金半分という乱暴な財政になるようです。

政府が駄目なら人々がしっかりする、ならいいのですが、政府も駄目、人々も駄目という駄目国になっています。



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