洋書で英会話

100冊以上読んできた経験と知識をもとに、英語の小説や雑誌、実用書などから、すぐに使える素敵な表現や文法をご紹介します。

単語の意味、カギは文の流れです!⑪ lose one's place とは

2019年03月30日 | 洋書の読み方
みなさん、こんにちは。
今回は当ブログでお馴染み、Reader's digest より、ちょっとかわいいエピソードと英文読書のコツをご紹介します。

今回紹介する文章は、Reader's Digest 2017年10月号の日々の暮らしの中で起きたおもしろエピソードが紹介されているページの
LORD, HELP US! (神様、助けて!)というタイトルが付いた教会での出来事にまつわる小話からの引用です。

まずは、辞書なしで、知っている単語を大切に、どんな話か想像しながらお読み下さい。

After a worship service, a mother with a fidgety seven-year-old told me how she finally got her son to sit still and be quiet. About halfway through the sermon, she leaned over and whispered, "if you're not quiet, Pastor Charlton is going lose his place and will have to start his sermon all over again." (From gcfl.net)


さて、いかがでしょうか。
今回は、教会でのお話ということで、教会に関する特別な表現がいくつかありますので、読解の第一段階としては、7歳の男の子と一緒に来ているお母さんが何かした話だなというのが取れたらOKですが、知らない単語に気を取られてしまっていたら、「7歳の男の子」の部分は読み取りが少々難しいかもしれません。


”7歳の男の子と一緒に来ているお母さん”というのはどこでわかるか?
本文始まってすぐの文章(特に太字の部分)が手掛かりになります。

a mother with a fidgety seven-year-old told me how she finally got her son to sit still and be quiet.

もし、ここで、a とseven-year-old の間にある、fidgetyに気を取られすぎたら、その先の内容は一つも頭に入ってこないということが起こりえます。
でも、ここで、fidgetyはちょっとわからないけれど~、ま、読み進めるうちに分かるかな~という気持ちで先へ勧めたら、話の大筋が見えてきます。


この話の登場人物は?
7歳の男の子、そして、そのお母さん、そして、a mother ~ told me .....とありますので、「私」そして、そのお母さんの発言の中に登場するPastor Charltonの4人です。

「私」って誰?!となりそうですが、文の流れから、この話を投稿した人、そして、このお母さんの話を聞いた人のことだということが分かります。

Pastor Charlton が、人のことだと分かる手掛かりは、その続きの文にヒントがあります。
Pastor Charlton is going lose his place and will have to start his sermon all over again.

Charltonさんが主語になっている文章でhis ~、his~とあるので、流れから、男性だなということが分かります。


この話の本題は?
まず、今回の話を読解する上で、一番大事な手掛かりは、『教会』での話だということです。
教会と聞いて思い出すこと、私もそこまで詳しい方ではありませんが、それでも、映画を見たり、何かしらの情報番組などを見たりして、教会で行われそうなことについて大まかな知識はあります。そこから考えて、小さい子供と一緒にお母さんが参加して、ちょっと心配になりそうなこと、起こりそうなことを想像すると、牧師さんがお話する時に、子供がじっと座っておとなしく牧師さんの話を聞いてくれるかどうかだと思います。今回のお話はその場面にまつわるちょっとかわいいオチがあるエピソードです。

そして、牧師さんのお話の時に、小さい子がどんな状態になるかが書かれているのが先ほど飛ばしたfidgety*という単語です。
ロングマン英英辞典の定義では、fidgety : unable to stay still, especially because of being bored or nervous ( 特にbeing bored もしくはnervousなために、stay still できないこと)、そして、同義語はrestless(←rest(休憩、ゆっくりしている状態)がless(ないこと)
これは、教会だけの話ではなく、誰かが長く話をするという状況であれば他の場合(お寺でのお坊さんの話や学校の集会で先生が話すときなど)にもあてはまりますね。
子供にとっては少し難しい話だったりすると思いますので、長くなると‟そわそわ”してしまいます。

でも、それをそのままにすると、牧師さんに失礼ですし、他の人にも迷惑をかけてしまうかもしれない、ということで、このお母さん、なかなかの妙案を思いつきました!
それが、最後の"if you're not quiet, Pastor Charlton is going lose his place and will have to start his sermon all over again."のところです。

ここで、今回のタイトルに出しました、lose one's place が出てきます。lose one's placeだから、lose (失う)his(彼の)place (場所)だから、
私ははじめ読みかけた時、え、職を失うの?!と一瞬思い、でも、その続きの and will have to start his sermon all over againというのを読んで、なるほど~!と思いました。あいだの単語を全部すっ飛ばしたとしても、start とagainで、”また始める”、そこから状況も併せて想像すると見えてくると思います。そこに、さらに子供がじっとしとかなきゃ!!と思える要素を加えたのが、start ~all over again (全部初めからやり直す)です。
私は、そこまで読んで、lose one's placeは、‟どこまで話したか忘れる”ことだ!と意味がピシッと整いました。
単語(または熟語の意味)の最終決定権(?!)は文脈にあり!です。


☆豆知識☆
教会にまつわる今回のお話より、教会に関係する表現として今後の参考に知っていたら、より理解が深まる表現

the worship service :礼拝
pastor : 牧師さん (宗派によって牧師さんを表す言葉は他にも色々あります。興味のある方は辞書を参照して下さい。)
sermon:説教 =a talk on a moral or religious subject, usually given by a religious leader during a service (オックスフォード現代英英辞典より)


それでは以上のことを参考にもう一度引用文をお楽しみ下さい♪


After a worship service, a mother with a fidgety seven-year-old told me how she finally got her son to sit still and be quiet. About halfway through the sermon, she leaned over and whispered, "if you're not quiet, Pastor Charlton is going lose his place and will have to start his sermon all over again." (From gcfl.net)


(礼拝の後、そわそわしていた7歳の子を持つある母親が、彼女の息子を、やっと、どのようにして牧師さんのお説教の間、じっと座って静かにしていさせるとこができたかを私に教えてくれました。
説教の中盤で、彼女は子供に身を寄せて、そっと、「静かにしていないと、Charlton牧師はどこまで話したかわからなくなって、また初めからお説教をやり直さないといけなくなりますよ」とささやいたそうです。)


お母さんの話を聞いて、この7歳の男の子が、え!!また、このお話が初めからやり直される?!それは困る!!と頑張って静かにじっと座る様子が目に浮かんで、かわいいなぁと思うお話でした


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*fidgety
当校でfidgetingに関する記事を読まれた生徒さんは、もしかして?!と思われたかもしれませんね



映画も、ドラマもいいですが、読書が一番お勧めです!
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新しい習慣を始めるのにベストなタイミングは? ~Better Than Before by Gretchen Rubinより~

2019年03月19日 | 英語表現
皆さん、こんにちは。
今回は、Better Than Before (Gretchen Rubin著) より、
新しい習慣を始めるのにベストなタイミング、そして、習慣にまつわる英語表現をご紹介します。

まずは、習慣を始めるベストなタイミングとは?!

この本は、よりよい人生を生きるために毎日の習慣を味方に付けよう!ということが書かれています。毎日の習慣といいましても、ただの習慣ではなく、人生をより良いものにするための習慣ですから、より良い習慣である必要があります。その良い習慣をを毎日の日課(例えば歯を磨くなど)のように、生活の一部として取り入れられたら楽により良い人生を生きられるというもの。

ですが、それは、言うは易し~で、3日坊主という言葉があるように、実行に移してもそれを長続きさせるのは、なかなか難しいものです。
そこで、著者のGretchenさんが、この本の中で提唱しているのが、人にはそれぞれタイプがあって、そのタイプに合わせた習慣の取り入れ方(もしくは悪習慣の断ち切り方)をすると、より楽にその習慣を身に付けられるというものです。

そのそれぞれのタイプについてはまたいつか触れたいなと思いますが、そのタイプの話とは別に、本文では、新しい習慣を始める(または悪い習慣を止める)のに最も適しているタイミングもいくつか紹介されているのですが、今回は、そのタイミングの中の一つ、Clean Slateについて、紹介したいと思います。

Clean Slateと聞いて、「知らない」と慌てて辞書に走ってはいけません。

この表現、そこまで一般的な英語ではないので、知らない人のほうが多いと思います。
大事なのはこの言葉を知っている知らないではなく、文脈でその意味が推測できるかどうかです。その方が実践では役に立ちます。



それでは、ここからClean Slate に関する本文の引用です♪Clean Slate とは何を表す言葉なのか、推測しながらお読み下さい。

Any beginning is a time of special power for habit creation, and at certain times we experience a clean slate, in which circumstances change in a way that makes a fresh start possible - if we're alert for the opportunity.

Many people deliberately use the New Year or their birthdays as a clean slate, but it can take many forms. The slate may be wiped clean by a change in personal relationships: marriage, divorce, a new baby, a new puppy, a breakup, a new friend, a death. Or the slate may be wiped clean by a change in surroundings: a new apartment, a new city, even rearranged furniture. Or some major aspects of life may change: a new job, a new school, a new doctor. ....


難しい単語もちらほらあると思いますが、そういう時こそ、分かる単語を中心に後は前後をよく観察して読み進めることが大事です。そして、絶対に忘れてはいけないのが、この文章は、いつ新しい習慣を始めるベストなタイミングかについて書かれている文章であるということ。一見当たり前のことですが、知らない単語に目と気持ちを奪われていると、ついつい主題を忘れてしまって、まったく内容が入ってこず状態になります。

今回の最大のヒントは、出だしのAny beginning という言葉、

そして、その後の文章で取り上げられている例の数々も大事です。

the New Year, birthdays,
marriage, divorce, a new baby, a new puppy, a breakup, a new friend, a death,
a new apartment, a new city, a new job, a new school, a new doctor 

上記すべてに共通していることとは何か??


何かしらの変化、ですね!
(個人的には、a new puppy(新しい子犬)というのが入っているのが嬉しいです

中には少し悲しい内容(離婚や別れ、そして、死など)のものもありますが、そこからまた新たな何かが始まります。

そう、それが、Any beginningに当たります。

そして、その時の状態が、clean slate(白紙の状態)です。
その区切り目に合わせて、新しく何かを始めるとより長続きできるそう。

その変化は、大がかりなことではなくて、引用文の途中にあった rearranged furniture(家具の配置換え) などでもOKとのこと。本文では、そんなことでもClean Slateになりますよ、という意味合いもこめて、even(~でさえ)が付けられています。確かに、家具の配置換え(部屋の模様替え)も気分が変わって、やるぞー!という気持ちになれますよね。

3月の途中ですが、昨日は週の初めの月曜日ということで、昨日からやっと、昨年途中まで手を付けてそれ以降そのままになっていた部屋の掃除に取り掛かり始めました!
Clean Slate のパワーで、今回は長続きするといいなぁと思います。




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より良い暮らしのために~整理整頓が大事です~ 1001 little wellbeing miracles より

2019年03月10日 | 英語表現
みなさん、こんにちは!
今回は、1001 little wellbeing miracles by Esme Floyd
人生をより良く生きるための1001のコツの39番目、DECLUTTER より、
使える英語表現とより良い人生のためのヒントをご紹介します。


それでは、さっそく引用から♪

39.DECLUTTER

There's nothing more irritating than a room with clutter in it. Try to develop a storage system where everything has a place to reduce those 'moving from place to place' clutter problem. Stock items neatly on shelves and they will be more pleasurable to look at and use.



clutterを、ロングマン現代英英辞典で引いてみると、定義は次のようになっています。
a large number of things that are scattered somewhere in an untidy way
同義語:junk 
※scatter (スキャター)=散らかす、untidy(アンタイディ)=tidy 【整頓された】の反対語


小見出しは、このclutterを動詞で使って、そこに、反対の意味を表す【de】が付いて
declutter = 散らかっているものを片付ける となっています。
この見出しは、日本語に訳すより、英語をそのままイメージで理解したほうがいいです。


本文の意味を少しずつ見ていきます。

まずは出だし、there's nothing 比較級 than ... で、〔~で...に勝るものはない〕という意味です。
この型に当てはめると、There's nothing more irritating than a room with clutter in it. で〔散らかった部屋ほど、イライラさせるものはない〕と言っています。
日々の色々に気を取られて、私はなかなか整理整頓ができていませんので、出だしから、ガツンときました。
散らかった部屋を見ているだけで、知らぬ間にイライラしてしまっているのでしょうね。。。これは何とか早く掃除に取り掛からねば!

そして、この続きには、それを解決するにはどうしたらよいかが書かれています。
Try to develop a storage system where everything has a place to reduce those 'moving from place to place' clutter problem.
この文章は、緑の部分がポイントで、
a storage systemは収納システム、そして、そのシステムがどのようなシステムかが説明されているのがwhere以降で、everything has a place 〔すべての物が入れられるべき場所を持っている〕というシステム。つまり、それぞれの物がしまわれるべき場所がしっかり決められたシステムのことです。何故そのシステムが必要かが、to reduce以降に書かれています。

'moving place to place' clutter problem とは?

例えば、物がいっぱい載っているテーブルを使う時、スペースを作るためにどうするか?をイメージしてこの文章の意味を想像すると分かりやすくなります。
そう、ちょっとの間、別の場所に置きます。これは、うちでよくある光景なので、確かにあれは問題だな~と思いながらこの説明を書いています

どこで聞いたかは忘れてしまいましたが、片付けのコツとして、すべての物に住所(置くべきところ)を与えるといいと聞いたことがあります。
置き場所がないとどうしても散らかっていきますよね。。。


そして、置き場所を決めたら、最後は、
Stock items neatly on shelves and they will be more pleasurable to look at and use.
(その棚に綺麗に品物を収納すること、そうすれば、そこは見るのも、使うのも、気持ち良いものになりますよ)



昨年から、片付けよう片付けようと思いながら、ついつい片付けを後回しにしてしまっていましたが、部屋を見て幸せな気持ちになれるように、そろそろ片付けに取り掛かろうと思います。

ちょっと掃除したときのあのすっきりしたハッピーな気持ち、それが続くと生活も順調に回りだしそうです。



今回ご紹介したコツに続いて紹介されているコツでは、そのclutterと似た意味を持つ単語、junkに、反対の意味を加える【de】をつけて DE-JUNK として小見出しに
DE-JUNK YOUR LIFE (ガラクタを捨てて日々の生活(ひいては人生)をすっきりさせよう!)と付けられているものがあり、それもなかなか粋な表現でいいなと思いました。






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ゆっくりハリー・ポッター(22)the last person とは

2019年03月06日 | ゆっくりハリーポッター 
みなさん、こんにちは!
今回は、ゆっくり(すぎる!)ハリーポッター、第22弾

HARRY POTTER and the Philosopher's Stone 
by J.K.ROWLING

Chapter Ten
HALLOWE'EN より

HermioneがHarryとRonと友達になるきっかけになった出来事が書かれているシーンで使われていたlastを使った表現をご紹介します。



今回紹介する表現は、troll(怪物トロル)に追い詰められて命の危機にさらされていたHermioneをHarryとRonが自らの危険を顧みずに何とか救い出したものの、
一連の騒動の後、trollが出て危険だから、上級生の指示に従って皆で一緒に自分たちの部屋に戻るようにとの先生の言葉を無視して、なぜまだ外でウロウロしていたのか、と
Professor McGonagallに、叱りつけられたHarryとRonを、Hermioneが、先生に、'Please, Professor McGonagall - they were looking for me.'と切り出し、
Hermioneが、本で読んだ知識を元に、一人でtrollをやっつけられると思ってtrollを探しに行って、逆に危険な目にあってしまったところを、HarryとRonが助けに来てくれたんだ、
'If they hadn't found me, I'd be dead now.’と、Harryたちがそれ以上怒られすに済むように嘘の話をした場面の続きにありました。


ここからが今回オススメ表現が入った文章の引用です♪


Hermione was the last person to do anything against the rules, and here she was, pretending she had, to get them out of trouble.



※今回のオススメ表現は青字の部分です。

Hermioneは予習も宿題も完ぺきにこなす優等生。先生にも信頼されている存在です。ルールを破るなんてもってのほか。
そのHermioneがHarryとRonを窮地から救うために嘘を言ったことに、Harryたちはとても驚きます。
その驚きを表しているのが今回の文章です。

そこで使われているthe last personとは。

直訳すると「最後の人」

何をする「最後の人」かは、その続きのto do anything against the rules です。
againstは「反対」の意味合いの単語ですので、
the last person to do anything against the rulesで
「ルールを破る何かをする最後の人」

イメージは、ルールを破る人をリストアップしていった時に、最後に来る人。
何かルールを破ることをする時に、他の人が全員それをした後、最後にそれをする人。

つまり、そのくらい『絶対にルールを破らない人』ということになります。


まとめると次のような意味になります。

Hermione was the last person to do anything against the rules, and here she was, pretending she had, to get them out of trouble.

(ハーマイオニーは絶対ルールを破ったりしないのに、今ここで、彼らを助けるために嘘を言って、ルールを破ったふりをしている)


本文では、ハーマイオニーがクラスメートのために嘘をつくこと、それがどのくらい珍しいことかというのが、ホグワーツにいる一番嫌な性格の先生のことを例に出して言っている文が続きます。

It was as if Snape had started handing out sweets.
(まるでスネイプが急にお菓子を配り始めたみたいな感じだ。)

英語って、こういう例えが面白いなと思います。



今回のおススメ: the last …を使った表現

使い方は今回の①the last person to 不定詞、
そして、②the last person that 主語+would 動詞原形
③the last person that/who would 動詞原形
などいくつかバターンがあります。

今回の引用部分をシンプルに活用してみると、

She is the last person to do anything against the rules.
別の言い方をすると
She is the last person to break the rules.
(彼女は絶対にルールを破ったりしない)

She is the last person who would break the rules. とも言えます。


He is the last person (that) I would want to see. と言うと、「私は彼には絶対会いたくない」


この表現、人だけではなく、他の名詞でも使えます。

例えば、
That is the last place (that) I would want to go. と言えば、「そこには絶対行きたくない」

That is the last car (that) I would buy. と言えば、「私は、その車は絶対に買わない」というような意味です。


この表現、文字通り、「~した最後の人」という意味でも使われます。
例えば、Tom was the last person who arrived at the party. と言えば、
「パーティに最後に到着したのはトムです。」というような意味になります。


仮定法で、「絶対に~(ない)です」という意味か、文字通り、「最後の~」という意味で使われているのか、
最終的に意味を決めるのは文脈です。

前後の流れ、状況をしっかり観察することが大事です。



*今回の表現は191ページに登場します。



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ジョークから学ぶ英語表現 ~ What does it say on your shirt? ~

2019年03月05日 | 英語表現
みなさん、こんにちは!

今回は久しぶりにReader's Digestのジョークより、使える英語表現をご紹介します。

今回のジョークは割と素直な笑い(?)だと思いますので、
まずは辞書なしで、どこがどう面白いのか想像しながら読んで下さい。

では、さっそく引用から♪

Walter goes to do his laundry. But within seconds of stepping into the laundry room, he yells out. "Honey, what setting do I use on the washing machine?"
"It depends," his wife answers. "What does it say on your shirt?"
"University of Wisconsin."

-Submitted by Kevin D. Michalskowski-


※最後の-Submit~ -はこのジョークを投稿した方の名前です。


今回のジョークの登場人物はWalterさんとその奥さん。
そして、設定(場面)は、一文目のWalter goes to do his laundry. がヒントです。
最後のlaundryという単語、カタカナで日本語にもなっている単語で、カタカナ読みをすると、ランドリー、洗濯の事です。
この単語、英語での正しい発音は、ロンドリーになりますので、ご注意を。

do the laundryで『洗濯する』という言い方があり、今回はそれが少し変化して、
Walterさんが自分の服を洗う感じを表して、do his laundryとなっています。

洗濯をしようと洗濯機まで行ったWalterさん、いざ、始めようと思ったその時に、洗濯機をどの設定にして洗えばいいのか迷います。
そして奥さんに、

"What setting do I use on the washing machine?"と尋ねます。

それに対して奥さんが、"It depends." (それは洗うもの(衣類)によるわ)と答えます。
そして、次の奥さんの言葉が、今回のオススメのsayが入った表現です。

"What does it say on your shirt?"

この文章は奥さんの発言の続きです。
さて、奥さんはここで何と言っているのか。
分かる方はそれでOK。
ですが、わからない方は予測力を鍛えるチャンスですので、
次のことを念頭に置いて想像してみて下さい。

洗濯機の設定を聞かれた奥さん、洗うものによると答えて、そこで終わったら、
旦那さんはそれをどこで判断すべきかまだ少し不安なままになってしまいます。
そのため、奥さんは、さらにもう一言付け加えて尋ねています。
大事なのは次の視点です。

もし、自分がこの奥さんだったら、この流れで何を尋ねるか?

そして、洗濯機の設定を決める判断基準になるものは何か。

服についているラベルですね!

設定を決めるために、ラベルを旦那さんに見てもらう必要があります。

そんな時に、何というか?



ここまで来たら、英語の単語力の問題ではなく、常識の問題になります。


ラベルを見てもらうために尋ねること、


"What does it say on your shirt?


そう、「シャツに何て書いてある?」ですね!




そして、その質問に旦那さんが何と答えたかというのが、、、


"University of Wisconsin."
(ウィスコンシン大学だよ)


あ~~~~~なんと!
まさかそっちで答えるとは!




ラベルを見ずに、シャツの柄の文字を読んでしまったというジョークでした。
旦那さんがまじめに答えている風景を想像すると、ちょっとかわいいなと思うジョークです。



今回のオススメ表現:
”~に・・・と書いてある”という意味を表すsayです。
次の表現は覚えておくと便利です。

The sign says ~.
(看板に ~ って書いてあります)



例えば、

「動物にエサをあげないようにと書いてあります。」は

The sign says don't feed animals.


「禁煙って書いてあります」は

The sign says no smoking.


「今日は閉まっているって書いてあります」は
The sign says it's closed today.


などなど、看板や張り紙にかいてある色々なことを伝えるのに応用できます。








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