洋書で英会話

100冊以上読んできた経験と知識をもとに、英語の小説や雑誌、実用書などから、すぐに使える素敵な表現や文法をご紹介します。

「選択可能」optionalを使った表現 ~When You Reach Me by REBECCA STEADより~  

2018年08月24日 | 英語表現
皆さん、こんにちは。できるだけコンスタントに更新を!と思いながら、なかなか実現できていません

今月こそ何とか~!と思っていたのですが、今月ももう24日!時が経つのは本当に早いですね。しかも年々スピードを増しているような、、、

さて、今回は、When You Reach Me by Rebecca Stead より、
カタカナで日本語にもなっているoptional(オプショナル)を使った表現をご紹介します♪


さっそく引用、その前に、When You Reach Meはどのようなお話かを簡単に説明しますと、
お母さんと2人で暮らしている主人公、Miranda、彼女のもとに、ある日、謎めいた短い手紙が届きはじめます。
しかもその手紙には未来を予想しているかのような内容が。。。
その手紙の送り主は誰なのか、そして、なぜそんな手紙が彼女の元に届くのか。

このお話、最後まで読んだら、最終的にその謎がすべてつながるという、とてもとても良く書けた面白い本です。


視聴者参加型のクイズ番組への出場権が当たったことを知らせるハガキが、Mirandaの母親の元に届く所から、
この物語は始まるのですが、今回紹介する表現はそのハガキに書かれていた撮影当日の持ち物に関するところにありました。


ここから引用です。※今回のオススメ表現の部分は青字の太字にしています。

On the postcard there's a list of things to bring. She needs some extra clothes in case she wins and makes it to another show, where they pretend it's the next day even though they really tape five in one afternoon. Barrettes are optional, but she should definitely bring some with her. Unlike me, Mom has glossy red hair that bounces around and might obstruct America's view of her small freckled face.

前後の文はだいぶとこなれた表現が並んでいて難しく見えますが、テレビ番組に関して大体想像できることに沿って読み進めると大体の意味は掴めます。

まず、On the postcard there's a list of things to bring. (ハガキには持ち物が書かれていた)

この続きの文章She needs some extra clothes in case she wins and makes it to another show, where they pretend it's the next day even though they really tape five in one afternoon.は全部見ると難しいですが、大事なのはShe needs extra clothes のところです。extraは、”余分の””追加の”です。
服と合わせて考えると、『予備の服』もしくは『着替え』ですね。

何故着替えが要るかはその続きが大事です。
in case ~(~の場合に備えて)という意味です。予備の服が要る理由は、
in case she wins and makes it to another show(勝ち進んで、もう一度番組に出ることになった場合に備えて)でした。

さらに、服を着替える必要がある理由は、where 以降の部分で、where they pretend it's the next day even though they really tape five in one afternoon.(同じ日の午後に5本撮りするにも拘らず、別の回は次の日に行われていることにしているため)です。



そしてその続き、次の文章が今回のオススメ表現。

Barrettes are optional

Barrettesはバレッタ(髪の毛を束ねる髪飾り)のこと。

optional とは。。。


この続きの文章がヒントです。

but she should definitely bring some with her.
(でも、彼女は絶対に持っていくべきだ)


クイズに勝った時のために予備の服は『必ず』持って行かなければなりません。
それに対して、"バレッタはoptional.”

『でも、持っていくべきだ』と主人公は思います。

ということは、流れで読むと、optional は『持って行っても行かなくてもどっちでもいい』というニュアンスかな?と大体想像がつきます。


そしてその通り!optional にはthat you can choose to do or have if you want to (オックスフォード現代英英辞典参照)という意味があります。


旅行会社のパンプレットなどで"オプショナルツアー"と書かれている欄をよく目にしますので、
旅行によく出かける方には馴染みのある英単語かもしれませんね。
オプショナルツアーはツアーを利用する人がそのツアーを付けるか付けないか選択できますね。


主人公Mirandaがバレッタは必須の持ち物に含まれてはいないけど、お母さんは絶対に持って行くべきだと思った理由は、
自分(ミランダ)と違って、お母さんはふわふわの赤い髪をしているから、その髪が顔にかかったらお母さんの小さいそばかすのある顔(きっと美人さんです)が隠れてしまってテレビにちゃんと顔が映らなくなるから(Unlike me, Mom has glossy red hair that bounces around and might obstruct America's view of her small freckled face.)でした。


今回の表現は髪飾りのバレッタという特殊なものでしたが、選択できる授業などもoptionalを使って表すことができます。

学校などのクラスの案内で、The class is optional.とあれば、「そのクラスは必須ではないから受講してもしなくてもどちらでもOK」です。

Dress code(ドレスコード:服装規定)に A tie is optional.とあれば、「ネクタイはしてもしなくてもどちらでもOK」です。


ちょっと知っていたら役に立つ、便利な表現です。





コメント
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