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動植物と名前漢字のブログ(名前漢字と名付けお助けブログ別館1)

魚や鳥等動物、木など植物の名前の語源や漢字の字源、動植物の雑学等を書いていきます。どちらかというと、動物が主です。

{77}亀は万年も生きるとなぜ言われるのか

2006年07月02日 | 爬虫類


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 鶴は千年、亀は万年とよく言われますね。

 平均寿命では、最も長生きなのは、人間であると言うことを以前述べました。

 個体であれば、確実な証拠がある例で、120年を超えることがない人間に対し、200年を超えて生きたケースもある亀が現生動物の中で最長寿であることに異議はないでしょう。

 それだからと言って、万年も生きると言うことわざは、大げさですね。

 亀が万年も生きるという考え方は、日本オリジナルのものではなく、中国から伝わったものなのです。

 中国では、「龍・鳳・麟」とともに「亀」は、四霊として神聖な動物とされています。

 亀以外の3つは、何らかのモデルがあるにしても、想像上の動物です。

 それらとともに神聖な動物として扱われるためには、特別な理由があると思われます。

 ご存知の方もいると思いますが、甲骨文字は略さずに言うと、亀甲獣骨文字と言います。

 獣の肩甲骨とともに亀の甲羅の割れ具合から神意をうかがうという占いが行われ、その結果をまた、亀甲や獣骨に書き記したのが、甲骨文字なのです。

 そのように神意をうかがうために使われるということから「龍・鳳・麟」とともに神聖な動物とされ、現実にも長生きすることから、万年も生きると考えられたのではないでしょうか。

 
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