動植物と名前漢字のブログ(名前漢字と名付けお助けブログ別館1)

魚や鳥等動物、木など植物の名前の語源や漢字の字源、動植物の雑学等を書いていきます。どちらかというと、動物が主です。

{65}魚の名前漢字に日本独自のものが多いのは、なぜか

2006年02月12日 | 動物の名前漢字

 
 そう聞くと、「日本が四方を海に囲まれていて、海魚のバリエーションが多い。」と答える人が多いのではなかろうか。

 中国は、大陸国家とはいえ、あれだけ巨大な国であり、海岸線も長く、亜寒帯から亜熱帯にわたり、魚の種類がそう少ないとも思えないと反論もあるだろう。

 これは、いずれも正しいことであるが、中国の場合、首都が海岸の近くになったのは、そんなに遠い昔のことではなく、「殷・周・秦・漢・唐」などの諸王朝にあっては、内陸部に存在したことも大きな要因といえる。

 そのため、内水面にすむ魚を利用することはあっても、日本のように膨大な種類の海魚を利用し、それに名前をつけるという必要性に乏しかったのである。

 もちろん、日本沿海の魚に特殊なものもあり、それに名前をつける必要もあった。内水面や沿岸地域の魚の名前として「鮖(かじか)・鮴(ごり)・鯐(つくら・すばしり)・鯲(どじょう)・鰚(はらか)・鰰(はたはた)」などがある。

 また、日本独自のものでない字であっても、日本独特の用法が中国にも輸入されて使われていることがある。

 特に有名なのは、「鰮(いわし)」であろう。

 この字は、2・3寸の小魚を意味するものであったが、今のどの魚に当たるのか、意味が失われており、日本で、「いわし」の意に使われていたものを、19世紀末ごろに中国でもその意味に使うようになったのである。

 しかし、なんと言ってももっとも特殊なケースが「鯰(なまず)」である。

 多くの日本人に信じられている説明では、本来「なまず」の意である「鮎」を「あゆ」の意に使ったので、「占」と同様な音を持つ「念」を使って、日本人がこの字を作ったことになっている。

 現実には、「鯰」という漢字も中国で作られたのであるが、日本に渡った後、中国で失われたため、清の時代に、日本から逆輸入されたに過ぎないのである。

 もっと詳しい説明が必要だろうが、他のブログの範疇になるので、省略する。


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{64}鬼も18番茶も出花と言うが

2006年02月06日 | 人間


 女性の一番きれいな年頃を言った言葉だと言われる。

 少々器量の悪い女性でも数え年の18歳ぐらいになると、見栄えがよくなり、恋や結婚に向いてくるということ。

 これは、かわいいと言われる年頃から大人の女性へ脱皮する年頃でもあり、輝きを増して綺麗になるということだろう。

 それとは別に、かわいい盛りという言葉がある。

 これは、2・3歳ごろの性別にかかわりなく、見るからにかわいいと思ってしまう年頃のことである。

 この年頃の特徴は、体のバランスからすると頭でっかちで、顔のバランスからすると目が大きい年頃でもある。

 赤ちゃんのよちよち歩きではなくなったが、頭が大きいためバランスが悪く見え、目がパッチリしているので、かわいく見えるとも言い換えられる。

 なぜ、こうなるのかと言うと、他の部分に比べ、脳の発達は早く、3歳ごろまでに成人の80パーセントぐらいになると言われ、目も他に比べ、発達が早いからである。


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{63}ゴリラは、餅をのどに詰めるか

2006年02月05日 | 人間と他の動物


 この答えは、大脳が人間と同じ程度に発達すれば、ゴリラは人間と同じ程度複雑な発声ができるかということと、同じ問いなのである。

 人間は、年をとって、嚥下の機能などが衰えることによって、餅をのどに詰めて窒息死するという事故を起こすようになる。

 人間は、ゴリラやチンパンジーと声帯の構造が違うばかりでなく、のどの構造も異なるため、多種の音声を操ることができ、複雑な音声言語を取得することができたのである。

 このことが、類人猿と異なり食道に入るべき食物が、気管支に飛び込んで窒息するという事態を引き起こす元になっているのである。

 逆からいうと、複雑な音声を操れないゴリラなどの類人猿は、餅を詰まらせるようなのどの構造にもなっていないということである。

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