ドキュメンタリー 「WASTELAND 不毛の地」紹介
ロシア ウラルの核惨事などによる放射能汚染に苦しむ川下の人々の悲劇
ドキュメンタリー 34分 監督 : ゲンナジ・シャリバン
WASTELAND
不毛の地
公開2009年 ロシア 日本語字幕付き
スタンダード・サイズ NTSCカラー
製作・脚本 : オレグ・ボドロフ
2010年イルクーツク国際ドキュメンタリー映画祭「人間と自然」部門で受賞
ロシアのチェリャビンスクにあるマヤーク核施設コンビナートは、原発や原子力潜水艦の使用済み核燃料の再処理を担う。マヤークから出る大量の放射性廃棄物は、60年間直接カラチャイ湖やテチャ川に捨てられ続けてきた。その流域の汚染は桁外れで、住民の生活と健康破壊は目を覆いたいほど悲惨である。ロシア政府がソビエト時代から極秘としてきたマヤーク各施設コンビナートのずさんな管理実態とその被害者たちの苦悩に迫った衝撃のドキュメンタリー。原発・核産業に依存する社会が産み出す悪魔的現実を問う問題作。
ゴスマン・カビロフ
この下に村がうめられたのです。
ミーリャ・カビロワ
私たちはひとつに団結すべきなのです。
この映画を山のような絶望と苦悩を取り除いたミーリャとゴスマンに捧げる。オレグ・ボドロフ
「不毛の地」普及委員会 TEL03-6915-9281
http://wasteland-fumounoti.blogspot.jp/
こうした結果を生んでもなお、原子力発電を続けることができるのか?
『不毛の地』について
ロシアは、ウラル山脈の東西で欧州とアジアに分かれる。欧州寄りの西側にはモスクワを始め豊かな都市があり、ロシア人が多く住む。東
側はウラル地方と呼ぱれ、広大な大地に多様な文化を持つアジア系の民が多い。
この物語は、北欧ロシアに位置するムルマンスクの美しい町、ポリアルニィ・ゾィの住民が、原子力発電所に大きく依存しながら豊かな生活
を営んでいることから始まる。
実際、ウラル山脈の西側には32の原発が稼働している。その使用済み燃料は、ウラル山脈東側チェリャビンスクにあるマヤーク核コンビナートで再処理されている。マヤークには、カラチャイ湖を含む無数の湖沼があり、ウラル山脈から流れ出たテチャ川が横断している。
本作品は、マヤークが排出する放射性廃棄物が、1948年からテチャ川に直度投棄され続けているという驚くべき事実を明らかにする。さらに、マヤークにおけるずさんな核廃棄物管理のため、57年にはウラルの核惨事と呼ぼれる大爆発事故を起こし、67年に放射能汚染汚泥が飛散し、ウラル地方一帯を放射能で汚染した。しかしながら、旧ソ連も現ロシア政府もその事実と住民たちの被害を隠蔽し続けて来た。
汚染され続けて来たテチャ川流域に、ムスリュモワオ村がある。その住民たちは、ガンをはじめとする不可解な病気「川の病気」に襲われ、健康と生活を破壊され続けて来た。その絶望的な村で育ったミーリャとゴスマン夫妻は力合わせてNGOテチャを立ち上げテチャ川流域の被害とマヤークのずさんな実態と非人道性を告発して活動している。その二人の案内で、私たちは核と原発政策の悪魔的な現実に直面することになる。
ロシア ウラルの核惨事などによる放射能汚染に苦しむ川下の人々の悲劇
ドキュメンタリー 34分 監督 : ゲンナジ・シャリバン
WASTELAND
不毛の地
公開2009年 ロシア 日本語字幕付き
スタンダード・サイズ NTSCカラー
製作・脚本 : オレグ・ボドロフ
2010年イルクーツク国際ドキュメンタリー映画祭「人間と自然」部門で受賞
ロシアのチェリャビンスクにあるマヤーク核施設コンビナートは、原発や原子力潜水艦の使用済み核燃料の再処理を担う。マヤークから出る大量の放射性廃棄物は、60年間直接カラチャイ湖やテチャ川に捨てられ続けてきた。その流域の汚染は桁外れで、住民の生活と健康破壊は目を覆いたいほど悲惨である。ロシア政府がソビエト時代から極秘としてきたマヤーク各施設コンビナートのずさんな管理実態とその被害者たちの苦悩に迫った衝撃のドキュメンタリー。原発・核産業に依存する社会が産み出す悪魔的現実を問う問題作。
ゴスマン・カビロフ
この下に村がうめられたのです。
ミーリャ・カビロワ
私たちはひとつに団結すべきなのです。
この映画を山のような絶望と苦悩を取り除いたミーリャとゴスマンに捧げる。オレグ・ボドロフ
「不毛の地」普及委員会 TEL03-6915-9281
http://wasteland-fumounoti.blogspot.jp/
こうした結果を生んでもなお、原子力発電を続けることができるのか?
『不毛の地』について
ロシアは、ウラル山脈の東西で欧州とアジアに分かれる。欧州寄りの西側にはモスクワを始め豊かな都市があり、ロシア人が多く住む。東
側はウラル地方と呼ぱれ、広大な大地に多様な文化を持つアジア系の民が多い。
この物語は、北欧ロシアに位置するムルマンスクの美しい町、ポリアルニィ・ゾィの住民が、原子力発電所に大きく依存しながら豊かな生活
を営んでいることから始まる。
実際、ウラル山脈の西側には32の原発が稼働している。その使用済み燃料は、ウラル山脈東側チェリャビンスクにあるマヤーク核コンビナートで再処理されている。マヤークには、カラチャイ湖を含む無数の湖沼があり、ウラル山脈から流れ出たテチャ川が横断している。
本作品は、マヤークが排出する放射性廃棄物が、1948年からテチャ川に直度投棄され続けているという驚くべき事実を明らかにする。さらに、マヤークにおけるずさんな核廃棄物管理のため、57年にはウラルの核惨事と呼ぼれる大爆発事故を起こし、67年に放射能汚染汚泥が飛散し、ウラル地方一帯を放射能で汚染した。しかしながら、旧ソ連も現ロシア政府もその事実と住民たちの被害を隠蔽し続けて来た。
汚染され続けて来たテチャ川流域に、ムスリュモワオ村がある。その住民たちは、ガンをはじめとする不可解な病気「川の病気」に襲われ、健康と生活を破壊され続けて来た。その絶望的な村で育ったミーリャとゴスマン夫妻は力合わせてNGOテチャを立ち上げテチャ川流域の被害とマヤークのずさんな実態と非人道性を告発して活動している。その二人の案内で、私たちは核と原発政策の悪魔的な現実に直面することになる。