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アイヌ遺骨新たに8体 全国12大学1676体に 文科省再調査

2017-04-21 | アイヌ民族関連
北海道新聞04/20 05:00
 全国の大学で研究目的などで保管しているアイヌ民族の遺骨について、新たに東京医科歯科大が一体分として特定した遺骨8体を保管していることが、文部科学省の調査で分かった。文科省は2013年の前回調査が一部不徹底だったため、各大学に再調査を求めたところ、同大を含む計12大学で1676体(前回比40体増)が保管されていた。
 東京医科歯科大によると、8体は一昨年に歯学部の標本室で発見された。アイヌ民族と類推させる情報を記したカードとともに保管されていた。同大は関連する文献から、初代学長が1932年(昭和7年)以前に札幌市内の民間病院から貸与されたとみている。発掘地域は不明という。
 東大は前回調査の記載ミスなどが判明して3体増え、新潟大も遺骨を納めた箱を精査したところ16体を一体として特定した。札幌医大は、道内の遺跡調査で出土した遺骨を寄託されたことなどから43体増えた。
 一方、4体を保管していると発表していた金沢医科大は再調査でアイヌ民族の遺骨ではないことなどが判明してゼロに。北大は遺骨返還訴訟が和解したことなどから12体減り、京大や大阪大も遺骨を精査した結果、7体ずつ減った。
 一体として特定できなかった遺骨を納めた箱は6大学で382箱あり、前回調査と比べ133箱減った。一体として特定された遺骨が増えたためという。
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/society/1-0391413.html
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