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釧路市阿寒湖畔 アイヌ伝統文化担い手育成施設オープン

2024-05-11 | アイヌ民族関連

NHK05月10日 20時02分

アイヌ工芸の伝統技術や文化の担い手を育成する拠点、「阿寒アイヌクラフトセンター」が釧路市の阿寒湖畔に完成し、9日、関係者が式典を開いてオープンを祝いました。
この施設は、釧路市が2年前から総事業費およそ4億円をかけて整備し、アイヌ語で「よく働く」「努力する」を意味する「ハリキキ」という愛称が付けられました。
施設は大型の木を彫ったり刺しゅうを学んだりする工房などが整備されていて、一部はガラス張りにして研修の様子を見学できます。
また、研修生は地元のアイヌ工芸作家などから技術や文化、デザイン、それに起業に向けた経営などを2年かけて学びます。
関係者が出席して開かれたオープニングセレモニーで、センターでの担い手育成事業の運営を担当する、一般社団法人「阿寒アイヌコンサルン」の廣野洋・理事長が「担い手不足が課題となる中、アイヌ文化の発展などに寄与していきたい」とあいさつしました。
また、研修生の1人で、祖父が阿寒湖畔で工芸品店を営んでいるという大和田秋之助さんは「小さい頃からアイヌ文化に関心がありました。いずれはお店を継ぎたい」と意気込んでいました。
釧路市阿寒湖アイヌ施策推進室の堀江勇樹さんは「育成事業を通じて阿寒湖全体が盛り上がるようサポートしていきたい」と話していました。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/sapporo/20240510/7000066865.html

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