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チビチリガマ荒らし 逮捕の少年「棒で荒らした」

2017-09-17 | ウチナー・沖縄
NHK9月16日 19時06分
沖縄戦で住民が集団自決に追い込まれた沖縄県読谷村にある「チビチリガマ」が荒らされ、少年4人が逮捕された事件で、警察によりますと、逮捕された一部の少年は「心霊スポットとして肝試しに行った」、「棒などを使って荒らした」という趣旨の供述をしているということで、警察が詳しいいきさつを調べています。
沖縄県読谷村にある「チビチリガマ」は、72年前の沖縄戦で住民83人が集団自決に追い込まれて犠牲になった自然洞穴で、戦争の悲惨な記憶を今に伝える象徴的な場所です。
今月12日、千羽鶴が引きちぎられたり、遺品が壊されたりしているのが見つかり、警察は15日、沖縄本島中部に住む16歳から19歳の少年4人を、千羽鶴を引きちぎったなどの器物損壊の疑いで逮捕しました。
警察によりますと、4人は調べに対して、「間違いありません」などと容疑を認めているということです。また調べに対して、逮捕された一部の少年は「心霊スポットとして肝試しに行った」、「今月10日に現場に行き棒などを使って荒らした」という趣旨の供述をしているということで、警察が詳しいいきさつを調べています。
遺族会「大きなショックを受けている」
「チビチリガマ」で亡くなった住民の遺族で作る遺族会の與那覇徳雄会長は、「平和教育を受けたはずの沖縄に住む少年が逮捕されたことに、大きなショックを受けています。ここは犠牲者の魂に安らかに眠ってほしいという場所であり、肝試しだとすれば、さらにショックで納得できず許せません。詳しい動機が知りたいです」と話していました。そのうえで、「こうしたことが起きても、教育関係者の人たちには今後も変わらず、平和教育を続けてほしい」と話していました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170916/k10011142411000.html

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