学習障害と英語指導を考える

特別支援の視点から。
どの子もハッピーになるような指導を。

フィンランドの英語の教科書が届いた~

2011年11月17日 | 本、書籍の紹介
日本の英語教育で、なんでうまいこと子供たちが英語を使えるように

ならないのかな~というヒントにならないかな、と思って

フィンランドの英語教科書を買いました。

(↓ここで売ってた)
http://www.kknews.co.jp/developer/finland/index.html



フィンランド語は、日本語と同じく、英語との関係はとても離れています。

ですが、ヨーロッパでは、フィンランドは英語が通じる国ランキングの5位。


ヘルシンキサノマット社によるEnglish Proficiency の調査では、
北欧諸国はトップファイブに入り、
アジアの国々は低い点数を取ったとのことでした。
http://www.ef.fi/epi/ef-epi-ranking/

以下、ランキングの一部を抜粋します。

1位 ノルウェイ
2位 オランダ
3位 デンマーク
4位 スウェーデン
5位 フィンランド
6位 オーストリア
7位 ベルギー
8位 ドイツ
9位 マレーシア
10位 ポーランド


日本はというとModerate Proficiencyで、
なぜか韓国やメキシコと並んでたんだけど、
それはどうなん・・・もうちょっと低いやろ・・・と思いつつ、
フィンランド!!

なんで、英語ができるんや!?


で、これから読むところ。

興味のある人は、お見せしますのでどうぞ。
(貸し出しはできません)



アジア諸国の英語教科書を比較した調査も興味深いです。

「アジア各国と日本の英語教科書比較」
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kyouiku_kondan/kaisai/dai3/2seku/2s-siryou3.pdf

「日本と韓国の中学校教科書における効果的な発音指導に関する比較研究」
http://www.cc.kochi-u.ac.jp/~tamasaki/Paper5.pdf

「日本と韓国の中学校英語科教科書の比較 : 論理的思考を育てるという観点から(II.人文・社会科学系)」
http://ci.nii.ac.jp/naid/110004628759/

「中国と日本の英語教科書の内容の比較研究」
http://ir.lib.miyazaki-u.ac.jp/dspace/bitstream/10458/1258/1/KJ00002439860.pdf



私たちは、目の前の「教科書」を教えようとしていますが、

その教科書に疑問を持つ機会はあまりないのではないでしょうか。



語彙指導、発音指導も含め、

小学校から高校までの内容を踏まえた教科書づくりをしている国と

連携していない国では、大きな差がでて当たり前やなあ。


英語が使えるようにならない原因は、

教え方だとか、ひとクラスの人数も、関係しているだろうけど

教科書も、大きいように思いませんか。



英語は「中学」「高校」と分かれるのではなく、

スパイラル的に繰り返し繰り返し同じ項目を深く学んで

身につけていくのが望ましいのではないかな。



さてさてフィンランドの教科書、どんなのかなー。

どんなふうに構成されてるのかなー。  楽しみ~~。



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Yukky)
2011-12-16 23:16:05
はじめまして。
ご紹介いただいているフィンランドの教科書、興味があります。ぜひ、感想を伺いたいです。
お返事遅くなってスミマセン~ (Yukkyさん)
2011-12-22 21:26:18
コメントありがとうございます。

感想、近日中にまとめますね!!

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