学習障害と英語指導を考える

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アメリカのディスレクシア人口は、カリフォルニア州とテキサス州の人口に匹敵する

2015年03月31日 | 日記

The number of people with dyslexia in the United Staets

equals the population of California and Texas.

 

この数字の根拠は確認していませんが、

英語圏ではとにかく読み書きに大きな困難を抱えるディスレクシアの人口比率は高く、

10%~15%以上とも言われています。


おそらく昔、


「日本は文盲率が低いが、アメリカは非常に高い」
(それだけ日本の教育は質が高い)


ということを教えられた世代の人たちがいると思いますが、

今になってみれば、

この違いは教育の差ではなく、
それは言語の持つ書記体系の違いから来ていたかと思います。

日本語は、特に仮名文字は、

1文字1音対応であるだけでなく、

1文字があらわす単位が音節(子音と母音)と大きいため、

とてもシステマティックであるだけでなく、

読みが容易に習得できます。


一方英語は、

文字と音の対応が不規則なものが多く、

1文字があらわす単位は、

音素というとても細かい音を扱います。


この組合せを覚えなければ読めない、

書けないわけですから、

大変なことです。

 

ディスレクシアは、
読み書きの基礎である、
見る・聞くの処理が弱い人が多いため、
英語を学ぶのはハードルが高くなるということです。


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