今日から6月ですが、今年の春は少し遅く進んでいるようです。
5月29日に、友人に声をかけていただいて千歳自然保護協会主催の『春の青葉公園植物観察会』に参加してきました。
よく見ないと見逃してしまいそうな、目立たないけれど珍しい草花を探しながらレクチャーを受けられる、2時間ほどの楽しい散策でした。
ところでトップ写真は一見なんということもないタンポポですが、実は最近市街地ではあまり見かけなくなっている、在来種の「日本タンポポ」の一種「エゾタンポポ」です。 ←クリックで拡大
下の帰化種の西洋タンポポとの大きな違い、わかりますか?
セイヨウタンポポ
横から見るとエゾタンポポは総苞外片が反り返らず、花径の上部に毛が密生しているのがわかります。
花が大きく水平に開いていて丈も高かったです。
そして花期は5~6月で北国の短い春の間しか咲かず繁殖率も低いので、近年では見つけるのが難しくなっているそうです。
西洋タンポポは総苞外片がかなり下に反り返りぐにゃっとした感じです。
関東地方に住んでいた頃は「カントウタンポポ」と「シロバナタンポポ」を見かけたことがありました。各地方にそれぞれの在来種のタンポポがあるようです。
うちの庭にたくさん生えてるのはどれも西洋タンポポだけど。(苦笑)
以下は青葉公園の遊歩道を歩いて見つけた花の一部です。
コンロンソウ(崑崙草) セントウソウ
コンロンソウの名前の由来は中国の崑崙山につもる雪のようだからとか。
セントウソウは「仙洞(仙人の住い)草」と「先頭草」の2つの説があるそうですが、セリ科の仲間では1番早く咲くそうなので「先頭を切る」というのが合っているのかな?
ズダヤクシュ(喘息薬種) ミヤマハコベ(深山ハコベ)
ズダヤクシュはユキノシタ科で、咳止めや喘息の治療薬として使われたそうです。漢方薬。
すごく小さい花だけどマクロで見ると奇麗です。
足下の目立たない花たちの思わぬ形状に驚かされます。
ベニバナイチヤクソウ(紅花一薬草) エンレイソウ(延齢草)
まだつぼみだったベニバナイチヤクソウの薬効は「止血・殺菌」。
エンレイソウは中国では「延齢草根」という名の胃腸薬として用いられていたそうです。
同じ仲間で、白い花の「オオバナノエンレイソウ」「ミヤマ(シロバナ)エンレイソウ」「シラオイエンレイソウ」もたくさん咲いていました。
それにしても野草は漢方薬種由来のものが多いですね。
フデリンドウ
すごく小さいけど確かにリンドウの青い花。
まだ咲き始めたばかりで高さ5センチにもならないような塊が、地面から青い光を放っていました。(成長すると10センチぐらいになるそうです)
木の枝にアカゲラとキビタキを見かけ、アゲハチョウやエゾシロチョウも越冬したさなぎから羽化して飛び回っている、風は少し冷たかったけれどよく晴れた春の1日でした。
5月29日に、友人に声をかけていただいて千歳自然保護協会主催の『春の青葉公園植物観察会』に参加してきました。
よく見ないと見逃してしまいそうな、目立たないけれど珍しい草花を探しながらレクチャーを受けられる、2時間ほどの楽しい散策でした。
ところでトップ写真は一見なんということもないタンポポですが、実は最近市街地ではあまり見かけなくなっている、在来種の「日本タンポポ」の一種「エゾタンポポ」です。 ←クリックで拡大
下の帰化種の西洋タンポポとの大きな違い、わかりますか?
セイヨウタンポポ
横から見るとエゾタンポポは総苞外片が反り返らず、花径の上部に毛が密生しているのがわかります。
花が大きく水平に開いていて丈も高かったです。
そして花期は5~6月で北国の短い春の間しか咲かず繁殖率も低いので、近年では見つけるのが難しくなっているそうです。
西洋タンポポは総苞外片がかなり下に反り返りぐにゃっとした感じです。
関東地方に住んでいた頃は「カントウタンポポ」と「シロバナタンポポ」を見かけたことがありました。各地方にそれぞれの在来種のタンポポがあるようです。
うちの庭にたくさん生えてるのはどれも西洋タンポポだけど。(苦笑)
以下は青葉公園の遊歩道を歩いて見つけた花の一部です。
コンロンソウ(崑崙草) セントウソウ
コンロンソウの名前の由来は中国の崑崙山につもる雪のようだからとか。
セントウソウは「仙洞(仙人の住い)草」と「先頭草」の2つの説があるそうですが、セリ科の仲間では1番早く咲くそうなので「先頭を切る」というのが合っているのかな?
ズダヤクシュ(喘息薬種) ミヤマハコベ(深山ハコベ)
ズダヤクシュはユキノシタ科で、咳止めや喘息の治療薬として使われたそうです。漢方薬。
すごく小さい花だけどマクロで見ると奇麗です。
足下の目立たない花たちの思わぬ形状に驚かされます。
ベニバナイチヤクソウ(紅花一薬草) エンレイソウ(延齢草)
まだつぼみだったベニバナイチヤクソウの薬効は「止血・殺菌」。
エンレイソウは中国では「延齢草根」という名の胃腸薬として用いられていたそうです。
同じ仲間で、白い花の「オオバナノエンレイソウ」「ミヤマ(シロバナ)エンレイソウ」「シラオイエンレイソウ」もたくさん咲いていました。
それにしても野草は漢方薬種由来のものが多いですね。
フデリンドウ
すごく小さいけど確かにリンドウの青い花。
まだ咲き始めたばかりで高さ5センチにもならないような塊が、地面から青い光を放っていました。(成長すると10センチぐらいになるそうです)
木の枝にアカゲラとキビタキを見かけ、アゲハチョウやエゾシロチョウも越冬したさなぎから羽化して飛び回っている、風は少し冷たかったけれどよく晴れた春の1日でした。
先日ブヨに刺されて病院行きになった地域はそれはそれは大きいたんぽぽばかりで。
GAROの歌を思い浮かべながらなんだか違うと一人思いました。
ガロの「たんぽぽ」は何だろうね?
♪たんぽぽは小さく咲いて揺れて~♪
ゆみちゃんが見た大きなタンポポは西洋タンポポかな?関東タンポポかな?
繁殖力の強い西洋タンポポは草地が黄色くなっているほど今が盛りです。
そういえば昔たんぽぽコーヒーって飲んだことがありますよ。
でもあんまり美味しくなかった印象が(笑)
根っこで作るんですね。<漢方薬と同じ!
調べてみたらいろんな効用があるとかって・・
http://www.clue4health.com/dandelion_coffee/
けどあんまり美味しくないの?薬だからか?(笑)
そちらにはどこかに「関西タンポポ」が♪