少し前のことだけど札幌で1日に2つの美術展を見てきました。
どちらも最寄り駅が西18丁目の2つの美術館。
1つは北海道立近代美術館での「藤田嗣治と愛書都市パリ~花ひらく挿絵本の世紀」
日程:2012年9月15日(土)~11月11日(日)
月曜休館(祝日の場合翌日)、11/5(月)は開館
時間:9:30~17:00(入場は16:30まで)
*本展ホームページ
エコール・ド・パリの代表的な画家の一人である藤田嗣治(レオナール・フジタ)。
その線描を活かした繊細な筆致は日本画風でもあり現代のイラストレーションとも繋がる独特の画風が特徴ですが、今回は挿絵画家としての業績を見ることが出来ました。
19世紀から20世紀にかけて、著名な画家達による限定版の挿絵本の隆盛の中に藤田もいたということです。
これはジャン・コクトーの「海龍」に藤田がつけた素描を職人が直彫りした銅板画作品。
それぞれの本にあった画風で描かれる挿絵の数々は見ていて飽きなく、実際に本を手に取って読んでみたいという思いに駆られます。
勿論フジタだけでなく、マティスやパスキン、シャガール、ピカソなどの貴重な挿絵が見られ本好きの視点からも魅力を堪能できました。
実は絵を観るのが好きになった一端に、こどもの頃に読んだ海外の児童文学の挿絵があります。
特にC.S.ルイスの「ナルニア国物語」とヒュー・ロフィティングの「ドリトル先生」のシリーズのペン画に憧れてました。
挿絵や表紙のイラストで本を選ぶこともやっぱりあるし。
考えてみると好きな物って案外こどもの頃から変わらないものなんですね。
なので(美術系)短大卒業後に父が発行していた詩誌の表紙を描かせて貰ったり、父の友人の詩集の表紙のデザインとイラストを頼まれた時はありがたく、嬉しかったです。
■〈猫〉が気になる[チラシpdf]
日程:2012年9月8日(土)~10月21日(日)
月曜休館(祝日の場合は開館し、翌火曜日休館)
時間:9:30~17:00(入場は16:30まで)
もう1つは近代美術館から数分の所にあり北海道立近代美術館の分館でもある三岸好太郎美術館。
札幌出身の画家三岸好太郎の作品および関係資料の収集と展示を行っている美術館です。
今回の特別展は三岸氏を含め28人の画家の40数点もの〈猫〉をテーマに作品が並び、猫好きも唸らせるような中身の濃い展示でした。
とくに上のチラシの長谷川りん(さんずいに隣の右側)二郎の〈猫〉は仙台美術館所蔵の物で、いつかは原画を観たいと思っていたのでとても嬉しかったです。
扱いもかなりな別格だったし。
ずっと物語の「長靴を履いた猫」から想をとったものだと思い込んでいた三岸氏の〈猫〉も、そう断定できない色々な謎があることも説明で判りました。ふ~む、面白い。
猫好きとして知られる歌川国芳の浮世絵や前から好きな日本画家さんの猫の絵も数点あり、堪能しました。
この美術館は北海道知事公館の敷地内に建てられていて、散策がてらに立ち寄るにも良い所です。
庭内には洋梨の木も植えてあって、ちょうど実がたくさんなっていました。
北海道立近代美術館ホームページ
三岸好太郎美術館ホームページ
どちらも最寄り駅が西18丁目の2つの美術館。
1つは北海道立近代美術館での「藤田嗣治と愛書都市パリ~花ひらく挿絵本の世紀」
日程:2012年9月15日(土)~11月11日(日)
月曜休館(祝日の場合翌日)、11/5(月)は開館
時間:9:30~17:00(入場は16:30まで)
*本展ホームページ
エコール・ド・パリの代表的な画家の一人である藤田嗣治(レオナール・フジタ)。
その線描を活かした繊細な筆致は日本画風でもあり現代のイラストレーションとも繋がる独特の画風が特徴ですが、今回は挿絵画家としての業績を見ることが出来ました。
19世紀から20世紀にかけて、著名な画家達による限定版の挿絵本の隆盛の中に藤田もいたということです。
これはジャン・コクトーの「海龍」に藤田がつけた素描を職人が直彫りした銅板画作品。
それぞれの本にあった画風で描かれる挿絵の数々は見ていて飽きなく、実際に本を手に取って読んでみたいという思いに駆られます。
勿論フジタだけでなく、マティスやパスキン、シャガール、ピカソなどの貴重な挿絵が見られ本好きの視点からも魅力を堪能できました。
実は絵を観るのが好きになった一端に、こどもの頃に読んだ海外の児童文学の挿絵があります。
特にC.S.ルイスの「ナルニア国物語」とヒュー・ロフィティングの「ドリトル先生」のシリーズのペン画に憧れてました。
挿絵や表紙のイラストで本を選ぶこともやっぱりあるし。
考えてみると好きな物って案外こどもの頃から変わらないものなんですね。
なので(美術系)短大卒業後に父が発行していた詩誌の表紙を描かせて貰ったり、父の友人の詩集の表紙のデザインとイラストを頼まれた時はありがたく、嬉しかったです。
■〈猫〉が気になる[チラシpdf]
日程:2012年9月8日(土)~10月21日(日)
月曜休館(祝日の場合は開館し、翌火曜日休館)
時間:9:30~17:00(入場は16:30まで)
もう1つは近代美術館から数分の所にあり北海道立近代美術館の分館でもある三岸好太郎美術館。
札幌出身の画家三岸好太郎の作品および関係資料の収集と展示を行っている美術館です。
今回の特別展は三岸氏を含め28人の画家の40数点もの〈猫〉をテーマに作品が並び、猫好きも唸らせるような中身の濃い展示でした。
とくに上のチラシの長谷川りん(さんずいに隣の右側)二郎の〈猫〉は仙台美術館所蔵の物で、いつかは原画を観たいと思っていたのでとても嬉しかったです。
扱いもかなりな別格だったし。
ずっと物語の「長靴を履いた猫」から想をとったものだと思い込んでいた三岸氏の〈猫〉も、そう断定できない色々な謎があることも説明で判りました。ふ~む、面白い。
猫好きとして知られる歌川国芳の浮世絵や前から好きな日本画家さんの猫の絵も数点あり、堪能しました。
この美術館は北海道知事公館の敷地内に建てられていて、散策がてらに立ち寄るにも良い所です。
庭内には洋梨の木も植えてあって、ちょうど実がたくさんなっていました。
北海道立近代美術館ホームページ
三岸好太郎美術館ホームページ
時間のあるときにまた描いてみませんか?
挿絵って独特の魅力がありますよね。詩や小説に添えられているのだけど、絵としての主張もあるし存在感もある。最近だと私は山口晃さんが好きです。
じゃぁそのうちペン画を・・
いい機会かも?^^;←無精者ー
詩がどういったものかわからないけど、表紙の絵をみたらシュールで少なくとも絵に関しては僕の好みですから。
ということは詩もそんな世界なのかと気になります。
「テキサスのワニ」の詩を読んだイメージで描きました。
山口晃さん、私も好き!現代の浮世絵師♪
日本人の挿絵画家としては宇野亜喜良さんも好きだったなぁ。
今江祥智さんの「海の日曜日」表紙&挿絵を描いてた。
最近では天野喜孝さんや山田章博さんがファンタジー小説には無くてはならないと思ってます。(笑)
シュールというか不思議な味のする文章が多いです。
膨らませれば小さな短編小説になりそうなアイディアが盛り込まれてたりもして。
「海潮」のメンバーでもあったので毎回作品を読むのを楽しみにしていました。(笑)
挿絵って言うのも文体にピタッと合ってなきゃ文体自体の表現力も半減しちゃうわけね、、 いい加減な性格の私にゃ想像できない世界です。
挿絵で印象が定着されちゃう場合もありますものね。
同じ作家さんの小説でも文庫で何種類か出てたら自分の好きな表紙のを選んじゃうし。(笑)