地主さんの家に行ったら小梅がたわわに実っていました。
『小梅をちょうだい!』
『いくらでもイイヨ!』
って、言うことでいっぱい頂いてきました。
いつもいつもすみませんね。
小さな梅の木なのだが、内側に潜り込むと・・・
屈んで下から見上げると、ブドウみたいに可愛い小粒の梅の実がいっぱい生っている。
ちょっと不思議な感動。不思議な光景。
小人になって違う世界に来たみたい・・・
もう、ちょっと黄色くなって熟しているのもあります。
黄色く熟しているのをそのまま食べてみると、アンズのようです。
いっぱい頂きました。
おへその胡麻(ヘタ)取りをしてから、よく水洗いして乾かしたら塩漬けです。
ですがこれからが大きな凡ミス!
翌日の午前中に漬け込む予定が仕事と重なり、2日も置きっぱなしにしてしまいました。
カリカリの塩梅にするには、採りたての青梅で漬け込むのが最重要事項なのです。
『あ~あ、ちょっと熟しちゃって柔らかくなっちゃた・・・』
『ま、いいっか。試しに漬けてみようね。』
大鍋に移して塩を絡みやすくするためにお酒(本当は35度以上の焼酎)をちょっと振って、手でゴリゴリと塩ずり。
100均で購入したビンに半分詰めて、間に卵の殻を入れたお茶パックを載せます。
なんでも卵の殻のカルシウムに反応してカリカリが維持できるみたい。
また梅を詰めて出来上がり。
1,5Lビンで2ビン出来ました。
あとで考えると8分目の方が良いかも。
3日ほど経ったらビンを振って、梅を上下に入れ替えた方が良いからです。
3日ほどでビンの底に水分が溜まってきました。
これが梅酢になるんですね。
5日目に試食。
う~ん、どうかな?
『やった~、美味しい!』
ガリガリの青梅ではなく、ちょっと熟した小梅ですのでカリカリ梅ではないのですが、後味の良い塩味の梅が出来ました。
塩が少なかったせいか塩分控えめで、口に入れて噛むと種がポロっと取れる柔らかさで食べやすい。
そして熟してしまったので種がポロっと出た瞬間にフルーティな爽やかさもありますね。
『ご飯の友のカリカリ小梅』を作るはずが、『フルーティな塩味のちょっと柔らかくて食べやすいお茶請け小梅』になってしまったが、これはこれで大成功でした。
次は大きな普通の梅でちゃんとした『カリカリ梅』に挑戦しましょう。