なのにオイラは京都へゆくの?

大阪の中年男が、京都の山に登った際の赤裸々(?)な公式日記帳やねん。
のはずが……京都・自己満足ブログとなりにけれ。

緑こぼれる西山に あじさいの花 咲いている 《前編》

2013-07-01 10:46:28 | 京都西山

 西山古道の途中に位置する楊谷寺(ようこくじ)こと柳谷観音で、あじさいまつり(今年は6月29日・30日)が行われているというので行ってみました。

 ▼ いよいよこのトレッキングマップを使うときが来たぞ!

 6月30日(日)

 ▼ 8:35 JR向日町駅前から阪急バスに乗り善峯寺へと向かう。(料金:大人340円)

 ▼ 9:02 善峯寺に到着。あじさいスポットです。オイラを含め約15名が下車。

 タバコ吸ったり、トイレに行ったり、GPSが衛星と通信するのに時間がかかったりで、オイラだけが出遅れスタート。
 ▼ 9:22 善峯寺の駐車場入口前にある西山古道の「道標1」に到着。

 西山古道を歩くのは初めてだが、随所に道標があるようなので、この時点では「道に迷うことはねえぜ」とタカをくくっていたのだが……。
 ▼ 9:26 まずは木橋を渡って西山古道に入る。

 ▼ 歩きやすそうな道。しばらくは坂道を登って高度を上げていきます。

 ▼ あれは比叡山?

 ▼ 9:36 最初の分岐で古道から少し離れ、展望所に立ち寄る。善峯寺全景。

 最初の坂道を頑張れば、あとはアップダウンの少ないほぼ平坦な道がしばらく続く。ただ、道幅が人間ひとり分で片側が崖なので歩くのに注意が必要。
 ▼ 9:41 「道標2」分岐。右の急坂を行くと釈迦岳経由でポンポン山。オイラは左へ。

 ▼ 9:50 白糸の滝を通過。

 ▼ ふと気づくと森の中へ入っていた。前を行く熟年カップルを捕捉。

 この熟年カップルとは、最終的に長岡天満宮まで付かず離れずのペースでご一緒するのであるが、この時点ではそんな運命の糸はまったく感じられなかったのであるなあ。
 ▼ 京青の森の廃ロッジ。床板が腐っていた。

 ▼ 分岐で、左右のどちらに進むべきか思案中の熟年カップルに追いつく。

 オイラもトレッキングマップとにらめっこ。左の道を行けば立石橋・上ノ町方面なのか? 初心者には道標が欲しいポイントです。
 ▼ 10:10 右の道を先行した熟年カップルが100mほど先で「ここに道標がありますよ~!」と教えてくださった。お礼を述べて熟年カップルを追い越す。

 ▼ 10:12 「道標4」分岐。オイラは左へ。右は大沢方面。


 ▼ 歩きやすい道。

 ▼ 分岐。今思えば、道に横たわる木がこの先に行くなと訴えかけていたのだな。オイラは広い道を直進。初心者には道標が欲しいポイントです。右の細道は階段になっていた。

 ▼ ゆるい下り道をしばらく進むとまた分岐。細い道には紙道標の矢印? 「宇多野YH 京都新聞社」と書かれてもいる。何なんだ? オイラは広い道を更に下る。


 ▼ もしかするとこのまま下山してしまうのではないか? という疑心暗鬼で直進しているとユンボ発見。作業者はいないし道を訊ねることもできない。男は黙ってこのまま直進だ!

 ▼ 10:27 うわぁ! 行き止まりやんか。

 オイラは引き返したのであるが、右上に延びる踏み跡をたどればすぐに西山古道の正規ルートと合流するのであった。そんなん知らんがな~! 初心者には道標が欲しいポイントです。
 戻り道の途中、上の茂みの中から正規ルートを歩く熟年カップルのしゃべり声が聞こえた。追い抜かされてしまったぜ。
 ▼ 10:33 紙道標?分岐まで戻り、細道に進入。

 ▼ ペニーカントリークラブの横の細道を進む。

 8名ほどの団体さんが前からやって来たので「柳谷観音に行けますか?」と訊ねる。「行けますよ」
 ▼ さっきオイラが行き止まりと思って引き返した場所が、すぐ足許に見える。

 そこへ若い男性がオイラと同じ道の選択を誤りやって来たので、
「そこ。一見、行き止まりのように見えますけど、ちょっと薄い踏み跡をたどればここ(正規ルート)まで来れますよ」と声をかけてあげた。
 訊くと彼、ポンポン山から来たという。柳谷観音のあじさいまつりでビールを飲んで光明寺まで歩く予定らしい。
 オイラが戻り道した経緯を説明すると、
「インターネットで調べても西山古道の詳細な地図がないですよね?」と彼が言うので、
「実は最近、西山古道のトレッキングマップが発売されましてん」とオイラはザックからマップを取り出し見てもらった。「これ、持ってても道に迷いましたけどねw」
「道に迷うのが(トレッキングの)面白いところじゃないですか」と彼は言う。山歩きの強者だ。
 先に行きます、と彼は古道の細道へと進んで行った。
 ▼ 行き止まりらしからぬ場所こそが展望台でもあったのだ。


 ▼ 10:51 オイラも展望台の「道標5」を離脱。

 ▼ 10:53 「道標6」分岐。右折すると沢道で柳谷観音方面。オイラは直進。

 ▼ 10:56 「道標7」分岐。左折すると立石橋方面。オイラは直進。ビューポイントでもある。


 ▼ 切り株の上におからを炊いたような不思議な物体。何ですか?

 ▼ シダの細道。

 ハルゼミ? 木々のどこかから「ジーッ・ジーッ…」と鳴く声が聞こえていた。
 ▼ 急坂には階段とお助けトラロープあり。

 ▼ 11:12 急坂を下ると「ししおどし」と自転車の車輪を利用した「水車」がある沢に到着。


 ▼ 沢の水で顔を洗っているとき、カエル発見。

 ▼ 山道の脇にあじさい。見頃は終わったようですね。

 ▼ 11:20 「道標8」通過。かすかに太鼓の音が聞こえる。柳谷観音近し。

 ▼ 沢と道が一緒になっちゃてるよ。

 ▼ 11:22 「道標9」。山から抜けた~。

 ▼ イノシシ除けゲートが二ヵ所あり。奥に楊谷寺(柳谷観音)の駐車場が見える。


 ▼ 11:32 楊谷寺(柳谷観音)の山門に到着。

 行きの途中で出会った若い男性が階段を駆け下りていく姿をチラッと見かけた。これから美味しいビールをたらふく飲みに行くところなんだろうね。
 ▼ 300円でオリジナルうちわをゲット!

 ▼ 最近、老眼になりつつあるオイラである。まずは本堂にて眼病に霊験あらたかとされる観音様にお詣り。


 ▼ 湧き水は弘法大師空海さんの法力によって眼病に効く霊水――独鈷水(おこうずい)となったのである。

 ▼ この水で目を洗えばよかったのか! オイラは二杯もイッキ飲みしちゃったよ。(◎-◎)

 ▼ 梁のこの手形は何だ?

 ▼ さて、次は「あじさいの道」へ行ってみよう。

 それからどした? 後半へ続く。



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