Department of Mameology, Private Institute of Shi-ba

いつか犬の気持ちを理解できるのだろうか?
ぽややん犬究者が見て感じた日々の景色。

競争激化中・・・

2006-08-31 | Journal of Shi-ba 生業
研究の方も、審査会に備えてボチボチ肉付けデータを作成中。
明日はNewな実験なので楽しみ。


PUBMEDに、また自分の分野で新しい論文が出ていました。結構IFも高いし、自分がやっていた実験と少し被ったのでショックも大きめ
やっぱりデータベースが公開されてから、みんなが思いついて目をつけてった感じです。

この分野に入って初めの頃は、そんなに競争が激しい分野ではなかったのですが、ここ1,2年でNatureとかScience、JEMに同じ内容の論文が同時にバンバン出ている状態なので少々つらいです。。。
一般的にはマイナーなジャンルだけど、メカニズムが面白く、他分野への応用が利いているので興味を持つグループが多いようです。
ま、シグナル伝達分野に比べればまだまだ激流ではないのですが、今現在の自分の能力では着いていくのがやっとやっと。

残り半年、出来る限り多くの実績を残せるようにがんばろう。

地震対策用品を買う

2006-08-31 | Mameology (日々の生態)
今日の地震は一瞬だったけど、大きかったー。
ボスもびっくり。
関東は必ずデカイ地震が近いうちに来るので、
防災グッズも買わないとと思う瞬間でした。
とりあえず、ハンズでは安売りの食料セットを、ヨドバシでは手回し充電器(ラジオとかライト、サイレン付き)を購入。
毎月ちょっとずつアウトドア商品を買っていこう。


どうでもいいことで悩むから失敗する。

2006-08-30 | Mameology (日々の生態)
泳動を止めるタイミングを見誤って流しすぎてしまう。。。
いつも使わない旧式の電源装置を使っていたのに、油断していました。
電流は同じなのに、なぜこんなに流れきるのが早いの。。。
昼夜問わずサンプリングしたタンパクなので少量でも無駄になると泣けてきます。
無駄にしてごめんよ、タンパクちゃん・・・。
はぁー。


今日の英会話。
ドラえもんが好きで好きでたまらない友人の子供について。
エポックから発売された空気砲が欲しくて駄々を捏ねるという内容。

駄々を捏ねるって??
駄々を捏ねる=わがまま=自己中=selfishなのかなって思ったら、act like a childらしい。
そのまんまだ。

そして、空気砲は?
air gunだと、モデルガンっぽくてイメージが伝わらないし。。
air bazookaの方がいいのかな?
一応、大砲はgunというらしい。

どうでもいいところで悩むから実験で失敗するのですorz

貧弱な英会話を何とかしなくては。

大竹の好投

2006-08-29 | スポーツ
いぶし銀のような選手を多く抱えているところがカープの魅力なのですが、
大竹投手もその一人。
一、二年目はそれほど勝利を挙げていなかったのですが、去年二桁勝利を挙げて一躍カープ投手陣の柱になってくれてファンとしては、
頼もしいかぎり。
来期、もしかしたら大黒柱の黒田投手がFAで移籍してしまう可能性があるので、大竹投手に対する期待も大きいです。

今日も調子が良さどうだったので次回期待といったところ。


いぶし銀チームといえば、中日もそんな感じかも。。

コメントが返ってくるまで

2006-08-29 | Journal of Shi-ba 生業
前に投稿した時もそうだったのですが、論文を投稿してコメントが帰ってくるまでって落ち着かないです。
特に、今回のは学位論文に含まれているので余計に落ち着かない。
一回リジェクトされて、追加実験をやるも期限に間に合わず、別の雑誌に投稿したのだが、査読する先生によって着眼点が異なってくるから、今回も自分が気付かない問題点を突かれたらどうしようと思ってしまう。
さらに時間も無いから、ややこしい再実験を指定されるとイタイ・・。

どうなることやら。。。

もう一報も再実験終了のメドが立ったので、受理速度重視の雑誌に投稿する結論に達する。

学生最後の壁を越えるのは一筋縄ではいかないようです。

中皮腫治療に光

2006-08-28 | サイエンス
毎日新聞に中皮腫瘍を攻撃するウイルスを使ってマウスレベルで良好な結果が得られたと発表されていました。

どうやらアスベスト問題で叩かれているクボタも、年間1億という巨額助成を行って支援しているようです。

ガンに対するウイルス療法は以前から行われているのですが、臨床試験ではいまだ良好な結果が得られていないのが現状のようです。
たしか開発者自身が被験者になった治験でも、一過性には腫瘍の縮小を認めたけど、結局はガンの耐性化により増殖を抑制出来ずダメだったという噂を聞いたことがあります。

上手く行くのか謎ですが、こういった失敗を繰り返して疾患を克服していけるのだと思います。
是非中皮腫の治療に光を灯して欲しいものです。

ハンズメッセで家計は火の車

2006-08-28 | 買い物
ハンズメッセで買いすぎて、またもや家計が火の車です
家計簿つけているのに、この有様。。。
だって、ハンズにある面白い商品が割引価格でかえるんだもん。。。

研究のストレスで浪費しているのかな?
いや、研究がうまくいったときもご褒美でザックリ散財しているし//
orz

どうしよう。。。
今週も松屋290円トリオで乗り切ります

博士ブログを見て

2006-08-27 | Mameology (日々の生態)
最近、良く拝見させてもらっているブログがあるのですが、そこを見て思ったこと。

never give up!という言葉を達成することの厳しさ。
自分は出来るのだろうか?早く諦めた方がいいのでは?
博士課程の学生だけではなく、世の中に生きている人の多くが感じていることだと思う。
結果が出ない重圧に負けて精神的にうつ病になったりもする。
私自信も、若干そうだったのかもしれない。
でも、負けずに諦めなかった人にしか到達できない領域もある。

引き際を決めるのはほんとうに難しい。。。


博士課程在籍者の悩み 自分はアカデミアへ進めるか? ホップステップジャンプ論

2006-08-26 | D's recruitment
大手製薬(中堅以下については情報が少ないですが後日書きます)のメモがあらかた終わったので、
今日から私がアカデミアの世界に進まず民間を選んだ理由を書いていこうかと思います。

私が民間企業に進もうと決断した理由を、正直に上げると3つあります。

1.自分の目標としていた実績を期間内に残せそうになく、アカデミアでは生き残れないと判断したから。
詳しくは今日の日記に書きます。

2.今後の生活を考えた結果、海外ポスドクは出来ないと考えたため。
身の周りの事、精神的状況を考えた結果、年間契約&海外生活というポスドク身分の不安定さがあげられます。

3.博士課程で研究をしていく中で、自分が極めたい仕事がアカデミアの世界では一部或いは間接的にしか出来ないこと、さらに民間でのスキルが必要になると実感したから。

2,3については後日詳しく書こうと思います。
今日は1の実績について。




私には卒論の頃から博士課程まで、お世話になった師匠が数人いらっしゃいます。
今ではいくらお礼をいっても足りないくらい。
人にはほんとに恵まれてきたと思っています。

でも一時期は、研究生活が辛くて環境には恵まれていないなーと不満を漏らす時期もありました。
そして、原因が10歳以上違う先輩と巧くコミュニケーションを取れていなかったり、研究を追行する能力と努力が足りなかったと気付くまで1,2年かかってしまいました。
社会人になれば、自分とは親子あるいはそれ以上の年齢差がある様々な方々と協力して仕事をこなさないといけない年齢なのに情けない限りです。

さて、前置きはこのくらいにしてアカデミアでやっていけるかも!?しれない段階の踏み方について自分なりに基準を設けていました。
それが、師匠の一人に言われていたこと。

修士・博士からポスドク一、二年目までの間に、研究実績をホップ!ステップ!!ジャンプ!!!で出せること。

ホップは、修士あるいは遅くても博士一年目の間に、どんな雑誌でもいいから査読付き雑誌に投稿しアクセプトされること。
理由は学振のD1orD2に採用される最低条件だから。
採用されるということは自分の研究がある程度同期の間では通用するかもというお墨付きみたいなもの。
そして、学振の書類を書いて【自分の研究テーマが置かれている状況を把握して、年単位で研究計画を建て、どう社会に貢献できるかを考え、自分の研究をアピールするチカラを磨き、研究費を稼ぐ】という事を体験した方がいいという考えもあるとのこと。

ステップは、博士卒業までにIF=3~10の中堅雑誌に2報アクセプトされること。
海外ポスドクのポストをゲットするため、或いは学振PDに採用されるための最低必要条件らしい。
有名ラボには、毎日のようにCVが届くらしいし、業績はたくさんあるに越したことはない。PD学振もファーストが3報あっても落ちる人がいるくらいだし厳しい世界です。

そしてジャンプが、ポスドク1,2年の間にIF10以上の(出来ればCNSレベルの)一流雑誌にアクセプトされることらしい。

これが出来ないようだとアカデミアで生き残るのは厳しいとも言われた。

博士後半、そしてポスドク何年目かで渾身の実績を残せる人もたくさんいる。
そのような実績は自分が想像している以上の、人並み外れた血と涙の結晶だということ。
それなのに実績も無いくせに自分も出来ると信じてアカデミアに進むのは、ドロップアウトする可能性が高いし、年齢を重ねれば重ねるほど普通の民間に復帰するのは難しくなる。
だから、突然無色になるのが怖い、全てを捨てる覚悟がないなら止めた方がいいとも警告されました。


私の場合は、ホップは予定通りすることができたけど、ステップの条件を今現在、8ヶ月に及ぶ就職活動のためギリギリ達成できるか出来ないかの状態です。
だから学位もギリギリ。
自分は学位が取れて就職できるのか不安で焦りながら研究をする日々。
そして、私は博士過程という身分ですら先が見えなく不安で精神的に参ってしまっていた。

だから、ポスドクとしてチャレンジし続けている方がとても力強く見えてしまう。
自分には踏み込む事ができなかったプロの領域に進む決断を出来たのだから。

さらに、気付いたら自分の情熱がアカデミア研究以外の仕事に向いてしまった。
中途半端な気持ちでアカデミアにいては必死で努力している方に失礼だし、早く自分の目標を達成する道に進路を変更しなければとも思った。

このようなネガティブな動機が多くありながらも、私は運良く自分の目標を達成できるアカデミアとは違う道に進む足掛かりを掴むことができた。
これから、この目標に向かって必死にがんばっていこうと思う。

私的な意見ばかり述べてしまい不快な気分になられる方もいるかと思いますがご容赦ください。当時の正直な気持ちを残す事が、これから研究の世界に進む人たちのためにもなるかもしれないので。

1についてはまだ続きがあるので、また次回。
人について書こうと思います。

賢いまうす

2006-08-25 | Journal of Shi-ba 生業
今日は、行きは土砂降りの雨、財布を忘れて昼飯抜き、新しい実験は再考慮必要と踏んだり蹴ったり。

は--.

トドメに、マウスを使った実験最中。
いつも通り薬剤を投与しようと手を伸ばしたその瞬間、急にマウスが手(前足)を胸に当てて心臓が苦しいという仕草をし始めたのです(><)
マウスが後ろ向きに倒れてもがくし、もう大慌てです。
ケージにマウスを戻して暫く様子を見ていたのですが蹲って体調が悪そうです。
まだ実験に使っていないマウスなのに。
仕方なく別のマウスに薬剤を投与することにしたのですが、その後驚くべき事が。
さっきまで蹲っていたマウスがピンピンに動きまわっているのです。

えっ・・・ええっ!?

一緒にいた後輩も目が点。
もしかして演技??
もっとしっかりと良い実験をやれよ!という意思表示なのか。

うーん、気合いを入れ直して良い結果が出るように集中しよう。