■準備編 (自己分析)
志望する業界を決める上で重要になってくるのが、自己分析。
面接対策本を数回読めば十分だろうと思うかもしれませんが、自己分析を徹底的にやって自問自答しないと痛い目にあいます。
自分はそうとう痛い目にあいました・・・。
エントリーを開始した当初は、市販の面接本を読む程度でした。
その結果、就職活動前半戦はエントリーシートが通らず苦戦することになりました。
根本的に今の状態だとダメだと気づいて、自己分析をやり直したのが11月終盤。
製薬系研究職のエントリーが9割方終わり、食品・化粧品関連の研究職のエントリーがはじまる頃です。
きっかけは外資コンサルタントの説明会で知り合った文系学生の就職ノートを見せてもらったときでした。
彼の自己分析が2冊のA4のノートびっしり。
何度も自己分析をして、これまで自分はどう生きてきたのか?自分がやりたい仕事は何なのか?そのためにこれまで自分は何をしたのか?今の自分にその目標を達成するために何ができるのか?いつまで目標を達成し、達成するために入る企業は自分の目標を達成する上での通過点か?etc・・・
徹底的に考え抜いて、何度も書き直した跡が見られたのです。
彼は、どうしても大手広告代理店に入りたくて就職浪人中とのこと。
ライバルである自分にもノートを見せてくれたことには、とてもありがたいと思ったし、きっと彼と出会いノートを見せてもらえなかったら今も内定をもらえていなかったと思う。
今は彼にとても感謝している。
さて、彼が自己分析をする上で愛読していたのが、杉村太郎氏が書かれた「絶対内定」シリーズと呼ばれるもの。
とにかく就職活動が上手く行っていいなかった自分には、痛いほど鋭い意見や情熱的で心に響く文章が書いてあった。
面接のテクニックを書いている巻(第2巻)もあるが、第1巻の自己分析編は就職をする上で最低限考えるべきことが問いかけられています。
そして、就職活動で内定を貰う事以上に大切なこと「これから自分はどうキャリアアップしていきたいのか」を決める上で基礎となる「自分のコア」を見つけるのに助けになってくれる本でした。
自分がどういう人間だったかが、書いていくうちに明るみになり、自分の将来に対する考えの甘さを直面させてくれたと今は思う。はっきりいって、この年齢になってこんなことも考えていなかったのかと思うくらい自分に対して情けなく、書くのがとても辛かった。
それでも、色々なブログでこの「絶対内定」シリーズが支持されている理由がわかったような気がします。
進め方ですが私の場合は、「絶対内定 第1巻」をコピーしてA4の無印ノートに貼り付けて書き込んでいきました。
最初の一回目に自己分析をやり切るのに2週間程度かかってしまいました。
書いた量はA4二冊程度。
それを3回繰り返して、説明会や面接など新しい考えが浮かぶたびに記入し読み直し書き注いでいきました。
結局、自分が納得がいく企業の内定をとれた時にはA4ノートが5冊になっていた。
杉村太郎氏が主催する塾の生徒は数十冊におよぶ自己分析と討論を繰り返しているというから、まだまだ足りないのかもしれない。
あまりに記入し考える量が多いので、途中で止めたくなったり、ほんとに役に立つのかと疑ってしまうかもしれないですが、正直に自分と向き合って最後までやり遂げた後には、言葉では言えないツカエていた何かが取れて、自分が何なのかが少し見えてくると思う。
また、自分のキャリアデザイン考える上で、就職活動をする今だけではなく、今後もやり続ける必要がある分析だと思う。
この本を書かれた杉村太郎氏にも感謝したいし、一度会ってみたいと試み中。
うーん、校正していないから誤字脱字が多いし文章になっていなかったりするなー。
近いうちにしっかりと直します。