河童アオミドロの断捨離世界図鑑

河童アオミドロの格安貧困魂救済ブログ。

ウロボロスのお酒

2016年05月08日 | ZIZY STARDUST
「先生、先生がいつも食べている、お昼ご飯のヘビはちっとも減らないみたいなんですが、
どうしてですか」

「ああ、これはウロボロスというヘビで、しっぽを少し食べてから、また口にくわえさせておくと、
自分で永遠に増殖するんだよ」

「宇宙はいつか終わるけれど、永遠に続く、というパラドックスみたいなものですね」

「そうだね、大昔に『無』というか『ゼロ』という存在が、『芸術は爆発だ』といって爆発したんだね。
その結果、ふと気づくと、私や君のような存在がこの世に居た。
この不思議さは不思議すぎるくらいめちゃ不思議だ」

「先生はヘビだけ食べて、野菜は食べないんですか」

「いや、野菜も食べているよ。
これだ、土から引っこ抜くと悲鳴をあげるというマンドラゴラだ。
悲鳴を聞いた人間は気が狂うらしいから、引き抜く時はノイズキャンセルヘッドホン装着が絶対条件だ。
八田君、君も気を付けたまえ。
まあ、君はそれ以上狂うことは無いだろうがな」

カッパ型アンドロイドに改造されていく八田二郎にも、
大昔に宇宙が生命体になりたくてビッグバンを起こした理由が少しわかった気がした。
暖かい五月の雨は、きっと宇宙が誕生の時を思い出して、泣いているのだと思った。




ウロボロスとの闘い

2016年05月08日 | ZIZY STARDUST
冨田勲も死んでしもたし、昔から、アートとテクノロジーと自然との融合とを研究課題にしていた自分にとって、
音楽の分野でアートとテクノロジーを結合させた冨田師はすごかった。
と同時に、やはり、いくら健康であっても人間の活動限界は80歳くらいまでかなとも思った。

歯も2本無くなったし、そんなわけで、
「怪奇シリーズ」のアート作品も作っていかないといけないと思い、
ヤケ酒を飲みながら制作した。

ワンポイントメークは、今は廃盤となっている「インウイ・ザ・リップスコレクション」の赤系統を使ってみました。
少しグロスを乗せて光沢感を出しています。

最近はマジョリカマジョルカのリップもいいのだけれど、年齢層が若すぎて使う勇気が出ない。