身体感覚の目覚め。

スポーツと武術の身体はどう違う?武術を9年やってきて分かった、身体感覚の秘密。

身体感覚とスクワット

2017-10-19 16:48:07 |   ∟身体感覚
【身体感覚とスクワット】

仙台市青葉区で身体感覚体験ワークショップを定期開催『掌の整体処』あまるめ仁志 です。

昔むかし、15年くらい前まではバドミントンやりながら、筋トレマニアだったわたくし。

胸囲は100センチあったし、太もも周りは70センチくらいありました。

レッグプレスは片足100キロ超えのウェイトでトレーニングしてたし、とにかく週に最低でも3回はウェイトトレーニングしてました。

それが、30歳過ぎてからはウェイトトレーニングをしなくなりました。

理由は、筋トレしても身体使いのパフォーマンスが上がらなかったのと、伸びに限界を感じたから。

そこから武術、そして手当てに繋がっていくのです。

筋トレで身体使いが向上しなかったのは、感覚と身体が全く繋がっていなかったから。

ここで言う身体感覚とは、いわゆる筋肉の感覚とはちょっと違いますが、

そんな身体感覚が土台にあって、身体を厳しく扱うと、自然と必要な筋肉は付いてくるように感じます。

そうやって付いた筋肉は、筋トレで作ったものとは大分違うのです。

筋トレではポピュラーな種目にスクワットがありますが、これを身体感覚を使って行うと、大体の方々はキツイ!と言います。

別にウェイト担いでいる訳でもなく、自重でのスクワット数回やるだけで、キツイ!となります。

これ、武術の型稽古とも似ています。

厳密に型を取ると、非常にキツイのです。

この時、実は身体感覚が豊かに発生しています。

いかに、普段我々は感覚を使っていないかを、身体感覚を使う事で初めて気付くのです。



身体感覚スクワットが慣れてきたら、足半という草履を履いてやります。

これがまた、キツイのです(笑)






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古い武術って、役にたちませんよね?

2017-10-17 11:49:03 |   ∟武術

「古い武術って、現代では役にたちませんよね?」


そんなことをおっしゃる方がたまーに(けっこういるかもw)います。

レスリングと闘ったら、どっちが強いか?とか、総合格闘技に勝てるのか、とか。

大体、最後にはどっちが強いとか弱いとかの話題です。

ハッキリ言って、毎日ハードトレーニングしてる格闘家に、格闘技のルールで試合したら、古い武術が勝てるわけないですよ。

でも、日常の場面で突然危険に見舞われたら、格闘技が必ず助かるか?といえば、必ずとは言えませんよね。

刃物を喉に一突きされたら、終わりです。

揉み合いの最中、目にボールペン一本でも突き刺さったら、無事では済みません。

武術は、どちらかといえば、そういう場面で役に立ったりします。

逃げることも含めて武術の要素のとすれば、

普段は戦う役に立てないという事が、武術が一番役に立ってる証拠なのです。


護身の観点から言えば、危険から身を遠ざけることも、武術の大事な要素だと思っています。


そんことを理解する上で大切なこと。

武術と、ルールがある格闘技には、前提の違いがあります。


古い武術の時代は、武器での実戦があったということです。

本当に突き刺さる槍、剣、刀、その他の様々な武器。

一撃で致命傷になる武器での実戦から生まれた武術は、その場面に真価があったと思います。

如何に武器を操り、効率的に殺傷し、いかに身体を使いきり、生き残る確率を高めるか。

そういう世界観から産まれたのだから、何度も殴り合う、という格闘技的な発想は、あまり無いのです。

構える手の位置ひとつ取っても、その要素が含まれています。

現代に在っては、有事の際は戦って勝つよりも、生きて帰る術とすることが武術の大切な目的なのです。


そういうわけで、格闘技の試合で強くなりたい人は、格闘技をやるべきです。

武術は、死ぬまで実戦で使わない方が幸せ。

でも、護身の嗜みと、身体使いの発想を新たにしたい、元々身体に眠る可能性を時間を掛けて引き出してみたい。

そういう人には、武術がオススメです。


※本記事は、数年前に下書きしたままになっていた記事。たまたま発見したので、再編集して更新です。



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