五行拳をゆっくりやってみた。
ゆっくり動く中で、普通の速度でやるよりはっきり見えて来たのが、重心移動。
打ち終わったと同時に、重心はどこにあるか?
完全に前足に重心が移動していないと、体を前に倒さないと後ろ足は浮かない(前足に引き寄せられない)
完全に重心が前足に移動してれば、体を垂直に保ったまま、後ろ足を引き寄せることができる。
ゆっくりやると、この辺が明確になる。
まだ、重心移動が甘い事に気がつく。
さらに数日、ゆっくり練習を続けてるうちに気がついたこと。
形意拳はひたすら直線の動きだと思ってしまうが(見た目の運動線は、直線だけど)
その直線運動の根本は、「螺旋運動」の集まりで形成されているではないか!?
膝の内転、股関節の内旋、骨盤の回転(プラス上下動?)、背骨の捻り、肩胛骨の開き、肩の内旋、肘の内転・・・
とにかく全身のパーツを精密に、タイミング良く螺旋状に連動させる・・・
同時に力のベクトルが一致し、肩と肘が所定の位置(強い位置!)になることで、大きな力が生まれる(伝達される)のでは?
あと、「八卦掌の走圏」と「五行拳」で感じる体の繋がりがとてもよく似ている・・・
五行拳の時の「強い形」のまま体を捻り上げたら、ほとんど走圏の時の構えと一緒じゃないですか?
形意拳と八卦掌は見た目の動きは違うけど、根っこは近い??
そんな事を感じながら練習していると、また新たな発見があるかもしれない