【=26 -10-】 昨日は仕事、10春闘の総括のための職場討議集会がスタートしたのだ~。
で、仕事が終わってからは映画、「プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂」「マイブラザー」のどちらかを見たかったのだけど、なぜか「ボックス!」になっちゃった。
しかし・・・日曜の夕方の上映時間、観客は若いカップルだらけ~「NANA」以来の気恥ずかしさを味わった(*/∇\*)キャ
気弱な優等生ユウキは、やんちゃな幼なじみのカブに誘われ、恵美須高校ボクシング部に入部する。怠け者だが天性のボクシングセンスを持つカブは、ボクシング大会でいきなり連戦連勝。だが無敵のモンスターと呼ばれる超高校級ボクサー・稲村との対決で、あっさり負けてしまうと、初めての敗北のショックからボクシング部を退部してしまう。一方、そんなカブを横目に、真面目な性格からひたすら鍛錬を重ねていったユウキは、着実に強くなっていき…!?
お話は定番の王道のコテコテのスポ根もの、でもチャラけたものではなく、市原隼人くんも高良健吾くんもかなりトレーニングを積んだんだろうな~かなりリアルな迫力があった。
ネタバレになるかも知れないけど、クライマックスの試合のシーンの2ラウンド目、2分間のラウンドをまるまるワンカットで撮り切っていて、さらに余計な音は入れずに2人の息づかいとパンチを交わす音だけ、たいへんな迫力だった。
市原隼人くんの大阪の子らしいやんちゃ坊主の役を言葉も含めて見事に演じきっていたと思う(あんな生意気ガキんちょ、ほんまにいるよ~うちらのまわりだとモロにそのまんま「KAZ」だ!KAZ生きてるか~!)
脇を彩る女性たちも使い方がよかった。
マネージャー役の谷村美月ちゃんがかわいそうに「豚キャラ【~⌒(・・)⌒~】ぶひっ」だった~、顧問の先生役の香椎由宇ちゃんは、ピシッとしたスーツを着て出来る女教師なんだけどちょっとお尻がおばさんだった~。
しかしなんと言っても女優陣では、カブのお母さん役の宝生舞、パンチパーマみたいな髪型のシングルマザーながらちっとも世間に負けていない強い強い大阪のおばちゃんを見事に演じていて、いい意味でこの映画の核弾頭だった!(笑)
ロケ地は大阪、一番最初に出て来る電車のシーンは南海電車、駅は岸里玉出だそうだ。(先生、「車掌さん呼んできて」って言われてもワンマン運行じゃないですか~?)
天王寺動物園に、生玉のホテル街に、おそらく下寺町あたりの坂道、商店街は空堀商店街かな?
子どもの頃のシーンと2人の再開で重要な遊保山公園は大正区の千島公園だそうだ、UFOのオブジェは実際にはありません(あのUFO像の扱い、おもろ~い!)、と、2人がロードワークで走る橋は新十三大橋、この2箇所はちょっと位置関係が狂う。
主人公たちの高校は恵美須高校、ライバル稲村の学校は玉造高校、どちらも実在しないけどどちらもありそうで、そして喧嘩強そう(笑)
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カブの実家はお好み焼き屋さん、ロケに使われたのは実在するお店「お好み焼きことみ」(大阪市中央区谷町6-14-15 06-6761-3952)。
あの大阪らしいキッチュ感溢れる店内の様子は、とうてい美術では作り出せない(作り出せるはずがない)から、実在するお店を使ったんやろうな~(あの劇中の常連さんたちはほんまにあの店の常連さんやろうな~あまりにもしっぽりと馴染みすぎていたもん)。
小ネタ満載、しかしあの小ネタのおもしろさは大阪人以外に理解されるのだろうか?
というより小ネタと気付いて貰えるのやろうか?
この映画を見た大阪人(関西人とは言わないぞ!)以外の人たちは、きっと大阪ってなんてとこなんだとあらためて認識してまうんちゃうやろうか。
あらためて大阪って「他に比べりゃ外国同然~♪」やんな~って思ってしまった。
小ネタも大丈夫!
でも、やっぱ大阪人のノリに、完全について行くのは不可能でしょうね。
2ラウンドの戦いは、かなり迫力ありましたね。
見ごたえ十分。
まあ、年齢的にちょおおおっと無理を感じたのと、亀○を出さなきゃなあ・・・と思ったのですが、亀○はありですかね。
亀○、稲村役のプロボクサーを出演させるためのボクシング業界とのバーターでしょうか?
まったく不必要で、嫌悪感さえ覚えた。
そういえばクライマックスのリングは、高校の試合の場ではないし、
ヘッドギアもグラブも高校生仕様ではないしって
つっこめばそうやけど、でもありかな?
それでも亀○はないっす。
台無しすぎてナンセンスすぎて。
あれさえなければ・・・っす。
泣く泣く認めます・・・(って俺なにさま?)
ああ残念・・。
この映画では自分は最後まであのお母さんが宝生舞だとは気付かなかった。
このレヴューを書いたその日のワイドショーで引退の報道をしていたから
このタイミングの良さ(悪さ?)にびっくりしたよ!