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19世紀末の西部アリゾナ。一人の男が荒野で目を覚ます。男は記憶を失い、自分が誰かもわからない。しかも腕には奇妙な腕輪がはめられていた。彼は町にたどり着くが、そこはダラーハイドという牧場主に支配されていた。その夜、西部の夜空に謎の飛行物体が現れ、町の住民たちをさらっていく。それに対抗できたのは、男の腕輪の武器だけだった。さらわれた町の人々を救い、そして自分の記憶を取り戻すため、男は侵略者たちを追う…。

「もし侵略型エイリアンが西部劇の時代に現れたら」という発想で出来上がった原作の映画化、違和感が面白い。
導入部はこてこての王道西部劇、このままふつうに物語が進んでくれても満足できたかも。
しかしエイリアンが街を襲い出す場面から、もうとにかく納得できないが、ま、B級なんだから~なお茶目な展開が繰り広げられる。
科学力に雲泥の差があるエイリアンにどうやって立ち向かっていくのか、こりゃ別に西部劇が舞台でなくてもなんとかなる。
映画の世界では、現代版でも、「いくらなんでも勝てないやろ」を人類は宇宙人の侵略に打ち勝ってきたのだ、西部劇の時代でも勝てるのだ!
元軍人で力もあり経済力もある街の有力者とその一味、その武力にものを言わせた支配に反発する町人や商人たち、力こそすべてなテロリストのようなならず者強盗団、アイデンティティが一番の価値観である原住民一族・・・そして記憶を無くしたアウトロー。
地球の大きな危機に遭遇して、果たして人類は連帯できるのか、という深いテーマを乗り越えていく展開には、現代社会においても・・・と考えさせられた。
現代の地球をちっちゃくまとめたような西部劇時代の「多国籍軍」。

しかし展開が遅いのと、先読みが明朗に出来てしまいすぎるので、脳味噌には頻繁にスクリーンセーバーがかかってしまう。
いくら一致団結しても普通あれだけの科学力の差があれば適いっこないでしょ~と。
なんでアメリカンな映画での宇宙人は、ベトベト系なダラダラ系の爬虫類+両生類÷2的な四つ足で内臓からなんか出てくるかも、な怖さをいつも醸し出しているのだろう~と。
たまにゃもうちょっときれい好きなエイリアンを描いたっていいやんってなことも思いつつ、睡魔と闘ってた。
アメリカ人にとって、アジアやアフリカの人のことは、きっとあんな風に見えているのだろうなあなどとも思いつつ。
こんにちは☆
ご訪問&TBありがとうございます。
私もできれば、どうかよろしくお願いします。
ってかカウボーイに負けることを背負わされたエイリアンが可愛そうでした。
ブラジル代表が主力を出して、アビスバ福岡に真剣にやって
0対15で負けることを背負わされているようでした。
ま、映画だからね~!嫌いではない。
本国ではこけたようですが、
日本には怖いもの観たさと、
キャストの根強いファンがいますからね。
1次的収入が駄目でも、
2次的には、レンタルで充分制作費は、回収できるでしょう。
ある意味、伝説の作品となる可能性を秘めています。
ほんとエイリアンが気の毒でした。
そしてこれだけの大事件があっても、
西部劇は、その後粛々と西部劇なんだということに感動すら覚えてしまった・・・(; ̄ー ̄A アセアセ・・・
なのを思うと、大作に位置づけされるでしょう。
調べると、製作費用に1億6,300万ドル(約130億4,000万円)もかかってますから、まさにそうでした。
もっともB級臭いといわれると、そんな観方をするかたを散見します。
西部劇にエイリアンって。
しかもそれをあれだけの予算を使って、あんだけの豪華俳優を使って
あえてB級ぽい味を出したのはすごいでしょう!
自分の星以外の惑星までの宇宙旅行ができるだけの科学技術をもった宇宙人が
ピストルと馬の人類に惨敗するのは並大抵のことではないでしょう
あの宇宙人の演技力に座布団3枚!
いい感じにB級だ~!