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巨大惑星メランコリアが地球に接近する中、ジャスティンは盛大な披露宴を催す。姉クレアの夫が所有する豪勢な屋敷での宴は盛況だったが、花嫁のジャスティンはどこか空虚な表情だった。披露宴を取り仕切った姉夫婦はそんな妹を気遣うが……。

見ておくべき映画か見なくてもいいのか、ぎりぎりまで迷った。
オープニングから135分の上映時間のほとんど最後の1歩手前まで、「見なくていい映画だったのかな」と感じていた。
冒頭(8分間らしい)のプロローグがいったいぜんたいなんやねん、物語が進んでいくようでずーっと停滞しているやん、素人が撮ったホームムービーのようなカメラワークがキモイねん、って言うか精神崩壊を描いたサイコ・スリラーなのか?(監督自身が鬱を煩ってその体験談的映画だという話しもある)

基本的にネタばれさせないということをモットーにしているので、これ以上、この映画のことは書けない。
とにかく最後まで観てみよう、それだけしか言えない。
この映画の評価はハリウッドまでを含めて両極端に分かれているらしいけど、自分は絶対にありだと思う。
あのプロローグ、冗長すぎる展開、撮影の技法、精神崩壊、そのすべてが計算尽くされたものだったのだというのは見終わって初めて知るという映画、深い。
追伸:この映画の映像は、3D映画なんかちっとも敵わないほどの奥行きと深さのある映像で、やっぱ3Dは人の想像力を越えていないという自分の説を、立証してくれているような映像だった、すばらしい!
gooブログとの相性がよくないのでしょうか、何度挑戦しましても当方からトラックバックを返すことが叶いません。
ですので、このコメントにてトラックバックのかわりとさせてください。
深い映画でした、ほんと。
それをよしとしていいのか、個人的なものにとどめるべきなのかは判断しかねますが、こういう映画を撮って、世に出しちゃうことを許されてる人になってしまってると。
今回は、だいぶ安定した精神状態だったのではないかと感じました。すっぱり潔かったです。
しかしあのラストがそれこそ潔くて!
結果的に見ておいてよかったと思いました。