向こうの経済記事にこういうのがあった。選挙と言っても秋の大統領選挙ではなく
ギリシャの再選挙だと。EUに残るかどうか、左派の新政権が誕生するとこれまで
約束してきた緊縮財政と健全化を放棄して、EU離脱もあり得ると言う解説。
アメリカまでまわりまわって大変な事が起きるかもしれない。具体的な事例として
マクドナルドの売上4割はEUだと、ある意味相当に噛み砕いた解説のようだが
今更こういうものを書いて何ができるのかなど、聞きたいことは書いて無い。
ただし、ギリシャでは銀行からユーロで金を引き出す人が多くなっていると書き、
現実感を持たせている。
日本の財政事情はEUのギリシャより規模で圧倒的、スペイン、イタリア、フランス
など足元にも及ばぬ借金の積み上げである。こっちの方がよほど大変だと
国内の解説もある。だから消費税をあげて財政健全化への道を示すべきだという
政治的な裏のありそうな解説とならんで、消費税など上げる必要はないと言う
主として上潮派と言われてきた人たちの主張もいまだ消えない。
内向きで済んでいるという解説も長らく行われてきた。が、双方のどこが
本当で、何処がある意味誇張だったり間違いだったり、というのが、我々
素人には見え難い。加えて、どじょう首相のご決断と行動はとても民主党
政権として一貫性がなく、言われるように財務省の繰人形だと言われると
その通りに見えてしまう。小沢との儀式も終えて野党との連携妥協に
走る姿は異常としか言いようがない。
ギリシャの選挙も日本の消費税もこの一週間で我々に大きな衝撃を
もたらしかねないのだが、日本では、そこらをうまく解説する人が
どうも見当たらない。池上あたりはやっているのかしら?
写真:遊歩道にあるグミの木、いま実がきらきらと輝いている。
ガキの頃はよく食べたものだが、今の子は手も出さないようだ。
食べられるというのが物凄いインパクト、子どもと採りたいものですね。これを木から採って食べるというのは最高の教育になると思いますけど。