日本の進路を考える

戦後70年が過ぎてもいまだに自立できない日本を考える。

メトロポリタン美術館展、がっかり。

2012年10月31日 | Weblog

ゴッホの糸杉が目玉だと言うので、そんなものかとは思いつつもNYへ行くたびに見に行ったあの猛烈な美術の集積の一部を期待していたが、やはり。まず無理やり分類した章立てが酷いもの。いいよ、ロジックそのとおりだけど、これじゃあ、日本酒とワインと、ウイスキーと焼酎をちびちび繰り返して飲むような、まったく鑑賞の落ち着きがない。水で山で集めればいいというものじゃないでしょう???と見る気を逸する展示と感じた。

要するに期待しているのは自分の好きなあそこにある絵を再度見たいということなので、ゴッホ、セザンヌ、ゴーギャン各1点にルノワールの珍しい(まあそんなもの)のが数点とあの豊富な美術館から見たこともないようなものを持ってきたなと言う感じであり、まさにタイトルはいかがなものかと。

いやいや、それは博物館全体から、貴重な彫刻類や、もろもろの工芸品ばどを厳選して持ってきたのだろうが、こっちの期待とは想定外のはずれであった。何度も見に行ったものの一人としては、お勧めとは言えない。まあな、絵画展とは言ってないからね、大いにあること、65歳以上1000円とちょっと値引きしてもらって、悔しさもちょっとすくわれたか??(笑)

リヒテンシュタインに続き、ちょっとな、自分の趣味ではないものが続いた。

ちなみに、東京都美術館で、長いことやっている。NYにいなくても大丈夫なものを揃えたからだろとか嫌味を言いたくなる。

 


裏磐梯の紅葉をもう一枚。

2012年10月30日 | Weblog

ここは、観光有料道路から車ですぐそばまで行ける毘沙門沼。水の色はエメラルド色。木々は紅葉真っ盛り。この楓は出遅れ気味に淡い緑が残り、これからだが、このミックスが実にきれい。300を超える池や沼が点在する裏磐梯の一番いい季節なのだろう。

原発事故の影響で観光客が少なくて活性化のために有料道路を解放している。おかげで、すいすいと一回りできたが、朝九時に出たおかげでもあった様子で、途中休んで珈琲を戴いたお店の人が午後からですよと言った通り、紅葉地帯の出入り口ともいえるこの沼あたりから押し寄せてきた車がつながっていた。池のそばの駐車場は満杯。暫く待つと入れ替わりで池の見物をして、脱出した。

真冬になると軒先まで雪にうずもれるこの地域、11月になるとお店を閉めて脱出するという話であり、その行く先が我が家の隣の横浜市磯子区というおまけもあった。そういえば、もうひとつ、泊まった宿のある部屋の名前を書いた方がご近所の書家で、良くおいでになるというびっくりもあった。


石原のやりたいこと、明治政府の官僚機構の見直しで全てが変わる。

2012年10月29日 | Weblog

硬直化した支配構造をぶっ壊すこと。まさに原発や消費税は問題であるが、小さいと言う主張に同意だ。この国の政治とその権限が全て肥大化して自己組織最優先の官僚機構に操られていることは明白であり、マニュフェストに掲げた民主党政権は全てをひっこめた上に、存在しなかった消費税増税を財務省の思い通りに実現した。

出ばなをくじかれたのは厚生労働省の年金問題であったろう。マニュフェストに忠実に動こうとした、厚生労働大臣をあの手この手でいびりだし、責任問題をうやむやにした上に、いまだに増税とセットで作り上げると宣言してきた社会保障の一体改革の姿は何処にも見えない。

福島原発事故の責任問題もいまだにうやむやであり、原因究明もやっているのかどうかいい加減な報告書ばかりで終始している。地域住民の被害の救済こそ急ぐべき時に復興予算は関係のない項目にばらまかれて、本来の増税の意味を毀損している。その内容の具体的な事項を聞いているととまさに、噴飯ものである。

高度成長期の頃は、たとえそのような無駄が隠れていようと、右肩上がりの経済発展が全てを救って、結果オーライであったのが、赤字国債の積み上げを解消できる当てもないデフレと円高の縛りの中で、財政破綻の危機までIMFから指摘される無様。長期全体像を見ず、縦割り組織の中で局所的最適化ばかりを追求してきた、絶対に間違いを認めない集団による緩慢なる自殺行為。その結果が今にもこの国全体を破綻させようかと言うときに、まさに細かいことで政治屋集団の駆け引きに終始して、大事なところは全て官僚組織に操られる政権。

遠くから見ると、まさにこの日本の無様がなぜ解消できず、なぜ日本国民は革命を起こさないのだと、疑問に思うのは当たり前だろう。その弱みに付け込んで、近隣諸国は領土問題でも寝技足技を仕掛けて揺すぶりをかけるが、常にやられてからの対応しかしない、できない外交に、自己防衛さえも手足を縛って来た憲法の存在。

政治屋よ去れ。憂国の志のある方々に基礎からの立て直しをやってもらうしかない。その時が来たのかもしれぬと期待が高まる。


使われる人たちの集団と化した大企業。日本の再生?

2012年10月28日 | Weblog

二日続きのTVの特集。昨夜は話題の超低落企業ソニー、最悪の経営者が顔を出すというのではやはりまだまだなのだろう。現社長は精力的に動いている気がするが、自分で世界のニーズと直面して考えているのかどうか?気になるところだ。

自分の感覚で、あの人たちはこれがほしいのだと思えるレベルの現場感覚は、経験でしか生まれてこないのかもしれない。そして、自分で使うことをありありと感じる想像力、そこに現地の情報を取り込んで、うまくいっているインドの色の極端な嗜好のワンポイントが紹介された。国や地域の特性を織り込んだ商品でなければ勝てないことを学んだらしいが、横展開ができる組織に変革できているのかどうか?あの本を読んだ後であるために、疑わしい気がしてしまった。

国を動かしてきた官僚機構が劣化して、自分たちの組織、将来の自分の為にいかにして税金を動かすかに腐心するこの国では、世界をリードするものつくりの大企業も同じ感覚の経営陣に占拠され、事なかれとうわべだけのリスク回避、無責任が横行して、軒並み世界的な競争力を喪失し、国全体の凋落を招いているようだ。

二日目には若者による日本発のベンチャーの話で、明るい未来の展望を垣間見せてくれたが、多勢に無勢の感、否定できない。逃げ切った世代と言われる我々にも責任があるのを痛感するが、やることはやり、早めに次世代のために席を開けたつもりである。年金問題で、年寄りの雇用を保証するために企業と若者の負担がさらに重たくなり、国際競争力が落ちるとも聞いた。

韓国の国を挙げた通貨安と補助金による輸出戦略に、日本は円高放置という最悪の事を気にもしていない気がする。このところやや円が下がり始めて80円弱の所にいるのが、日本株の上昇となって如実に見える。日銀だけでなく財務当局の無責任は免れない気がする。

どうも日本全体への絶望感が自分の背後から立ち上がり、責任のなさもあるが、なるようになれと言う感覚が支配している気がする。いやはや、困ったものだ。


会津東山温泉、旅籠 芦名に一泊の紅葉狩り。

2012年10月27日 | Weblog

絶好の日和に恵まれて、9時に宿を出て、裏磐梯の無料開放されている有料道路を一回りした。自宅から往復700キロ弱か?温泉と料理も良く、紅葉の見ごろを満喫した。午後になると沢山の車でのぼりは数珠つなぎ、こちらは気持ちよく下山して磐越から東北道、湾岸と渋滞もなく帰宅できた。この宿お勧めだが、ちっと遠いのが難点か?


石原都知事、国政復帰。

2012年10月25日 | Weblog

石原都知事「東京が発想したことを国は無視してきた。私はもう限界に来た。明治以来続く官僚制度を今シャッフルしなかったら、国民が報われない。新党を作り仲間と力を合わせ、硬直した中央支配の制度を変えなければいけない。命あるうちに最後のご奉公をする。」

この通りをぜひともやってもらいたいもの。ネット記事では、この部分が無視され、尖閣問題など極端な事ばかりを取り上げているが、やるべきは支配構造の大掃除だろう。

少々お年を召したのが気になるが、ガンバって貰いたい。


政治が動かない。「ソニー失われた20年」読了。

2012年10月24日 | Weblog

中国はイギリスあたりでも歴史の嘘を宣伝している様子だが、外務省はのんびりのようだ。責任を馬鹿民主党政権に押し付けて自分たちは相変わらず大使館のワインリストの充実に本腰を入れているのだろう。分っていてやらぬことも罪になるはずだが官庁総ぐるみのサボタージュにはおとがめなしがまかり通る。明らかに末期断末魔政権だが、国民の感覚は気にもせず延命を図るように見えてしまうのだ(野田)。野党も下手くそに見える。もちっと揺さぶるやりかたがあろうにと、外野からイラつくばかり。

「ソニー失われた20年」読了した。これは個人あての企業経営指南書である。あらゆる企業没落の手段が個人名と具体的な行動によって糾弾され、そこで必要な本当の経営者の在り方が遡及される。読み進めると嫌になるほどの悪行、自分のための組織造り、自分の懐を肥やすための人事、アメリカからの借り物の経営手法を持ち込んで時代の寵児とマスコミに喧伝されるが、経営者は結果が全て、在任中の経営は大赤字の垂れ流し、リストラ、事業の売り飛ばし、資産の売り飛ばし、これでもかと事実が書き連ねられる。それぞれに、新社長へのあるべき姿勢と進め方が具体的に示される。

現役の経営者には自省の書として、経営者の候補者にはあるべき姿としても、実例に基づく参考書となる。最後のページに、この書の一部の引用も許さないとあるので、尊重して、具体的な引用はしないが、この本が世の中でどのように読まれているのか気になるところだ。

話は飛ぶが、ドラフトの話題、どうも気にくわぬ。ホンダのように自分の親類縁者の雇用は禁止したありかたと、甥っ子を採りたい監督と。嫌いだな。

ゴルフでは、この年でやっとスイングの力が抜けるようになった。それにしても書き留めておこう、御殿場に泊まって二日間のミニ合宿初日、前回はフェアウェイからみごと2オンした長いパー4で、この日は左カート道の際、2打目は木の間を抜けるつもりがカーンと戻り、3打目でグリーンそば10ヤード、ピンまで30ヤードちかく、のぼりのグリーンにショートを嫌って大きめに浮かせたアプローチショットは見事と思いきや、ピン横を通り過ぎ、するするとカラーもラフも乗り越えて段差の下のバンカーへ転がり込む。そこから乗らず、落とす、悪循環で7オンの惨状。このホールさえなければの一日であった。帰宅してみると先日のクラブコンペの好スコアで、ハンディを見直しましたとハガキが来ていた。

今度のゴルフはひと月後、しばらくは男声合唱の二つのイベントで忙しい。

 

 

 

 


散歩の至る所で薫る木犀

2012年10月23日 | Weblog

昨日からの風もあり、殆どが黄色い絨毯に。楓の紅葉もそろそろ本格的になりそうな下界だ。山の上では既に見頃とか、桜の季節と同様に、なんとなくせかされる気のする季節だ。

まるで、オープン戦の新人選手の出来具合を見るかのようなのんびりムードの原采配、最後は中日選手のコマ不足で勝ちを拾った気がする。ハムとの日本シリーズもまたイライラ采配で見せ場を作るのだろうか?あまり熱心に見ないようにしてはいるがやはり気になるシーズンの結末。

やっと米中のトップ交代と権力抗争の行方が見えてきた様子だ。尖閣問題、対日姿勢が内部では相当な抗争のネタにされたのだろう。多数の自国民の苦しみも無視してでも日本への嫌がらせを継続する隣国、そうそう長くは体制が持たない気がする。

円安で、株価もいつの間にか9000円台に復帰。国内の政治の動きも何処で当面の結末を迎えるのやら、一番わかりにくいのが、この国の政治情勢のような気がする。怠慢としか言えぬ政治ごっこのやり取り、経済への影響など、必罰にすべき判断ができないものか。イタリアでは地震予知の怠慢で実刑判決、この国では原発の無防備の責任さえ問われていないぬるま湯の法治国家。G13、仕掛け人などあらまほし。


懐かしい季節の贈り物。

2012年10月22日 | Weblog

散歩道にある椎の実は案外豊作。この写真には我々世代から懐かしいと言う反応多数。ひもじいガキの頃拾って食べた記憶のある方が多数である。これはスダジイの実で、子供の頃にに食べたものとは少し違うがチンしていただくと同じようなちょっと甘さののある懐かしい味。