日本の進路を考える

戦後70年が過ぎてもいまだに自立できない日本を考える。

ひのひかりのお酒

2010年08月31日 | Weblog
あれは8月13日の金曜日であったか、あくる日の土曜日の早朝、喉が痛くて目が覚めた。
3日間は水、お茶しか飲めず。結果として最長不倒の5日間の禁酒になった(笑)。

その後も回復せず、色々きくと周りにも同様な症状の人がいて、アデノイドウイルス、要するに対症療法をやってひたすら自己回復、ウイルスを押さえ込むしか手が無い。

風邪薬のせいか味がおかしく食欲もでない、おかげで体重5キロ減。ふらふら状態となる。
ゴルフ再開ブービー幹事で無理無理参加するも後半足元がよたつき結果ブービーメーカー。

24日(火)は久しぶりに田町に会議にでるも、夕方も寄り道なしでよろよろ帰宅。

この間、円高進行に無策の政府日銀、挙句の果てに死んだはずの汚物が代表選にでると!
後手後手の日銀の金融緩和も読み筋そのもの、焼け石に水であっというまに円高逆行。
株価はドスンと落ち込むは、年金投資も大赤字。

日銀の連中市場の現場も知らず古色蒼然、なんという「のろま」と愚策。
バーナンキはアメリカの景気について絶妙のタイミングで悪そう、でももっとやるとか
市場をコントロールして、円高ドル安を促進。
日銀の給与はドルベースにして実感を味あわせたらどうなのかと思う。

日本企業は工場をアジアに出さざるを得ず、日本の雇用は空洞化で更に無くなる。
ソフトウェアではすでに中抜きで中国、インド、ベトナムが日本の大手からの受託をする。
日本の中小ソフトハウスは息の根を止められる状態。

同じことが製造業でもおきかけている。

政府の使う税金がどこから出てくるのか、菅も鳩もましてや小沢も知らんのだろうかと
不思議になる。企業が日本から抜け出してトップエリートのみの職業しか残らぬとき
大きな政府を保てるわけが無い。

子供手当ても実の所増税になってしまっている。これはアニハカランや小沢も想定外で
あったのかもしれないが、財務官僚の完璧な勝利に見える。

そういうときになぜか党首選挙、予定通りといいながら、消えたはずの汚物が俺俺と。
さらに間を取り持つ風見ぽっぽ。あっちへ行っては支援、こっちへ来ては支援と風の
まにまに。

引退するはずのひとがトロイカ体制などと言い出し、3頭立て二匹は後ろ向きかと
言いたくなる。

夏休み最後の日。家庭によっては泣きながらの徹夜もあるのか?
現役時代によく言ったもの:仕事は夏休みの宿題ではだめだ。計画的に段取りをつけて
きちんと消化してゆくもの。最後の一日で追い込むなどというやり方では信頼に問題あり。

この話、文芸春秋に企業人へのアンケートあり、笑える。夏休みの宿題への取り組み方と
社会人になってからの仕事の仕方が同じという結果。

写真:やっと酒を買う気になり近所のスーパーの酒屋に、目玉で置いてあったこれ。
なんと「ひのひかり」100%のお酒。ひのひかりのおいしい熊本ではなく愛媛の酒。
なかなかである。空きの無い冷蔵庫にむりやり押し込めて毎夜ちびりちびり。
一週間はもたんなぁ。



熱闘甲子園、結果は大味だが中身は濃い。祝沖縄。

2010年08月22日 | Weblog
今年の甲子園は殆ど見た。8月14日早朝の突然の喉の痛みに始まり高熱と痛さで
飲み食いも出来ない日が4日ほど続き、殆ど唸りながらベッドで観戦であった。
その風邪はアデノイドウィルスとか?鼻から気管支までに取り付きこういう症状を
呈するらしい。

それにしても病気でゴルフ2回、飲み会それも大事なもの2回キャンセルしてまで
寝ていたのは人生初めてのことであった。

甲子園の出場校で「おっ!」と思ったのは郷里熊本の九州学院。何度も言われていた
前回のベスト8は丁度高校3年生の時。小中学校の友人の一人がその時九学のショート、
主将で甲子園に出たのを知ったのは、叔父のお家にお世話になり夏休みの大学受験塾に
通っていた時であった。

高校進学以来会った事の無かった福島君が甲子園のショートにいると画面を見て驚いた。

今年の九学のピッチャーは大物だと感じた。残念ながらさらに大物一二三を擁する
東海大相模に敗れたものの、よく健闘したと思う。第一試合の1,2回四球を出したり
ピンチを招いたが、なんとストライクゾーンを知るためにぎりぎりのコースを試していた
とうそぶいた。たしかにその後は完封であった。鹿児島実業との対決では終盤乱れて
逆転さよならかと思われた時に息を吹き返した。その結果が東海大相模との準々決勝だ。

そしてその大物一二三を擁する東海大相模の優勝への想いを粉々に砕いたのがスーパー
大物島袋の興南であった。一般論ではそんなもので終わりそうだが、解説者の目でも
興南の甲子園への投打の準備は想像を超えるものであったようだ。

打者全員の振るバットは腰を使い見事な強打、打球の勢いの違いを見せた気がする。
そして、硬軟投げ分ける島袋の柔らかい頭。キャッチャーと共に相手の狙いをはずして
しまう投球術が結果として実力差以上の大差になったと。それでもピンチは何度もあった。
いくつもの試合のピンチを冷静に紙一重で乗り越えてきた心の強さには脱帽である。

何の準備もせず批判の裏返しで政治が出来るとでも思っていたような民主党政権の
準備の無さ、心の弱さ、興南ナインの準備と強かさに学べ。甲子園の砂でも舐めて来い。

写真:見慣れた有楽町の夕景だが、違いがある。いや新しいビルではなく右上に立つ
鉄塔の先端の白いおわんが無い。社会人になって高度成長気がきて、その頃周りには
ほとんどビルが無く、良く目立った白いおわんを伏せた先端の役割が終ったのだろう。
見慣れたものが姿を消す。妙にリアルに感じた日であった。

オルセー美術館展2010、国立新美術館、再訪記。

2010年08月13日 | Weblog
ネットで見ると残り一週間、混雑している。2時間待ちとか。
でも後になればなるほど混むだろう、むりむり出かけた。

4時には切符売り場、これからお待ちになっても時間がありませんがと
親切な窓口のお姉さま。いや、二回目だからポイントだけ見るし、その前に並列展も
と二枚の切符をそれでも二枚で2800円は高い。特に並列展はガラクタの寄せ集め
にしか見えないもので、綺麗でもなんでもない。ちょっと時間つぶしにしても損した。

その効果はそこを出て、30分並び、5時には入館して発揮された。

すべてが美しい。

並んでいる列の長さがだんだん短くなり、エスカレーターで入口に着くと人は多いが
後ろから頭越しに鑑賞できるし、これはというものは戻ってみた。5時半には入場が
止まる。そうすると最初のほうの部屋はがらがらになる。

すいすいと最初に全体を見て、雑踏の中を逆行、見たい絵を好きなだけ目にすることが
できた。

今回は前回よりも白い服の女性の立ち姿大作2点が目に染みた。
名画を見るときの脳の興奮が実に不思議な感覚である。

もちろん、好きなゴッホも間近で見ようとしたが、寝室も星空もここは最後まで
混雑して最前線には出られなかった。

教科書や写真で見慣れた有名な絵だけでなく、印象派の絵は感覚的に好きだ。
色、構図、対象、精神性、色々な見方がある。
そして、浮世絵の影響が見事に見て取れるのも面白さのひとつ。

写真:ゴルフ場の神社、もちろん元々あったところにゴルフ場が出来たということらしい。
   猪鼻神社、清水の次郎長が来て、御開帳をしたとキャディさんに聞いたが、
   伝説かも。#8ティー横に鎮座まします神様、毎回お参りしている。
   鳥居は近年作り変えて立派になった。コースメンテによる自作とか。

菅、言うべきことが違うだろ。

2010年08月10日 | Weblog
日本の首相が何度もへつらうように謝るのはなぜだ?
村山談話と同じように、カンの名前が残るという解説もあるが、あほ臭い。

韓国に言うべきこと:
1.竹島からの即時撤去要求。日本固有の島とはっきり述べるべき。
2.安重根を英雄視する韓国民に釘を刺せ、あれはテロリストだ。
  伊藤博文が生きていたら朝鮮はもっと良くなった。
3.韓国産業の基礎は戦後補償による水力発電所建設に始まる技術立国支援だ。
  お礼くらい言え。

アメリカに謝罪を要求すべし。
1.一方的に日本の軍人、政治家を死刑にして終わった極東裁判のやり直しの要求。
2.広島、長崎の原爆、東京、大阪他大都市への無差別大量殺人への謝罪を要求。
  もちろん、戦争犯罪者をきちんと裁け。

カンの外交無知極まれり。情け無い。
加えて韓国の言うままに宣伝をするおばさん消えてよ。

写真:庭の隅に鳥が来た。網戸越しに睨みつける。

秋立ちぬ、されそ猛暑は続く。

2010年08月08日 | Weblog
青空に入道雲。からりと晴れて良い天気だが、そとの活動は厳しい。
雨も殆ど降らず、庭の芝生はそろそろ耐え切れない。

週刊東洋経済8/14-21、最後のページ岡野工業の特許戦略。
街工場の岡野工業がテルモ、トヨタと対等な関係で世界特許をとる。

技術は全部岡野の発明だが、大会社に連盟で取って貰うことで
以後の係争を押さえ込む。中小企業が身を守る戦術、うまい。

岡野さんは親父さんの会社を継いで独創的な金型や物作りの技術で
小さいながらも世界に一つの会社だ。

みんなもお世話になる痛くない注射針。
特許をまねしようにも金型のメンテナンスが出来ないと継続した
製造が出来ない。

日本の独創と品質の粋、世界に誇る技術力。
こういう方を、企業を大事にしなくてはと思う。

それにしても民主党、ごたごた烏合の衆。
日本のための政治をやってくれ!

政治はビジネスではない。
税金でのうのうと生活するために議員になったような奴は消えてくれ。

塩野七生の「わが友マキャベリ」フィレンツェの話と共にニコニコしながら
読んでいる。

面白い。

業平一丁目

2010年08月07日 | Weblog
交差点の名前が江戸っぽい。下町の風情の残る川向こう。
この信号がスカイツリー目前、というか左へ曲がるとそこにある。

見物客は絶えず、最近こしらえたらしい縁台のある、お茶屋さんではテレビのクルーが
着物を着たお姉さまの姿を撮影中、ハイお疲れ様という所で緊張が解けた。

スカイツリーを眺める夕涼みというアングルか、いやいやそれど頃ではない猛暑だ。
すぐにも冷房の効いた小屋の中へ駆け込みたいところだろう。

スカイツリーは東京タワーのように一段高い所にあるのではなく、同じ平面から
びゅっと立ち上がっているので何となく親しみやすい。

また成長した、現在403m

2010年08月07日 | Weblog
業平1丁目の交差点を曲がるとすぐである。
634mまではまだまだであるが、スカイツリーの建設は着々と進む。
そして、これを取り囲むいくつかの建築物も骨組みをくみあげて、徐々に
あの周辺の景観が変わりつつあることが実感される。

猛暑の夕方、相変わらず口をあけて見上げる人達で一杯。

あまりの暑さにブログもさぼりがち

2010年08月07日 | Weblog
これは朝の散歩の途中である。スーパーの隣の道に今盛りとばかりに咲き誇る。
赤白の並木道。

アメリカに行くと空港からのみちに赤いアーモンドの花が咲いているのを思い出す。
あのアーモンドの花はミツバチの大群によって実を結ぶ。
ミツバチが世界中で病気になるなどで消失したりする事件が起きていたが、その後
どうなったのだろう?

菅総理、選挙大敗で責任を問われているようだが、民主党も寄せ集めの集団であることを
露呈している気がする。元気の無い中で半島支配100年のコメントを出すそうだが
またも土下差外交を繰り返すのか?

外交上終わったことをなぜ蒸し返す?
現在の韓国の発展は殆ど日本からの戦後支援を基本としていることをきちんと認識すべし。
当時の韓国政府が支援と引き換えに全てを放棄したのであり、それも賢明な選択であったはず。
竹島問題もお互いに気にしないということで収めてきたものを、騒ぐからおかしくなる。
この際一気に占拠しろという気がするではないか。不法占拠の自衛はやってもいいはずだ。

ロシアも北方領土問題への強硬姿勢を見せ始めた。
弱体化した日本政府の足元を見ているとしか思えない。
そのくせ産業界には技術協力をと、接近している。

一人円高で日本の産業界はぼろぼろ、ユーロ安でドイツはうはうは。

アメリカもFRBと連携してうまくドル安を実現して産業の活性化を政府主導で
やっているのが見えているではないか?

政府、日銀は日本のための動きを放棄しているようにさえ見える。
中国も韓国も貨幣価値の輸出産業への影響をみつつ、活発に動いているようだが。
ほとんど給料泥棒状態の日銀、民主の総裁選択の過ちは大きい。

これぞ象徴天皇のバランス感覚、お見事。

2010年08月03日 | Weblog
天皇陛下、横綱・白鵬に祝意…宮内庁書面で伝達(読売新聞) - goo ニュース

このニュースは名古屋場所の中継もなく記録もあまり騒がれず、賜杯も頂けなかった
白鳳のファン、大相撲ファンにはふっと心の隙間を埋めていただいたなと感じる絶妙の
バランスだ。

天皇の国璽行為ではない国の象徴としてのお立場と、熱心な相撲ファンの一人として、
今回の名古屋場所の一連の懲罰的動きを、もう良いではないかと包み込むお心と受け止めたい。

世間体ばかりを気にするNHKのことは、横綱審議委員会が会長をつるし上げた記事を
紹介したが、そのような直接的怒りの表現ではなく、白鳳の賜杯返上への涙に文書で
お答えになった陛下のお心を大切にしたいものだ。

白鳳、おめでとう。よかったね。

陛下も中継の無い2週間がきっと残念であられたのだろうなと笑った。
平和だ。