ひろの東本西走!?

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2010年の歩き初めは京都・清水五条へ

2010-01-11 21:02:50 | まち歩き

2010年の歩き初め&初探訪は、10日(日曜日)の昼前から京都・清水五条方面へ(2009年の歩き初めは神戸大学でした)。まずは、京阪の清水五条駅から六道小学校方面を探訪しようとブラブラ歩きをスタートしました。宮川町歌舞練場近くに行くと、ちょうど”えべっさん”で近くの恵比須神社は多くの人で賑わっていました。

そこから八坂通りを東へ進もうとして出食わしたのが手越医院です。3階建てのなかなか立派な建物ですが、ここの存在は知りませんでした。1階部分はかなり手直しされているものの、2階中央部の外壁面の張り出しとそれに合わせた屋根&軒の形、上部にアーチのついた窓やタイル壁などが見応えありです。京都にはまだまだこんな建物が現役で頑張っているんですね。

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NTT西日本祇園別館(旧祇園電報電話局)です。一見シンプルそうに見えて部分的に装飾タイルを使っていたり、単純な渦巻き状の壁面装飾かと思ったら、繊細な凹凸と渦のつながりになっていたりします。

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京都市立六道小学校です。軒の装飾や水平線の強調部分などが特徴でしょうか。

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松原通(清水坂)の途中に見える京都市立清水小学校です。3階の2連アーチ窓が見事で、小さなバルコニーと合わせて京都市役所と似た感じでしょうか。最頂部の軒の出とそれを支える2連の持ち送り?も味わいありです。清水坂からそれて北面の方にも回ってみると、おおーっ、こちらの最上階はまた異なった表情ですね。中央塔屋部分の屋根も面白いですし、煙突もしっかりデザインされています。小学校建築としては極上の部類に属すると思います。

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実はこの日最大の目的は、武田五一設計(1920年・T9年頃)の順正清水店を見ることでした。これまで写真などではよく見知っていたこの大物をなぜか未見でした。清水寺に近いところから少し横手に入ると、そこに奇想の建物がありました。周辺はキレイに整備されていますが、この和洋折衷の佇まいにはちょっとビックリ!屋根の形が複雑とは聞いていましたが、それだけではなく全てがこれまでの知識外の面白さ・凄さです。南面の円柱で支えられたバルコニー下の部屋も素晴らしいですね。上部のステンドグラスも美しいです。

現在、この洋館部は「五龍閣カフェ」として気軽にカフェ&軽食が頂けるスペースとして活用されています。この日はここで昼食(京野菜カレー+コーヒー)を頂き、内部の写真も色々と撮らせて頂いて武田五一建築の面白さを堪能しました。内部については続編でアップしたいと思います。

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元々の予定ではこの後、四条か七条の方に回ろうかと考えていたのですが、せっかくここまで来たのだしということで清水寺に参拝することにしました。清水寺に来るのは25年ぶりくらいでしょうか(汗)。外国からの観光客も多いですし、清水坂のあたりからずーっと人でいっぱいでした。着物姿の女性もあちこちで見受けられます。初詣のときはもっと着物姿の人が多かったのかな?

有名な舞台も素晴らしかったのですが、さすがは清水さんです。とにかく境内の広さに圧倒されました。広さといい、高さといい何というスケール感!これは息子達も一度は連れてこないといけません。お正月は終わってしまいましたが、1月の京都を歩くのは日本らしさもたっぷり感じられますし、良いものですね。せっかく京都を歩くのだから、和風も洋風も楽しみたいと思います。以下、別記事に続く予定・・・。

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