5月23日機会があって、元ハトバス社長の講演をお聞きしました。
東京都の課長から地下鉄建設関連企業へ転向していた宮端清次氏は、ハトバスの大株主である東京都知事の要請を受け、赤字続きで経営に行き詰まっていたハトバスの再建を託されて社長を引き受けて以来の4年間の体験について講演されました。
氏の経験から、「現状維持は破滅する」「不易流行」こそ経営の原点であるとし、変えてはいけないことと、変えなくてはいけない事の識別が重要であると話されていました。変えてはいけない事とは「お客様第一の思想」であり、変えなくてはならない事とは「サービスや商品」であると言う事でした。
組織改革は働く社員の意識改革の為であり、コストダウンとはあくまで管理のムダを排除してお客様へのサービスに徹する事であり、お客様に最も近い現場にこそ真のヒントがあると話して居られました。
その意味においては、社長の上司は課長であり、課長の上司は係長、係長の上司は現場でじかにお客様に接する乗務員や運転手だと話していました。お客様第一の思想を行動で表わすには、現場の第一線で働く社員の意識改革なしでは実現しないとのお話には、まったく同感いたしました。
最後に東京ハトバスは「なら、しか」経営に徹し、ハトバスならでき、ハトバスにしか出来ないサービスの提供につとめて、全ての経営に共通する「リピーター」への再販活動を積極的に展開して行く社風の構築に努めたいと結んで行かれました。
76歳の宮端氏のご健康とご活躍を祈念します。
東京都の課長から地下鉄建設関連企業へ転向していた宮端清次氏は、ハトバスの大株主である東京都知事の要請を受け、赤字続きで経営に行き詰まっていたハトバスの再建を託されて社長を引き受けて以来の4年間の体験について講演されました。
氏の経験から、「現状維持は破滅する」「不易流行」こそ経営の原点であるとし、変えてはいけないことと、変えなくてはいけない事の識別が重要であると話されていました。変えてはいけない事とは「お客様第一の思想」であり、変えなくてはならない事とは「サービスや商品」であると言う事でした。
組織改革は働く社員の意識改革の為であり、コストダウンとはあくまで管理のムダを排除してお客様へのサービスに徹する事であり、お客様に最も近い現場にこそ真のヒントがあると話して居られました。
その意味においては、社長の上司は課長であり、課長の上司は係長、係長の上司は現場でじかにお客様に接する乗務員や運転手だと話していました。お客様第一の思想を行動で表わすには、現場の第一線で働く社員の意識改革なしでは実現しないとのお話には、まったく同感いたしました。
最後に東京ハトバスは「なら、しか」経営に徹し、ハトバスならでき、ハトバスにしか出来ないサービスの提供につとめて、全ての経営に共通する「リピーター」への再販活動を積極的に展開して行く社風の構築に努めたいと結んで行かれました。
76歳の宮端氏のご健康とご活躍を祈念します。