国会は甦るのか？

　未曾有の大震災を受けて、有史以来の国難に直面しているこの国の国会が、混乱のさなかにあります。社会の混乱を利用してかつての覇権を取り戻そうとあの手この手を使って政府を揺さぶり続ける野党自民党、戦後半世紀以上続けた与党時代に築いた利権集団は、災害復興予算の分捕りの為に、政府に対してゴネドク集団化しています。
　
　現総理大臣を辞任に追い込む為に行なった、この度の不信任案が否決されてもなお協力の態度を示さず、一部与党の議員を巻き添えにして、自らの主張をゴリオシする姿は多くの国民、とりわけ震災罹災者の目にどう映っているかの分別すらありません。
　
　新しい総理大臣が専任されてた暁には、如何なる大義を掲げて協力姿勢に転ずるのかが不明です。再び与党の政策を非難して、国会を機能不全に追い込むことは許せません。
　過去６年間は毎年総理大臣が更迭される不幸な政治文化からの脱却を期待しますが、同時に又主権者たる国民として、政治家選びにこれまで以上の選択知識を磨きたいものです。