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椎間板ヘルニアからの復帰をめざしてただいま絶好調静養中!

観戦レポ。2014/01/13、第92回高校サッカー決勝、富山第一-星稜

2018年08月15日 17時47分23秒 | サッカー観戦レポ

2014年1月13日(月曜日、祝日)、14時08分キックオフ
第92回全国高等学校サッカー選手権大会決勝戦 富山第一高校-星稜高校
場所:国立競技場
試合形式:45分ハーフ、同点の場合は10分ハーフの延長戦、それでも決着がつかない場合はPK戦

富山第一高校
監督:大塚一朗
--------9渡辺仁史朗-------
11野沢祐弥---10大塚翔---25西村拓真
------8細木勇人-6川縁大雅----
3竹澤昂樹-5村上寛和-4藤井徹-22城山典
--------1高橋昻佑--------

控え:12田子真太郎、13菅田崚平、16山崎俊、17斎拓斗、7平寛治、14志鷹南生、15善本燎、19村井和樹、20高浪奨


星稜高校
監督:河﨑護
------9森山泰希--11仲谷将樹-----
10寺村介--------------16原田亘
------13前川優太-8 鈴木大誠-----
21上田大空-6藤田峻作-3寺田弓人-2森下洋平
---------1近藤大河--------

控え:17清水優磨、4松田翔平、5中山翔太、15村田遥、7稲垣拓斗、19川森直威、12児玉海、22轡田葵左、23長谷川朔太郎


結果
富山第一高校 3(延長)2 星稜高校

得点者(カッコ内はアシスト)
富:87'高浪奨(村井和樹)、90'+3大塚翔(pen.)、109'村井和樹
星:34'寺村介(pen.)、70'森山泰希(仲谷将樹)

交代
富:59'西村拓真→高浪奨、77'野沢祐弥→村井和樹、110'+1大塚翔→平寛治
星:75'森山泰希→長谷川朔太郎、86'寺村介→稲垣拓斗、106'長谷川朔太郎→川森直威

警告
富:33'村上寛和
星:30'上田大空、80'長谷川朔太郎、108'前川優太

退場
富:
星:

主審:山本雄大 副審:山内宏志/田中利幸 四審:井上知大
観客 48,295人


高校サッカーの決勝戦。「国立最蹴章」と名付けられた、国立競技場改修前最後の高校サッカー選手権。
富山第一高校がついに決勝進出ということで、これは絶対観に行かねばならないだろうと、
準決勝終了後、急いで近くのコンビニでチケットを購入、決勝戦を観に行くことにしました。(準決勝は仕事のため行けなかった)

ちなみにですね、この試合・・・現地でメモをとっておりません。
なので、観戦レポートというより日記みたいな感じで書いていきます。


JRを乗り継いで千駄ヶ谷駅で下車し、そこから歩いて国立競技場へ。

国立競技場に向かう途中、配布されていたフリーマガジン。




そして開場時間の12時ちょうどに現地到着。

一人での観戦なので座席の確保は諦めて、まずは物販へ。



開場からこの混雑ぶり。
タオルとボールペンと学校別キーホルダーを購入。さらに別場所で大会公式プログラムもしっかり購入。
タオルマフラー売ってなかったけど、準決勝の段階で売りつくしてしまってたのかな?

あとあと、さらに別の売店で福袋を購入。福袋なんて普段買わないのですが、なんかテンションが上がって買っちゃいましたね。
5,000円のやつ。中身は試合が終わるまで開けないで、口外しないでと言われたので内緒。いいもの入ってましたよ。

んで、富山や石川からの応援のバスが着いたころには既にグッズがほぼ完売状態で、
あちこちでグッズ買えなくて残念がっている生徒さんを見かけました。

PUMAのブースには三浦知良選手や中山雅史選手などが使用したスパイクが展示されていました。



ブースでは、PUMAのSNSアカウントをフォローしてオリジナルバッグをプレゼント!
東京はなんでもタダで手に入るからいいですよね。




試合開始1時間前ぐらいに観客席に入ったのですが、もう座るところなくてバックスタンド側最上段で立って観戦することに。
聖火台の近くで観てました。

スタジアムグルメは行列なので大体諦めて、手っ取り早く買える「まい泉のカツサンド」。
(国立競技場は並んでまで食べたいというほど魅力のあるグルメがないので、簡単に諦めがつくんです(笑))




富山第一高校側ゴール裏。ビッシリです。
ちなみに応援席はバックスタンド側下段なので、ゴール裏には応援団も吹奏楽部もチアリーディングもいません。




星稜高校側ゴール裏。こちらもビッシリです。黄色く見える部分が応援席です。




画像を貼りすぎて無駄に長くなってしまったのでそろそろ試合の話を。

あ、その前に。

試合前には応援歌を歌っているアーティストのミニライブがあるはずなのですが(テレビ中継だとハーフタイムに流れてますよね)、
今大会の応援歌は、メディアには登場しないGReeeeN。

残念ながら場内に曲が流れただけでした。

それでは試合開始。

試合は前半にPKで星稜が先制、そして後半25分に追加点と、星稜がそのまま勝ちそうな流れで、
富山第一は押されてるわけじゃないんですけど得点の気配がなくて、立ちっぱなしだった僕もしんどくなって集中力が切れたり
日ごろの寝不足から眠くなったりしてたのですが、終了間際に1点返したところで雰囲気が変わって、

高校サッカーって劇的なゴールが多いじゃないですか。
それは自分なりに考えたんですけど、まだまだ若いゆえにメンタルが影響を受けやすいからじゃないかと思うんです。
だから、ちょっと心理的に影響を与える場面があると、そこから連続ゴール、連続失点ていうのがプロよりも起きやすいんじゃないかと。

なので、決勝戦、87分に1点返す、これは十分に同点あるぞと、ホイッスルが鳴るまでわからないぞと、思いまして。
後半ロスタイムに入ってもまだ行ける、まだ大丈夫と思いながらピッチを注視してました。

そしたら富山第一がペナルティキックを獲得。

確実にラストプレー、もしセーブされたらこぼれ球を押し込む前に試合終了のホイッスルが鳴るに違いない。
ものすごいプレッシャー、大観衆が見つめる中、キャプテンの10大塚翔がPKを決めて同点、そして即後半終了。

観客席のザワつきが止まらない。
そして、どこからともなく富山コールが沸き起こる。周りの観客が自然とコールに合わせる。
後半終了から延長開始までの間、それは大きな富山コールとなり、富山第一の選手たちを後押しする。

これは富山の流れだ、富山の空気になった、そう確信して入った延長戦。

延長前半はスコア動かない。

延長後半も無得点のまま時間が流れる。

わずかな時間で決着をつけるか、
準決勝で活躍したPK戦用GK12田子真太郎に期待するか

富山を応援する者が望んでいるのはどっちだ。

僕は決着がつくと思っていた。得点の予感は1点返した瞬間からまだ続いている。
同点に追いついたときのように、ホイッスルが鳴るまでに決定機は訪れる。そう信じて試合を見守る。

そして試合が動いた延長後半9分。富山第一。
スローインからのボールを19村井がダイレクトで叩きこんだ!

沸いた。ドラマチックだった。

残り1分とロスタイム、守れる。

カターレ富山の試合を見ている時のような僅かな時間で失点するかもというネガティブな感情はそこにはなかった。

守れた。そして試合終了。

富山第一高校がついに高校サッカーの頂点に立った。




とにかく勝利の余韻に浸った。

試合後。

コンコースでは富山第一高校の応援に駆けつけた富山県のPRマスコットキャラクター「きときと君」が大人気。





試合の余韻、そして国立競技場の名残惜しさになかなかスタジアムを離れることができず、
とにかく少しでもこの日の国立競技場を体で感じて、そして脳裏に焼きつけようと、スタジアム内を歩き回っていました。


国立競技場は2014年5月をもって閉鎖され、2020年に開催される東京オリンピックに向けて大規模な改修へと入ります。


さようなら、国立競技場。





このとき、時刻は17時30分。試合終了して1時間近く経っていました。
しばらく本当にこの場所を離れたくなかった。

終わり。

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観戦レポ。2013/12/23、第35回皇后杯決勝、INAC神戸レオネッサ-アルビレックス新潟レディース

2018年08月13日 15時55分47秒 | サッカー観戦レポ

2013年12月23日(月曜日、祝日)、15時01分キックオフ
第35回皇后杯女子サッカー選手権 決勝 INAC神戸レオネッサ-アルビレックス新潟レディース
場所:NACK5スタジアム大宮
試合形式:45分ハーフ、同点の場合は15分ハーフの延長戦、それでも決着がつかない場合はPK戦

INAC神戸レオネッサ
監督:石原孝尚
11髙瀬愛実---17ゴーベル・ヤネズ--9川澄奈穂美
----------7中島依美----------
-------8澤穂希---10チ・ソヨン------
21渡辺彩香-15磯金みどり-5甲斐潤子-2近賀ゆかり
----------1海堀あゆみ---------

控え:18武仲麗依、3ベッキー、6南山千明、20田中陽子、14京川舞


アルビレックス新潟レディース
監督:能仲太司
-------23ティファニー・マッカーティー-------
-----------9山崎円美-----------
24佐伯彩-10上尾野辺めぐみ-16斎藤友里-19児玉桂子
5高村ちさと--13中村楓--3北原佳奈--14小原由梨愛
----------1一谷朋子------------

控え:21小金丸幸恵、2山本亜里奈、15阪口萌乃、8大石沙弥香、11平井咲奈


結果
INAC神戸レオネッサ 2(PK4-3)2 アルビレックス新潟レディース

得点者(カッコ内はアシスト)
神:65'近賀ゆかり(チ・ソヨン)、93'チ・ソヨン
新:42'ティファニー・マッカーティー、111'ティファニー・マッカーティー(平井咲奈)

交代
神:
新:74'児玉桂子→大石沙弥香、延長HT佐伯彩→平井咲奈

警告
神:53'渡辺彩香
新:

退場
神:
新:

主審:梶山芙紗子 副審:千葉恵美/手代木直美 四審:桑原里佳子
観客 3,901人


※選手交代によるポジション変更

神戸
交代なし

新潟
児玉→大石で、大石はトップ下に入り、山崎が右サイドハーフに移る
佐伯→平井は同じポジション


皇后杯です。
前回大会より男子の天皇杯とは別日の開催になりまして、今回は12月23日、天皇誕生日の開催です。
会場は前回と同じ、大宮アルディージャのホームスタジアム、NACK5スタジアムです。

決勝に進出したのはINAC神戸レオネッサとアルビレックス新潟レディース。

INAC神戸は今シーズンのなでしこリーグを2位に勝ち点差10をつける圧倒的な強さで優勝、そしてリーグカップも優勝、
さらにリーグ戦終了後に行われたモブキャストカップ(国際女子サッカークラブ選手権:女子のCWC的なやつ)も優勝、
国内タイトル完全制覇の四冠を目指す。

アルビレックス新潟レディースはリーグ戦は8位(10チーム)と低迷。皇后杯は2度目の決勝進出。
ちなみに前回決勝進出時の対戦相手もINAC神戸レオネッサで、その時は0-3で完敗している。リベンジを果たしたい。


PK戦までもつれた戦いはINAC神戸に軍配、四冠を達成!

前半。

5分、新潟は左サイドからのロングフィードが23マッカーティーに渡りPA内まで持ち込むも、相手選手を抜ききれずシュートは撃てない。
9分、新潟は左サイド10上尾野辺のフリーキックに9山崎が頭で合わせるも枠の右へ外れる。

圧倒的な力の差を示すようにINAC神戸ペースで試合が進むも、新潟も負けずに相手陣へと攻め込む。
しかし10分を過ぎてからは新潟はボールを奪っても自陣を抜け出せなくなり、ひたすら守備に耐える時間となる。

24分、神戸は7中島、10チ・ソヨン、9川澄と繋いでスルーパス、17ゴーベル・ヤネズがシュートに持ち込むも弱く、GKがセーブ。
33分、神戸9川澄の縦パスを相手選手がクリアミス、ボールはDFラインの裏に抜け、11髙瀬へと渡るがシュートは撃てない。
36分、神戸は右サイド7中島のロングフィードをPA内で11髙瀬が落とし、PA手前から17ゴーベル・ヤネズがシュートもGK正面。
39分、神戸7中島が17ゴーベル・ヤネズとのワンツーでPA内に侵入するもクリアされる。

INAC神戸が一方的に攻め込む展開だったが、しっかり引いて守る新潟の前に、あまり決定的なチャンスを作れない。
そして先制点を決めたのはなんと新潟。

42分、神戸のビルドアップのパス回しが少し乱れたところを23マッカーティーが素早いアプローチでインターセプト。
センターサークル付近からドリブルでゴール前まで持ち込み、少々ぎこちなく相手選手をかわしてシュート、これが決まって新潟が先制。
INAC神戸0-1新潟L

そして前半終了。
終了間際に新潟がフリーキックを獲得したものの、リスタートする前に前半終了の笛を吹いたため、新潟サポーターからはブーイングが。


後半。

49分、新潟はカウンターで23マッカーティーからのパスを受けた9山崎がPA内左寄りからシュートもGKがセーブ
54分、新潟は10上尾野辺のボール奪取から23マッカーティーにスルーパス、PA内に持ち込み相手選手をかわしてシュートもGK正面
63分、新潟は自陣でボールを持った10上尾野辺がドリブルで相手陣内まで持ち上がり、左サイドの23マッカーティーに展開、
23マッカーティーはドリブルでPA内に侵入して相手選手に囲まれながらもシュート、相手選手に当たってボールがファーサイドに流れ、
フリーで待ち構えていた9山崎がワントラップから狙い澄ましてシュートするも、ニアサイドのポストを叩く。

前半同様、INAC神戸がゲームを支配するが、中央から攻めてもサイドから攻めても、
新潟がしっかり引いて守備を固めているためにゴール前にスペースがなく、チャンスを作れない。
一方の新潟はカウンターからチャンスを作り、相手ゴールを脅かす。

65分、神戸、左サイド高い位置でフリーキックを獲得。10チ・ソヨンがゴール前にボールを入れる。
そしてDFとGKの間に走り込んだ2近賀がダイレクトでシュートを決め、同点に追いつく。 INAC神戸1-1新潟L

新潟の守備がハマり、後半開始から全然チャンスを作れなくなっていたINAC神戸だったが、
引いて守る守備とか関係ないセットプレーをものにした。

同点になってからは新潟にミスが目立ち始め、低い位置でのボールロストからINAC神戸のショートカウンターの餌食となる。

84分、神戸は左サイド21渡辺のクロスをPA内で17ゴーベル・ヤネズが頭ですらし、ファーサイドに9川澄が詰めるがGKがクリア。
86分、神戸は左サイド21渡辺のクロスにPA内で17ゴーベル・ヤネズが合わせるもボールはファーサイドに流れる。
こぼれ球に2近賀が詰めるも相手選手が先にクリアした。
88分、神戸は左サイドでスローインを受けた11髙瀬がドリブルで相手選手を抜き去ってクロス、
相手GKはかぶってしまい、ファーサイドに9川澄が飛び込むが相手選手との競り合いでファウルをとられてしまう。
91分、新潟は自陣左サイドからロングフィード、23マッカーティーに渡りクロス、ニアに9山崎が飛び込みヘディングシュートもミートしない

INAC神戸の猛攻を耐え抜いた新潟、ロスタイムにワンチャンス巡ってきたがものにできず、後半終了。
延長戦に突入する。

延長前半。

開始早々にINAC神戸が逆転ゴールを決める。

93分、右サイドからのコーナーキック、7中島が蹴ったボールを相手GKがファンブル、こぼれ球を混戦の中から10チ・ソヨンが決める。
新潟の選手が複数いる中にボールが落ちたのだが、味方同士でかぶってしまい誰がプレーするべきかハッキリできなかった。
INAC神戸2-1新潟L
97分、神戸は再び右サイドからのコーナーキック、7中島が蹴ったボールは誰にも合わずにファーサイドに流れる。
ファーサイドで拾った11髙瀬がシュートに持ち込むもブロックされる。
99分、神戸は左サイド髙瀬からの縦パスを受けた10チ・ソヨンが相手選手をかわしてミドルシュートも枠の上。

延長後半。

開始早々の106分、新潟は自陣からのロングフィードが23マッカーティーに渡り、ワンタッチで相手を抜いてスルーパス、
PA内に走り込んだ8大石がダイレクトでシュートを撃つもGK正面
107分、新潟は右サイドでボールを持った10上尾野辺が30mぐらいのロングシュートを放つ。
山なりの弧を描いてゴールに向かうボールはGKが手を伸ばしても届かず・・・クロスバー直撃!
111分、神戸は10チ・ソヨンが高い位置でパスカット、ドリブルで相手を抜いてスルーパス、PA左寄りの位置で
相手DFの裏に抜けた17ゴーベル・ヤネズがシュートもGK正面
111分、新潟は左サイド5高村のロングフィードが途中出場の11平井に渡り、相手DFの裏に抜けてPA内に侵入、
寄せてくる相手選手2人をかわすように横パスを出すと、PA内ゴール正面にいた23マッカーティーにわたる。
ワンタッチで相手選手をかわして放ったシュートがゴール右隅に決まって同点に追いつく! INAC神戸2-2新潟L

INAC神戸が2点目を取って以降、INAC神戸ペースで試合が進んでいて、
新潟には攻め込む気力がもう残っていなかったように見えて、このまま終わるかと思われたが、
延長後半開始から最後の力を振り絞って再び相手陣まで攻め込めるようになり、そんな中で同点弾を決めることができた。

117分、新潟はバイタルエリア手前から11平井がDFライン裏に浮き球のパスを入れ、そこに23マッカーティーが走り込む、
相手選手に寄せられながらもギリギリつま先でシュートに持ち込むことはできたが、GKにセーブされる。

同点になってから新潟にも少し元気が出てきて、再逆転を予感させる場面もあったが、
何が起きるかわからないPK戦には持ち込ませたくないINAC神戸も延長後半終了間際に怒涛の攻撃を見せる。

119分、神戸は相手の低い位置でのパスミスを見逃さず、ボールを拾った17ゴーベル・ヤネズから10チ・ソヨンに縦パス。
相手を抜いてPA内に侵入し、バランスを崩しながらも放ったシュートはGKの頭上を越えて入るかに見えたが、
GK一谷がわずかにボールに触ってコーナーキックへと逃れた。
119分、そこからのコーナーキック、7中島がゴール前に入れたボールは相手選手がヘディングでクリアするもボールは
ゴール前に向かって浮き上がる。ルーズボールに向かって10チ・ソヨンと11髙瀬が突っ込むが、ファウルをとられてしまう。
122分、右サイド7中島のクロスは相手選手にヘディングでクリアされるが、クリアが弱く、こぼれ球をPA内右寄りにいた
11髙瀬がダイレクトでシュート、しかしGKにセーブされる。

INAC神戸の猛攻を新潟の守備陣がなんとか耐えきって延長後半終了。PK戦に突入する。

先攻は新潟。

新潟1人目 10上尾野辺 右下 ○
神戸1人目 17ゴーベル・ヤネズ 右 ×(セーブ)

新潟2人目 23ティファニー・マッカーティー 中 ○
神戸2人目 10チ・ソヨン 左下 ○

新潟3人目 9山崎 左下 ×(セーブ)
神戸3人目 11髙瀬 左上 ○

新潟4人目 16斎藤 左下 ×(ポスト直撃)
神戸4人目 2近賀 左 ○

新潟5人目 8大石 右下 ○
神戸5人目 9川澄 左 ○

PK戦の末、INAC神戸レオネッサが勝利を収めて優勝、2009年から続く皇后杯連覇を4へと伸ばし、
さらに2013年度の国内四冠を達成した。


最後は「大舞台で身に付けた勝負強さ」

持ち前の強さで圧倒したかったINAC神戸レオネッサ、堅守速攻で少ないチャンスに懸けて勝利を狙ったアルビレックス新潟レディース。
今回の試合はどちらが勝つのか本当に分からなかった。
延長前半のINAC神戸が2点目を入れてから、延長後半に新潟が追いつくまでの約20分間だけは「このままINACが勝つかな?」という
流れではあったものの、それ以外の時間帯はどっちに傾いてもおかしくない、目が離せない試合だった。

そしてPK戦、神戸1人目17ゴーベル・ヤネズの失敗で「もしかして新潟勝てるのでは」という雰囲気があったが、
新潟3人目9山崎の失敗、神戸3人目11髙瀬の成功の場面で流れは急変、
それまであった「新潟勝てるかも」の雰囲気が一瞬で消え去り、「新潟ヤバいかも」という雰囲気に。
そしてその雰囲気に飲まれたかのように新潟4人目16斎藤も失敗。
そうなればもう王者INAC神戸のお手のもので、4人目2近賀、5人目9川澄がしっかり決めて試合終了。
なでしこジャパンの一員として、アジアの、そして世界の修羅場をくぐりぬけてワールドカップを制覇をしたメンバーにとって、
皇后杯決勝のPK戦のプレッシャーなど容易いものだった。

最後のところで勝負を分けたのは、そういう大舞台で身に付けた勝負強さだったのではないかと思う。


INAC神戸に勝つためのミッションは95%達成していた。それでもまだ足りなかった。

惜しくも敗れたアルビレックス新潟。とにかく耐えて耐えて、ボールを奪ったら縦にロングパスを入れて
23ティファニー・マッカーティーになんとかしてもらう、攻撃の形としては非常に単調だったが、
センターバックがウイークポイントのINAC神戸対策としては、それで十分だったと思うし、実際にそれで通用していた。
守備面でも、スペースを与えずしっかりシャットアウトできており、INAC神戸に勝つためのミッションは完遂できたかに見えた。
ただ、2つの失点がいずれもセットプレーで、セットプレーの守備を詰めきれていなかったのが残念だった。

後半、1-1になった前後あたりはINAC神戸の一部選手に流れからチャンスを作れないからと何度もファウルを
貰いに行ってるように見えただけに、安易にファウルを与えない丁寧な守備も要求したかったが、それは酷か。


観客動員は3,901人。
前回大会の決勝が約4,000人だったので、そんなもんですね。

アルビレックス新潟側のゴール裏はトップチームのサポーターも合流して、ゴール裏のの1/4ぐらいは埋まっていたが、
INAC神戸側はリーグでも屈指の人気クラブにもかかわらず、ゴール裏がJ2不人気クラブのアウェイでのリーグ戦かというぐらいで、
非常に寂しかった。(いわゆるコアサポは50人もいなかった気がする)


試合後、セレモニーも終えた後、ビジョンに映されたメッセージ。いいですねこういうの。
ちなみにこのとき、スタジアムにはジョン・レノンの「Happy Xmas (war is over)」が流れていました。

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