2010年7月24日、18時04分キックオフ
J2第19節 カターレ富山vsロアッソ熊本
場所、富山県総合運動公園陸上競技場
スターティングメンバー
カターレ富山
黒部 苔口
川崎 朝日
長山 渡辺
中田 堤 濱野 西野
中川
控え:橋田、金、谷田、舩津、木本、石田、永冨
ロアッソ熊本
カレン
松橋
平木 西
原田 吉井
堤 福王 チョ 筑城
南
控え:木下、渡辺、藤田、ファビオ、西森、山内、宇留野
結果
カターレ富山0-2ロアッソ熊本
得点者(カッコ内はアシスト)
富:
熊:40'カレン、61'平木(FK直接)
交代
富:61'渡辺→舩津、63'川崎→石田、80'長山→木本
熊:68'松橋→藤田、77'西→宇留野、84'堤→西森
警告(カッコ内は累積枚数)
富:64'黒部(2)
熊:46'チョ・ソンジン(2)、58'西(2)、75'原田(3)
退場
富:
熊:
主審:山内宏志 副審:浅野正樹/野口達生 四審:中川英樹
観客 3,427人
ワールドカップ中断を終え、最初のホームゲーム。
多少サッカー熱が残っているかなと思ったら駐車場はいつもの空きっぷりで余裕の駐車、
時期に関係なく「いつもの試合」という雰囲気だった今回の試合。
スタメン。
富山は前節と同じ。
熊本は数日前に移籍加入したカレン・ロバートがさっそくスタメン。
前半。
中盤でボールを奪い奪われな展開。
そんな中でも熊本はショートパスの繋ぎやサイドチェンジから決定機を何度か作る。
富山は連携が見られず個の力による単発の攻撃に終始する。
前半終了間際、熊本が左サイドから右サイドタッチライン際に張っていた松橋にボールを
入れ、吉井、平木と繋ぎ、ゴールキーパーをかわす横パスからカレンが決めて先制。
富山は前節に続いて前半終了間際の失点。
後半。
富山は相変わらず低調な出来で点の入る気配がない。
熊本の平木のフリーキックが直接決まり2点差になってもなお前に向かう姿勢が見られず、
石田と木本を投入して、ポーズだけでも攻撃姿勢を見せるようになるが、
攻撃の形がほとんど見えないチグハグなアドリブサッカーばかりで、
たまにボールがゴールに向かってもゴールキーパー南の好セーブなどがあり無得点。
熊本が難なく勝ち点3をゲットした。
正直、今日の試合は途中で帰っても良かった。
それぐらい出来が悪かったし、富山が1点返すこともないだろうという確信があった。
まぁ、試合後の花火が見たかったので仕方なく試合終了までいましたけど。
カターレ富山の選手で良かったと言えるのは川崎と途中投入の石田、木本ぐらいですかね。
前半は、熊本が「朝日だけ警戒していればいい、それ以外の選手はボールが渡ってから守備
をしても十分に間に合う」とでも言わんばかりの守備対応で、富山側にはそれを破るような
攻撃の工夫も特になく、朝日にパスは出せないからとボールを預けられまくった川崎が一人
でなんとかしないといけないという場面が多く、川崎が孤軍奮闘する形となった。
川崎はそれ以外にも、積極的にゴール前に顔を出したり、持ち場を離れた選手のカバーに回
ったりと攻守に走り回っていた。
石田と木本は、持ち前のスピードで相手守備に突っ込んでいき、試合の流れを富山寄りに
することができていた。
ただ、それでも目立つのは個の頑張りの部分ばかりで、複数の人数が絡んで、連携で、
というのは誰も全然できていなかった気がします。
富山の楚輪監督は試合後に「戦う姿勢が見えて、運動量が落ちなかったことが収穫」と
話しているが、スタンドからは戦う姿勢は見えなかったし、運動量の部分については
途中から入った石田と木本がガムシャラに動いてそう見えただけにしか思えない。
また、浮上のためには何が必要かとの問いに「日々の鍛錬」と答えているが、試合を重ねて
もプレー精度や連携が向上しているようには見えないし、トレーニングを重ねても良くなら
ないのならばもうそれが限界点と捉えるのが妥当だろう。
去年は何度修正してもやられてしまう部分については人を変えていくしかないというような
ことを言っていた気がするが(結局選手は替わらないんだけど)、今年の楚輪監督からは
そういったコメントは出てこない。
マスコミ向けのブラフである可能性もないとは言い切れないが、「何度やってもダメという
ことは、もうダメだということ」というのを受け入れる必要があるだろう。
対するロアッソ熊本。
特に危ないシーンはなかったと思うが、終盤カターレ富山にやや押し込まれていた。
相手がカターレ富山だったからこそ無失点だったものの、前節のギラヴァンツ北九州戦では
試合終了間際に失点し勝ち点を取りこぼしてしまっているわけで、これからもザスパ草津、
FC岐阜と調子がいまいちなクラブとの試合が続くが、だからこそこれ以上の取りこぼしを
しないよう修正しなければならないところだろう。
新加入のカレンロバートは移籍して間もないのにポストプレーもできていたし、ゴールも
決めたのだが、相手がJ2最多失点、つまりJ2最低の守備が相手だったからこそ、というもの
かもしれないので、評価は保留すべきだろう。
主審は山内宏志さん。カターレ富山的には相性の悪い主審なんですが、
ジャッジが偏っているみたいなのはあまり感じなかった。
競り合いの判定が厳しく、例によって黒部が繰り返し違反のイエローカードをもらったわけ
ですが、黒部自身にも改善すべき点があるので一概に主審が悪いとは言い切れない。
ワールドカップで多少はサッカーの盛り上がりを期待していたが、
観客はいつもとあまり変わらない3,427人。
何もやらないと何も変わらないということですね。
そのうえ今回のようなつまらない試合をされては、サッカー観戦大好きな僕でも
気持ちを保つのが難しく、スタジアムへ行くのも面倒くさくなってしまいます。
次節はホームでFC岐阜との東海北陸ダービー!
・・・なのですが、試合がある8月1日は県内各地で花火大会があるし、カターレ富山側も
それに対抗する気配がなく、ただのホームゲームといった感じで非常に冷めている。
FC岐阜側はフロントスタッフとサポーターが一緒になって、岐阜まではちょっと遠い、
むしろ富山の方が近いかも知れないという高山市でチラシ配りなどのプロモーションを
実施するなど、気合いが入っている。
この大きな熱の差は当日の試合会場にハッキリと出ることだろう。
J2第19節 カターレ富山vsロアッソ熊本
場所、富山県総合運動公園陸上競技場
スターティングメンバー
カターレ富山
黒部 苔口
川崎 朝日
長山 渡辺
中田 堤 濱野 西野
中川
控え:橋田、金、谷田、舩津、木本、石田、永冨
ロアッソ熊本
カレン
松橋
平木 西
原田 吉井
堤 福王 チョ 筑城
南
控え:木下、渡辺、藤田、ファビオ、西森、山内、宇留野
結果
カターレ富山0-2ロアッソ熊本
得点者(カッコ内はアシスト)
富:
熊:40'カレン、61'平木(FK直接)
交代
富:61'渡辺→舩津、63'川崎→石田、80'長山→木本
熊:68'松橋→藤田、77'西→宇留野、84'堤→西森
警告(カッコ内は累積枚数)
富:64'黒部(2)
熊:46'チョ・ソンジン(2)、58'西(2)、75'原田(3)
退場
富:
熊:
主審:山内宏志 副審:浅野正樹/野口達生 四審:中川英樹
観客 3,427人
ワールドカップ中断を終え、最初のホームゲーム。
多少サッカー熱が残っているかなと思ったら駐車場はいつもの空きっぷりで余裕の駐車、
時期に関係なく「いつもの試合」という雰囲気だった今回の試合。
スタメン。
富山は前節と同じ。
熊本は数日前に移籍加入したカレン・ロバートがさっそくスタメン。
前半。
中盤でボールを奪い奪われな展開。
そんな中でも熊本はショートパスの繋ぎやサイドチェンジから決定機を何度か作る。
富山は連携が見られず個の力による単発の攻撃に終始する。
前半終了間際、熊本が左サイドから右サイドタッチライン際に張っていた松橋にボールを
入れ、吉井、平木と繋ぎ、ゴールキーパーをかわす横パスからカレンが決めて先制。
富山は前節に続いて前半終了間際の失点。
後半。
富山は相変わらず低調な出来で点の入る気配がない。
熊本の平木のフリーキックが直接決まり2点差になってもなお前に向かう姿勢が見られず、
石田と木本を投入して、ポーズだけでも攻撃姿勢を見せるようになるが、
攻撃の形がほとんど見えないチグハグなアドリブサッカーばかりで、
たまにボールがゴールに向かってもゴールキーパー南の好セーブなどがあり無得点。
熊本が難なく勝ち点3をゲットした。
正直、今日の試合は途中で帰っても良かった。
それぐらい出来が悪かったし、富山が1点返すこともないだろうという確信があった。
まぁ、試合後の花火が見たかったので仕方なく試合終了までいましたけど。
カターレ富山の選手で良かったと言えるのは川崎と途中投入の石田、木本ぐらいですかね。
前半は、熊本が「朝日だけ警戒していればいい、それ以外の選手はボールが渡ってから守備
をしても十分に間に合う」とでも言わんばかりの守備対応で、富山側にはそれを破るような
攻撃の工夫も特になく、朝日にパスは出せないからとボールを預けられまくった川崎が一人
でなんとかしないといけないという場面が多く、川崎が孤軍奮闘する形となった。
川崎はそれ以外にも、積極的にゴール前に顔を出したり、持ち場を離れた選手のカバーに回
ったりと攻守に走り回っていた。
石田と木本は、持ち前のスピードで相手守備に突っ込んでいき、試合の流れを富山寄りに
することができていた。
ただ、それでも目立つのは個の頑張りの部分ばかりで、複数の人数が絡んで、連携で、
というのは誰も全然できていなかった気がします。
富山の楚輪監督は試合後に「戦う姿勢が見えて、運動量が落ちなかったことが収穫」と
話しているが、スタンドからは戦う姿勢は見えなかったし、運動量の部分については
途中から入った石田と木本がガムシャラに動いてそう見えただけにしか思えない。
また、浮上のためには何が必要かとの問いに「日々の鍛錬」と答えているが、試合を重ねて
もプレー精度や連携が向上しているようには見えないし、トレーニングを重ねても良くなら
ないのならばもうそれが限界点と捉えるのが妥当だろう。
去年は何度修正してもやられてしまう部分については人を変えていくしかないというような
ことを言っていた気がするが(結局選手は替わらないんだけど)、今年の楚輪監督からは
そういったコメントは出てこない。
マスコミ向けのブラフである可能性もないとは言い切れないが、「何度やってもダメという
ことは、もうダメだということ」というのを受け入れる必要があるだろう。
対するロアッソ熊本。
特に危ないシーンはなかったと思うが、終盤カターレ富山にやや押し込まれていた。
相手がカターレ富山だったからこそ無失点だったものの、前節のギラヴァンツ北九州戦では
試合終了間際に失点し勝ち点を取りこぼしてしまっているわけで、これからもザスパ草津、
FC岐阜と調子がいまいちなクラブとの試合が続くが、だからこそこれ以上の取りこぼしを
しないよう修正しなければならないところだろう。
新加入のカレンロバートは移籍して間もないのにポストプレーもできていたし、ゴールも
決めたのだが、相手がJ2最多失点、つまりJ2最低の守備が相手だったからこそ、というもの
かもしれないので、評価は保留すべきだろう。
主審は山内宏志さん。カターレ富山的には相性の悪い主審なんですが、
ジャッジが偏っているみたいなのはあまり感じなかった。
競り合いの判定が厳しく、例によって黒部が繰り返し違反のイエローカードをもらったわけ
ですが、黒部自身にも改善すべき点があるので一概に主審が悪いとは言い切れない。
ワールドカップで多少はサッカーの盛り上がりを期待していたが、
観客はいつもとあまり変わらない3,427人。
何もやらないと何も変わらないということですね。
そのうえ今回のようなつまらない試合をされては、サッカー観戦大好きな僕でも
気持ちを保つのが難しく、スタジアムへ行くのも面倒くさくなってしまいます。
次節はホームでFC岐阜との東海北陸ダービー!
・・・なのですが、試合がある8月1日は県内各地で花火大会があるし、カターレ富山側も
それに対抗する気配がなく、ただのホームゲームといった感じで非常に冷めている。
FC岐阜側はフロントスタッフとサポーターが一緒になって、岐阜まではちょっと遠い、
むしろ富山の方が近いかも知れないという高山市でチラシ配りなどのプロモーションを
実施するなど、気合いが入っている。
この大きな熱の差は当日の試合会場にハッキリと出ることだろう。