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椎間板ヘルニアからの復帰をめざしてただいま絶好調静養中!

観戦レポ。10/07/24、J2第19節、カターレ富山vsロアッソ熊本

2010年07月29日 23時17分48秒 | カターレ富山の観戦レポ
2010年7月24日、18時04分キックオフ
J2第19節 カターレ富山vsロアッソ熊本
場所、富山県総合運動公園陸上競技場

スターティングメンバー
カターレ富山
    黒部 苔口
 川崎        朝日
    長山 渡辺
中田  堤  濱野 西野
      中川

控え:橋田、金、谷田、舩津、木本、石田、永冨

ロアッソ熊本
   カレン 
       松橋
平木          西
   原田 吉井
堤  福王 チョ 筑城
      南

控え:木下、渡辺、藤田、ファビオ、西森、山内、宇留野

結果
カターレ富山0-2ロアッソ熊本

得点者(カッコ内はアシスト)
富:
熊:40'カレン、61'平木(FK直接)

交代
富:61'渡辺→舩津、63'川崎→石田、80'長山→木本
熊:68'松橋→藤田、77'西→宇留野、84'堤→西森

警告(カッコ内は累積枚数)
富:64'黒部(2)
熊:46'チョ・ソンジン(2)、58'西(2)、75'原田(3)

退場
富:
熊:

主審:山内宏志 副審:浅野正樹/野口達生 四審:中川英樹
観客 3,427人

ワールドカップ中断を終え、最初のホームゲーム。
多少サッカー熱が残っているかなと思ったら駐車場はいつもの空きっぷりで余裕の駐車、
時期に関係なく「いつもの試合」という雰囲気だった今回の試合。

スタメン。

富山は前節と同じ。
熊本は数日前に移籍加入したカレン・ロバートがさっそくスタメン。

前半。

中盤でボールを奪い奪われな展開。
そんな中でも熊本はショートパスの繋ぎやサイドチェンジから決定機を何度か作る。
富山は連携が見られず個の力による単発の攻撃に終始する。
前半終了間際、熊本が左サイドから右サイドタッチライン際に張っていた松橋にボールを
入れ、吉井、平木と繋ぎ、ゴールキーパーをかわす横パスからカレンが決めて先制。
富山は前節に続いて前半終了間際の失点。

後半。

富山は相変わらず低調な出来で点の入る気配がない。
熊本の平木のフリーキックが直接決まり2点差になってもなお前に向かう姿勢が見られず、
石田と木本を投入して、ポーズだけでも攻撃姿勢を見せるようになるが、
攻撃の形がほとんど見えないチグハグなアドリブサッカーばかりで、
たまにボールがゴールに向かってもゴールキーパー南の好セーブなどがあり無得点。

熊本が難なく勝ち点3をゲットした。

正直、今日の試合は途中で帰っても良かった。
それぐらい出来が悪かったし、富山が1点返すこともないだろうという確信があった。
まぁ、試合後の花火が見たかったので仕方なく試合終了までいましたけど。

カターレ富山の選手で良かったと言えるのは川崎と途中投入の石田、木本ぐらいですかね。

前半は、熊本が「朝日だけ警戒していればいい、それ以外の選手はボールが渡ってから守備
をしても十分に間に合う」とでも言わんばかりの守備対応で、富山側にはそれを破るような
攻撃の工夫も特になく、朝日にパスは出せないからとボールを預けられまくった川崎が一人
でなんとかしないといけないという場面が多く、川崎が孤軍奮闘する形となった。
川崎はそれ以外にも、積極的にゴール前に顔を出したり、持ち場を離れた選手のカバーに回
ったりと攻守に走り回っていた。

石田と木本は、持ち前のスピードで相手守備に突っ込んでいき、試合の流れを富山寄りに
することができていた。

ただ、それでも目立つのは個の頑張りの部分ばかりで、複数の人数が絡んで、連携で、
というのは誰も全然できていなかった気がします。

富山の楚輪監督は試合後に「戦う姿勢が見えて、運動量が落ちなかったことが収穫」と
話しているが、スタンドからは戦う姿勢は見えなかったし、運動量の部分については
途中から入った石田と木本がガムシャラに動いてそう見えただけにしか思えない。
また、浮上のためには何が必要かとの問いに「日々の鍛錬」と答えているが、試合を重ねて
もプレー精度や連携が向上しているようには見えないし、トレーニングを重ねても良くなら
ないのならばもうそれが限界点と捉えるのが妥当だろう。

去年は何度修正してもやられてしまう部分については人を変えていくしかないというような
ことを言っていた気がするが(結局選手は替わらないんだけど)、今年の楚輪監督からは
そういったコメントは出てこない。
マスコミ向けのブラフである可能性もないとは言い切れないが、「何度やってもダメという
ことは、もうダメだということ」というのを受け入れる必要があるだろう。

対するロアッソ熊本。

特に危ないシーンはなかったと思うが、終盤カターレ富山にやや押し込まれていた。
相手がカターレ富山だったからこそ無失点だったものの、前節のギラヴァンツ北九州戦では
試合終了間際に失点し勝ち点を取りこぼしてしまっているわけで、これからもザスパ草津、
FC岐阜と調子がいまいちなクラブとの試合が続くが、だからこそこれ以上の取りこぼしを
しないよう修正しなければならないところだろう。

新加入のカレンロバートは移籍して間もないのにポストプレーもできていたし、ゴールも
決めたのだが、相手がJ2最多失点、つまりJ2最低の守備が相手だったからこそ、というもの
かもしれないので、評価は保留すべきだろう。

主審は山内宏志さん。カターレ富山的には相性の悪い主審なんですが、
ジャッジが偏っているみたいなのはあまり感じなかった。
競り合いの判定が厳しく、例によって黒部が繰り返し違反のイエローカードをもらったわけ
ですが、黒部自身にも改善すべき点があるので一概に主審が悪いとは言い切れない。

ワールドカップで多少はサッカーの盛り上がりを期待していたが、
観客はいつもとあまり変わらない3,427人。
何もやらないと何も変わらないということですね。

そのうえ今回のようなつまらない試合をされては、サッカー観戦大好きな僕でも
気持ちを保つのが難しく、スタジアムへ行くのも面倒くさくなってしまいます。

次節はホームでFC岐阜との東海北陸ダービー!
・・・なのですが、試合がある8月1日は県内各地で花火大会があるし、カターレ富山側も
それに対抗する気配がなく、ただのホームゲームといった感じで非常に冷めている。
FC岐阜側はフロントスタッフとサポーターが一緒になって、岐阜まではちょっと遠い、
むしろ富山の方が近いかも知れないという高山市でチラシ配りなどのプロモーションを
実施するなど、気合いが入っている。

この大きな熱の差は当日の試合会場にハッキリと出ることだろう。
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観戦レポ。10/6/27、プレシーズンマッチ、カターレ富山vs京都サンガFC

2010年07月11日 17時42分39秒 | カターレ富山の観戦レポ
2010年6月27日、16時04分キックオフ
Jリーグ プレシーズンマッチ カターレ富山vs京都サンガFC
場所、富山県総合運動公園陸上競技場

スターティングメンバー
カターレ富山
    黒部 苔口
 川崎        朝日
    長山 渡辺
中田  堤  濱野 西野
      橋田

控え:内藤、足助、吉井、谷田、舩津、永冨、石田

京都サンガ
 柳沢  ディエゴ  西野

中村太 安藤 中山 加藤

  森下  片岡  水本
       児玉

控え:平井、増嶋、中谷、渡邉、角田、ドゥトラ、鈴木

結果
カターレ富山2-1京都サンガFC

得点者(カッコ内はアシスト)
富:45+1'黒部、82'堤
京:53'ディエゴ(ドゥトラ)

交代(6人まで可)
富:HT渡辺→舩津、HT長山→谷田、HT黒部→石田、57'川崎→永冨、
  65'中田→足助、78'朝日→吉井
京:22'森下→鈴木、52'加藤→ドゥトラ、62'西野→渡邉、62'ディエゴ→角田
  66'柳沢→増嶋、74'中村太→中谷

警告
富:
京:森下、ディエゴ、増嶋

退場
富:
京:

主審:井上知大 副審:下村昌昭/竹内元人 四審:阿部浩士
観客 7,257人


プレシーズンマッチです。
富山県サッカー界の神様でもある柳沢敦、そして富山県出身の西野泰正が所属している
京都サンガを迎えての一戦。

スタメン。

カターレ富山はリーグ戦とほぼ同じメンバーだがGKには元京都サンガの橋田が入る。
同じく元京都サンガの姜鉉守はケガのため欠場。

京都サンガはトップとサテライトの混成チームという感じ。
富山での試合ということで柳沢と西野をスタメン起用。ディエゴと3トップを組む。
DFはいつもは4バックだが今回は普段ボランチで起用されることの多い片岡を真ん中に置き
両脇に水本と森下を置く3バックを試す。
控えには昨年11月に右ひざ前十字靭帯損傷の大ケガを負い離脱していた中谷が復帰した。

前半。

高温多湿(32℃)のグラウンド状況、そして京都は前日まで御殿場(静岡県)でキャンプを
していたということでキャンプと移動の疲れ、それらの影響かダラッとした入り方になる。

京都は低い位置でボールを回しながら、ディエゴと柳沢が精力的に動き、2人がハマッた
ときにチャンスを作る感じ。ディエゴのミドルシュートが何度か富山ゴールを脅かしたが、
攻撃に厚みがなかったりペナルティエリア内にあまり選手が入ってこなかったりで
あまり怖さは感じなかった。富山は守備からのカウンターが多かったがプレー精度が低い。

試合が動いたのは前半ロスタイム。朝日のスルーパスに抜け出した苔口がシュート、
ゴールキーパーが弾いたところを黒部が押し込み富山が先制。

後半。

早々に途中出場のドゥトラの強引なドリブル突破からディエゴが決めて同点に。
そこからは京都サンガペース。カターレ富山の今年の課題である「後半何もできない富山」
がまた顔をのぞかせてきた。

富山は劣勢を打開すべく中盤と前線の間でプレーできる永冨を投入したがなかなか流れを
変えることができない。永冨投入直後に早いリスタートから永冨に絶好のスルーパスが
出たが、あまりの鈍足でボールに追いつくことができなかった。

京都は62分に西野、66分に柳沢を下げて「富山県民のためのサッカー」終了。
柳沢が下がった時にはスタンドから盛大な拍手が起きたが、
「柳沢交代!?空気読めよ」という雰囲気も漂っていた。

そして柳沢の交代が天をも怒らせたのか、その頃から雨が降り始める。

いまいちな試合内容、柳沢交代、雨が降ってきたということで観客もちらほら帰り始める。

攻撃の中心であるディエゴと柳沢を下げた京都だが、富山の足が止まっていることもあり
引き続きペースは握れているものの、ゴール前での物足りない状態が続く。

試合が動いたのは82分、カターレ富山、セットプレーのクリアボールを吉井が拾い、
苔口、石田と繋いでクロス、ゴール前の永冨が触ればゴール確実という決定機だったが
永冨がまさかの転倒!しかし混戦の中でいろいろあってボールはゴールの中へ。
興奮と苦笑いが入り混じったゴールでカターレ富山が勝ち越す。(得点者は堤)

試合終盤はピッチ内で何をやっているのかよくわからないほどの大雨。
スタンドから試合が見えないってなかなかないと思いますよ(苦笑)。

あまりにもひどい雨だったので90分で終わってほしかったが、丁寧にもロスタイム3分!

で、なんとか試合終了。2-1でカターレ富山が勝利。

富山は今年のリーグ戦ではリードを追いつかれると必ず逆転されていたのが、今回は
勝ち越し点を決めることができた。FWが動かないので毎試合決まって中盤と前線が分断
されていたのが、永冨を起用することでなんとか対処することができた。
あと、前半は川崎健太郎の必要性を感じた。
黒部が動かないので、川崎のボールを受けて捌くプレーが必要になってくる。
石田の2列目起用もなかなか良かったが、それをするにはまた別のボールの預けどころ、
つまり永冨の起用が欠かせなくなるのではないかなと。

ツエーゲン金沢との練習試合以来の出場となる吉井については、
雨がひどすぎてプレーがよくわかりませんでした。

一つ残念に思ったのが、終盤に2点目が入ってから時間稼ぎのプレーがあったこと。
あまりできない格上との試合経験だし、勝ち点や順位もない試合だったので、
限られた時間を最大限に使って試合をしてほしかった。

京都は負けはしたものの、コンディション悪そうだったし、テスト的な選手起用が
多かったので、あまりサポーターが神経質になる必要はないかなと思う。
片岡や中山をセンターバックで試したのはケガで離脱中の郭泰輝の代役探しでしょうか。

長期離脱していた中谷が出場していたが、雨がひどすぎてよくわかりませんでした。
大分から移籍加入したもののあまり出場機会がない鈴木慎吾は、フリーキックで
無回転キックを披露しゴールを脅かしたものの、流れの中では物足りなかった。

主審は井上知大さん。去年の途中からJ1も担当するようになった人ですが、
腕が悪いのか空気を読んでいるのか、富山寄りの判定が多いように見えた。
そのため京都の選手は明らかにフラストレーションがたまっていた。特に片岡。
試合終盤には増嶋が不満を爆発させボールを地面に叩きつけて異議のイエロー。
ただ、終盤は雨でまともに試合が見えない状態だったので、その時間帯に関しては
正確なジャッジを求めるのは酷だったのではないかなと。

観客数は普段のリーグ戦の倍ぐらいの7,257人。
プレシーズンマッチであることを考えると、柳沢効果は5,000~5,500人ぐらいでしょうか。
富山では柳沢は日本を代表するスター選手であるカズやゴンよりも数字持ってますよ。
で、そういうこともあってかコンコースの売店が大混雑。
リーグ戦の3,500人程度の動員だと今まで通りコンコースに売店を詰め込むのでどうにか
なりますが、やはり7,000人動員ともなるとスペースも店の数もコンコースだけでどうにか
できるものではなさそうでした。


おまけ 選手交代によるポジション変更

富山
ハーフタイムの交代は同ポジション
川崎→永冨で石田が1列下がり苔口と永冨の2トップ
中田→足助は同ポジション
朝日→吉井で吉井は右サイドバックに入り、西野が1列上がる

京都

森下→鈴木
 柳沢  ディエゴ  西野

鈴木  安藤  中山  加藤

 中村太 片岡  水本
       児玉


後半開始
         柳沢
    ディエゴ
鈴木          加藤(→ドゥトラ)
     安藤 片岡
中村太 中山 水本 西野
       児玉


西野→渡邉、ディエゴ→角田
      柳沢
   角田 ドゥトラ
鈴木       渡邉
    安藤 片岡
中村太 中山  水本
      児玉


柳沢→増嶋
      中山
   角田 ドゥトラ
鈴木       渡邉
    安藤 片岡
中村太 増嶋  水本
(→中谷) 児玉
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