新型コロナのため、リアルでの会合や屋外例会で直接集合することが出来なく
なって、すでに久しくなりましたが、何とかオンライン方式で、顔と声は回線を
通しつつもリアルで、やはりメールなどとは一味違った雰囲気で進められ、そして
8回目ともなれば、操作などには慣れて、画面だけでの違和感も薄れて自然な感じ
になってきました。
園芸友の会 例会はこのところ新型コロナのためにオンラインzoom会議方式に
よる「サイバーサロン」の開催となっています。集合のための距離の問題を克服
できるので、今回は、九州からの参加をいただきました。
日時:令和4年3月25日(金) 14時~16時
場所:各自自宅
議題: 1,連絡事項
2,牧野富太郎博士について(中島会員)
3、その他
参加者 (敬称略)小峯茂樹、林 憲男、生駒憲治、本多孝之
、 土師克己、中島汎仁
オンライン例会「サイバーサロン」も 8回目を迎えました。
初参加の土師会員から、園芸は専門家ではないが趣味の一つで、これらにまつ
わる季節、風景、人物など広いかかわりの中に楽しみを感じているとの自己紹介
があり、メンバー一同も簡単に自己紹介をして、連絡事項を報告の後、早速、本日
の発表テーマである、『日本の植物学者「牧野富太郎博士」(1862-1957)につい
て」画面共有の資料に基づいて説明がありました。
丁度来年のNHK朝ドラ前期の番組に「らんまん」として取り上げられること
が決まっていて、タイミングも良かったようです。
牧野富太郎博士
(牧野富太郎博士HPより)
牧野富太郎博士は、高知県の出身で、小学校2年で中退しながら、植物の観察、
収集などに打ち込み、若い段階で東京帝国大学の専門分野の人とも交流が始まり、
とうとう東大の助手となり、講師を務め、1927年、65歳の時、東大から理学博士の
学位を授与されるのです。
ケヤキ、キンモクセイ、ハルジオン、オオイヌノフグリなど身近な植物をはじめ
1500種に及ぶ植物の命名や新種の発見や現在も貴重な「日本植物図鑑」刊行など
多くの功績を残し 94歳で亡くなりますが、文化勲章も贈られています。
故郷の高知県には、「牧野植物園・牧野富太郎記念館」が、そして終の棲家と
なった東京都練馬区にも『練馬区立牧野記念庭園』があります。
練馬区立牧野記念庭園 妻の名を命名したスエコザサ
(いずれも、牧野富太郎博士HPより)
今回は発表は1件でしたので、各自の園芸作業などに関した自由討論にうつりま
した。 林会員宅ではこの春、例年にないほど見事に咲いた「蝋梅」「紅梅」
「黄梅」そして「白梅」の開花もようなど、自身のブログ記事を画面共有したり、
本多会員からは、200坪に及ぶ自作農園での作物の写真の紹介と苦労話などが添え
られて、「ごぼう」の花に始まって生々しい栽培の一端が披露されました。
また、小峯会員の最近の話題から、信州八ヶ岳界隈のドライブから、春まだ浅い
信濃路はところどころまだ雪が残っていて、お馴染みのカナディアンファームは
お休みだったとか、また、今年7年ぶりの「諏訪大社御柱祭」を4月に控えた御柱
街道も走られたそうです。
生駒会員からは、前回から話題なっていました、元気のないブルーベリーの鉢
植えの成長促進について、根鉢の写真などが共有され、具体的な議論が展開され
たほか、新しく購入した「レモン」の木の鉢植えについての注意点などこれまで
経験した人の意見などが出たり活発な意見交換となりました。
2か月ぶりにこのような話題に触れる懐かしみに各自それなりに満たされたので
はないかと思いました。 楽しい2時間でした。 (中島汎仁記)