風をあつめて-ぷらり日記-

すっかり山にハマッテマス。でも山ガールではありません。
三線、お遍路、ネパールのこと等も綴ってます。

神々の山嶺 いろいろ

2011年11月30日 20時17分11秒 | 番外(日常つらつら)

こないだ取り寄せたマンガ版「神々の山嶺」読みました。
届いたのが文庫サイズだったのでちょっと迫力が・・・。
確かに谷口ジローさんの山の描写はすごいですね。

でも、やっぱり原作から読んでしまったからか、私は小説のほうが良かったかなあ。
これって、映画もそうだけど、どっちを先に知るかの違いでしょうか。マンガが先ならマンガのほうが
いいって思うのかも。

小説だと自分の想像が膨らませるから、山の描写は別として、羽生の寂しさとか辛さとか思い
とかは小説読んでる時のほうが感じられたなあと。

                            

そして今「長谷川恒夫 虚空の登攀者」読んでます。

ちょっと回りくどいのでそのへんは飛ばし読みしてるんですが(笑)、「神々の山嶺」の長谷の
モデルだからといって、小説そのままな人物ではなかったのね、と思いつつ。

若い頃は羽生と同じくらい高慢なところもあって孤独なクライマーだったみたいだし、けっこう
恵まれないところもあったんだなあと。

この本には羽生のモデルになった森田勝のエピソードも出てくるんだけど、そっちも小説とは
異なる印象が多くって、意外でした。

今予約中の「狼は帰らず」を読むと、また違った印象になるのかもしれないです。


本日は晴天なり。新神戸~摩耶掬星台~上野道~灘温泉・・・

2011年11月26日 21時20分07秒 | ハイキング・登山

当初はスパルタン・ジョーと岩登りだったのだが、仕事のため急遽キャンセルとなってしまった。

午前中は洗濯して、接骨院でメンテナンス。しかしこの晴天に家でゴロゴロするのはもったいない!

ということでお昼からリュックを担いでとりあえず新神戸へ出発です。



市が原からどうするかは決められないままゆっくりと登っていくと、布引貯水池手前の紅葉が
いい感じ。



貯水池は満杯だった。よく雨降ってるもんね~。でも紅葉はイマイチだった。

さて、どうするか考え、考え、結局体力づくり(兼食べすぎによるカロリー消費)のため天狗道へ。

しかし今日は体が重いような気がする。



市が原から学校林道との出合いまでがとても長く感じたのだけど、ペースが速すぎたんだろうか?
そこからは普通だったけど。

そうして14時40分に掬星台に到着。



今日も下界がよく見渡せました。風もなかったからそう寒くもなかったし。
でもジッとしていると冷えてきたので早々に下山することに。いつもの上野道をひたすら下って、
いつものように灘温泉へ。

冷えきった体を暖めるついでに源泉(冷泉)と沸かし湯との混合浴をやったらフラフラに・・・。
いかん、このまま家に帰らないと何のためのダイエットハイク(?)なのかっ!!

と思ったのですが・・・



あきませんでした。(笑) こないだ吉田酒店で聞いた九州地鶏「とり徹」さんに入ってしまい、
ビールとともに七輪で地鶏をチリンチリンと・・・。



しっかりした歯ごたえと旨味。七輪で暖かいもんだからビールも進みます。
ついつい2杯も飲んでしまいました。

今回もダメな大人になってしまいました。


須磨アルプスハイキング&志らはま寿し

2011年11月25日 20時19分00秒 | ハイキング・登山

23日の休日はRさんとAちゃんと3人で須磨アルプスへ。

Aちゃんは須磨アルプスは初めて。たまたま23日は全山縦走の日だったらしいのだが、時間
的に重なることはなかったのでホッとする。



板宿から商店街を抜け、板宿八幡神社の境内から登りはじめ、馬の背へ。



馬の背は短いながらも砂岩の岩場です。



かなり風化が進んでいて一部もろもろのところも。Rさんはルートを間違えて下りてきたが
見ているほうが怖かった。



馬の背を越えたら明石大橋がきれいに見えていた。思ったより天気が崩れることは無く、下山
までなんとか持ちそう。

そこから横尾山を経由して須磨寺商店街に予定通り下山すると、商店街の中を通って向かった
のが、志らはま寿しです。



商店街に面しているのは旧店舗なのか、実際に営業しているのは左手の路地を入ったところ
になる。

いつもならすぐに入れるのに、この日は並んでいて3組目だった。びっくり。ちょうど昼時だった
からかなあ?3人ともお腹ペコペコ。

15分ほど待ってお店に入ったら、みんな「須磨の関守」セットを注文。
1650円とちょっと豪華なお昼だけど、それだけの価値があるのだ!



                          ジャーン!

奥が焼き穴子の手押し寿司、真ん中が花巻、手前が柚の香寿し(さば&おから)とかっぱ巻
(穴子入り)です。

穴子の手押し寿しは普通の押し寿司と違ってあなごは暖かくて柔らかく、ご飯も硬くなくって
ふんわりしていて本当においしい!穴子手押し寿司だけのセットもあるんだけど、2000円
もするからちょっとね。花巻もあなごが入っていて豪華な巻き寿しだし、柚の香寿しはさっぱり
してさばの臭みも感じない。そしてかっぱ巻も侮る無かれ。とにかく全部おいしいのよ~!

志らはま寿しと奈良の釜飯志津香はご飯物で年に何度か食べたくなる一品です。
来てよかった~。


ボッカトレin地獄谷~一軒茶屋

2011年11月20日 22時58分24秒 | ハイキング・登山

本日は神戸マラソン。当初Rさんの応援にいくはずが、雨が降るから無理に来なくてもよいと
言われ、スパルタン・ジョーさんのお誘いに乗ってボッカトレを入れたら晴れてしまった。Rさん
ごめんなさい。

で、ジョーさんは容赦ないので朝6時30分に阪急芦屋川に集合とのこと。
遅刻したら怒られそうなので6時20分着の電車で来たら誰もいない。少し遅れて今日初顔合
わせのポッキーさんとご対面する。
なかなかジョーさんが来ないので2人で話していたら、なんとジョーさん寝過ごしていた・・・。

結局7時30分に現れたのだが、2日酔いでいつものS加減がない。(笑)



とりあえず地獄谷へ向かう。ジョーさんは「ボッカはモノホンを持つもの!」として全部本物を
持参。ポッキーさんは水をたらふく詰めてます。二人とも28キロ~30キロ担いでるなか、私は
最低ラインも大幅に下回る13キロ。スパルタン・ジョーも今回は遅刻したのでそこらへんは
勘弁してくれた。(笑)

住宅街を抜け、高座の滝を過ぎて地獄谷へ下りようとしたら、なんとこのとおり!!



昨日の大雨でいつもは砂地のところが池になっていた。驚き!しょうがないので高巻きする。
そうして沢に合流したら2人はアイゼントレのため12本爪アイゼンを履き、また岩場練習も
やるのでハーネスも装着。私はハーネスのみ。

 今日はたくさん流れてます。

まるでプチ沢登りだった。でも楽しい♪

そしてそのまま岩を登ります。こんなに濡れてるのによー登るわ。



私には無理だわあ、と思っていたらほんまに登らせるつもりだったらしく、クレッターに履き替えろ
とのお達しが。しかしポッキーさんが登っている途中で、「これはアイゼン無かったら登れないぞ。」
と助け舟を出してくれて登らなくてすんだ。よかった・・・。

それからもう少し沢を登ったらA懸に到着。



ここは登山靴で登らせてもらいました。アイゼントレとかA懸とか経験がなかったのでおもしろかった。
(アイゼントレしてないけど。)



ここから砂砂の岩場を抜け、風吹岩~雨が峠~七曲~一軒茶屋と登り、予定では有馬に下って
また戻ってくる予定だったんだけど、ジョーさんが絶不調だったので一軒茶屋で引き返しました。
あ~、よかった。



帰りの風吹岩からの眺めは最高だった。神戸マラソンもきっとうまくいったんだろうな。


大人買い

2011年11月19日 08時36分12秒 | 番外(日常つらつら)

雨の週末。本当は外岩だったんだけど、残念。

で、壊れかけのパソコンを立ち上げてネット図書館で本の予約とかしてたらAmazonで衝動買い
してしまった!

こないだ読んで感動した「神々の山嶺」がマンガ化されていて、それがまたかなりいいのだと
Rさんから聞いたのでチェックしてたら・・・。ええ、つい、・・・はい。
そんでもって、同じ谷口ジローさんという方の「K」という作品も一緒に。
そしたら「岳」の15巻もいつの間にか出てたから・・・。

ま、届くのが楽しみです。

ちゃんと図書館でも羽生のモデルといわれている登山家の本「狼は帰らず」を予約。

ちなみに今読んでる作家さんは森見登見彦さんです。文章自体はそんなに好きな感じではない
のですが、なぜか最後のほうには続きが気になってるんですよね。
京都好きの人にはたまらないでしょう。

                           

さて、今日は朝からモンベルでクライミーング!したら、青空屋忘年会用に酒屋さんでお酒を
注文。そしたら灘温泉でまったりしようかなあ?


芦生自然学校 大人のキャンプ 秋編 その3

2011年11月16日 07時16分13秒 | アウトドア

キャンプ2日目。6時30分過ぎに起きたらさっそく昨日の焚き火を見に行くとちゃんと置き火が
残っていて、そこに杉の葉と細い薪をくべて風をいれればこのとおり。



まったく校長先生は置き火作りのプロである。というか命かけてるくらい好きみたい。(笑)

火をかまどに移して昨日のなめこ汁の残りを温める。今日の朝ごはんは美山の天然酵母の
パンにスタッフのおっかーが作った鹿のもも肉のお酢煮込みをメインとしたサンドイッチです。



シカ肉はもちろん美山のんです。まるで牛肉のような感じでおいしかったなあ。タマゴは昨日
解体した鶏に入っていたやつで、まだ殻が出来てない薄い内膜だけって感じだったんだけど
それでも上手に茹でられるんだな。

朝ごはんを食べたらお昼用に飯ごうでご飯を炊いておにぎりを作る。その後向かったのは
トロッコ道横の民有地である杉林。何をするかというと間伐です。

間伐してない林としている林では、木の太さが全然違う。この林の中から間伐する木を選び
チェンソーで切り倒します。さすがにそこは校長先生とおっかーがやりますが、近くでチェンソー
の音を聞きながら倒す木を見守っているだけでドキドキ。



うまく木と木の間に倒すことが出来た。
このあと経験として手のこを使って丸太を切ってみることに。これが大変!!今回の作業で
1,2を争う大変さだったかも。うまく手のこを挽けなくてくにゃくにゃ曲がったり、うまく刃が当たって
ないのかちっとも進まなかったり。一緒に参加したAちゃんはもうぐったりで、切り終わった時には
切り落とした木と記念撮影したくらい。(笑)

木を切る大変さが分かったところでチェンソーを使って丸太にします。



チェンソーはとても危険なので、持ち方や使い方をしっかりと教えてもらい、最初は恐る恐る、
でも2本目の木ではだいぶ慣れてきて、たくさんの丸太を作ることが出来た。
なにが悔しかったって、チェンソーで切り易くするために下に枕木をかませる必要があるんだけど
生木は本当に重くって、コツを教えてもらって持ち上げようとするんだけど全然持ち上がらない
のだ。うんともすんとも言わない。一緒に参加した男の人たちでも×。
なのに校長先生とおっかーはできるんだなあ。うーん、くやしい。



さて、切った丸太はトロッコ道まで担ぎ上げて、後日トロッコと車でキャンプ場に運ぶとのこと。
ホッ。キャンプ場まで運ぶことになったら大変だからよかった。(笑)

キャンプ場に帰ったらお昼です。
あらかじめ作っておいたおにぎりと、昨日の鶏がらのスープに鶏肉とたくさんの野菜を入れた
シンプルな汁物でしたが、このスープ本当においしかった。



一緒に参加した男の人は、このキャンプはグルメキャンプだと絶賛してました。(笑)
おいしいものがこんなに食べられるとは思ってなかったらしい。

このあとテントをたたみ後片付けを済ませたら、みんなでキャンプを振りかえりました。
こんなにいろんなことが出来るとは。盛りだくさんの内容で帰ってからもどこかでやりたくて
しょうがない。Aちゃんもとても楽しかったとのこと。よかった、よかった。

このあと時間があったので、おまけでさるなしと鬼ぐるみを採りに行った。
さるなしはとっても高いところになっていたので2,3個摘む程度だったけど、めっちゃ甘くて
おいしかった。

鬼ぐるみは落ちている実はまん丸でこげ茶色なんだけど、その中に真っ黒になった胡桃が
入っている。



そっか、胡桃は梅干しの種みたいなもんなんだよね。通常の胡桃より小さめ。これを拾って
きて焚き火の中に入れて炒ったら木槌でやさしく割ってやると中に胡桃が!



これをほじくって食べるのがまた楽しい。香ばしくておいしかったけど、いくつも食べるには根気
がいるね。(笑)

次回は2月。冬の大人のキャンプは鹿の解体がメインで、スノーシューでの山登りもある。
楽しみだなあ。


芦生自然学校 大人のキャンプ 秋編 その2

2011年11月15日 06時39分05秒 | アウトドア

  いよいよ夕食タイム! 飯盒炊爨のご飯はこのとおり上手に炊けました~♪



        ごはんは本当によく炊けていた。うまく炊けるもんなんだね。
        これ一つで4合もあるとは思わなかったけど。



 そしてなめこ汁もおいしそう。カブとカブの葉も入ってます。飯盒炊爨よりもこのなめこ汁のほうが
時間がかかったのは水の量が多いからかな?

 さらにさらにダッチオーブンはこのとおり!



 うおー!なんておいしそうなんだ~!! チキンレッグは6本しかないから喧嘩にならないよう
バラされました。(笑) 

お野菜もお肉もとっても柔らかくて、じゃがいもやたまねぎが特においしかった。鶏肉はひね鳥
だから普通はもっと固いはずなんだけど、ダッチオーブンは圧力鍋のような作用もあるらしく、
とっても柔らかくなっていておいしかった。家から持参したネパールのグリーンチリソースを少し
付けて食べるとまた味が変わっていいです。めっちゃ辛かったけど。
ネパールではそんなに辛くなかったのに、なんでこんなに辛いんだろう?



夕飯を食べたら大人のキャンプタイム。焚き火を囲んで酒盛りです。(笑)
夜は長い。月夜の晩にいつまでも話していたらいつの間にか23時30分を過ぎていた。
月の光でヘッドランプが無くても辺りが見渡せるほどの夜でした。


芦生自然学校 大人のキャンプ 秋編 その1

2011年11月14日 22時18分16秒 | アウトドア

この週末は芦生自然学校の大人のキャンプ秋編でした。

1日目は夕飯の食材としてなめこを取りに口芦生の山へ入って行った。
するとこのとおり!



鈴なりです♪ でも、このうち食べられるのはごく一部だった。というのも虫に食われてたり、
すでにちょっと古かったりしてるから。それでも夕飯には十分な量が取れた。

それから今度はダッチオーブン料理にするため鶏を捌きます。私は今回で二度目。
みんなは絞めるのは嫌がったので、私ともう一人でやることに。



絞めたら70度のお湯に浸けてから羽根をきれいに抜き、いよいよ解体です。これが1度では
なかなか覚えられないくらい行程が多いんだよね。



これ以上はお見せできませんが、今回は二度目ということもあり、初めてやったときよりは大まか
な行程を覚えていたのでマシだったかな。でも今回もささみを傷つけてしまいがっくり。もう2回
くらいやればかなりうまくなると思うんだけどな。



合計3羽分のお肉を3人で解体しました。ほかのメンバーも興味しんしんだった。鶏は奥が深い。

薪割りグループはダッチオーブンに入れる野菜を校長先生の畑から取ってきて刻んだら、丸太を
斧で大きく割り、それを鉈で細かく割る作業をやっていた。



最初はうまくいかなくてもずーっとやっていたらうまくなるもんです。
私は薪割りは本当に下手だからやるつもりはなかったんだけど、2日目に薪が足りなくなった
のでやってみたら意外とうまく割ることが出来たのでうれしかった。薪割りははまるといつまでも
やりたくなってしまう中毒的作業。しんどいけど。

薪が作れたら火を起こします。ライターは使わせてもらえたので、薪に効率よく火を付ける方法
を教えてもらい、なめこ汁のためのお湯を沸かします。隣では飯盒炊爨も。飯盒炊爨は私はやった
ことがなかったので、火の加減などが教えてもらえたので今度は自分だけで炊いてみたいな。



鶏のほうは新鮮なお肉に取れたてのお野菜をたーくさん詰めて、彩りも鮮やかな鍋になった。



                できる前からめっちゃおいしそう。



ダッチオーブン用に起こした焚き火にイン。上からも火が入るように蓋の上にも乗せます。
出来上がりが楽しみ~!


秋の金峰山・瑞牆山・大菩薩嶺テント泊+勝沼ワイン&オフ会 その6

2011年11月13日 23時03分18秒 | ハイキング・登山

温泉のあとは塩山駅までバスで移動してとなりの勝沼ぶどう峡駅へ。
駅を出ると向かい側の丘に「ぶどうの丘」が見える。
そこでは1,100円払うと地下のワインカーブで180種類ものワインが試飲できるというのだ。

予定では駅で荷物を預けるつもりだったのにロッカーがいっぱいだったので、ぶどうの丘まで
ザックを担いだまま行くことに・・・。20分ほどでぶどうの丘に到着。



さっそくザックをフロントに預けると、1,100円払って試飲専用の容器「タートバン」を購入し
地下のワインカーブへGo!



広い地下の空間には甲州ワインが棚に並べられており、真ん中のワイン樽の上に棚にある全
てのワインの試飲用ボトルが置かれていた。



タートバンとはこのような丸い浅めの容器でりぼんが付いているのは首にかけられるようにかなと。
浅いといっても100mlは入りそうな器です。試飲の数がすごいので少しだけ注がないとすぐに
酔っ払いそう。

白ワインの辛口から甘口へ、そして2011年新酒コーナー、特殊なワイン、そして赤のライトボディ
からフルボディへ。ぐるっとひとまわり。

やっぱり白のほうがおいしいかなあ。でも白を飲んでたら口が酸っぱくなってきて、だんだん甘い
のがおいしく感じるようになってしまう。

で、結局買ったのは周五郎のヴァンと、シャトー勝沼の2011年マスカットベリー、そして青空屋
忘年会用に勝沼の地酒(1升瓶ワイン)。さすがに担いで帰れないので送りましたが。(笑)

                             

ほろ酔い加減で向かったのは川崎市。
実は昨年屋久島の宮之浦縦走で知り合ったK夫婦のお宅へお邪魔することになっていた。

会ったのはその屋久島1回だけだったのだが、出会いがお互いに強烈だったのでその後も
メールでやり取りしていたのだ。そして図々しくも今回近く(?)まで来たので泊まらせてもらう
ことに。

お宅にお邪魔すると家具や器も凝っていてステキ~♪



そしておいしそうなおつまみがすでに用意されていて、みんなで再会を祝して乾杯!

おつまみやお酒は旦那さんの出身地である岩手を意識していろいろと用意してくれていた。



こちらはハタハタなんだけど子持ちハタハタで、中にはすごい歯ごたえのタマゴがぎっしり。
こんなのは初めて食べた。

この夜は遅くまでお互いのことやこれまでの旅の話などをして盛り上がった。

最後まで楽しい旅になりました。K夫婦ありがとう!


秋の金峰山・瑞牆山・大菩薩嶺テント泊+勝沼ワイン&オフ会 その5

2011年11月12日 04時50分52秒 | ハイキング・登山

3日目の朝、4時起床。携帯の目覚ましが某大学ワンゲル部のテントからも聴こえた。いっせい
に起きてゴソゴソしだす。

朝はコーヒーを飲むもののあんまりお腹は空いてなかったので、適当にパンをサブザックに放
り込み5時27分にテン場を出発。



さすがにまだ真っ暗だがあと20分もすれば明るくなるはずだし、しばらくは車も通れるほどの
道だと分かっているのでヘッドランプをつけて一人歩いていく。

むしろよく考えると熊が出たりしないかのほうが心配になってきた。熊鈴はうるさいのでほとんど
付けて歩かないのよね。(っていうか持ってないかも。石鎚の持鈴は持ってるけど(笑))

幸い熊には会わず大菩薩峠に到着。6時02分なり。

上がって来る途中で1台の車に抜かれたのだがそれは介山荘の車だったらしく、こんなに朝早く
から商品を並べていた。「さっきは邪魔して悪かったねえ。」と一言。感じのいい人達だ。

稜線に出るといきなり風が強くなって寒い。



大菩薩峠は介山荘のすぐ隣で、昨日泊まったらしいお客さん達が日の出を待っていた。
私は本当にとことん朝日や夕日に縁のない人間で、唯一まともな夕日や朝日が見られたのが
白山だった。今回も朝日を見ようと思ってこの時間に稜線に上がってきたわけではなかったの
だけど、たまたまいい時間に着いたようだ。



そうして珍しくきれいな朝日を拝むことが出来た。まごうことなきご来光。



寒さに耐えて待ち続けたお客さん達も歓声を上げてご来光を拝んでいた。
「早いですねえ。」と声をかけられつつ登っていき、賽の河原を抜けて雷岩へ。なんせすごい風
なので、足を留める気にもなれない。



峠までは富士山は見えても木々に邪魔されてちゃんと見えないものの、稜線に出てからは
富士山と南アルプスの山々がずーっと左手に見えてるので、ついつい振り返っては写真を
撮ってしまう。富士山って本当にステキな山だなあ。

南アルプスも稜線がずーっと続いていて、こんなにたくさんの山に囲まれている山梨って山ノボラー
には堪えられないところだ。

そうして雷岩からシラビソのいい香りのする森を抜けて大菩薩嶺の山頂に到着。6時56分。
何の展望もないし、風は相変わらず強いのでデンしたらパンをかじりながら雷岩に引き返す。

ここから今度は唐松尾根を下る。



 眼下には名前のとおり唐松がきれいに紅葉していて、富士山とマッチしている。

 しかし名前とは裏腹にいきなりの急坂で、ガレてるし歩きにくいことこの上なし!

 すると下からどんどん登山客が登ってきた。昨日一緒だったワンゲル部員さん達に続いて
日帰りの登山客も上がって来る時間みたい。意外にも唐松尾根から登ってくる人が多いんだなあ。
 まあ、雷岩から大菩薩峠に下りていくほうが富士山を見ながら歩けるしね。



急だった道も途中からはよく整備された広い道に変わり、まわりは唐松に覆われた。


 
                     見上げると唐松~!

そうしてテン場には7時47分に帰ってきた。やっぱり写真を撮って歩いたからか予定より15分
ほど余計にかかってしまった。急いでテントを片付けて(と言ってもめっちゃ時間がかかった。)
荷物をパッキングし、駆けるように8時19分に出発。

上日川峠まで戻ると、車道を右に曲がり少し進んだところで裂石への登山道に入る。



                 「熊出没注意!」大丈夫か私!? 

どうもほとんどの人が上日川峠に車で来て登っているらしく、裂石を登ってくる人は少なかった。

けれどもこの道は一部狭いところや崩壊して迂回していたりするものの、紅葉はこのとおり。



今年にしては珍しくカエデが鮮やかに色づいていた。しばし見惚れる。

でも見惚れている場合ではない。予定時間をオーバーしているためこのままでは風呂に入れ
ないかも~!ということで急ぐ、急ぐ、足ひねる、それでも急ぐ。

途中から車道に出て、そこからがまた長かった。クロックスに履き替えようかと何度も思ったけど
我慢して下る。

そうしてバス停には10時過ぎに着いたのだが、お目当ての温泉が見当たらない。諦めかけ
ていたら、バス停前の食堂のお母さんが場所を教えてくれた上、ザックは置いていったらいい
というではないか。やさし~い!ありがとう、お母さん!

お言葉に甘えて着替えだけ持って向かったのは車道を右に登った先にある日本秘湯を守る会
の宿「裂石温泉霊峰荘」だ。



時間はすでに10時10分。息を切らして入浴料500円を払うと、(混浴)露天と内湯どちらに
するか聞かれ、迷ったものの内湯にした。今は雰囲気よりさっぱりしたい。(笑)

内湯は受付の横の階段を下ったところにあって、誰も入ってなかったので貸切だ。



思っていた以上に広い内湯だった。ここは源泉は冷泉らしい。左手の岩風呂は19度しかない。
シャワーで汗を流し、髪を洗ってさっぱりしたら沸かし湯のほうへ。美人の湯らしいつるつるな
湯であった。

温まったら膝から下を源泉に浸けて疲労回復。たった30分しか入れなかったけど満足した。



         次に来ることがあったら川沿いの露天風呂に入りたいな。