風をあつめて-ぷらり日記-

すっかり山にハマッテマス。でも山ガールではありません。
三線、お遍路、ネパールのこと等も綴ってます。

立山トレッキング&夏のりこぼ その2

2010年07月31日 21時26分06秒 | ハイキング・登山

 雷鳥荘を8時25分に出発し、室堂まで戻ったら玉殿の清水を汲んでから一の越へ9時に出発。

 

 本当にいい天気で、来てよかったなあ~を連発する。

 が、一の越のほうを見てみると、残雪がすごくっていきなり雪渓が始まっているでは
ないか。

 

 最初の雪渓は緩やかな下りで、入ってみるとシャーベット上で凍ってなかったので
安心して歩ける。

 ちょっと不安もないことはないが、それより雪の上を歩くほうの楽しさが勝ってみん
なちょっとハイテンションに。(笑)

  雪原?!

 が、雪渓は1個ではなかった。

 1つの雪渓を越えては少し道が出ているところを歩き、また雪渓、そして少しずつ
傾斜がきつくなったり、トラバースっぽくなってきたりして、ほとんど雪渓ばかりを歩い
てる状態に。

  

 ストックでバランスを取りながら登っていく。が、凍ってないしある程度足型も付いて
いて登りやすい。下りは不安だけど・・・。

 祓堂あたりからは雪がなくなった凸凹の急坂の舗装道を一の越まで登る。これが
けっこうきつい。

 たまおさんは久しぶりの高山で、なおかつ慣れない雪渓歩き、夜行バス到着当日
といろいろと条件が重なったからか息も絶え絶えで一の越に着いた。10時20分。

 

 一の越から見上げる雄山。実は頂上は見えていない。思っていたより厳しそうな岩
場で、たまおさんは高山病の症状も出てるからここで待っているという。
 ということで、3人で雄山に行くことに。 

 たまおさんも待っているし、早く雄山に行こう!と2Lペットボトルの水も置いていき
身軽になって登る。それにしてもかなりな急登、そしてガレ場だ。

 

 黄色の矢印を追ってどんどん登っていく。IさんとTちゃんはゆっくりと。

  まだまだ!

 ここは確かに下りは危ないかも。帰りは慎重にくだらないと。

 

 そうして一の越から45分で雄山に到着。ちょっと一息着いたら雄山神社の峰社に
お参りする。
 500円の入山料を払うと、鈴のついた赤い雄山神社の札に登拝記念の札などを
もらえる。それから頂上社に向かい、社の前で神主さんにお祓いしてもらうのだ。

  

 雄山頂上はこの社のある場所になるのだが、それはお祓いで教えてもらって下さい。

 お祓いが済んだらみんなにお神酒が振舞われる。その杯がなかなか凝っていて
雄山にちゃんと社の姿も。

  かわいい。

  ガスが!

 お払いを終えて社務所のほうに行くとちょうど2人が登ってきたところだったので、
先に終わらせたことを伝え、先にお昼を食べてるからお祓いしてくるように伝える。

 社務所でたまおさんの分もご朱印をいただいたら、パンをかじってお昼にする。
 2人のお祓いが終わって帰ってくる頃には身支度を済ませて下ることに。2人はお
昼がまだなので、ゆっくり食べてから降りてきてね。私は先にたまおさんのところに戻
るわ。

 と、元の岩場を慎重に下る。途中のお花も少しだけ楽しみつつ・・・。

  

 

 最近右足首の調子が良くなくってなにかの拍子に体重をかけすぎて深く曲げると
ちょっと痛みが走ったりする。テーピングで保護しててもなかなかね。気をつけないと。

 35分ほどで一の越に下ると、たまおさんは雨具を着て外で待っていたが、座るとこ
ろがないので小屋の中に移動する。おいしそうだったので冷えたCCレモンを購入。
 運動後の炭酸はいつ飲んでもおいしいねえ。

 で、2人を待っていると急に小屋の中にたくさんの人が入ってきたのでどうしたのか
と思ったら、なんと雨が!? 雨女のTちゃん、まさか今日も雨に降られるとは。(笑)

 これがけっこうちゃんと降ってて、でも二人が帰ってくると不思議と雨が上がるのだった。

 おかげで私も雨具を着たもののぜんぜん濡れず。でも下りだし、曇っていていつ雨
が降るか分からないからとそのまま出発することに。

 

 雪渓はこのとおりホワイトアウト。雨は降ってないが下りはけっこうな急斜面でみんな
「わー!」とか「きゃー」とか言いながら滑り滑り降りていく。学校の登山で来ているら
しい子達は縄代をちゃんと持ってきていて、それを靴に結んで滑り止めにしていた。

 たまおさん達3人は軽アイゼンを着けて下ると言うが、私は多少滑っても大丈夫そ
うなのでそのまま下ることに。ダブルストックだし、ほんと死ぬようなところでもなし、
気楽なもんだ。むしろアイゼンを着けると雪渓上はいいけど途中の舗装路が凸凹す
ぎて怪我しそうだし。

 で、どんどん下っていったら3人の姿が見えなくなったので、舗装路で待っていたら
1人の女性が休憩している。アメちゃんをあげて少しお話ししていたら3人がやってき
た。やはり舗装路の歩きが大変そうだ。私は待っている間に暑かったので雨具も全
部脱いでしまった。あー涼しい。

 雪渓はまだまだあるのでストックを使って降りていると、さっきの女性がかなり腰引
け状態で苦労していたのでダブルストックの1本を貸してあげることに。なんでも室堂
ではお母さんが待っていて、それも今日のバスで帰るとのこと。

 ストックがあるのとないのとでは全然早さが違う。後半はかなり順調に降りてこれた
ようなので良かった。
 さああとは雷鳥荘に帰るだけだぞ。温泉、温泉♪ 


立山トレッキング&夏のりこぼ その1

2010年07月29日 10時00分15秒 | ハイキング・登山
 7月の3連休に2年ぶりにたまおさんと夏のアルプスに行くことになった。

 で、だいぶ体力に自信がないというたまおさんのために、子供でも登っている立山に
決定。それでいて日本百名山だしね。

 他にIさんとTちゃんの4名で金曜日の夜、新大阪発のさわやか信州号室堂行きに乗
り込む。早めに予約していたからか、座席は一番後ろの席になれたので、背もたれを
倒すのも後ろを気にしなくていいし、座席もゆったりで快適♪

 今回は室堂行きなので富山側から入る模様。SAでは20分から30分もゆっくり休憩
を取るので何でだろうと思っていたら、アルペンルートに入るゲートが6時からしか開か
ないからだった。

  車窓から。

 なんだかいい天気だぞ。と、まだ5時前なのにテンションが上がる。アルペンルート
に入ると美女平を越え称名滝を見下ろしながら進んでいく。称名滝はこれまでの雨
量を物語るようにものすごい幅になっていた。

  立山見えてきた!

 すごい雪だ~!雪見てもテンション上がるよね~。(笑) 昨日まですごい雨だったし
今日まで天気悪そうだから期待してなかったのに、この天気。来てよかった~。

                         

 そうして朝7時室堂着。ぞくぞくとバスが到着するも、みんなトレッカーです。

 ターミナルでトイレを済ませたら、登山届を提出し、まずは今日宿泊する雷鳥荘へ
向かいます。室堂って、不要な荷物は置いて日帰りハイク程度で登れるし、そのうえ
温泉まで沸いてるから最高のロケーションだよなぁ。

  逆光のなか。

 

 みくりが池はこのとおり、まだ半分雪が溶けずに浮いていた。夏の立山は初めて
なので、例年と比べてどのくらい残雪がすごいのか分からないけど、今年はどこも
雪が多くて花の時期も遅れてるみたい。

 と、ここでなんと、雷鳥発見!それもかなり近い!

 

 実はお母さんの左側にこどもの雷鳥もいるんだけど。私、どんなところに行っても
なかなか雷鳥に会えなかったから、1日目の朝から雷鳥が見られて、当初の目的の
一つをすでに達成した気分。(笑) うれし~♪

 お花も少しだけど咲いていて、クロユリなんかも。

 

 あ~、早く雷鳥荘に行って、雄山に登らないといけないのに、ついつい寄り道して
しまう。それでも7時半には雷鳥荘に到着。いらない荷物を預けて、身支度を整えた
ら8時20分に雷鳥荘を出発。

 当初は室堂から一の越を経由して雄山に登ったら、大汝山を経て大走りを下るつ
もりだったんだけど、大走りがまだ雪渓が残っていて状況も不確かなので止めたほう
がいいとの山小屋の方のアドバイスに従い一の越からのピストンに変更です。

                         

ネパール ゴレパニトレッキング 2010 その39

2010年07月26日 06時54分16秒 | ネパール2010,2008
 で、チェリンじぃの家はけっこう高台にあった。そこはいわゆる新興住宅地っぽい郊
外で、まわりじゅうかなり豪華な3階建ての一戸建てなんかが並んでいて(と言っても
それぞれ色や形が違うのが日本とは違う。)タルチョーやルンタが飾ってあるところを
見るとみんなシェルパ族なんだろうか?

 なんせもっと高いところにはゴンパも見えるんだから、やっぱりシェルパ族の居住地
みたい。まさかチェリンじぃの家もこんなんじゃないよね・・・?いやいや期待してはいけ
ない。

 とか思いながら歩く。途中でチェリンじぃがとうとう家に近くなったようで、売店で私たち
のためにビールを買ってくれるみたいだったのだが、L.P.さんと「私が」「いや私が」と
押し問答。すんませんねぇ、気を使わせちゃって。

 ついでに売店でアズムラというちょっと変わったラムネと、1回使い切りのシャンプー
のパックを10個ほど買うことに。アズムラは1つ1ルピー、シャンプーも1つ1ルピー。

 アズムラ

 アズムラはいろんなフレーバーがあるようで、トレッキングの途中にアムリットがく
れたのだが、ライム味、レモン味など。オリジナルはオレンジ色だったのでオレンジ
味かと思ったら強烈な辛味というかスパイシーさで水無しではとても食べられなかった。

 このアズムラ、ただのラムネではない。なんとダイジェスティブタブレットとある。
 つまりお通じが良くなるのだ。ほんまかいな?
 味はなんかおいし~い!って言うより、癖になる味?たぶん黒の岩塩が含まれて
いて塩分が感じられ、硫黄の香りがする。それでお通じが良くなるのかな?
 トレッキングにはいいかも。

 シャンプーは日本の試供品のよりずっと少量パックで、1ルピーと2ルピーのがあ
るんだけど、1ルピー分ので髪が長くないなら十分足りるから、無駄にしなくていいの
だ。同じようにリンスのパックもあればいいのだが、なぜかあるのはシャンプーだけ。

 ちょっと話が脱線しちゃったけど、そうこうして、ボーダーナートから歩くこと1時間で
チェリンじぃのお宅に到着。

  1戸建てだ。

 周りの土地もチェリンじぃのみたいで、2階以降はあとで建て増しするそうな。どうり
でネパールの家は鉄筋が天井から突き出た出たままの家がやたらと多いなと思った
んだ。

 家の玄関ドアが超豪華。

  ステキ~!

 チェリンじぃすごいなあ。 お邪魔しまーすと遠慮なく家にあげてもらうと、中を見て
またびっくり。

  ここはアメリカ?

 ってくらい近代的なリビングにステキなキッチン、そして信じられないくらい美人な
奥様!

 ・・・マジで?チェリンじぃは奥さんに一目ぼれで、3日後には親戚の家に結婚して
いいかどうか承諾をもらいに行ったと言うのだが、となると奥さんはその前に結婚を
承諾したわけで。ナゾだ。いや、チェリンじぃはいい人だけどね。でも、その~一目ぼ
れされるタイプには見えないからさ。ハハハ。

 いや~、でも来てよかった。チェリンじぃのスンダリな奥さんも見られたし。

 でも、ここでお茶(というかビール?)したあと、ホテルまで歩いて帰ったら5時半。
そして夜光虫じぃの万歩計は3万歩を越えてましたとさ!おいおい!

 次の日は私たちもツーリストバスに乗って空港へ行き、2人ともお別れ。今回は泣
かなかったぞ。遅くとも3年後には長期トレッキングにまた来るつもりなので、その時
はまたお世話になります。よろしく!

 楽しかった、2度目のネパール。一緒に旅した夜光虫じぃ、Iさん、K、ありがとう!

ネパール ゴレパニトレッキング 2010 その38

2010年07月25日 18時15分06秒 | ネパール2010,2008

パシュパティナートから30分ほど歩いたらボーダナートに到着。



こちらはゼネストで無料だった。でも、さすがに平地にあるのでお店はどこも開いて
ない。悲し~。

さすがに暑いからかすでに10時過ぎてて遅いからかマニ車を回す人もまばらで、
いるのはやっぱり犬ばかり。

 ここでもよく寝てる。

で、3回周るのはあまりにも大変なので、2回周ったところでお昼を食べることに。(笑)
と言ってもダルバール広場と比べても本当にお店が開いてないのでL.P.さんもお
店探しに相当苦労した模様。

結局シャッターをほとんど下ろした状態の中華料理屋さんを探してきてくれた。
中に入るとこのとおり。

 よく見つけたなあ。

適当に何皿か頼んでみんなでシェアすることに。ここで夜光虫じぃのダルバート連続
記録が途切れることに。残念!

で、飲み物はジャスミンティを頼んだんだけど、日本で飲むのとは全然違う代物が出
てきてびっくり。

 何じゃこりゃ? 

 なんか、いろんな漢方に使われるような実がごろごろ入ってて、味はあんまりしない
ような?どこがジャスミンなんだ?

 そして料理も登場。

  おいしそう。

 おいしいのもあれば、そうでないものも。特にスープはいただけなかった。なんか
なんちゅーか、硫黄臭い白身たまごスープ?

 それでもお昼食べられただけいいか。

 それからまた戻って、残り1回周ったら1時半。 これからどうする~?
 「そうだ、チェリンじぃの家にお茶しに行こう!」と言ったら、「いいですよ。
とチェリンじぃ。おお!マジで。行こう行こう!

 ということで、チェリンじぃのお宅にお邪魔することに。
 が、いったいチェリンじぃの家までどのくらいかかるんだろう?

 分からないけど、ま、いいか。という事で、チェリンじぃについて、歩いていく。

 すると途中でおもしろいものを発見!あれってキャンバスかなんか?

  なんでしょう?

 正解はこれ! 

 ネパール和紙です。ネパールのカレンダーとかに使われてるやつ。こんなところで
見られるとは。

 ちょうどスコールも降ってきたので雨宿りがてら見学させてもらうことに。
 紙の原料を炊いて溶かした液を日本と同じような紙すきの道具を使って手際よく
漉いていきます。

  漉いたら重ねて。

 この束を今度は手動の機械で圧力をかけて水気を切ったものを一枚ずつさっきの
キャンバスのような板に張って乾かすんですね。本当に手作業だよ~。
 ちなみに全然関係ないけど、私的な男前発見。ステキなお体してました(笑)

 見学している間に雨も止んで・・・。 お邪魔しました。ありがとう!
 いいもん見たなあ。


ネパール ゴレパニトレッキング 2010 その37

2010年07月23日 23時52分45秒 | ネパール2010,2008

空港からパシュパティナートまではけっこう近いので歩いて40分程度で到着。

入場料はしっかり取られた。それも1人500ルピー!デレィマハンゴ!

 

パシュパティナートはヒンドゥー教寺院なのだが、目の前を流れる川がガンジス川に
続いているので、沐浴したりそしてもちろん遺体を焼いたりしているところが見られる
のである。

私はあまり興味がなかったので前回は見に行かなかったんだけど、川岸で煙が上がっ
てます・・・。
対岸が遺体を焼く場所になっているようで、場所によってお金持ちの人
用とか分かれている模様。そして寺院内にはヒンドゥー教徒しか入れないので、私た
ちは対岸の少し登ったところから見下ろすだけとなる。

 

私たちが行った時には布にくるまれた人間らしき人が川の水に足のほうだけ浸かっ
て水をかけてもらっているのが見えた。生きているのか死んでいるのか?というのも、
チェリンじぃ曰く、ヒンドゥー教徒は死が近くなると病院ではなくここにつれて来られる
のだそうだ。え~っ!病院行こうよ!!助かるかもしれないじゃん、と思うのだが・・・。

もっと悲惨なのは、ここまで来て、もし奇跡的に死なずに助かってしまった場合、なん
とその後家には入れてもらえず、家の外の東屋等で暮らさないといけないのだそう。
そりゃないわ~っ!
 

 

とかそんな話をしていたら、対岸にはきれいなお花の飾り付けがされた祭壇のような
ものが見えた。どうやら棺のようなものみたい。でも人が入ってる感じではないので
写真を撮ったのだが、どうも入っていた模様・・・。これから実際に焼くのが始まりそう
だったが、やはり興味がない(というかそういうのを興味津々で見るのが個人的にイヤ)
だったのでボーダナートに向かうことにした。

それにしてもパシュパティナートの物売りのディディはしつこい!
いつまでーも「アナタ、イクラナラカウ?」とネックレスを持って付いてくるのだ。

本当にもうネックレスには興味がないので「いらないよ。買わない」と言うのだが、言っ
ても付いてくるので「100ルピーなら買う。」と低い値段を言ったら「
O.K.」!?

これまで買ったネックレスもそんなもんだったのか。・・・ガクッ。

                       

で、パシュパティナートの敷地からボーダナートへ行く途中の公園をショートカットして
行こうとしたら、なんと門が閉まっているではないか。でも幸いなことに横の金網がい
い感じに破かれていて通ることが出来ました。(笑)

 

さらにそこを抜けて出口のゲートもまた閉まっていたので、今度は横の金網を乗り越
えて・・・。

 

          トレッキングより山あり谷ありです。(笑)


ネパール ゴレパニトレッキング 2010 その36

2010年07月21日 23時01分05秒 | ネパール2010,2008

 朝8時。やっぱり今日も朝から2時間かけてチェリンじぃ登場。(笑)
 もちろんL.P.さんも。チェリンじぃが大通りまでスーツケースを担いでいく。
 そう、ホテルの前からメインの通りまでは舗装があまり良くないのでコロコロ出来ない
のだ。

 

 そういえば、私のスーツケース、コロコロ部分がかなり割れてしまって、運んでもら
わないといけないもののかなり重いんだけど大丈夫かなあ?それも明日は3人だし。

 と思いながらタメルを出て王宮前へ歩いていく。

  Gメン?(笑)

 まったく車も走ってないので空気はきれいだが、いったいいつまでこの状態なんだ?

 王宮前にはたくさんのツーリストがバスを待っていた。
 私もバスを待っていると、一人の男性が日本語で話しかけてきた。

 話を聞くと、彼は昨日深夜にカトマンズに到着したのだが、その際空港にいた日本
語の話せる客引きに着いて行き、ポカラへの交通費や現地ガイド料等を一括払いし
たら、今日ここに行くように言われた。しかし飛行機は9時発で今は8時35分。間に
合うでしょうか?バスは来るんでしょうか?
 えーと、まず今の状況分かってます?
 マオイストがゼネストやっててネパール全土で車使えない状態ですよ。
 ポカラに行けたとしても空港からホテルまでは徒歩になっちゃうし、トレッキングだっ
て車がなかったらどこにも行けないと思うけど・・・。大体ツアー会社の連絡先は?

 と聞くと、名刺を出してきた。しょうがないのでL.P.さんに事情を話すと携帯から
電話してくれた。L.P.さんはそういうちゃんと世話をしないツアー会社が許せないら
しくしばらく電話で説教していたが、おかげで担当者が今から来るという。

 彼はすごく安堵していたけど、私は内心「はぁ?旅慣れたバックパッカー風に見え
るけど、実際はそうじゃないの?」 と、このバックパッカーの他力本願さには呆れて
しまった。

 そうこうしているうちにバスは無事やってきた。

 

 なぜか私達も一緒に空港行きのバスに乗ることに。ぎゅうぎゅうと詰め込まれて
1人150ルピー払わされた。ぼったくりだ。ま、これはL.P.さんが払ってくれるけど。

 このバスが出発する時にマオイストたちの行進に遭遇。

  すごっ!

 さて、例のバックパッカー風の彼のところには出発直前に担当者が来たが、結局
空港までは付いていかなかったから、国際線のほうに到着してから走って国内線の
ターミナルに一人走っていった。大丈夫かねえ?

 Kは航空便の出発はまだまだ先だけど、無事空港に到着できてホッとしたもよう。
 カタをかけて貰い笑顔で空港内へ。さようなら~!また日本でね。
 で、私達はまずは世界遺産のヒンドゥー教寺院、パシュパティナートへ。

   


ネパール ゴレパニトレッキング 2010 その35

2010年07月16日 07時14分15秒 | ネパール2010,2008
 ぶらぶらとダルバール広場からホテルに戻り、何枚か記念撮影したら着替えてタメル
の土産物屋通りへGo!

 すると本当に6時前後からお店がポツポツと開き始めた!最終的に半分くらいは開い
たかな。

 とりあえず夜光虫さんが買いたいというチベット織りの小物入れのお店を探したが見
つからず、パシュミナのお店で職場の女の子用に薄手のスカーフを2枚購入。

 それからトレッキング地図が刺繍されているTシャツやきれいな刺繍のされたカバン
等を急いで買っていく。

 そうこうしているうちに7時半に。最後にタメルのコンビニを覗くとレジは長蛇の列!
 なので向かいのミニスーパーでパパドやお菓子、ミネラルウォーターを購入し、つい
でに隣の両替屋でお金を両替しようと思ったら、まだ8時まで10分はあるというの
に、お店のシャッターを半分下げて、マオイストが来ないかどうかチェックする店員達
の姿が。わ~、両替だけはさせて!

 そうこうしているうちに、マオイストが鉄の棒を持って叫びながら現れたので、店員
は急いでシャッターを下ろした。

 その帰り道でもバイクに乗っていた男の人がマオイストにつかまっていて、このとき
が一番怖かったなあ。結局8時までって言っても7時30分までって感じ。

 真っ暗な道をホテルまで帰り、やっとシャワーを浴びてからホテルのレストランへ。

 Kは私達より1日早く帰るので、今夜が最後の夜だ。
 Kのおかげで楽しいトレッキングになりました。ありがとう。乾杯!(笑)
 今回はよく飲んだなあ。

 それにしても明日もゼネストは継続するようなので、いったいどうやって空港まで行
くのかと思っていたら、ツーリスト限定の空港行きバスが王宮前から出るらしい。
 乗れないと困るので13時の飛行機だが8時にホテルで待ち合わせとなった。
 私達もKをお見送りする予定。
 そして明日私達3人はこれまた歩いて市内観光だ。ルートは未定だよ~。 

  

ネパール ゴレパニトレッキング 2010 その34

2010年07月14日 19時13分54秒 | ネパール2010,2008

 スワヤンブナートの観光の後は、カトマンズ中心部にあるダルバール広場へ。
 ここも世界遺産の一つで、前回は30分ほどしか見ることが出来なかった場所。

 デモのおかげで広場への入場料は無料だった。ラッキー。

 が、時間はそろそろお昼時。でもどこも開いてない。
 そこでL.P.さんがほうぼう探してくれ、広場に面したホテルの屋上にあるレストランに
入れることになった。

 ホテル内のレストランで入り口を閉めているところまではさすがにマオイストも攻めて
こないみたい。

 ここがとても良いロケーションで、ごらんのとおり広場を見渡せるステキなテラス♪

 

 かなり日差しがきついので、チェリンじぃが下から日よけの大きな傘を持ってきて
くれた。もちろんここでも飲むものは・・・

 

 ビールです。(笑) 隣に置いてるのはレモンジュース。こちらもうまいのよ。

 食事は私はお腹が空いてなかったので軽めのホットサンドを。

   ポテト付き♪

 夜光虫じぃはここでもダルバート。

 

 広場を眺めながら優雅にランチをいただいていたのだが、なんだか人の声が・・・

 するといきなり広場のほうへマオイスト集団が叫びながら行進してきたのでびっくり。

 

 なんだか口々に叫んでいるがよく分からない。するとKが、
 「ミトバヨ、ミトバヨって言ってるわぁ。

 言うわけないじゃん、ミトバヨ(おいしかった)って!
 でもそう言われると聞こえてくるから不思議。(笑)

 ここまでマオイストが来たら怖いけど、そんなことはなさそうだ。よかった。



                 それにしてもすごいなあ。

 あ、そうそう、そういえばチェリンじぃからとっても良いことを聞いた。
 特別に夕方の6時から8時までなら商店も営業してよいとマオイストが許可したらし
く、その間は買い物ができそうなのだ。これで何とかお土産や自分が欲しいものが
買えそう。

 お昼の後にダルバール広場をゆっくり観光する。

 残念ながら生き神クマリもデモでお休み。(笑)

 嘘を着くとすぐ死んでしまうというカーラ・バイラブを見たあと、チェリンじぃがKに
にやにやしながら案内したとある寺院で、上を見ろと言う。

 よーく見ると、柱に彫刻されている男女は裸で睦み合っている。

  にやにや
            もう、この二人は~!

 でもチェリンじぃがわざわざここを案内したのには理由がある。

 ダルバール広場に向かう途中で、何やら鉄の棒に飾りが施されているものがニョ
キっと見えたので、「チェリンじぃ、ヨケホ?(あれは何?)」と聞いたら、「シヴァ・リン
ガです。」とのこと。のぞき込んだら確かに鉄棒の横にシヴァ・リンガが。これはシヴァ
神を象徴しているんだけど、まあつまりは男の人のあそこで・・・。
 するとKが一言。「わ~、でかい。比べてもまったくかなわんわ~。
 それを聞いたチェリンじぃ、大受け。(ほんまにも~。

 ネパールでは人前でそんなことは絶対に言わないらしいので、ことさら受けた模様。

 そこで、チェリンじぃはこのお寺をKに見せた訳。  困った人たちや・・・。

                        

 で、このあと広場にある旧王宮ハヌマン・ドガの中に入り(ここは入場料徴収してい
た)、マヘンドラ博物館を見ることに。



 すごく特徴的な屋根の建物が建っていて、中はほとんど王族の歴史に関する展示
だった。これがものすごく広くて、1時間半くらい回ってたかも。さすがに疲れた。

 あ、入り口にめっちゃかわいい子達が並んでたんだよね~。

  「くすっ。」

 この手がかわいい!目つきも。この子がたくさん並んでるんだけど、顔とか違うんだよ~。
 
 さて、ここからまたホテルまで歩いて戻り、今日の観光は終了。お疲れさまでした。

 ホテルに着いたらまた速攻6時の買い物だ!2時間しかないからがんばるぞ。

シャワクラ行ってきました。

2010年07月12日 22時36分34秒 | アウトドア

 田歌舎でシャワクラに行ってきました。

 土曜日はいい天気でシャワクラ日和。初心者っぽい沢ということで、行ってみると
予定していたルートは本当に初心者というか子供向けと言う感じ。このまま終わるか
と思っていたら、もう少し奥に行くといい感じの滝が出てきました。

  高さもあり、でもホールドも

 しっかりあるので、最初のハング気味のところさえ越えればおもしろいように登れる。

 

 このあとも三段の滝が出てきたりして、楽しい沢登りになりました。帰りの道も比較
的まともな道で、景色もよくって○。

 2日目の滝はしょっぱなからとても私達では登れない滝で、早々に退散しました。
 ま、そういう場合もあるよね。

 今年初のシャワクラでしたが、今年もう1回くらいはやりたいので、モンベル通いは
継続するぞ~!