風をあつめて-ぷらり日記-

すっかり山にハマッテマス。でも山ガールではありません。
三線、お遍路、ネパールのこと等も綴ってます。

どたばた旅行日記(富山&岐阜)その12

2007年10月31日 17時36分45秒 | 信州・北陸の旅

 最終日の朝起きてお風呂に行ってみたけど、雲が出ていて朝日は拝めず。

 で、出発は遅くしたので、朝ごはんをゆっくりいただく。

   

  かますの焼き魚と切り干し大根、そしておぼろ昆布入り湯豆腐が。

  これにナガラモのお吸い物が必ずいただける。

           

  これってここ以外で見たことも食べたこともないんだけど、丹後地方では「じん
 ば」と呼ばれて食べられている海草のことらしい。氷見ではこの海草が千切れて
 流れてくるから「流れ藻」が訛ってナガラモになった模様。
 ちょっとヌメリがあって、食べるとシャクシャクする。なんとも不思議で、磯の香り
 がしていかにも海に来たぞ~!と感じるのだ。

  さて、ゆっくり氷見を出発したら、ちょうど乗り換えが必要な高岡駅で途中下車
 して、国宝の「瑞龍寺」に行ってみることに。

  ここが予想外に良かった!
  曹洞宗のお寺だからか華美なところはなく神社と同じくらいきりっとしてて、でも
 加賀藩二代藩主前田利長公の菩提寺という格に相応しい立派なお寺だ。
  伽藍の配置も私好み~。まっすぐなんだな。
  

        

            これは総門から見た図。山門は国宝。

   で、ここから門に入ると、意外や意外、そこに広がるのは・・・

   

  仏殿をぐるっと回廊で取り囲み、その中は砂利ではなくなんと青々とした芝生。
  これが青空の下で映えること!そしてとっても潔いって感じでしょ?
 この眺めだけでも来て良かった~と思ったよ。
 それにたまたまこの日は平日だったので見学者も少なく、静かに回廊を巡ったり
 景色を楽しむことが出来たんだ。これはとっても大事。お寺や神社でわいわいし
 ててもいいのはお正月くらいか?やっぱりお祈りする気持ちになるには清らかさ
 や静けさを求めるもの。

  で、真ん中に配置された仏殿には人がいたので、あとでゆっくり見ることにして
 先に大茶堂や法堂を見に行った。
  菩提寺なだけに、法堂には大きな位牌がでーんっと置いてあって、ちょっとびっ
 くり。天井には古そうな草花の天井画が。

   その後仏殿に行ってみると、真ん中がドームのように高くなった仏殿で、その
 高さと木の組み具合に圧倒されるほど重厚な雰囲気のところなのだが、そこに
 どうだ~!!って感じの仏像があるのかというとそうではなく控えめな大きさの
 ものなんだけど、でも仏壇の部分にはすごく手の込んだ細工が彫られていたり
 するので嫌味がなくていいわあ。

            

  たまたま仏殿にお坊さんが来られて、私達のために「りん」を鳴らしてくださった
 のだが、この仏殿の造りのおかげか、まるで梵鐘のように響きわたるのだ。
  うーむ、ほんとにいいわあ。

  皆さん、お近くに寄られた際はぜひ行ってみてください。

  このあとお寺と向かい合わせにある前田利長公のお墓も見に行ったりして,
 高岡観光を満喫したら,金澤で園八のあんころ餅を無事Get!

  こうして4泊5日のどたばた旅行が終わったのでした。
  ようやったわ・・・。


どたばた旅行日記(富山&岐阜)その11

2007年10月30日 08時19分14秒 | 信州・北陸の旅

 ラ・セリオールに着いたら夕飯まで1時間あったので、さっそくお風呂へ。
 ここのお風呂はそう広くはないけれど、部屋数自体が少ないのでごった返すという
こともなくゆっくり浸かれるので好きなのだ。

                        

 お風呂のあとにはすぐ夕飯だ。わーいわーい、今年の6月以来だわぁ!
 I姉さんも私がやたらとここのご飯を絶賛するので期待しているに違いない。(笑)

 で、1Fに降りると案内された個室に入ってまずはビールで乾杯。

 前菜に出てきたのは・・・・

                 

        カニだ~!まさかカニが食べられるとは!

         

  もちろんお刺身も。メジマグロ、イカ、白海老、フクラギ(ブリの若いの)など・・・。

  とにかく新鮮なのが口に入れたら分かる。富山駅のところもおいしかったけど、
 やっぱり全然違う!私はあまりお刺身好きじゃないけど、でも違いは分かるよ~。
 歯ごたえが違う!
  カニのせいか、I姉さんも私もすでに無口になって食べるのに一生懸命よ。

    

  さらに椀物で揚げ出し豆腐のカニ身あんかけ、口直しに氷見うどんも。

  これがおいしいんだな、また。 
  もちもちのつるつるなんだ。

  すでにこのあたりでお腹がけっこう大きくなっているのだが、まだまだこれから。

    あなごの天ぷら♪



   和風かぼちゃのスープ  

   これもさっぱりしてておいしかった。

   で、もう本当にお腹一杯なんだけど、鍋を置く台があるということは、まだ
 鍋が出て来るんだよねえ・・・。
   I姉さんも私も、もう食べれないよねえと言ってたんだけど、寄せ鍋かと思い
 きや、なんと、

    柳川風鍋でした!

   え~っ!!最後に肉~?と2人とも思ったし、食べられないと思ったけど、
 意外と食べてみたらあっさりだったので完食。(笑)

   今度こそもう食べれない~!I姉さんも私も足を投げ出しちゃうほど。

   でもね、最後のご飯までしっかり食べたくなっちゃうのよ、ここは。
   白ご飯とお吸い物だったらいりませんって言うんだけど・・・

             

              焼きおにぎりの茶漬けだもの~。

     私は残したけど、I姉さんは食べてしまった。すごいよ、I姉さん。

     そしてやはりラ・セリオール、んまかった。3つです!!

   


盛大な発表会

2007年10月29日 08時50分07秒 | 三線弾きましょね
 さて,昨日はにいにいとおじいを連れて大阪の会場に行ったのですが,オープ
ニングには遅れてしまったものの,なんとか夜光虫さんの曲には間に合って聴く
ことが出来ました。
 私はギリギリに到着したので1Fは後ろのほうしか空いてなく,2Fの1番前
の席でかぶりつきで見てました。
 ちゃんと揃っていたし,良かったですよ。
 それにしても大きな舞台,大きな会場でスポットライトも浴びてさぞ緊張する
だろうなあと思いました。よくがんばった,夜光虫さん!

 それから他の教室のが続いたのですが,聴いたことある曲もない曲も興味深く
聴きました。何げにうまいなあと思った教室がうちの先生の先生の教室だったり
して。(笑)

 それが終わったらみんなに挨拶してそのまま帰るはずだったのですが,なぜか
にいにいと飲みにいってしまった。
 おかげで家に帰ってきたのは0時30分頃で今日はもうクタクタです。
でも,楽しかったし,またちょっと三線にやる気が出たかなあ?

今日は発表会

2007年10月28日 09時56分35秒 | 三線弾きましょね
と言っても私は出ないんだけど、関西の琉球民謡協会主催の公演が今日あるんですが、
そこに夜光虫さんが出るので見に行くことにしてます。

で、昨日はこの公演を見に、わざわざうちの先生のいとこさん達が沖縄からやって
きたので、王子公園の沖縄民謡酒場で飲んできたんです。

                     

先生のいとこのにいにいとはすでに沖縄でもこっちでも何度か会っているし、あと
の2人も去年三線の日に沖縄へ遊びに行った時に会った、養豚場のおじいと、さとう
きび畑のおじいだったのでなんだか親戚に会ったような気分でしたよ。(笑)

                    

にいにいは相変わらずよく飲んで最初から大騒ぎでしたが、ライブが終わった後
うちの先生と何度も三線でセッションしてました。
私もちょこっとだけ参加したりして。

でも、昨日一番印象的だったのは、にいにいとさとうきびのおじさんの「かいさ
れー」の掛け合いでしょう。
「かいされー」は私も一応弾けるけど、この曲は自分達で即興で歌詞を作っていき
ながら交互に唄うもので、やろうと思えばいつまでも続けられるんですよ。

にいにいは三線を弾きながら唄ってましたが、さとうきびのおじいは歌詞に合わせ
て踊ってるんです。それがちゃんと「てぃーだ」の時は太陽を、「なさき(情け)」
の時は心をって感じでね、体全体で表現して、そんでとびきりの笑顔で歌って踊っ
てるのを見たらもう、誰でも幸せになるって感じ。これが本当の「かいされー」な
んだって実感しました。
じっさい、「かいされー」が終わったあとには全然関係なかったお客さんがわざ
わざおじいのところに言って良かった~!って言いに行ってた。

昨日はほとんど関係者だけだったんだけど、2組ほど居たお客さんは私達のめちゃ
くちゃなステージも楽しんでくれたようで、本当にいいお客さんでした。(笑)

で、今日はその3人を公演に案内する役を仰せつかりました。
なんでも先生達は早めに集合なので、私がホテルの近くに住んでるわ公演を見に
行くならってことでアテにしていたようです。

ちなみに今日の公演では先生方が普通は女性が踊る「浜千鳥(ちじゅねー)」を
みんなで踊ったりするらしく(昨日ステージで先生が練習がてら踊っていたのは
笑えた)、なんだか楽しみだぞ!
                  

どたばた旅行日記(富山&岐阜)その10

2007年10月27日 09時41分00秒 | 信州・北陸の旅
 朝起きてみると雨だった。まあ、分かってはいたのだが。4泊5日のうち1日だけで
済んでよかった。
 でも、朝市どうする~? せっかくだから行きますか。

        

 まずは宮川朝市のほうに行ってみたけど、やっぱりあまり市は立っていなくって
こんなもんなのかなあ?と思いつつ溜まり煎餅と赤カブのお漬物を購入。
 NHKの英会話講座かなんかのテレビ撮影が行われていたよ。
 I姉さんはホテルで旅番組によく出てくる女優さんを見たとか行ってたし、どうやら
明日から始まる高山のお祭りのためにたくさんテレビが取材に来ているらしい。
 私はそういう人達を見たって全然気が付かないだろうけど。・・・

 I姉さんが陣屋前の市場にも行ってみたいというのでダメもとで行ってみたらこっち
のほうが地元の市っぽくって果物や野菜が多く売られていて楽しかった。

          

 時期的にりんごと洋ナシが売られていて見たこともない洋なしがあったので買って
みた。私が買ったのは洋ナシの割にはシャキッとしてておいしい。

                        

 ホテルに帰って2Fのレストランで朝食をいただく。やっぱり今朝もあまり食欲は
ない。和食にして朴葉みそを食べたかったけど、やっぱりパンで軽めにすませよう。
 ソーセージも手を付けんとこ!
 そのくらいセーブしないと、今夜の夕食にありつけないかもだし!

 で、また高山から富山方面に戻るため、普通列車に乗り込む。
 天気が悪いのでどうしようかと思ったけど、前にテレビで特集を見てから気になっ
ていた「おわら風の盆」で有名な越中八尾に行ってみることに。

 実は列車の乗り継ぎの都合で2時間ほどしかいられないのだが、そう広い町でも
ないようだったので大丈夫だろう。
 でも、駅にコインロッカーがない!マジで?!
 コミュニティバスはもう出発しそうだし、とにかく行くしかないわ・・・。
 駅からコミュニティバスに乗って中心地まで移動したら雨の中重い荷物を持って
おわら資料館に行ってみた。受付の方にお願いして見学している間荷物を預かって
もらうことができたので良かった。

 資料館自体はそう広くはないのだが、最初のシアターで風の盆の雰囲気を味わった
後、風の盆の音楽の移り変わりを実際に聞いたり、展示品をしっかり見てから2Fに
上がるとビデオがあったので何気なく点けてみたら、なんと30分近い長編大作だっ
たのだ。(笑)
 でも、あの物悲しくも心惹かれる音楽と静かでつややかな踊りを見ていると飽きず、
つい最後まで見てしまった。

 で、気が付いたらなんと帰りのバスまであと10分に!2時間あったはずなのに
なんでだろ~?

 でも、バスの時間まで10分ほどあったので、八尾の銘菓「玉天」のお店があった
ので、購入。

    これがふわっふわでもっちもちでほんと不思議な食感です。

 見た目は卵焼きそっくりだし。知らないものってけっこうあるよねえ。

 さらに雨足は強くなり、ぎょえーっと思いつつバス停に行くと、I姉さんがバス停の
時刻表を見て、
 「ねえ、バス、もしかして平日のじゃない?今日祝日だよ。

  ええっ?! 私がバスの中でもらった時刻表を改めてよく見ると、確かにI姉さん
のいうとおりだった。でも、普通の時刻表と違って平日祝日関係なくいっしょくたに
載ってるので分からなかったのだ。どうしよう~!!
  次の列車に乗り遅れると、駅から宿泊場所までのお迎えをお願いしているから
まずい!タクシーを呼ぶしかない!
  ということで、近くのパン屋さんに頼んでタクシーの電話番号を教えてもらい、
なんとか列車に間に合ったのだった。ふえ~、まいったまいった。
  よって今日もお昼はお菓子です。

  で、予定通り氷見に5時前に到着したのだが、お迎えの車が見当たらない。
  あり?ちゃんと頼んでたのに。しばらく待っても来ないので宿泊先に電話して
みたら、民宿が共同で送迎車を手配しているらしく問い合わせてみるとのこと。
  どうやら私達が切符の清算に手間取っている間に、送迎の運転手さんが送迎の
人数も確認せず出発したらしい。結局20分以上待たされた。

  帰ってきた運転手さんは謝りもしないまま。なんなんでしょうね。
  本当に、謝らない人って増えてるなあと実感します。

  でもせっかくの旅行なのでこんな気分のままじゃもったいないから忘れることに
 するよ・・・。
  それに、今回の旅のメインの1つであるラ・セリオールに泊まるんだし。
  夕飯が楽しみだわあ。
    

どたばた旅行日記(富山&岐阜)その9

2007年10月26日 07時49分05秒 | 信州・北陸の旅

 3日目の朝,7時から朝食サービスが始まるので降りていくと,すでにほとんどの
テーブルが埋まっていたがなんとか2席だけ確保出来た。
 ここの朝食もけっこう揃っていて,ごはんやパンが選べるし,クロワッサンやサラダ
にバナナもあったのでI姉さんは食べ過ぎたようだ。
 私は昨日の夕食で食べ過ぎたので,すでに胃が・・・。

 すでにおみやげ物が増えて重くなった荷物を担いで駅まで歩く。
 8時17分発の電車を逃すと高山で散策する時間が少なくなるので絶対に乗り遅れ
るわけにはいかないのだ!
                       

 富山駅に着いたら高山に行く普通列車が出るホームに移動。
 かなり端っこにあるので分かりにくい。
 3日目にもなると,普通列車は随分前から到着していて早く行かないと席に座れな
い可能性があることが分かってきたので,出発まで時間があっても早めに行くことに。
 すると案の定,ほとんど埋まっていた。早めに来て良かった。

 この電車,「猪谷」という駅まで行き,そこで「高山」行きに乗り換えるのだが,猪谷
駅でやたらめったら写真を撮る人達が。I姉さんが不思議そうに見ていたが,私は
ただの観光客だと思っていた。
 が,帰りは明らかに鉄道マニアと分かる人達がパチパチやっていたので,どうやら
そういう方面の駅らしい。

     帰り:(鉄道マニアを撮ってみた)

  JR西日本とJR東海の境界上の駅らしいんだな。
  なんだか本当に鉄道マニアっぽいところばっか行ってる気がする。(笑)

  で,高山駅に10時過ぎに到着。
  実は今夜の宿は決めてなかったので,駅前のJTBで宿を取ってもらった。
  連休と言うことで難しいかなと思ったけど,なんと駅前のワシントンホテルが簡単
に取れてしまった。手数料取られたけど,1泊朝食付き6800円だからまあいいん
じゃないかな。
  さっそく荷物をホテルに預けると,保存地区に向かう。

  途中の商店街で飛騨の物産祭りっぽいものがやっていて,たくさんの屋台が
出ていたのでお腹が空いていたらぜったい買い食いしているところだが,2人とも
まったくお腹が空かず通り過ぎるだけとなってしまった。

  そこから保存地区に入ったら,人,人,人でもう大変!
  I姉さんも唖然としていた。それに店も新しい感じのところばかりで小布施再来?
  まるで最近の京都の三寧坂,二年坂のようだ。
  私は前に一度高山に来たことがあったんだけど,こんなんだったっけ?

  I姉さんはちょっとがっかりしたようだった。

  しかし桜山八幡宮のある方面にさらに進むと,ずっとこちらの町並みのほうが
落ち着いているし老舗らしい和菓子屋さんも増えていい感じ。
  特に高山の童謡にも唄われているらしい「とらや」という和菓子屋さんは店構え
もステキで今回1日に3度も来てしまった。(笑)

    大賑わいの「とらや」。

 どうやら草饅頭が有名で,1つから買えるのでさっそく購入して食べるともちもち
した皮に甘さ控えめのあんこで私好み。よもぎの香りもすごいです。北海道室蘭の
草太郎」の小さい版って感じ。
 でも,私が一番おいしい!と思ったのは栗きんとん。やっぱり秋ですから。

  1つ150円で,他の店よりお買い得♪ 
  栗きんとんってさっぱりしてて,でも濃厚で,本当にうまいなあ!
  お取り寄せのって10個入りとかしかないから今まで食べる機会がなかったの。

  また,I姉さんは抹茶チョコ大福,私は生チョコ大福を買ってみたのだが,これが
またおいしいんだ~。てっきり生クリームとチョコは混ざってると思ったら,2層に
なっててチョコの味も堪能できるし。
  他にもたくさん種類があって決められないくらい。また行きたいなあ。

  結局2人ともお腹が空かないので,とらやの御菓子がお昼ご飯になりました。

  このあと夕飯に向けてお腹を空かせるため,八幡宮からお寺巡りまでしたけど
全然お腹は空かず,むしろ私は気分が悪くって1人ホテルに戻り,途中の薬屋さん
で買った丸薬「反魂胆」を飲んで寝ることに。

     本物は熊の肝が入っているらしい。

  その間I姉さんは陣屋にも入って歴史を堪能してきた模様。

                       

  で,少しマシになったので6時半頃にホテルを出て近くの居酒屋へ。
  I姉さんは高山に来たら「飛騨牛」と決めていたが,私がこんな状態なので串焼き
で我慢してくれた。そのほかいろいろと注文したけど忘れちゃった。
 となりの客がどうやらお祝いだったらしく,あわびにステーキに伊勢エビにとすご
かったことは覚えている。(笑)
 明日はとうとう氷見だし,今夜は無理せず控えめに。


どたばた旅行日記(富山&岐阜)その8

2007年10月24日 17時29分00秒 | 信州・北陸の旅
 富山駅に到着したら、コインロッカーの荷物を出して予約したビジネスホテルへ。
 シングル1泊朝食付きでなんと4500円!

 今日もチェックインしたらゆっくりすることもなく夕ごはんに外へ出る。
 お店は特に決めてなかったので、フロントに聞いてみると周辺の詳細な手作り地図
をくれて、お勧めの店を何軒か挙げてくれた。さすがビジネスホテル、こういうことは
フロントに聞くに限るわぁ。
                         

 希望は富山の海鮮系が食べられるお店だったんだけど、最初の2軒は若者向けっ
て感じで、最後の1軒の雰囲気からカンで決定!(笑)っていうか、地図にわざわざ
この店に対するコメントが入っていたので、いい店なのかなあと思って。

 外見は小料理屋?ってかんじだったが,中に入ってみると大衆居酒屋っぽい感じ
だった。でも,カウンターは既に一杯で,テーブル席も予約席になっていた。
 でも,予約の人はまだ来ないようなので,カウンター席が空くまではテーブル席で
と案内してくれた。ラッキー!

   

  とりあえずビール!と付き出しで乾杯したら,数あるメニューの中から何を頼む
か物色する私たち。
  でも,聞いたこともないような名前のものとかあって,想像すらつかない!

 「”沖の女郎”って何ですか?」「”げんげ”って何ですか?!」と店員さんを質問
攻めにしたら,
 「富山の人じゃないのなら,適当に見つくろって持ってきますよ。
 と言ってくれたのでお任せすることに。

 待っている間,店をよく見てみると,有名人の色紙がたくさん並べてあった。
 どうやら富山にコンサートとか来た有名人がこの店によく来るみたい。
 そのくらい珍しい物を出してるんだろうなあ。

 で,まず出てきたのは「ほたるいかの沖漬け」と「バイ貝の旨煮」。

   うまーい!日本酒欲しい!

  バイ貝は取り出し安いように上のほうの貝殻が剥かれていた。
  そして沖漬けは散らしたゆずの皮の香りもさわやか~。

  さらに「沖の女郎南蛮漬け」

 小魚なんだけど,体が赤いから女郎って付けられてるのかな?
(「ずっこけ富山弁辞典」なるページによると,「釣れたとっきゃ、白地に黄色の小紋
散らしたあかいば着とって、うろこはいだら赤い皮で、赤い襦袢着とるように見える
からかねぇ」とあった。)
 最初から体が赤い訳じゃないんだあ!

 それから店員さんがわざわざ調理前の”げんげ”を持ってきて見せてくれた。

   この半透明のぬら~っとした

 のが”げんげ(幻魚)”だ。なんでも深海魚らしい。
 これまたこちらのページによると名前の由来は「下の下」という悲惨なもの。

 しかしなんで富山で深海魚かというと,富山湾は沿岸から急激に海底が下がって
いるらしいので,湾内で深海魚が取れるようなのだ。(バイ貝も深海のものらしい。)

 で,調理された”げんげのお吸い物”(?) 

 ぷるぷるで食感はどじょうっぽいかな? 

 さらに富山と言えばシロエビだ!

  シロエビの素揚げ。んまい!!

  I姉さんはシロエビ初体験だったらしく,おいしさに感激していた。

  それから大きな「シロガイ」ってのも食べた。殻が白いからだって。

   

         

                  もちろんお刺身も。
  私はあまりたくさん食べないけど,シロエビとかイカは好きなんだ。
  魚の名前はあまり覚えてない。
  イカ,シロエビ,サンマ,メジマグロ,カジキ,タイ,サワラとかだったかなあ?

  追加で天然マイタケの天ぷらも注文して,とにかくお腹一杯いただきました。
  I姉さんは数々の料理をあてに,地酒の「立山」をちびちび。
  さすがにそこそこ払いましたが,富山の味覚を堪能できたぞ。

                        

  さて,このままホテルに帰って寝ちゃってもいいけど,まだ8時だし,お店の
向かいに建って異彩を放っている「観音湯」が気になるので腹ごなし(?)に入る
ことに。

          
         繁華街のビルの中で1軒,目立つ構えの観音湯

  中に入ってみると,昔のままの番台があり,80才以上にはなるおじいちゃんが
ポテンと座っていた。
  脱衣所には古いマッサージ機やサザエさんの行く美容室にあるような頭にかぽっ
と被るドライヤーとか置いてあってめっちゃレトロ。

         

  お風呂上がりにサイダーなぞ飲みながら9時近くまでゆったりと過ごした。
  そのころにはおじいちゃんは番台で舟を漕ぎ漕ぎ・・・。(笑)
  この銭湯,夜11時までやっているらしいのだが,おじいちゃん大丈夫か?!

                       

  ホテルに戻ってテレビを付けたら「フラガール」がやっていたので思わず最後
まで見てしまった。明日も8時にはホテルを出発なのに・・・。

                         
  

どたばた旅行日記(富山&岐阜)その7

2007年10月23日 22時29分28秒 | 信州・北陸の旅
 天狗原からは木道の整備された「アルペンルート」と山小屋の人たちで整備したら
しい「登山道」が地図に載っていたので、どっちがこの季節お勧めなのか山小屋の
お兄さんに聞いてみたんだけど、「どっちもいい!どっちを行っても何か発見がある
よ。」と参考にならない返事が・・・。
 うーん、とりあえず。トイレ行っておこうか。

 さて、アルペンルートのほうは木道で歩きやすく高原のなかを歩く感じで、一方登山
道のほうは上の方から高原を見下ろしながら歩く感じかなぁとバスで登ってきた道と
地図を見合わせて想像し、登山道のほうを行くことに決定!

 しかしこの選択は、少し甘かったかも・・・。
 私は大した道は歩かないだろうと思ってローカットの靴で来たんだけど、登山道が
ただの土の道ならまだしも、岩ゴロゴロで狭~い道だったもんだからもう大変!

    けっこう段差もきつい!

  こんな道がずっと続くのだ。 そして実はけっこう木が生い茂っていてあまり
展望も良くないのだった。 ああ、ミスった~。

  それでも真っ赤に紅葉したチングルマや、たまに見える山容を楽しみながら下っ
ていく。

  チングルマって紅葉するのね。 

   

      向かいの山、天狗原、近くの紅葉した木々の3段パノラマ!
            これは思っていたとおりだった。

   いい感じなんだけど、岩がね~!

  特に弥陀ヶ原前の車道に出る最後の山道は、八甲田山を思い出させる悪路
だった。高低差のある階段が水たまりとぬかるみでめちゃくちゃになっていて、道
の両側にはつかむものもないし・・・。 I姉さん、本当にごめん!
  それでもなんとか弥陀ヶ原まで降りてこれた。・・・ほっ。

  で、帰りの電車を決めてバスを予約する。(室堂以外から乗る場合は事前に
予約しないといけないのだ。)
  予約したバスの時間にはまだ余裕があったので、弥陀ヶ原を散策することに。

       

       草紅葉のすすんだ湿原の中、木道をずんずん歩く。

  前回来た時には途中で雨が降って早々に引き返したけど、今回はゆっくり1周
できた。

    餓鬼の田も健在。

 
  トレッキングを満喫したところで予約していたバスに乗り込み、ケーブル駅まで
行ってびっくり。なんと帰りのケーブルも乗車待ち

  最終電車に接続するバスより早めのバスにしておいて良かった・・・。

  ケーブルは30分ほど待って順番がやってきたので、なんとか予定していた電車
にも乗ることができたのだった。でも、普通電車だったので、山本車掌さんには会う
事はなかった。
  またいつか会えるかなあ。

どたばた旅行日記(富山&岐阜)その6

2007年10月22日 22時25分03秒 | 信州・北陸の旅

 8時発の立山駅直行の特急列車に乗るため、今日も早起きして準備を整えると
1Fにあるダイニングへ。
 朝食は思っていたよりずっと豪華なバイキングだったので、I姉さんも大喜び。
 これで1泊6000円ならやっぱりお得です。

                          

 しっかり朝ごはんを食べ、富山地鉄の駅に行くと8時の列車の改札が始まった。
 逆に本格的な山行きの格好をした人達がトロッコ列車のほうに向かって歩いて
いくのは白馬岳か五竜岳に行くのだろうか?うらやましい・・・。

 ホームに下りると昨日の山本車掌さんがいた。
 「今朝こっちに来るときにはきれいに雄山が見えたから、山歩き日和だよ。

 と教えてくれた。やった~!

 列車の中に入ると子供達が書いた地鉄の絵が飾られていてアットホーム

       

  雲は出てきたものの車窓からは立山がきれ~に見えていて、これはいいぞ~!

              

  今日も山本車掌さんはサービス精神いっぱいで乗っているお客さんにいろいろ
と便宜を図っている。本当に好きなんだなあ。

  その山本さんが私達に自腹を切っておもしろい切符をプレゼントしてくれた。
  それがこちら。

    

  無人駅から切符なしで乗ってきた人のための切符で、もっと単純なのもある
らしいのだが、この切符は全線の駅が乗っていて、運賃や切符の種類は切符に
穴を開ける昔ながらのもの。電車好きの人はわざわざこの切符を購入するらしい。
 この切符の紙も凝っていて、立山と黒部渓谷の絵が書いてあってかわいいのだ。

 さらに立山のトレッキングについてもいろいろとアドバイスをくれて、結局室堂に
行くのはやめて、天狗原までバスであがったらそこから弥陀ヶ原まで下ってくる
ことにして、時間があれば弥陀ヶ原散策か温泉に入ることに決めた。
 山本さん、本当にいろいろとありがとう!!

 みなさん、ぜひ富山地鉄の特急に乗って山本車掌さんとお話してみてね。
 列車の旅が2倍も3倍も楽しくなりますよ。

                       

 で、立山駅にあと少しで到着、というところで山本車掌さんから残念なお知らせ。
 なんと、アルペンルートのケーブルが2時間待ちとのこと。マジで?!

 でも、しょうがないもんね。山本さんにまた会えることを期待して、慌しく列車を
降りると階段を上がって切符売場に駆け込んだ。すると今からだと1時間半待ち
ということ。
 天狗原までの往復切符を買い、いらない荷物をコインロッカーに預けてお茶でも
しようかと駅の外に出てみたら、称名滝行きのバスがちょうど出るところだったので
滝を見に行くのもいいかと一旦乗ってみたのだが、1時間半しかないのでは現地に
10分もいられないことが分かり、泣く泣く諦める。

 適当に駅の近くのダム博物館みたいなところで土石流3D体験とかしたり、駅の
中のみやげ物屋さんでバンダナを買ったりして時間を潰すとけっこうあっという間に
時間が来た。

 ケーブルはギュウギュウ。でも5分程度だからね。
 上の駅に着いたら室堂直行バスと経由バスとに乗客は別れ、私達は経由バスで
天狗原に向かった。高いだけあってけっこう長いこと乗るなあ。

 称名滝が見えるスポットに来たらわざわざバスを止めて見せてくれた。

       

   まだまだ登っていき、とうとう天狗原に到着。降りたのは私達2人だけ。
   よーし、下るぞ~!(笑)