風をあつめて-ぷらり日記-

すっかり山にハマッテマス。でも山ガールではありません。
三線、お遍路、ネパールのこと等も綴ってます。

滑床渓谷沢登り&宇和島B級グルメ旅 その3

2010年09月28日 07時25分59秒 | アウトドア
 思っていたより長居した宇和町を後にして、一路宇和島へ。

 宇和島では名物「鯛めし」を食べることになっていたのだが、私は鯛めしよりも「さつ
ま」と呼ばれる冷や汁のようなもののほうが食べたくなったので、Iさんと1つずつ頼んで
分けることに。

  さつま汁

 味噌を出汁で溶いて魚のほぐした身を入れたものをご飯にかけて食べる。
 Sさん夫は「冷や汁は宮崎のものなのに、なんで鹿児島みたいな名前なんだろ?」
とのこと。確かにそうだけど、まあ隣の県だし似たような食べ物はあったのでは。
鹿児島の漁師さんとかが宇和島に伝えたのかもしれないしね。

 で、こちらが鯛めし。

  生です。

 ご飯と炊いたものではなく、鯛のお刺身を出汁に入れ卵などいれたものをご飯に
のせて食べます。
 
 ちなみに小鉢にはこれも名物らしい「フカの湯引き」が。こちらもなかなかおいしく
お遍路では食べられなかったのでうれしかった。

 早めの夕食を食べ終わったらやっと滑床渓谷キャンプ場へ移動です。

 途中のコンビニでお酒を買い込み、キャンプ場には6時に到着。
 テントをパパッと設営したものの、暑いので宴会は外で。
 現地集合で宇和島在住のKさん夫婦とお友達のUさんの3人も合流し、蚊取り線香
を炊きながら宴会開始です。

  まっくら(笑)

 ヘッドランプとろうそくランタンの灯りしかないので暗いですが、それはそれで楽しい
もんです。

  アテの数々。

 4,5軒のじゃこ天にフカの湯引き、丸寿司だったかおからをアジかなんかで巻いた
ものなど盛りだくさん。日本酒に焼酎、ビールもあるので飲み物にも困りません。

 ただ明日もあるので宴会は10時には終わったかな?(いまいち覚えていない。)
 明日は朝一番から滑床渓谷登りますよ。

プチグルメ

2010年09月23日 15時59分45秒 | 番外(日常つらつら)
今日は友達と映画を見に行く前に街をブーラブラしてたら、belle table という
デリがいつの間にかセイデンの裏に出来てたので入ってしまい、パテとオリーブとで
ワインでつい一杯やってます。(^_^;)

デリでグラスワインが840円もするから高いなあと思ったらミニボトルだった…。
昼から二杯分も飲んで映画を見られるのか?!

ちなみに映画はジュリアロバーツの「食べて祈って恋をして」。ぴったり?(笑)

すでに目がトロンとしてきたよ~。(>_<)

滑床渓谷沢登り&宇和島B級グルメ旅 その2

2010年09月23日 09時15分29秒 | アウトドア

 ねずみ島が思っていたより小さく時間が余ったので、宇和島までの間にある宇和町
で山田屋まんじゅうを買おう!ということに。

 宇和町はお遍路の時に泊まったんだけど、大洲や内子と比べてこじんまりとしてまだ
開発されていない感じだったのだが・・・

  おお?きれい!

 あきらかにきれいになっているではないですか!

 ついでなので少し観光することにして、セット券を購入しまずは宇和民具館へ。

 ここにおもしろい鹿の人形が。

  目つき悪!(笑)

 そしてなぜか一匹、角が鳥居になってるんですけど?!
 あとで聞いたら鳥居の鹿はメスなんだそうで。よく意味が分からないけど。

  憎めない顔だ。

 そして宇和島の「牛鬼」は大迫力!

 このあと隣にある開明学校へ。
 たまたま北岳の帰りに松本の姉妹校である旧開智学校にも行ったのですごい偶然だ。

  開明学校

 旧開智学校よりずっとこじんまりとしていて、より和風な感じ。

 で、さらに宇和米博物館にも行くことにしたのだが、ここでSさんが急に思い出した
ように興奮しだした。米博物館なんて見てもなあと言うかと思ってたのに、実はここに
はすごい名物があるのだ。

 それは・・・これだ!

  日本一長い廊下!

 なんとその長さ109m。一番端に行ったら何してるか全然分かりません。
 元は宇和町小学校だったものを今の場所に移築して博物館にしたそうで。

 Sさんはここでぞうきん掛けが出来ることを思い出したのだ。
 そう、入場者で希望する場合は無料でぞうきん掛け競争が出来るのだ。(笑)

 まずは私が一人やってみることに。
 ぞうきんは出来るだけ絞らずに、そして手全体ではなく指だけで滑らせるようにして
拭くようにしないと、途中で水気が無くなってしまってつっかえて進まなくなるそうな。

 これが大変だのなんの!
 最初は腰を上げてタタターっと走れるんだけど、だんだん指だけで支えるのがしん
どくなってくるわ、太ももが疲れてくるわ、ぞうきんはカスカスになって進まないわで息
が上がり、腰も上がらなくなり、途中で座り込む始末。
 あと10mほどなのに、どうにも進まない。
 そうしてやっとこさ到着。

  記録は2分35秒

 認定証ももらえます。

 で、お次はS夫妻が挑戦。位置について、よーい、ドン!

  

 スタートしてもまったく分かりません!!(笑) しかしSさん夫、早い早い!

 

 奥さんも途中までは良かったんだけど、半分ほど着たところでペースがダウン。
 夫はペースが落ちても腰を落とすことなく最後まで走りきり、なんと1分を切る好タイム
を記録。すげー!

 でも、今までの最高記録は30秒台だったような。恐るべし!
 思わぬところで楽しい経験が出来ました。
 


滑床渓谷沢登り&宇和島B級グルメ旅 その1

2010年09月16日 20時54分38秒 | アウトドア

 更新が進んでなくてすみません。
 週末遊びに行き過ぎて時間がなくって。(笑)
 しかし疲労が溜まったのか湿疹が出てかゆいこと、かゆいこと。
 年を自覚してリラックスする時間も取らないとね。

 で、まずは8月21日の週末に滑床渓谷に沢登りに行ってきたことを。

                       

 Sさん夫婦と昨年の今治B級グルメツアーに引き続き、今年は宇和島の滑床渓谷へ
沢登りに行くことに。

 まずは宇和島に行く前にお遍路の番外寺である出石寺へ。

  大きな大師像

 私も初めてお参りしたのだが、山奥にあるわりに大きなお寺だった。

 そしてご朱印をいただいたら、新居浜ちゃんぽんを食べに新居浜の中心地へ。

 ちゃんぽんのお店はたくさんあったのだが、「ロンドン」へ。

  ちゃんぽん

 私は長崎人だからちゃんぽんにはうるさいぞ。(うそ)
 新居浜ちゃんぽんはあっさり魚介系スープということだったがほんとにそうだった。
 でも具を炒める時にサラダ油か何か使ってるからかけっこう油も浮いてたけど。
 そして野菜がたっぷり。お肉もたっぷり。でも海が近いのになぜか魚介は入ってな
いのがナゾだ。

 おいしくいただいたら、途中で見かけたじゃこ天のお店へ。

  谷本かまぼこ店

 ばら売りはなかったので5枚入りを購入。ここのは噛むと骨がごりごり当たる感じ。
 ちょっと塩気が強いので、お酒のアテにむいてるかも。

 そしてさらに気になる看板のお菓子屋へ。

  唐饅

 宇和島名物の一つ、唐饅(とうまん)。柚子味と黒糖味があって、外はカリっとして
中には薄く柚子味のジャムのようなものと黒糖が入っている。
 黒糖はかなり甘かったけど、日持ちもするし、これは山登りの行動食にいいかも!

 そしてSさんたっての願いで行ったのは「ねずみ島」。(笑)

 干潮の時には歩いて渡れるらしいというそこは・・・

  じゃーん!

 実はこの位置から見てやっと「ねずみかなあ?」と思える程度。どこにも観光地
らしい看板もない、そんなところです・・・。

 尻尾はまだつながっていたので麦藁帽子を被っていざ上陸!
 岩場を越えて島を一周したら20分もかからなかったけど、帰りには・・・

  おっとー!?

 危ない危ない! 無事帰ることが出来ました。よかった。

 新居浜を堪能(?)したもののまだ時間があるので途中にある宇和町へ行ってみる
ことに。山田まんじゅう買うぞ~!

                        

 で、続きはまた1週間後になります。
 なぜなら屋久島に行くので。あこがれの宮之浦岳縦走。
 天気もいいといいな。

 ではでは。
 


北岳・間ノ岳 夏山トレッキング その7

2010年09月08日 22時26分55秒 | ハイキング・登山
 北岳から肩の小屋までは細い道をどんどん降りていく。

 喉が渇いたので何か炭酸が飲みたくて久しぶりに三ツ矢サイダーなんて飲んでしまった。
 炭酸キッツー。やっぱ微炭酸くらいがいいな。

 

 肩の小屋に北岳グッズがないか探していたら、サブザックになるスタッフバックが
あったので2000円で購入。9月に屋久島に行くのでその時に使おうっと。

 そしてここにはおもしろいものが。

  肩の小屋バットレス。(笑) 一応やってみた。

   ヨッ!

 あと、ここの花壇に一輪だけまだキタダケソウが残っているとのことだったのだが
なんと昨日の雨で終わってしまった模様。がっくり。

 さあ、一息ついたら降りますか。

 肩の小屋から少し降りたら小太郎尾根の分岐に来るので右に下っていくとしばらく
して草すべりと二股の分岐に来る。時間もないので二股のほうに降りることに。

 みんなの山行記録を読むと右股コースのほうが楽だとか書いているが、どっこい
長いこと長いこと!

 

 そして標高が低いからか背の高いマルバダケブキとカンバ林の中を行くのでムッと
暑いし虫も多い。 八本歯のコルのほうでよかったかも、と思ったりも。
 上がってくる人もしんどそうだ。途中で「あとどれくらいですか?」と聞かれたが、
聞かないほうがいいんじゃ・・・とちょっと同情。

 下りももちろん終わらない。後半は岩がゴロゴロして歩きにくいし、最悪。
 足がガクガクしてきた。早く二股に着いて~!

  やっと到着。

 は~、マジで疲れた・・・。  ここで大休憩。
 だいぶ遅れを取ったかと思ったけど、一応コースタイムでは下れた模様。
 このぶんなら4時のバスには間に合いそうだ。

 でもここからまだ1時間半。がんばれ、私!

 ここからは知っている道なので、あとどのくらいか大体分かるのでやっぱりこっちに
して良かった。じゃないと萎えてたかも。

 足がガクガクなので途中で滑って転んだりもしたが、なんとか広河原に15:40に
到着。着いた~! 朝6時から3時半までよーがんばったわ。

 トイレを済ませ、ロッジでアイスを買ったら4時10分発のバスを待つ。至福の時。

  キンッキン!

 甲府行きのバスへは甲斐駒方面からの登山バスが到着したらドッと乗り込んできた
ので、それより早くバス停に着かないとヘタしたら立って帰ることになるかも。

 バスには添乗員さんも乗っていて、道々いろんな話をしてくれてためになりました。

  八が岳

 ニセ八が岳も教えてもらいましたが、本当に似てるんだなあ。それにしても片方に
富士山、片方に八が岳が見える甲府って贅沢な場所ですね。っていうか、家から普
通に富士山が見えるってすごいな。

                      

 駅に着いたら今夜の宿を確保するため観光案内所に行ったのだが、なんと今日は
ソフトボールの大会かなんかがあるためどこも満室状態で泊まれないかも!と言わ
れ焦る私たち。

 それでもなんとかホテルを探してくれ(それも格安)、なんとか寝られることに。
 よかった~!

 ホテルに荷物を預けたら、歩いて20分ほどのところにある銭湯へ。
 そこは太宰治も通ったというレトロな銭湯でなかなかよろしかったです。

 さっぱりしたら、今度はバスの運転手さんに教えてもらった焼き鳥屋へ。

  もちろん生中で!

 お疲れ~! 

 料理は適当に頼んだのだが、さすが甲府、ワインもちゃんとありました。

  ジャーン

  ひね鳥5本

 「ひな鳥」と「ひね鳥」でどっちも5本セットなのがナゾだったのだが、来て分かった。
 これが甲府流なんだろうか? 1本で皮、ネギマ、モモと3種類食べられるのだ。
 こんなお買い得な焼き鳥見たことないわ。だから5本セットなんだ。これなら別に皮
頼まなくてよかったな。

  釜飯もいただき。

 安くておいしい焼き鳥屋さんでした。

 帰りには酔い冷ましにコンビニでアイスを買い、武田信玄公と記念撮影。

   いや~、よーがんばったわ。

 今夜は1人ベッドでぐっすり快眠です。

 次の日は電車で松本まで移動して、旧開智学校などを観光して帰りました。
 旧開智学校は見ごたえがあってお勧め!

 天気も良かったし、最高の山行になりました。

北岳・間ノ岳 夏山トレッキング その6

2010年09月02日 20時49分54秒 | ハイキング・登山

 2日目朝4時00分起床。窓の外には暗闇の中に月明かりで照らされた富士山が雲海
にぽっかり浮かんでいる。

 わ~!本当に富士山だけが雲の上だ。

 急いで着替えると、カメラを持ってテン場へ。Kさんはすでに起きていてテントもすっかり
片付けていた。はやっ!

  

 テン場で夜明けを待つ。朝日はだいぶ左側から上がるようなので富士山と御来光
というのは撮れなさそうだ。でも、グラデーションがとってもきれい。

 夜明け前の一番寒い時間にKさんと話しながらいつまでも富士山を見ては写真を
撮る。

 少しずつ空が白んでいき、富士山もはっきり見えてくる。

 

 そうして夜が明けた。

 

 やっぱり北岳は最高の富士見場所ですな。今度はテントで来たいなあ。

 で、朝の富士山を堪能したら朝ごはんを食べに小屋に戻る。

 朝ごはんはかなりのボリューム!右上のとろろはみんなで分ける。

 

 朝ごはんをしっかり食べて、さっそく間ノ岳に向かってLet’s Go!

  6時出発

 荷物は夜光虫さんはサブバッグ、私は持ってこなかったのでエコバッグを肩掛けに
して行ったのだが、やっぱり邪魔なのでリュックにしないとダメだわ。

 

 中白根山に向かって登っていくと、右手には中央アルプスが見える。

 

 真ん中に見えるのが宝剣岳。去年行ったなあ。でもかなり小さくしか見えないので、
通りがかりのおじさんが貸してくれた双眼鏡はよく見えてよかったな。

 中白根山まではすぐだけど、けっこうな登り。

  

 中白根山を越えて快調に飛ばしていき、7時30分に間ノ岳到着。

 

 北岳山荘より間ノ岳の方がより富士山が近く見える。さすが!
 かなりの登山客が「日本で一番高い富士山と二番目に高い北岳」という図を写真に
撮りたいらしく、間ノ岳から富士山を見ることより北岳山頂に行く方を選んでいるよう
だったけど、私は間ノ岳から見る大きな富士山が見たかったのでうれしかった。

   
 
                これぞ日本一の山!

 夜光虫さんと一緒にあらゆるアムリットポーズで写真を撮ると北岳山荘へ。
 山荘には9時に到着。荷物をまとめて9時半に山荘を出発。

 

 北岳山頂はまだガスっていないが、富士山はこのとおり。

  ああっ!

 これは、山頂に着くころには見えなくなってそう。しょうがないけど。

 山荘から山頂まで1時間、これがけっこうきつい。道も一部狭いところがあったり、
鎖やはしごもあったりするが、慎重にいけば大丈夫。ただ、ストックは正直邪魔なと
ころもあり。

 きつい登りを炎天下の中進み、北岳山頂に10時30分に到着。

  ぎりぎりセーフ!

 なんとか富士山山頂も見えてたぞ。

 また、鳳凰三山のオベリスクもくっきり見えて、あそこにも登ってみたいなあ。

  

 自然が作ったものとは思えない形だわ。

 は~、それにしてもやっと北岳山頂。ここからはひたすらの下りが・・・。
 がんばるしかないな!