慶應義塾高校野球部をひっそり応援しながら冷静にブツブツつぶやくブログ

慶應義塾高校&東京・神奈川を中心とした高校野球、東京六大学の観戦記・応援ブログです。 By G&G

29/4/16 慶應義塾Vs.法政二

2017-04-16 21:31:38 | 2017春~秋
慶應義塾10-7法政二(9回サヨナラ)

相手は法政二か・・・法政だったら神宮でナイターでもやろうよ・・・・
東横線2つしか離れていないんだから、相模原なんて遠くに行かず、真ん中の元住吉あたりに球場作ろうよ~

法政応援団はオレンジ一色ということもあり、神宮のような応援合戦を期待したが、最初のエールのとき、いきなり「 フレーフレーホーセー」ではなく、「 フレーフレーケイオー」とやってきたのは拍子抜け。その後も普通の高校の応援。

塾高先発は森田。序盤、ネット裏に移動して見ていたが、なんかイマイチ。自身の悪送球も重なり2点の先制を許す。とはいえ、相手エースの長谷川も打てない投手ではなさそう。

3回に森田のデッドボールを皮切りに1点。森田2つ目のデッドボールもあった4回には4点を取って逆転。もう少し痛がって臨時代走出してもらうような演技しろよ~とか突っ込んでみたが、若者はちょっとやそっとじゃ痛がらない。隣で「あと7点取って5回で終わらそう」などとノー天気な発言をしているおじさんもいたが、ネット裏で森田の投球を見ていた筆者は一抹の不安を感じていた。
案の定6回に2失点。7回は先頭打者0-2から無駄な遊び玉を使用した挙句3-2から死球。これがきっかけとなり同点にされ、なおも3人のランナーを残し降板。森田の投球は今日偶々悪いというのではなさそうな内容だった。
代わった生井はヒットと死球で2点を失うもなんとか2点のビハインドで次に繋げる。押し出しの死球の後に、内角ズバっと見逃し三振はカッコよかった。
7回裏、無死1,3塁のチャンスを作るも、浅いレフトフライで本塁突入タッチアウトもあり無得点。8回裏もランナー2人出すも無得点。相手もアップアップなんだから、カウント3-1からもう1球待てよ~などという想いは通じず捕邪飛。
「ん~、まさかノーシード爆弾が塾高になるとはねぇ~、もっともエースがこれじゃぁ、爆弾にもならんか」自嘲気味に9回裏。
頼みの正木がサードゴロであと2人。森野ライトオーバーの本塁打で1点差。2時には新宿に行かなくてはいけないため、延長になったらどうしようと心配するべきところだが、どうせ追いつけないだろうとほとんど思っていた。続く奥村がセンター前ヒット。代走出るもあえなく牽制死でツーアウト。ここでさすがに諦め、すぐに席を立てる準備を始めたところ続く新見がサードゴロ。
「終わった~」。法政レフトも喜んでこちらに走ってこようとしたが、サードからファーストへの投球はショートバウンド。ファーストお手玉して一塁セーフ。首の皮一枚つがなったものの、続く寺山は簡単にライトへフラフラと打ち上げる。
今度こそ「終わった~」。しかしながら法政ライトが必死にこちらに向かって走ってくる。ダイビングキャッチを試みるもグラブをかすめ、風で流されたボールはコロコロ転がっている光景が目の前に映る。ツーアウトのため一塁ランナーは長躯ホームイン。「やった~」というより、こんなことが起こっていいのか?と隣と顔を見合わせる。
そしてこうなったらサヨナラのチャンス。9回から代わった渡邊に代打長谷川。ブルペンを見ると背番号20が投球練習はしているものの、延長になったら大丈夫か?
長谷川ライト前。3塁コーチャー冷静に本塁突入を自重。次打者宮尾の何球目だったろうか、早いカウントから快音を残す。打った瞬間は見逃したのだが、歓声とともにライトがバックしていく光景。ボールはライトの芝生席へ。
まぁこれだけだったら、あっても不思議じゃないゲームだが、サヨナラ本塁打の宮尾は法政二中出身。漫画のような展開とはいえ、筆者が漫画家だったとしても、こんなクサいストーリー、よう書けん。明日の神奈川新聞は「旧友対決を制す」みたいなネタが紙面の一角を占めるかも。
風がなかったら寺山の2塁打はなかったとはいえ、無風だったら6回の矢澤のレフトフライはホームランだったろうし、まぁ風も含めてこちらがラッキーだったということなんだろう。
筆者が言うのもおこがましいが、法政二としては大金星を挙げる直前のプレッシャーが半端なかったに違いない。

3年前の春、法政二との試合の自分の観戦記を読み返してみたが、そのときの試合も1-0でサヨナラ勝ち。柳町のサヨナラヒットとなっている。これからも法政二との試合はこんなような試合になるのかなぁ。
これまでの塾高のベストゲームとは言えないが、記憶に残るだろう試合だったことは間違いない。


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