慶應義塾高校野球部をひっそり応援しながら冷静にブツブツつぶやくブログ

慶應義塾高校&東京・神奈川を中心とした高校野球、東京六大学の観戦記・応援ブログです。 By G&G

22/7/26 慶應義塾Vs.東海大相模

2010-07-31 23:49:08 | 2010年選手権大会
あぁ~あ、終わっちゃったぁ。
「ブログ書くぞ!」っていうモチベーションが低くなったことも確かなのだが、ハマスタから急遽事務所に戻ったことがかえって墓穴を掘った形となってしまい、翌日から急に忙しくなり、ブログを書くどころか神奈川準決勝・決勝の試合結果を知ったのもその日が終わろうとしてから。もし、塾高が準決勝以降に進んだ場合、果たして仕事放っておいて横浜まで応援に行けたかどうか大いに疑問。今日も土曜日だというのに一応仕事。

さきほど決勝戦のビデオをさらっと見た。相模強かったなぁ。今年の神奈川は史上まれにみる大混戦ってい言われていたけど、結局は両横綱の決勝か・・・。
あまり振り返りたくはないけど、明日はよく映っていない塾高と相模戦のビデオを見るつもり。勝敗の分かれ目は3回だったかな。1回のゲッツーはともかく、3回は何とも残念。1塁ランナーも走っていたので、谷田が打った瞬間「よーし2点!」と思ったら超ファインプレー。余裕があるときや第三者的に観戦していれば惜しみない拍手を贈る場面だったが、「やられた~」っていうだけ。参りました。

リーチ一発ツモ裏ドラ3のチームがどこまでやるか期待してたんだけどなぁ。華麗なメンタンピン狙いは不発。ん~、残念。

ただ、応援指導部には少し言いたい。この試合も試合経過見ながらちゃんと応援してるのか?っていう場面が多かった。ファールなのにアウトと勘違いしてしまったり。例えこちらの選手でもケガの治療中は静かにしてろよな~。高校野球の応援ではそれが暗黙の礼儀のはず。まぁ最終回だし気持ちは分かるけどね。太鼓も走りすぎだし。


さて、今年は甲子園までカミさんと一緒に甲子園に行こうと思っているが、正直言っちゃうと2006年と比べてテンションは低い。
あのときは筆者も夏の甲子園デビューだったし、息子も卒業したばかりということで、吹奏楽コンクールと重なった大阪桐蔭戦なんかは応援に借り出されたりしていた。
今回はもし優勝したとしても初体験ではないことに加え、06年以上のドラマがあるという場面はなかなか想像できない。

06年はいろいろな要素が重なったよなぁ。
まずは都大会初戦で早実が都昭和に負けそうになった試合。そして、筆者が2番目に印象に残っている都大会決勝での日大三との死闘(一番は08年塾高と相模)。
甲子園行っても籤運悪いからせいぜい1回勝って帰京かと思っていたところが、最後は壮絶な投手戦での決勝再試合。「88年間待ちました」っていう初優勝のドラマのほかにも、
・いきなり横浜対大阪桐蔭の激突、中田翔の驚愕ホームラン
・斎藤がその中田に完全勝利
・関西ダースの悲運
・青森山田Vs.駒大苫小牧:奇跡の逆転劇
・智弁和歌山Vs.帝京の9回表裏の攻防
・吼える代打屋今吉
などなど、今も脳裏に刻まれているシーンがいっぱい。結局甲子園3往復して8日間も観戦してしまった。
あんな興奮の連続で頂上行っちゃった場面を見たら、実際にプレイしている選手・関係者はともかく、遠い関係者の立場で応援している人間にとっては、燃え尽きてしまった部分は正直ある。
銀傘の下でまったり見るか、アルプスに行くか今のところ迷っているものの、アルプスに行けばそれなりに盛り上がるんだろう。



さて、塾高はまた秋。相模の一二三は卒業だけど、塾高の123(三宮、小関、谷田)はあと1年。大宮で2回勝とう。
その前に、9月18,19日はみんなで雨乞いだぁ。


10日ぶりくらいにM’s Talkを覗いてみる。毎日毎日マメだなぁ。すごいわぁ。シーズン真っ最中というのに自分のブログ一週間も開けないような奴に爪の垢を煎じて飲ませてあげたいくらい。
けど、個人的に一番喰いついたところはランチャーズだったりして。

22/7/24 西湘Vs.慶應義塾、早大学院Vs.早稲田実業

2010-07-25 01:45:19 | 2010年選手権大会
神宮球場に後ろ髪をひかれながら平塚へ。

平塚第一試合
慶應義塾4-0西湘
対戦校の西湘って、先日鶴見工業との試合を半分観戦しただけだなと思っていたが、塾高と春にやっていたことを知らされる。
筆者も一緒に見ていたという証言があったが、記憶になかったので帰ってからブログを読み返し「あ~、あの試合ね」。
内野がボロボロやっているのを見て、西湘の父兄の方が「慶應さんでもこんなことってあるんだね」と不思議がっていた試合。そのときはデフォルトだったけど、最近はハラハラする場面も大分減ってきた。

スコアブックに打順を書いていて「ん?」いつもと違うじゃん。今日は6番打者としてスタメンに名を連ねていたものの、川和戦は橘がスタメンを外れていたとのこと。速報にかじりついていた割には全く意識していなかった。
今後のローテーションということも踏まえ、今日は誰の先発か非常に興味深いところがあったが、明の先発。1、2球目がボールとなって少し心配したものの、5回までパーフェクトで抑え、後を佐藤優に任せる。チェンジアップが絶妙だったねぇ。あと、応援の太鼓のチェンジアップも絶妙だったなぁ。

まぁ、今日も過去3試合と同様の展開。結局2人ランナーを出したものの、牽制やゲッツーで打者27人で終了。
打線はまぁ来週から当たってくれるでしょう(さすがに心配になってきた)。初回に初球打ちでヒット、次の投球でスチールと、積極的な攻撃があって、爆発期待したんだけど。


神宮第二試合
早実7-3早大学院
さて、気になるのが他球場の試合経過。10時から始まった神宮の第一試合が延長15回くらいになって試合が延びれば駆け付けられるかななんて絵空事を描いていたら、そのまさかが現実味を帯びてくる。
9回2アウトになったところで、エール交換を失礼してそそくさと球場を後に。タクシーに飛び乗り、家でテレビ観戦しているカミさんに逐一経過を伝えてもらいながら神宮に到着。
外苑前から神宮球場に歩いている途中でようやく第一試合がゲームセット。
結局奇跡的に最初から観戦できることに。日鶴、三高の選手たちに感謝(ビデオで見たけど、すごい試合だったねぇ)。

三色のタオルとKの帽子姿、平塚と同じ姿で観戦。この対戦だったらこの格好でもどっちからにも恨まれないだろう。「ガンバレガンバレ早稲田」って言ってりゃいいんだから。

さて、この試合、冥土の土産に持って行けそうな楽しい試合。第一試合の延長14回に比べれば試合内容だけから言えば、ゆる~い試合なんだろうけど、全く違った意味で今までに見たことない光景が繰り広げられる。
なにしろ目に付いたのが学院応援団のはしゃぎっぷり。とにかく異様なハイテンション。8回2アウトから三振を取ったときなんかまるで優勝したかのような盛り上がりだった。
塾高や早実の応援って宗教かな?って自覚しているが、今日ばかりは早実の応援って大人の上品な応援だったんだ・・・と切に感じる。
「本家はこっち」っていうボードには大爆笑。本家だったらルパンとか紅とかやるなよ~とか、校歌やエールのときは脱帽しろよ~、とかイニングの頭で校歌使いすぎじゃないか?などなど突っ込みどころは満載だったが、一足早い学園祭の季節が到来。いかにも青春してるなっていう感じ。「チアガールなんていらない」っていうガマン汁タラタラの強がりも笑った。
球場全体もどちらかというと学院寄り。これだけの大観衆の中、早実がアウェイになる場面を初めて見たかも。
和泉監督が「やりにくい相手」って言っていたけど、この部分でやりにくいって言っていたのだろうか。
ただ、球場にいたほとんどの人が感じていたとは思うが、力の差は歴然としていた。それだけに早実応援席も相手のファインプレーに惜しみない拍手を贈るなど、余裕があったねぇ。さすがに胃が痛くなる場面はなかったと思う。

試合終了後、学院が始めた紺碧の空に早実も乗っかり、ネット裏を含め神宮球場全体で大合唱。この場面はじ~んと来るものが。
いいもの見せてもらった。

日鶴かなり強そうだけど、月曜日頑張れ。余裕があれば横浜から応援してるから。一足先に待っててくれ。


ふと今更気付いたのだが、早実1番打者の重信。早稲田の学生が「シゲノブー」って叫べるのはこんなとき以外にはないだろう。

本日の結果から

2010-07-22 23:59:38 | 2010年選手権大会
今夏の東京は筑筑戦から始まって、明明、日日(これはよくあるけど)戦と兄弟対決がやたら多い。
密かに地元海城を応援していたが最後力尽きてしまった。残念。

それにしても帝京にはビックリ。ちょうど筆者が朝日新聞速報を開いたとき14-1。「アサヒ、しっかりしろよ~」と最初速報サイトの間違いだと勘違いさせてしまうほどの点差。そりゃ、国士舘相手だから負けることだってあるだろうが、帝京投手陣がこれほどまで点を取られるとは・・・。2006年にチワカと壮絶な試合をやったとき以来かな。
プロ同士の試合だって大差がつくことはあるけど、ひとつ歯車が狂っちゃうとどうしようもならないんだろう。

さて、今日は塾高の4回戦、そして西東京の準々決勝。西東京は早大学院のところが菅生か久我山あたりだったら鉄板私学ベスト8という組合せ。

来週3日ほど休まなくてはいけなくなるかもしれないので、さすがに今日は仕事。といっても今日は「いるのが仕事」って割り切って速報にかじりつき、詳細は家に帰ってゆっくりビデオを見ることとする。夜ビデオで見たが野球中継で女性アナの実況ってなぜか違和感あるなぁ。野球はよく知ってるんだけど・・・


まずは11:30から早実の試合。取り敢えずワンセグを用意したが、MXテレビの電波がほとんど入らず20秒ごとに静止画像が映るだけ。結局途中からほとんど止まってしまい、最後は速報頼み。それにしても(・∀・)ノィョ-ゥさんの異常なほどの速報の速さには恐れ入る。ワンセグで見るより速報の方が早く結果が分かるって・・・
早実も創価とは相性悪かったけど、最後はまさかの大差。実践学園戦で九死に一生を得た途端に爆発。1年生の八木って初めて見たが今日のデキはイマイチだったのかな。早実に入ったいきさつとして「斎藤佑樹に憧れて入学した」っていう紹介をされていたが・・・
結局西東京はベスト4に3強が順当に残ったというところか。

そして早実が試合を決める大量点を入れている頃、塾高の試合開始。
一昨日の試合なんか実際に観戦していると、不安はほとんどなかったが、速報を見ている人たちはあまり点差がつかないのでドキドキしていたとのこと。確かに勝つにしろ負けるにしろ、現地応援の方がずっと精神的には楽。
1回表裏の速報の内容から大丈夫だろうとは感じてはいたものの、攻撃のときの速報が遅いときに「よーし」と思っても結局無得点だったりするのはまだいいとしても、守備のときの速報が遅いと心配で仕方がない。
今日も実際に観戦していると、それほど心配な試合ではなかったとのことだが、やっぱり現地で見なくちゃなぁ。一応仕事があるんで仕方がない。

3連続完封か・・・。練習試合など見てると打撃のチームっていうイメージだったんだが、意外っちゃぁ意外。まぁ、全国大会で完封したピッチャー2人がまだ登場していないわけだから、それだけ層が厚い守りのチームっていうことで納得。
ここまできたら確率1/16・・・

そして神宮第三試合ではなんと早大学院が準決勝へ。ビデオで見たが、1-0っていうスコアから耐えて耐えてワンチャンスをものにして勝ったのかなと思っていたところ中盤から全体的に押し気味に試合を進めていた。特にエース千葉が絶妙絶妙。緩急自在コントロール抜群で多分無四球。強打のチームがやられるパターン。
ただ、東亜も2回の攻撃でツーベース性の当たりがベースに当たらず抜けていたらかなり流れが変わったかもしれない。
今春学院の試合を実際に見た限り、勝利の「都の西北」が神宮にて聞けるとは思わなかった(関係者は当然と思っているかもしれないが)。
今年は塾高と早実の試合がほとんどダブるんで残念ながら観戦できないが、ついに早早戦が実現。コンバットと大進撃が切れ目無く鳴り響くっていうのを見てみたいけど、学院はルパンとかもやっちゃうんだよなぁ。それと学院の大進撃とコンバットってテンポやたら速くないか?

結局準決勝は日大対決と早稲田対決。左側の日大対決は鉄板に近いけど、右側の早稲田対決は正直ビックリ。組合せが決まったとき、準決勝で早早戦だと息子と冗談っぽく話していたが現実になるとはねぇ。

明後日は平塚でしっかり応援します。

さりげなく内輪ネタをひとつだけ入れた今日のブログでした。

22/7/19 慶應義塾Vs.上溝、川和Vs.藤嶺藤沢

2010-07-19 23:11:08 | 2010年選手権大会
まずは昨日の話。

昨日は特にすることもなかったので神宮にでも行こうかなとも思ったが、結局家でTVK、テレ玉、千葉テレビにて砂嵐交じりのストレスを感じながらの観戦。アナログ放送がなくなったらどれも全く映らなくなるんだが。
相模の試合をやっていたけど、あのザーザーしている画面じゃよくわからん。一二三のサイドも初めて見たが、打てそうでもあるし、打てなさそうでもあるし・・・。
横浜も創学館も危なかったんだねぇ。正直反対ブロックだから特別な肩入れはしないが、去年の隼人も序盤はこんな勝ち方だったよなぁ。今の段階で大勝したからとか、辛勝だからとかってあまり関係なさそう。

それにしても沖縄の糸満は残念。もし塾高が甲子園に行けなくても、糸満のターザン軍団見に甲子園行こうと思っていたのに・・・(あの指笛を我慢しなくちゃいけないという問題はあるが)

第一試合
慶應義塾3―0上溝
やっぱり平塚遠いわぁ。バス乗り場でバタバタしたこともあり、2時間以上かかって到着。
平塚は今春以来。今日の強烈な向かい風じゃぁ、そう簡単にスタンドまでは飛んでいかないだろう。例え飛んでいっても、しっかり見届けないと。

さて、2試合戦って相手に2塁を踏ませていないし、守備も鉄壁。
らしくないといえばらしくないし、11安打で3点っていうところなどは、らしいっちゃぁ、らしいし。

上溝のピッチャー、すごい勇気だった。あの80キロ台のカーブ、塾高には打てんわぁ。名付けて魔球「始球式ボール1号」。年齢を重ねればともかく、若者にあれを「待て」っていうのは酷かも。ストレートはMAX120キロ台半ばくらいじゃないかと思うが、どれだけ早く見えるんだろう。タイミング外されるわ、差し込まれるわ。あれだけうまく投げ分けられるってすごい。塾高が誇る4番打者もキリキリ舞いだった。普段ああいうボールを打つ練習してないだろうな。なんか皆無理に右狙いしていたみたいなイメージだった。

それよりも1年生の齋藤にはびっくり。練習試合で見たことはあるが、短いイニングだったし、こんなにいいピッチャーだとは思わなかった。公式戦デビューが2塁踏ませず2安打1四球の完封って、またたいした1年生が現れたもんだ。いい当たりの被安打は1本もなかったし、なにしろストライクがいつでも取れるので安心。ハラハラ感では守備も含めて一昨年の秋に神宮大会で優勝した時の方がずっと上。
今日もきっちり送りバント決め、前の試合に続きノーエラー。点差の割には安心して見ていられたというのが正直な感想。
先日の日大三が2安打2-0という勝ち方をしたが、関係者も歯がゆいと思いながらもそれほどの不安感なしに見ていたのかもしれない。

点数入らなかったことより歯がゆかったのはやっぱり援部の段取り。一昨日より進歩の跡はあったものの、最後は・・・。今日は先輩がいっぱい来てたから緊張しちゃったわけじゃないだろうけど。


第二試合
川和6-2藤嶺藤沢
この試合の勝者が次の試合で塾高と当たるため、仲間5人でしっかり観戦。
日陰の席5人分は確保できなかったため、もうすぐ日陰になるだろうという席で観戦。ところが太陽は我々の思惑とは違う方向に進む。太陽は東から西に軌道を描くことは大人の常識として知っていたのだが、如何せん方向音痴な4人だった。結局後から観戦にきた塾高生の場所がちゃっかり日向から日陰となる。まぁ、せいぜいゆっくり休んでくれ。
慶大からヤクルトに行った加藤が川和出身のため、次の試合のことは別にしてやはり川和を応援。
ふとチアの後ろ姿を見ると、プロ野球選手のようにチアユニホームに背番号と愛称らしき名前が縫ってある。これは初めてかも。

1回裏川和の攻撃。いきなりセンター前ヒットと思ったら、藤嶺藤沢センターがランニングキャッチ。最初はバッテリーしか注目していなかったため、次打者のとき守備位置を確認したら「何だこの守備位置は?」
外野は極端な前進守備。しかも右バッターのときはライト側に、左打者のときはレフト側に全体的にずらっとシフト。右打者のサードゴロを3塁手がトンネルでもしたら、バッターランナーまで帰ってきそうな守備位置。当然スカウティングやってのことだろうけど、そこまで極端でいいの?
エースが投げているときだけかと思ったら、2番手ピッチャーのときも同様の守備位置。結果は裏目に出たことよりも、ポテンヒットを防いだことの方が多かったということから、なかなか上手い守備位置と言えるのだが、2回に藤嶺藤沢ピッチャーがバンド処理を2度過ったことで流れが完全に川和に向かい、川和の完勝。

次の木曜だけは相模原に行けないが、タイプとしては背番号1の武藤より本日先発した10番小山の方がイヤかなぁ。

22/7/17 鶴見工業Vs.西湘、慶應義塾Vs.金沢

2010-07-18 12:55:52 | 2010年選手権大会
本文前に昨日までの結果から。
東京は久我山―堀越、桜美林―菅生といった強豪校同士の戦いが序盤からあり、今春のベスト8と昨秋の準優勝校2校が姿を消してしまった。昨夏ベスト4、日野対小平っていう都立同士も壮絶な投手戦だったようだ。
八王子の敗戦もびっくりしたが、もっとびっくりしたのが日大三と対戦した都狛江。まさかあの日大三打線を2安打に抑えるピッチャーがいるとは・・・。都立狛江を調べてみたら、昨夏はベスト8まで行ったものの、秋はブロック1回戦コールド負け、春は本戦一回戦コールド負けという成績だったから、正直なところあまり印象はなかった。横綱相手に大善戦だけど結果は残念。

よく「打線は水物」というが、本当にそうなのか?
先日の大学選手権の菅野のピッチングを見て、投手の方が水物なんじゃないか?って感じている。ダルビッシュだって打たれることもあるわけだから、結局その日その日のピッチャーのデキが一番勝敗の明暗を分けるんだろう。
日大三だって油断してたわけじゃないだろうし、実際にはしっかり勝っているわけだから全然問題はないのだが、トーナメント戦なんて、そこそこのピッチャーに一世一代のピッチングをされたらそこで終了っていう感じがしてならない。
ということは、結局最後優勝するのは一番運がいいチーム?

第一試合
西湘5-2鶴見工業
12時には球場入りするつもりであったものの、昨日外回りをしていて熱中症になりそうだったため、第一試合を丸々見るのは少しひよる。結果軟弱にも14時少し前から観戦。
何しろ相模原球場デビューのため、どうやって行こうかと散々迷った挙句、淵野辺経由で到着。

遠いというこさえ除けばいい球場じゃん。
スコアボードを見ると、ちょっと普通の球場とは違う造り。普通は選手の打順に別途丸なり四角のランプが点くか中抜きになるが、ここの電光掲示板は選手の名前と守備位置が赤く点灯。

球場内に入ると何かが異様な雰囲気。負けたら今日の試合が最後となる鶴見工業が劣勢ということもあるのか、西湘応援席を除いては鶴見工業の完全ホーム状態。
歴史ある鶴見工業の最後になるかもしれないというファンが多く詰めかけていた。筆者も9回から鶴見工応援席に移動。学ラン姿で何か悲壮感漂う応援。筆者は全く縁もゆかりもないが、ちょっとでも関わりがあったら目頭が熱くなっていたに違いない。
試合終了後、選手同士の挨拶が終わり、鶴見工業の選手たちが観客席へ挨拶に向かってこないので「あれ?」と思ってホームベース上を見たら、西湘選手がバックスクリーンを向いて整列。おぉ、そうだった。神奈川は甲子園と同じスタイルで校歌斉唱するんだった。去年の夏が短かったから忘れちゃったよ。

第二試合
慶應義塾8-0金沢(7回コールド)
試合開始前、相手校の情報は全く持っていなかったが、金沢は昨秋、今春と上位進出強豪校に延長で惜敗しているというガセネタを掴まされてしまっていたため、やや不安になる。ましてや速報によると早実は9回までリードされていたし、明大中野は明大明治にコールド負けという展開だったようだし。何が起こるか分からないのが高校野球。

メガホン代500円を握りしめて着席。(1年間は根に持って言い続ける)
風が強く、グラウンドにいる選手たちは大変だろうが、観客としては少し楽。

今年の吹奏楽コンクールは神奈川大会の決勝の日とのことで、吹奏楽部メンバーがこれだけそろうのも県大会では最後らしい。女子高は試験が終わったらしくチアもかなりの人数で応援。

前の試合の試合開始が遅れたこともあり、試合終了が4:49。ちょうど塾歌を歌おうとしたときに、どこからか5:00を知らせるチャイムが鳴る。ドリフのようなオチに大笑い。ただ、チャイムが鳴り終わってもなかなか塾歌を歌おうとしない。まさかテープが流れると思っていたのか~?
先日明治明治の応援部のドキュメントをやっていたが、ウチの応援指導部ももう少し段取りうまくやろうや~。
金沢の応援、女の子の揃った声で「フレーフレー」って、可愛かった・・・

あれ?試合内容全く書いてない・・・

22/7/10 東農大三Vs.春日部、越谷総合技術Vs.松山、寄居城北Vs.大宮東

2010-07-11 00:35:18 | 2010年選手権大会
いよいよ本日あたりから夏本番。
いろいろ予想するのも楽しみのひとつなので自分なりの予想は立てているものの、あまり当たっちゃうとサラダにされたり、サメの水槽に入れられちゃいそうだから、ヒ・ミ・ツ。

さて、一昨日今度の土日はどうしようかと都大会組合表を眺めていたところ、埼玉在住のN氏より「土曜日は面白い試合が目白押しなので、大宮市営球場に来ませんか?」とのメール。
埼玉でもノーシード爆弾が出現し優勝候補同士のぶつかり合いがいきなりあるのか?
ところが特に埼玉の事情をよく知らない筆者にとっては、その面白味がどこにあるのか埼玉大会の組合表を見ただけではよく分からないところあり。
第一試合登場の春日部は青島健太出身だし、慶大応援指導部にOBが多いこともあり、農大の大根踊りっていうことも併せ応援合戦の見所もありそう。第三試合の大宮東も昔甲子園で準優勝したという知識は持っていたものの、最近はどうなんだろう。第二試合は正直あまり馴染みないし、目白押しっていうほどなの?

前日からの雨もなんとか上がり、というかとんでもなく暑くなる。この球場は初めてだが、灼熱地獄になるのだろうか・・・。こんな日は神宮第二でまったりが楽かも。


春日部6―5東京農大三
9:30頃到着
チケットを買って入場しようとしたら、裏面にいきなり「1」というスタンプを押される。再入場用とのことだが、一旦退出の時に押してもらうのが一般的。入場の時に押す光景は初めてだ。

球場内に入ると両チームこれが一回戦かよ~っていう盛り上がり。
先週の東京の強豪校の試合は観客席は結構入っていたものの、応援スタンドは練習試合の雰囲気。
春日部は学ランを着た応援団員が6~7人。聞くところによると、中に現在慶大応援指導部の部員も3人いるとのこと。応援曲はすべてオリジナル。
東農大三も大根踊り健在。大根踊りを生で見たのって何年ぶりだろう。
さて、試合は下馬評では東農大三の方が有利だったらしいが、二転三転の面白い試合。最後は春日部勝利となったが、先週観戦の3試合がコールド決着だっただけに、見応えのある試合だった。

第二試合
松山7―0越谷総合技術(7回コールド)
第一試合途中から幸いなことに日陰になり、ゆっくり観戦。
なるほどね。N氏が誘った意味がよく分かった。確かにブログネタには事欠かないわぁ。
まず感心したのが第一試合の途中に喫煙所から外を覗いたとき、松山の選手のスポーツバッグが整然と並んでいたところ。しっかり教育されてるんだろう。
春日部に続き松山も男臭い学ランでの応援。2試合続けて学ラン姿を見るって、高校野球では滅多にないこと。公立の男子校ってまだ存在してるんだ・・・
3塁側の盛り上がりは春日部早稲田エンジから松山明治紫に変わったっていうイメージ。チャンパは法政を主とし+オリジナル+明治+慶應+ヤマト。紫軍団が「チャンス法政」をやっている光景は違和感あるけど、さすがにまとまっている。トランペット、うめぇ~。
応援席で気合を入れるため水をかぶることがあるが、毎回水遊びのように水を撒き散らす。守備のときはずっと水汲みに励んでいたに違いない。越谷総合技術も女子を中心とした垢抜けた自然体でクセのない応援。癒されるわぁ。

越谷総合技術の守備。先頭打者にライトオーバーの2ベースを打たれた瞬間に早くも1回目のタイムを取得。こんなに早くタイムを取った試合を見たのって初めてかも。

第三試合
大宮東12-2寄居城北(5回コールド)
第二試合終了後、大宮東の選手とすれ違う。うわぁ、ユニフォーム格好いいやぁ。
本日唯一ブラバンがなかったが、春日部、松山に負けないくらいの人数でこれまた気合の入った応援。

さて、埼玉にもあったわぁ、ペン三筒を裏ドラ乗せてリーチ一発で強引にツモるチームが。併殺焦って悪送球なんていうところもそっくり。相手ピッチャーのデキはあるものの、4発を外野席に叩きこむっていうのはたいしたもん。
背番号1と10番は投げなかったけど、ピッチャー次第では久々に上位に顔を出すかも。

寄居城北というチームは馴染みないが、2年くらい前に66点取られて結局放棄試合となった川本高校と寄居高校が合併したとのこと。そんな先入観もあって、守備なんてボロボロなんだろうなと思っていたが、シートノックを見る限りなかなかいい動き。1回に2点を先取したときはひょっとしたらとも思ったが大宮東の4発で9点というホームラン攻勢に5回コールドとなってしまった。
それにしても場外ホームランを含む2本のホームランを打った大宮東の高山。182cm82kgという体格でまだ2年のようだから、このまま伸びれば来年あたりはドラフト候補として雑誌に特集が組まれるかもしれない。

来週の天気はどうなっちゃうんだろう。

22/7/4 都小岩Vs.東京実業、攻玉社Vs.帝京、都科学技術Vs.足立学園

2010-07-04 21:43:02 | 2010年選手権大会
昨日はドイツアルゼンチン戦の余韻が冷めやらず、就寝が2時過ぎてしまったので、第二試合からゆっくり観戦しようと思ったら、7時過ぎに早いところ朝飯を食えと叩き起こされる。ということで第一試合から観戦。

第一試合
東京実業8-1都小岩(7回コールド)
日曜日ということもあってか、そこそこの入り。チケット売場では20人ほどの列。
今年東実の縦縞のユニフォームを見るのも2回目。両チームともブラバン演奏あり。東実応援人員は本日一番多かったのではないか。
死四球が少ないゲームだったので、2時間かからずに終了。
東実は送りバントとか細かい野球はしっかりできていた。
                                        
第二試合
帝京10-0攻玉社(7回コールド)
昨日が開会式だったというのにもう帝京の登場。
今年は帝京も国士舘もシードを逃しちゃったんで、一回戦で両雄激突っていうことも考えられたが、当たるとしたら5回戦。ノーシード爆弾がゴロゴロしてるし、例えノーシードであっても強豪校には日程的にもそれほどデメリットないし、結局は本命帝京というのが大方の予想。
初戦で横綱と当たったときの心境ってどうなんだろう。最低1勝はしたいと思っていたのに、よりによって帝京だなんて。まぁ、神宮で帝京とできるんなら、それはそれでいい思い出か。

攻玉社の応援は父兄お揃いのシャツにブラバンと結構気合いが入る。ただ、ブブゼラ鳴らすか?生でブブゼラの音を初めて聞いたが、かなり遠くでもよく聞こえる。音に弱い筆者は近くでやられたら殴りたくなるような音だわぁ。神宮だからまだしも、第二球場だったらどうなっちゃうんだろう。考えただけでも最悪。
特に応援団長みたいな人間がいたわけでもなさそうだが、応援はなかなかまとまっていた。試合終了後、エール交換もせずに校歌を歌い出しちゃった点を除けば。

帝京の選手はさすがに聞き覚えのある選手ばかりのため、スコアボードに名前が掲載されなくても、場内放送を聞いただけでスラスラとスコアブックに記入可能。それでも第二球場だったらハウリングを起こして聞き取れなかっただろう。

7回コールドとなったが、フリーバッティングのような攻玉社投手の球速と走られ放題のバッテリーを見ていて正直7回まで試合が続くとは思わなかった。帝京打線からすれば遅すぎてタイミングが合っていなかったということもあるかも。2回から6回までは死四球がなかったため、大量失点に結びつかなかったんだけど、やっぱりコントロールって重要だわぁ。
攻玉社打線も6回まで毎回ヒットを打っていたが、いかんせん次の塁にランナーが一切進まない。走者が進んだ場合、何番打者のときに進んだか○付数字で表示するのだが、5回まで○付数字はなし。
逆に言うと帝京の山崎、ランナーがいないときは手を抜いてランナーがでたら本気を出すっていう感じ(実際はそんなことはないとは思うが)。清峰の今宮を思わず思い出した。
最後帝京1年生のサウスポーが登場。横浜の山内みたいな感じだったかも。帝京の1年生といえば、塾高谷田の弟が帝京に入ったようだから早ければ今年の秋に兄弟対決が見られるかも(うわぁ、確率低ぎる~)。

この試合のときに事件発生。
筆者のところにおじさんが落ちてきた。一見意味不明な日本語だが、本当に落ちてきた。筆者は放送席ブースから数えて7番目の通路際に座っていたのだが、ドタドタと筆者と同い年くらいのおじさんが落ちてきて、筆者にすこしぶつかり、すぐ下に倒れ込む。2分くらいうずくまった後、申し訳なさそうに帰って言ったから大事には至らなかったようだが、確かに神宮って階段急だから足腰弱ってきている年代になると恐いんだよなぁ。

第三試合
足立学園12-0都科学技術(5回コールド)
第二試合に比べ観客はほぼ1/3に。
都科学技術は部員数12名とのこと。バッテリーが投球練習していたため、シートノックの実質人数は10人。ノックそのものも後ろに逸らしたら大変ということもあり、緩~い打球。昔一回だけシートノックを辞退していた高校を見たことあるけど、やっぱり大変だよなぁ。
結果はノーヒットで三振12。足立学園の先発もなかなかよかったけど。

オランダVs.ブラジル

2010-07-03 21:23:11 | サッカー
前にも書いたけど、筆者はクライフ時代からのオランダファン。そして2番目に好きなのはミカエル・ラウドルップがいたデンマークだから今回は不思議なもの。
昨日はオランダVs.ブラジルを結構しっかりテレビ観戦。当然のことながらオランダ贔屓で観ていた。オランダ勝利で筆者としては嬉しい結果となったが、それよりもがっかりだよ~ブラジル。

因縁の対決ということで、この対戦が決まってから両チーム挑発し放題でヒートアップしていたため、この試合の主審はアジアかアフリカの審判が捌くだろうと思ってはいたが、なんと主審は西村氏。
今大会は全体的に誤審が多いし、西村氏はJリーグでもたまにやらかしているので、何か粗相があったら世界から標的になってしまうかと心配したが、(一応サッカー経験者としてJリーグはチェックしている。ただ現在J2までのチームをフルネームですべて挙げろと言われると自信はない)、いい笛だったと思う。カードもメロへのレッドやオランダ選手シミュレーションへのイエローなど非常に妥当。侘び寂も情緒もない笛の吹き方だという意見もあるが、今大会の日韓審判団3人は評価していいと思う。

ただ、ブラジル選手・監督が試合開始直後からフルテンションでキレまくりって・・・。
まあ、確かにアジアの弱小国の審判団からジャッジされるなんていうことは彼らにとったら耐えられないっていう感情もあるだろうけど、最初から審判に対するリスペクトが感じられなかった。日本人なんて恫喝すりゃ自分たちに有利な笛吹くだろうなんていう魂胆もあったのかと勘繰りたくなるような傲慢な態度。オランダの選手も最初は文句をつけていたが、審判の異様なまでの潔癖なジャッジを感じ、途中から無駄だと気づいてあまり文句を言わなくなった。最後ブラジルはひとりで興奮しまくってとうとう自爆。ブラジルでもこんな風になるんだ・・・。あんなにメンタル面に問題があるとは思わなかった。日本対パラグアイ戦よりもずっと公正なジャッジだった。
レッドカードが出された場面のリプレイを見たが、さすがに傍にいたカカーも「あぁ、やっちまったか・・・」と呆れて抗議にも行かなかったね。

ドゥンガもドゥンガ。最初から審判の判定に対し大きなジェスチャーで不満を露に一緒になって煽る。試合後のインタビューでもグダグダ言っていたらしい。「ドゥンガはブラジル代表に規律を持ち込んだ」と紹介されていたが、どこが?
なんか、アジア大会?でPKを取られて審判にキレたため、長沼に解任されたファルカンを思い出す。日本がブラジルと同じ態度を取ったら間違いなく日本国内からも大ブーイングされたに違いない。
まぁ、日本では美徳とされていることも、向こうでは非を認めるとすべての責任がかかってくるし、この対応は「文化の違い」と一言で済ませるしかないんだろうけど、サッカー王国としての風格を感じさせてほしかった。

それにしても、ウルグアイVs.ガーナ戦の延長後半ロスタイムで決勝点を手で掻き出し、そのPKが外れ、続くPK戦で勝利したウルグアイ。マンガであんなベタな展開を書いたら嘲笑されそうな現実がそこにあった。一発レッドの選手がヒーローだもんなぁ。