みたび、ソウゾウノゾウ

なるか、三度目の正直。

羊蹄山(1898m)[友2]

2020-07-26 | 山友
真狩コース

06:20|登山口
09:10|5合目
10:40|7合目
11:20|7合目
12:10|5合目
13:50|登山口

登り 4時間20分
下り 2時間30分

(ゆ) まっかり温泉



記帳中


完熟前のマイヅルソウの果実


クタクタの4合目、見事な雲海に感動


クルマユリの花粉が笹にくっついていた


涙の7合目(今日はここまで)


ハナニガナとシロバナニガナ


おっかしいな~なんでかな~


いつの日かリベンジを


ツルリンドウ


今年もチュンスケとともに山へ。
丸一年ぶりの登山となるチュンは、知らぬ間にストックや靴を買い揃え、登山家風の身なりになっていた。

この当代きっての道南好きが選んだ二つ目の山は羊蹄山だった。
早朝、麓には夥しい数のテントが張られていた。

4合目くらいまでは幻想的なガスに包まれ、風もなく、よいコンディションだった。
日頃の鬱憤を語っているうちに体力と時間がなくなってしまい、結果、今日は7合目で引き返すことにした。
チュンはいたく傷心の様子だったが、心・配・御・無・用、また来るべさ~。

嬉しい出会いは下りの6合目だった。
なんと国際山岳医の大城和恵先生ご一行とスライドしたのだった。
前回の竹内智香選手と同じようなシチュエーションだった。(チュンスケが「もってる」のかなぁ~?)
つい興奮して「前に一度、旭岳でお会いしました!」と伝えたが、よくよく考え直したら、あれは先生が旭岳で登山啓発活動をされているのを「情熱大陸」の中で見た、というだけの勘違いであった(恥ずかしい・・・)。
とにかく明るくて感じのよい先生で、いつかキリマンジャロに行く前には先生の登山外来にお世話になろうと思った(コロナで先が見えないが・・・)。

あとは下山後に駐車場で少し会話した、山口県からはるばる百名山を登りに来られたという、御年69歳のおじさん。
見た目年齢はマイナス15歳くらい。
大平山との連チャンだけで膝がきしんでいる自分を情けなく思い、「おじさんのようになりたい」と伝えると、「頑張ってなってください」と。
この返しがまたイヤミなく、爽やかでとても記憶に残った。
「北海道の山は大きくていいね」と言ってくれたので、お礼まで、チュンは「くまさん荘」を、自分は「ニペソツ山」を推薦しておいた。

大平山(1191m)[単123]

2020-07-25 | 山単
泊川コース

06:20|登山口
10:20|山頂
10:40|山頂
13:30|登山口

登り 4時間
下り 2時間50分

(ゆ) 宮内温泉旅館



カドバリヒメマイマイ


タイツリオウギ


オオカラマツ


ムラサキモメンヅル


ヒロハクサフジ


タカネナデシコ(第一ピーク)


ホタルサイコ


トウゲブキ


ヤマルリトラノオ


エゾニュウ脇の草に覆われた登山道を行く


カラフトマンテマ


ミツモリミミナグサ


ミヤマウイキョウ


モイワシャジン


イブキジャコウソウ


オオシュロソウ


イワオウギと斜面


エゾイブキトラノオなどの咲く斜面


カンチコウゾリナ


エゾノハナシノブ


ホソバツメクサ


ロープを頼りにヤブ突入!


山頂もヤブだらけ!


オオヒラウスユキソウ


狩場山と日本海


第一ピークから第二ピークを見上げる


河鹿トンネルは節電により胎内くぐりのような気分で走行。きれいなトンネルだった


泊川と大平山


今年は島牧の山に登るぞ~と心に決めていた。
自宅から片道3時間ちょっとで登山口に到着、もっと時間がかかると思っていたので嬉しい誤算だった。
宮内温泉を過ぎダートが始まると電波が消滅し、登山口も同、稜線に出てチラホラ拾うようになった(ドコモ)。

噂どおり、ジャングルのような湿気ムンムン(あまりの湿度にカメラが作動しなくなった)の樹林帯を歩くこと1時間で急に視界が明るくなった。
息苦しさから解放されたのも束の間、そこからの草付き斜面はふんばりの効かない(石灰岩のせい?)きつーいきつーい急坂だった。
カドバリヒメマイマイを踏んづけないよう避けるのもひと苦労だった。

第一ピークを越えると不快レベル「中」程度の草漕ぎ(たまに笹漕ぎ)。
第二ピークから先は鞍部を中心に不快レベル「大」の笹&ハイマツ漕ぎが待っていた。
その間、谷側に落っこちてしまいそうな危険箇所がいくつもあり、これまた油断ならなかった。
そして、愛読書『夏山ガイド⑤』にも書いてあったが、熱中症に要注意!
今日はほぼ晴れ間のない登山だったが、いつもより喉が渇き、頭も多少ガンガンした。

滑るし狭いし急だしヤブ漕ぎあって花も撮るし・・・たった1000メートルちょっとの山に驚くほど時間がかかって、それなのに歩いた距離は往復でたったの7kmしかないことに愕然とした。
あきらかにこれまでとはタイプの違う山だった。

花の名前を調べるのに丸一日かかった。
掲載した他にもたくさんの花々が咲いていて、中にはキンミズヒキやヨツバヒヨドリ、エゾノカワラマツバなど家の近所の低山に咲いている花も混じっていた。
ミヤマウツボグサも見慣れたウツボグサより巨大で興味深かった。
あとはマメ科の連中の判別が難しかった。

登る前は「また季節を変えて来たい」と思い、最中は「もうしばらく来なくていい」と思い、今また「来年また行こう」という気分になっている。
つくづく、「人は忘れる生き物」なのだと思う。
登山口からは河鹿温泉(野天風呂)の石灰華ドームまで歩いていくことができるそうで、これは次回の楽しみにしようと思う。

赤岳(2078m)~黒岳(1984m)[単122]

2020-07-19 | 山単
赤岳(2078m)・北海岳(2149m)・黒岳(1984m)

07:00|銀泉台
09:00|赤岳
10:40|白雲岳
11:10|白雲岳
11:30|白雲分岐
11:50|白雲分岐
13:00|北海岳
14:10|黒岳石室
14:40|黒岳
15:00|黒岳7合目

合計 7時間10分

(ゆ) 層雲峡温泉 湯元銀泉閣



駒草平には今日も濃いピンクの点々がたくさん見えた。左奥にはニペソツ山


どうしても写真を撮りたくなる第三雪渓


今日のは間違いなくエゾミヤマツメクサ(先々週はちょっと自信がなく)


エゾハハコヨモギ


キバナシオガマ


全体に白い軟毛があって筒状花に長毛はないので、シロサマニヨモギとします


白雲岳山頂から望む旭岳のゼブラ模様


明々後日、ゆ君とトムラウシに登る計画を立てていたが、見事に雨みたい


アオノツガザクラ


ヨツバシオガマ


ヨコヤマリンドウ


エゾヒメクワガタ


ウスユキトウヒレンの葉をカワカミハムシの幼虫がパクパク


そのすぐ近くにいた成虫はこの子の親?


日本では大雪山にしかいないアサヒヒョウモン。旭岳の「アサヒ」


イワブクロ(タルマイソウ)


シロバナイワブクロはところどころ退色していた


ミネズオウ


エゾノツガザクラ


エゾツツジの咲く季節になりましたか


なんともありがたいことに三週連続の大雪。
往復の高速代にガソリン代、ロープウェイに食費等々・・・ぜいたくなことでもあります。
このようなご時世のため、飲み会が一切ないのが唯一の救いであります。

今回も「大雪山登山バス」を利用した。
利用客の数は先々週とそれほど変わらず、もちろん全員がマスクを着用していた。

今日、特に目立った花はキバナシオガマ、アオノツガザクラ、イワブクロなど。
たったの二週間なのに花の様相はガラッと変わった。

ヨコヤマリンドウが何ヶ所かに咲いていた。
先々週の花と見比べてみようと思ったが、その辺りに咲いていたのはやはりミヤマリンドウだった。

豊平山(663m)[単121]

2020-07-12 | 山単
藤野コース

09:00|登山口
10:10|山頂
10:30|山頂
11:00|登山口

登り 1時間10分
下り 30分



クルマユリ


なんと、ここから豊見山へのルートが!


丁寧な登山道整備


イチヤクソウ


ウメガサソウ


ミヤマラッキョウ


エゾノキリンソウ


なんとか天気がもちそうだったので、気になっていたベニバナイチヤクソウを見に、初の藤野コースを歩いてみた。
昨日の旭岳の下りで足の裏がヒリヒリ痛んだが、やわらかい土の地面のおかげでだいぶラクだった。

季節を外したか、目的の花は見つからず、普通のイチヤクソウがチラホラ咲いていた。
同じ仲間のウメガサソウの方がたくさん咲いていた。

おもいがけず、八剣山の花たちが見れたのは感激だった。
エゾノカワラマツバやハナヒリノキ、エゾマンテマなども咲いていた。

旭岳温泉 湯元湧駒荘

2020-07-11 | いい湯だな
湧駒荘には全部で5つの源泉があり、日帰り入浴できる「神々の湯」にはそのうちの2種類、「芒硝泉」(源泉名:1号孔)と「正苦味泉」(源泉名:22号孔 目薬の湯)がある。
それぞれメタけい酸が多く、1号孔に216.1mg、22号孔に193.3mg含まれる。
吹き抜け天井の広々とした木の空間に、ほのかな光が差し込む情景はなかなか幻想的だ(カランの木の桶がまたよい)。

芒硝泉でしっかり温まってから、少しぬるめの正苦味泉にじっくり浸かるのがいつものパターンだが、日帰りだとどうしても帰りの時間が気になってしまう。
せっかくならば夏、長い山旅を終えてこちらに泊まり、宿泊者専用の「ユコマンの湯」と「シコロの湯」を堪能できたら・・・(こちらはぬるめのお湯が多いようなので夏にピッタリ)。

余談ながら、湧駒荘の公式ホームページはすばらしい。
宿の魅力が分かりやすく紹介されているが、温泉については特に詳しく、自家源泉をできる限り新鮮な状態で提供できるよう、加水や消毒を避けることはもちろん、ありとあらゆる工夫をされていることが伝わってくる。

もう一つ余談ながら、湧駒荘といえば、ソチ五輪銀メダリスト(スノーボードアルペン)の竹内智香選手のご実家。
一度だけ旭岳とこちらのフロントでご本人にお会いしたが、非常に感じのよい爽やかな方だった。
湧駒荘とともに竹内さんも応援したい。

ー2020年7月11日ー

旭岳(2291m)~北海岳(2149m)[単120]

2020-07-11 | 山単
旭岳(2291m)・荒井岳(2183m)・松田岳(2136m)・北海岳(2149m)

06:45|姿見駅
06:50|第三展望台
07:10|第三展望台
08:30|旭岳
10:20|北海岳
11:10|北海岳
12:40|旭岳
13:30|姿見駅

合計 5時間35分

(ゆ) 旭岳温泉 湯元 湧駒荘



チングルマ


ジムカデ


裏旭


バッタ


ミヤマタネツケバナ


タカネイワヤナギ


クモマユキノシタ


正面奥に北海岳


エゾタカネスミレ


イワヒゲ(どのくらいふっくらしていたらマルバナ?)


チシマクモマグサ


イワヒゲ


道の両側が黄色(エゾタカネスミレ)


昨日はニセコで今日は大雪。
さすがに朝の運転がしんどかったが、音江PAで7分間の仮眠を取ったら生き返った。
今日もセブンイレブンの「ななたま玉子の鶏そぼろ御飯」が朝食。
これ、なくなったら困るなぁ。

朝イチのロープウェイに続々登山客が集まってきたが、それでもいつもに比べたらずっと少ない感じがした。
みなさん、マスクはきちんと装着。
嬉しいことに今月いっぱいはどうみん割で1,000円オフ(係の人の「北海道在住ですか?」という質問に答えるのみ)。
こうなると欲が出て、今月中にもう一回、安足間とか愛別に行きたい・・・と思いつつ、他にも行きたい山があるからどうしたものか。

ギンザンマシコ目当てでまず第三展望台に向かったが、案の定フラれてしまった。
気を取り直して旭岳を登るが、旭岳は表も裏も本当に急で・・・。
今日はギンザンマシコよりもヨコヤマリンドウが本命で、苦戦の末、それらしき小さな花を見つけることができた!!(注:帰宅後、ミヤマリンドウのつぼみだったという結論に至る)
そんなことは思いもせず、天にも昇る心地でエゾタカネスミレの黄色い花道を歩いた。

帰りは道草館でお気に入りのソフトクリーム「きらり」をいただく。
やっぱりここのソフトが一番だなぁ。

ニセコアンヌプリ(1308m)[148]

2020-07-10 | 
ニセコ山の家コース

08:25|登山口
10:05|山頂
10:15|山頂
11:30|登山口

登り 1時間40分
下り 1時間15分

(ゆ) ニセコ五色温泉旅館



シラタマノキ(シロモノ)


エゾカンゾウが一輪!


ヤマブキショウマ


イワハゼ(アカモノ)


チシマフウロ


ミネヤナギ


山頂から羊蹄が見えた


ノウゴウイチゴ


ゆ君リクエストで十年以上ぶりにアンヌプリに登った。
この間、少なくとも2回は登山口に着いてから急に天候が悪化し、登山をあきらめた。
今日も大丈夫かな~と少し心配したが、花よし眺めよしの登山ができた。

温泉でサッパリした後はマンドリアーノでピザを食べた。
ここのはチーズと生地が実においしくて気に入っている。

赤岳(2078m)~黒岳(1984m)[単119]

2020-07-05 | 山単
赤岳(2078m)・北海岳(2149m)・黒岳(1984m)

07:00|銀泉台
09:00|赤岳
09:45|小泉岳
11:25|小泉岳
12:25|北海岳
13:15|黒岳石室
13:40|黒岳
14:30|黒岳7合目

合計 7時間30分

(ゆ) 層雲峡 黒岳の湯



コマクサ


ヒメイソツツジ


赤岳第三雪渓


エゾコザクラ


エゾタカネスミレ


カワカミハムシ


エゾミヤマツメクサ?タカネかも


チョウノスケソウ


ホソバウルップソウ


イワウメたちのはるか先にトムラウシ


チョウノスケソウと白雲岳


キバナシャクナゲと烏帽子岳


キバナシャクナゲと北海岳


赤石川


コガネイチゴ


クロユリ


7月1日から今年の運行を開始した「大雪山登山バス」を初めて利用した。
層雲峡ターミナルを6時2分に出て、銀泉台到着が7時。
スタートはやや遅れてしまうが、車1台で赤岳~黒岳縦走ができるなんて夢のようだ。
行きは林道中に仮眠を取ることができるし、帰りはリフトとロープウェイで降りてきたらすぐに温泉に入れる。
運行期間は9月11日までで、片道920円。

さらに今年はコロナの影響で、乗客が例年の半分以下だとか(毎年利用しているご夫婦が教えてくれた)。
とにかくこのバスは素晴らしい。

今年は雪解けが早く、花も早い。
お目当てのチョウノスケソウがたくさん咲いていて、思いがけずクロユリにも会えた。
頭の中には終始、James Taylorの"Blossom"が流れていた。

ウスバキチョウを2回撮り逃したことが悔やまれる。

夕張岳(1668m)[単118]

2020-07-03 | 山単
大夕張コース

07:00|登山口
08:15|望岳台
10:50|山頂
11:00|山頂
12:45|望岳台
13:40|登山口

登り 3時間50分
下り 2時間40分



フギレキスミレ


シロウマアサツキ


チシマヒョウタンボク


エゾタカネツメクサ


エゾタカネスミレ


エゾミヤマクワガタ


ハナウドゾウムシの変異?(職場の上司のご協力に感謝)


ホソバイワベンケイ


オタマジャクシ


ヒメナツトウダイ


ムシトリスミレ


ユウパリコザクラ


シソバキスミレ


セイコーマート清水沢店を過ぎて沼の沢公衆トイレを利用。
車を停めて、最近お気に入りのセブンイレブン「ななたま玉子の鶏そぼろ御飯」(税込321円)で腹ごしらえをした。
ゆ君によると、空腹だと熱中症になりやすいのだそうだ。
思い起こせば、心当たり無きにしも非ず。

愛機"OM-D EM-5"を"OM-D EM-5 Mark III"に更新した。
今日はそのデビュー日。
念願のユウパリコザクラに会えたのはよかったが、これぞという一枚は撮れず。
来年、今度は林道開通直後めがけて登りたい。

今日は(も)上の木道に出てからずいぶんと長居してしまったので温泉はあきらめた。
千歳東で高速を降り、松原温泉とのセットなんてよさそう。