天人峡温泉コース
04:50|登山口
05:25|滝見台
06:40|第一公園
08:30|ポン沼
09:30|山頂
10:25|ポン沼
11:50|第一公園
13:15|滝見台
13:40|登山口
登り 4時間40分
下り 4時間10分
(ゆ) 天人峡温泉 御やど しきしま荘
ポン沼
岩の上が山頂
ホソバイワベンケイの果実
一面の黄葉
オオバタケシマランの果実(ほとんどの果実が球形だったが、葉が茎を抱いていたのでヒメではない……??)
第一公園のタチギボウシ
ゴゼンタチバナの果実
羽衣の滝
またとない快晴予報だったので張り切って水分30リットルを背負い込んだものの、フタを開けてみればガス時々雨、稜線上は強風で散々だった。
おかげで、水分は半分も飲まなかった。
風そのものはそこまで冷たくなかったが、ひたすら浴び続けているうちに手の感覚がなくなってきた。
早めに冬用の手袋をして事なきを得たが、持ってきていなかったらどうなったことやら……。
この風のせいなのかは不明だが、それまで電波もあって順調だったスマホが突然動かなくなった。
ゆ君へのメッセージ作成中に突然電源が落ちてしまい、そのままお陀仏してしまったのだ。
蘇生を試みたところ、5秒程度の復活は見られたが、メッセージを送信する前に再びダウンしてしまう。
とっさに低温によるバッテリーの低下を疑ったが、真冬の迷沢山でもピンピンしていたのに不思議だ(老いてきた?)。
これには参った。
よりによってロングコースの折り返し前の出来事だったので、そこから先を急ぐことになった。
登山道も全体にぬかるんで歩くのが大変だった。
特に第一公園からしばらくは水がジャージャー上から流れてきて、そのたまり場は膝まで浸かるほどの深さだった。
たまたまなのか毎度こうなのか、とにかく苦戦を強いられた。
道中に大きなクマのフンが落ちていたので、得意の「ウォーッ」を発したところ、すぐ先から何かの声がしてギョッとした。
これはまたしても遭遇か……と恐る恐る声の方向を確認したところ、ビバーク中のツエルトを発見した。
その中から二人の話し声が聞こえた。
突然の大声にこの人たちもギョッとしたことだろうと思いつつも、なぜここでビバーク?と思った。
元気そうな会話が聞こえたのでケガをしているとかではなさそうだったが、果たして彼らは目と鼻の先にあるあのフンの存在を知っているのだろうか。
もしこのツエルトの目の前で大きなクマが気持ち良さげに用を足していたとしたら……う~む、想像しただけでぞわっとする。
下山後は、しきしま荘で日帰り入浴(700円)。
時間帯が良かったのか、大浴場を独占できた。
やわらくてとても気持ちの良いお湯で全身の疲労がほぐれた。
お風呂上りに「大雪旭岳源水」をいただけるのも嬉しい。
車を走らせ、道の駅ひがしかわの「道草館」でひと休み。
ここで食べたソフトクリーム「きらり」(300円)は濃厚さを予感させながら思いがけないサッパリ感。
これまで味わったことのない感動的な出会いだった。
東川は町並みもきれいだし、なんだか素敵な町だ。